JPS5832415Y2 - ケ−ブル型ロ−プ用端末金具 - Google Patents

ケ−ブル型ロ−プ用端末金具

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JPS5832415Y2
JPS5832415Y2 JP11828482U JP11828482U JPS5832415Y2 JP S5832415 Y2 JPS5832415 Y2 JP S5832415Y2 JP 11828482 U JP11828482 U JP 11828482U JP 11828482 U JP11828482 U JP 11828482U JP S5832415 Y2 JPS5832415 Y2 JP S5832415Y2
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JP
Japan
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socket
cable
rope
core wire
terminal fitting
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Application number
JP11828482U
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English (en)
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JPS5863820U (ja
Inventor
晃 松崎
公彦 長谷川
利夫 福島
Original Assignee
国際ケ−ブル・シップ株式会社
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Publication date
Application filed by 国際ケ−ブル・シップ株式会社 filed Critical 国際ケ−ブル・シップ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、一般に撚鋼線の周囲にプラスチック外被を被
覆したケーブル型ロープの端末に固定する連結用の金具
に関し、特に超深海の通信用あるいは電力用海底ケーブ
ルの布設や修理用として使用される特殊なロープの耐水
圧性の高い端末金具として好適に使用されるが、浅海用
あるいは湖沼、河川などの水中用、また陸上用としても
使用され得るものである。
本考案の端末金具を固定したケーブル型ロープが最も好
適に使用される場合は、最大布設水深が7000mにも
及ぶ通信用ケーブルの布設または修理の場合であるが、
例として通信用海底ケーブルが何らかの理由により切断
した場合に、この切断されたケーブルを探線し接続する
修理工事について、第1図AおよびBを参照して説明す
る。
第1図Aにおいて、海底2に敷設された通信用海底ケー
ブル5の切断などの障害地点において、海面1上の船(
海底ケーブル敷設船)3から先端に端末金具、チェーン
2Tおよび探線用アンカ26を取付げたケーブル型ロー
プ4を繰り出してケーブルを探線する。
探り当てたケーブル5aは船上に巻き揚げて障害部分を
切断し、障害のないケーブル5aを第1図Bに示すよう
に先端に係留用のケーブル型ロープ7を固定し、ロープ
1の反対端にブイ6を結合してケーブル5を一旦海底に
沈めておく。
次に他方のケーブル5bを探線し、障害部分を切断し修
理用ケーブルを接続し、このケーブル5bを先に投下し
たブイ6まで敷設して、ブイ6が付けられている一方の
ケーブル5 a トm続し、これを海底に投下して修理
作業は終了する。
本考案の端末金具は上記の探線用ロープ4の両端および
ブイ係留用ロープ7の両端に取り付けられるものである
が、通信用海底ケーブル5は通常前述したごとく水深7
000mにも及び超深海に敷設され、また障害事故も実
際に水深4000mの地点で発生した事実があり、従っ
てケーブル型ロープ4,1に固定される端末金具はこの
ような超深海における高水圧に耐えることが先ず要求さ
れ、本考案の端末金具は水深6000m(水圧600K
g/cd )においても耐水性(すなわち水密性)を有
することを第1の必要条件とする。
第2の条件は、ケーブル型ロープ4,7が高張力に耐え
ることであり、探線用ロープ4としては、長さ6000
m以上の自重と先端のチェーン27やアンカ26が探線
時に海底2を引きずられることによる摩擦力およびケー
ブル5at5bを探線したときの張力がロープ4に加わ
り、従って規格上27tの張力に耐えることが要求され
、端末金具にはこれらの張力以上の張力に耐えることが
必要である。
さらに第3の条件として、特に探線用ロープ4には、探
線作業中にアンカ26やチェーンを海底を引きするので
、端末金具も海底中を引きずっても端末金具が損傷せず
、かつ特に水密構造が損傷されないような機械的強度と
構造上の工夫が必要とされる。
この種のケーブル型ロープ用端末金具として従来知られ
ているものとしては、例えば実公昭44−21160号
公報に記載されたプーリングアイ装置がある。
しかしこの装置は陸上工事用のもので、ケーブルとホル
ダとフックの各接合部を単に水密テープで被覆している
に過ぎず、超深海における高水圧に対して水密を維持す
ることが難かしい。
また、海底で引きづられるような場合には直ちにこの水
密テープが剥れてしまい、水密構造が損傷され、錆の発
生等による装置自体の損傷を免れず、超深海用としては
充分な機能を発揮することができない。
このような特に超深海における探線用ロープとして要求
される諸条件に耐えるケーブル型ロープ用端末金具は従
来開発されておらず、本考案により始めて提供されるも
のであり、構造上の特徴としてソケット、アイボルトお
よびブーツの3つの部分から構成され、その内部に充分
な水密構造を有し、また高張力に耐えるロープと端末金
具との結合構造を有し、海底を引きずっても水密構造が
損傷せず、取付は作業性を考慮したケーブル型ロープ用
端末金具を提供するものである。
以下実施例につき、図面を参照して説明する。
第2図は探線ロープ用に適した端末金具10の構造例で
、該端末金具10はソケット11とアイボルト12とブ
ーツ13とを有する。
ソケット11は図示のごと(はぼ長円筒状で内部に長円
錐状の中空孔15を有する。
