JPS5832410Y2 - 配電装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は各ユニットを一体に連結して成る縮小形配電装
置に関し、ユニット間の連結作業を容易かつ迅速に行な
えるようにしたものである。

縮小形配電装置は例えば第１図に示すようにしゃ断器ユ
ニット１（以下ＶＣＢユニットと称する。

）接地機構付断路器ユニット２（以下ＥＤＳユニットと
称する。

）′Ｊ？よび断路器ユニット３（以下ＤＳユニットと称
する。

）を一体に連結して構成され、縮小化された構造となっ
ている。

しかし、縮小化されてはいるが各ユニットの重量は大き
く、その連結作業には大きな労力を要する。

従来、上記各ユニットの連結に際してはクレーン、ホイ
スト等の揚重機を使用して作業を行っているが、重量物
であるため揚重機の微移動等がむずかしく、各ユニット
の連結作業には大きな労力を要した。

本考案は上記の欠点を除去して、ユニットの連結におけ
る微移動などを容易に行うことができ、ユニット間の連
結を少い労力で行うことができる縮小形配電装置を提供
することを目的とする。

以下本考案の実施例を図面とともに説明する。

第２図は移動装置４を示し、移動装置４は、長孔５ａを
有しこの長孔５ａを介してボルト６によシ連結ユニット
であるＶＣＢユニット１に着脱自在に取付けられる取付
枠５と、取付枠５に上下動自在に保持されるとともに転
動部である車輪Ｔを回転自在に支持する転動部支持部８
と、取付枠５に溶接で固着したブロック部５ｂに螺合さ
れるとともに転動部支持部８に溶接したブロック部８ａ
に当接し、捻回により取付枠５と転動部支持部８との高
す方向の位置関係を可変するジヤツキボルト９とから成
る。

１０はジヤツキボルト９をブロック部５ｂに固定するロ
ックナツト、２２は車軸、２１は軸受、１９は車軸固定
用のナツト、２０は、その内部で車軸２２が移動できる
ように転動部支持部８に形成した開孔である。

そしてこの移動装置４を第３図Ａ、Ｂに示すようにＶＣ
Ｂユニット１０前後側に取付ける。

又、各ユニット１を載置したベッド１１上には第４図に
示すようにＶＣＢユニット１の移動に邪魔にならない位
置に数個のネジ穴部１１ａを設けるとともにＶＣＢユニ
ット１の底部にネジ穴部１１ａと対応した数個の固定用
ボルト１２の挿通孔１３を設ける。

挿通孔１３は固定用ボルト１２に対して余裕のある大き
さにしてかき、多少の位置ずれを吸収できるようにして
おく。

以上の構成において、連結ユニットであるＶＣＢユニッ
ト１と被連結ユニットであるＥＤＳユニット２との連結
に際しては、まず第３図に示すようにベッド１１上に載
置されたＶＣＢユニット１０前後側に移動装置４をボル
ト６を介して取付け、そのジヤツキボルト９を捻回して
ＶＣＢユニット１をベッド１１上から５ｍｍ程度浮き上
がらせ、ジヤツキボルト９をロックナツト１０により固
定する。

この状態ではＶＣＢユニット１は車輪１の回転により容
易に動くので人力によりＶＣＢユニット１を動かしてＥ
ＤＳユニット２に近ずける。

ここでユニット１，２の各連結部１ａ、２ａの高さが合
わないときは再びジヤツキボルト９の捻回によう高さを
調整し、連結部２ａ内に連結部１ａを嵌入し固定する。

ここで、固定用ボルト１２を挿通孔１３に挿通した後、
ＶＣＢユニット１の底部とネジ穴部１１ａとの間隙に挿
入した調整板１４と座金１５を介してネジ穴部１１ａに
螺着してＶＣＢユニット１をベッド１１に固定し、移動
装置４をＶＣＢユニット１かも取外す。

尚、固定用ボルト１２．ネジ穴部１１ａ、挿通孔１３．
調整板１４などにより固定装置を形成する。

第５図Ａ、Ｂは他の実施例を示すもので、この場合移動
装置４′は転動部に鋼球１６を使用しておシ、ヘッド１
１上の移動は車輪１の場合に比べてより自在となる。

尚、１７は取付枠５′に一体に取付けられて転動部支持
部８′の横方向の逸脱を防止するガイド板、１８は取付
枠５′に取付けられて転動部支持部８′の下方への脱落
を防止するボルトである。

以上のように本考案にかいては転動部とジヤツキボルト
を有する移動装置を連結ユニットに取付けるとともにジ
ヤツキボルトの捻回により連結ユニットを浮かせるよう
にしており、転動部の転勤により連結ユニットを人力に
より極めて容易に動かすことができ、又連結ユニットの
高さ調整もジヤツキボルトの捻回により容易に行うこと
ができ、連結ユニットの被連結ユニットに対する連結を
極めて容易に行うことができる。

さらに連結作業終了時には移動装置は取外せば良く、運
転時に邪摩になることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａ、Ｂは夫々縮小形配電装置の概略平面図および
概略正面図、第２図Ａ、Ｂは夫々本考案に係る移動装置
の一実施例における正面図トよび縦断側面図、第３図Ａ
、Ｂは夫々本考案装置を連結ユニットに取付けた状態に
おける縮小形配電装置の概略平面図釦よび概略正面図、
第４図は本考案に係る固定装置の一部の縦断面図、第５
図Ａ。 Ｂは夫々本考案に係る移動装置の他の実施例にかける縦
断正面図釦よび側面図。 １・・・・・・しゃ断器ユニット（連結ユニット）、２
・・・・・・接地機構付断路器ユニット（被連結ユニッ
ト）、３・・・・・・断路器ユニット、４，４′・・・
・・・移動装置、５．５′・・・・・・取付枠、５ａ・
・・・・・長孔、６・・・・・・ボルト、１・・・・・
・車輪、８，８′・・・・・・転動部支持部、９・・・
・・・ジヤツキボルト、１０・・・・・・ロックナツト
、１１・・・・・・ベッド、１１ａ・・・・・・ネジ穴
部、１２・・・・・・固定用ボルト、１３・・・・・・
挿通孔、１４・・・・・・調整板、１６・・・・・・鋼
球、１７・・・・・・ガイド板、１８・・・・・・ボル
ト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 配電装置の各ユニットの両側部に一対の移動装置を備え
   、該移動装置は、配電装置に着脱自在に取付けられる取
   付枠と、該取付枠に上下動自在に保持されると共に転動
   部を支持する転動部支持部と、前記取付枠に螺合される
   と共に端部が転動部支持部に当接するジヤツキボルトと
   から構成されていることを特徴とする配電装置。