ケーブル型ロープ21は撚鋼線による心線22とこれを
被覆するポリエチレンのごとき合成樹脂による外被23
とからなり、心線22はソケット11の内部に挿入され
円錐状中空孔の部分で合金処理が施される。
合金処理は次のごとく行われる。
先ず鋼線を塩酸などの酸で酸洗いして溶融した錫に浸し
て錫メッキを行い、ケーブル型ロープにブーツ13をさ
し込んだ後、該メッキ部をソケット11の中空孔に挿入
する。
次にソケットをバーナーで加熱しながら中空孔に溶融し
た合金メタルをそそぎ込み、そのまま冷却し固まらせる
このとき中空孔で鋼線の撚をほぐせば、ケーブル型ロー
プとソケットの結合は更に強固になる。
アイボルト12は図示のごと(円形のリングとこれと一
体の脚部を有し、脚部に刻まれた断面が矩形または台形
の角ねじ18によりソケット11に取り付けられる。
該ねじのゆるみを防止するために回転止めねじ19が設
げられる。
ねじ18の部分からの浸水を防止するためにアイボルト
12とソケット11の結合部の前記脚部の先端近傍に1
個または複数個のOリング14がはめ込まれる。
一方、ソケット11の左先端には凹凸部が形成され、ケ
ーブル型ロープ21の外被23を除去された部分での心
線22の防水および防錆のために、当該部分の凹凸部と
外被23との間に外被23と同質のモールド16を施し
、さらにその外側から自己融着テープ11を巻きつげ、
さらにその外側にスコッチテープを巻き付ける。
自己融着テープ17は、通常は剥離紙によりセパレート
されているゴム質のテープで水密性に優れており、使用
時にはこの剥離テープを取り除き、少し引き伸ばしなが
らモールド部16の外周に巻き付ける。
テープ1γは互いに密着して一体となり、深海の水圧に
も充分耐えるものである。
そしてこれらの部分を機械的に保護するためにシリンダ
状のブーツ13が保護カバーとしてかぶせられる。
該ブーツ13は断面矩形または台形の角ねじ18aによ
りソケット11に結合され、締付穴20により締め付け
られる。
以上のごとき構造から、第2図のケーブル型ロープ用端
末金具は、防水加工が完全でありかつ高い張力に耐える
ので、第1図に示したような通信用海底ケーブルの探線
用として好適に使用でき、この探線作業中にロープに掛
かる張力によりロープと端末金具との間に掛かる伸びが
ソケット11の先端凹凸部と外被23との間のモールド
部16の伸びによって吸収され、またモールド16がソ
ケット11の凹凸部に掛かるように施されているので、
防水加工が完全である。
また、端末金具全体が硬い円筒状に形成されているので
、この部分内ではロープおよびモールド部やOリングな
どの水密構造を完全に覆って保護するとともに、曲げが
掛からないので端末金具10が探線作業中海底に接触し
ても、端末金具自体が損傷せず、また水密構造も損傷し
ない。
上記実施例において、合金メタルとしては、例えば鉛と
錫の合金が用いられ、ソケット、アイボルトおよびブー
ツには鉄(S45C,8841’)にクロムメッキした
ものが用いられる。
以上説明したように、本考案によるケーブル型ロープ用
端末金具によれば、高い耐水圧性を有すると同時に高い
張力に耐えるので、例えば通信用海底ケーブルの布設や
修理の際の探線用ロープの端末金具として好適に使用さ
れ、またこの端末金具はロープ端部への取付は作業性に
優れ、かつ海底作業において端末金具自体および内部の
水密構造の損傷がないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図AおよびBoは本考案によるケーブル型ロープ用
端末金具の適用例を示す図、第2図は本考案によるケー
ブル型ロープ用端末金具の1実施例の構造図である。 1:海面、2:海底、3:船、4:ケーブル型ロープ、
5a 、 5b :ケーブル、6:ブイ、7:ケーブル
型ロープ、10:ケーブル型ロープ用端末金具、11:
ソケット、12:アイボルト、13:ブーツ、14:O
リング、15:合金部、16:モールド、17:自己融
着テープ、18゜18a:角ねじ、19:回転止めねじ
、20:締付穴、21:ケーブル型ロープ、22:心線
、23:ケーブル型ロープ、26:アンカー 21:チ
ェーン。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)撚鋼線からなる心線の周囲に合成樹脂外被を被覆
    したケーブル型ロープの端末に固定される金具において
    、該ロープの端部の外被を除去した心線をほぼ長円筒状
    のソケットの長円錐形中空部に挿入して該心線を合金処
    理し、一体の円形リングおよび脚部からなるアイボルト
    の該脚部側を前記ソケットの一端に角ねじによりねじ止
    めするとともに、該脚部と該ソケットとの間をOリング
    により水密に保持し、一方、前記ソケットの反対側端部
    の外側に凹凸部を設けるとともに、該凹凸部の近傍で前
    記ロープの心線の周囲を合成樹脂でモールドし、かつ該
    モールド部の周囲を自己融着テープを巻き付けて心線を
    水密状に被覆し、該モールド部を覆うようにほぼ中空長
    円筒状のブーツを前記ソケットにねじ止めしたことを特
    徴とするケーブル型ロープ用端末金具。
  2. (2)合金処理として鉛と錫の合金を用い、ソケット、
    アイボルトおよびブーツをクロムメッキした鉄で形成し
    た実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の端末金具。
JP11828482U 1982-08-05 1982-08-05 ケ−ブル型ロ−プ用端末金具 Expired JPS5832415Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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Publication Number Publication Date
JPS5863820U JPS5863820U (ja) 1983-04-28
JPS5832415Y2 true JPS5832415Y2 (ja) 1983-07-19

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ID=29912427

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