JPS5831968Y2 - 金庫 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は金庫の改良に関するもので、その目的とすると
ころは、宝石等の小物類と現金、通帳。

証書等の重要物品を分類して保管し得ると共に。

盗難防止のための厳重性を格段に高め、特に重要物品は
より一層安全に保管することのできる金庫を得るドあり
、その構成は次の通りである。

本考案は、上端に扉を備えた金庫本体内の上部に、中蓋
兼用の小物類収納庫な着脱可能に架設装備し、該小物類
収納庫にて金庫本体内下部の主収納部を蓋閉し、該小物
類収納庫の上端開口部に、−側辺部を小物類収納庫に蝶
着した中扉を装備するとともに、小物類収納庫の側壁に
施錠杆挿通用透孔な、また金庫本体の側壁の内面側に施
錠杆係止部をそれぞれ設け、上記中扉に１回動施錠杆と
該施錠杆を回動操作する施錠操作部とを備えた錠を設け
、上記施錠杆は、上記透孔な通して上記係止部に先端が
係止される状態とこの係止部および透孔から離脱する状
態とにわたって回動可能に。

回転軸な介して中扉に取付けたことを特徴とする金庫で
ある。

以下、本考案の実施例を図面によって詳説する。

１は金庫本体で、上方に開口した箱状に形成されて上端
開口部に扉２を備え、鉄扉２及び金庫本体１０四方側壁
３並びに底壁４は１通常、断熱剤５を内蔵した耐火構造
にしである。

上記扉２は、その後端部をヒンジ６．６な介して金庫本
体１の後側壁に蝶着することにより金庫本体１の上端開
口部に開閉可能に取付けられ、鉄扉２の上面の前端近傍
部には、相対向する左右両突片間に把手用の横杆を連結
せしめた上方への開放操作に便利な形状のハンドル７な
取付けである。

８は上記扉２０錠である。

上記金庫本体１内には、その上部に中蓋兼用の小物類収
納庫９を着脱可能に架設装備し、該小物類収納庫９と金
庫本体１の底壁４との間に主収納部１０としての空間な
形成している。

上記小物類収納庫９ば、金庫本体１内の上部にはｇきっ
ちり収まる程度の上方に開口した浅底の箱状に形成され
、上端縁部１１，１１ｖ金庫本体１の側壁３の内面上部
に突設した支持枠１２，１２に支持せしめることにより
、下部の主収納部１０を蓋閉した状態に装備される。

該小物類収納庫９の上端開口部には中扉１３が蝶着され
ており、該中扉１３には小物類収納庫９と金庫本体１と
にわたって施解錠するようにした錠１４を設けている。

即ち、該錠１４は、鍵穴を設けた施錠操作部１４ａと、
鍵の操作で軸な介して回動せしめられる回動施錠杆１４
ｂ ’＆備えている。

一方、小物類収納庫９の側壁に施錠杆挿通用の透孔１５
な設けるとともに、上記支持枠１２の下端をもって、金
庫本体１の側壁３の内面側における施錠杆係止部２０と
している。

そして、上記施錠杆１４ｂ ’＆、上記透孔１５と、該
透孔１５を通して前記支持枠１２の下端部とにわたって
係脱せしめるようにすることにより、該錠１４を施錠し
たときには中扉１３の開放及び小物類収納庫９の取外し
が同時に阻止され、該錠１４な解錠したときにのみ中扉
１３の開放及び小物類収納庫９の取外しが可能となるよ
うに構成されている。

尚１通常、金庫本体１における扉２と側壁３との間には
、鉄扉２な開放したときに扉２が垂直姿勢よりもある程
度外側に傾いた状態にまで開いたところでこの姿勢に扉
２を保持する係止機構な設けておく。

この係止機構は１例えば図例の如く、扉２の側辺前方部
に取付片１６を介し、開放姿勢保持用の細長の板片１７
を揺動自在に垂下せる状態に枢着せしめ、鉄板片１７の
下端部に係合用の切込み１８を設ける・一方、金庫本体
１の側壁３の外側面の後方上部に上記切込み１８に対応
する係止用突起１９な設げ、扉２を開放するに伴い、上
記板片１７が移動して上記突起１９に当接し、さらに突
起１９に沿ってしだいに傾きながら移動して、扉２が垂
直姿勢よりもある程度外側に傾いた状態にまで開かれた
ところで、上記板片１７の切込み１８が突起１９に係合
することにより、それ以上に扉２が開くことな阻止して
この状態に扉２の姿勢を保持するようにしである。

しかして、このように構成された金庫に物品を収納して
保管しておく場合、金庫本体１の下部の主収納部１０に
は、現金や通帳、証券等の特に重要な物品を収納せしめ
るものとし、これらの物品は、予め第３図に示すように
前記小物類収納庫９な金庫本体１かも取外した状態で金
庫本体１の上端開口部から主収納部１０内に収納する。

次いで上記小物類収納庫９を金庫本体１内の上部に収容
し、該小物類収納庫９には、宝石等の小物類を収納し、
この状態で小物類収納庫９に装備した中扉１３を閉じ、
該中扉１３０錠１４に鍵をかげる。

かくすることにより、上記小物類収納庫９は主収納部１
１蓋閉じて中蓋としての役目を兼ね、かつ、中扉１３の
錠１４が前述せるように小物類収納庫９と金庫本体１と
にわたって施錠され、小物類収納庫９に対して中□１３
が開かないようにロックされると同時に、中蓋な兼ねる
小物収納庫９そのものが金庫本体１に対して取外しでき
ないようにロックされた状態となる。

そして、さらに金庫本体１の扉２を閉じ、該扉１３０錠
１４を施錠することにより、上記小物類収納庫９内及び
主収納部１０内の物品が厳重に保管されること工なる。

まｆこ、物品の出し入れに際しては、金庫本体１の扉２
を開いた後、中扉１３０錠１４な解錠することにより、
中扉１３の開放及び小物類収納庫９の取外しが可能な状
態とし、小物類収納庫９内の物品を出し入れする場合は
中扉１３を開放し、主収納部１０内の物品を出し入れす
る場合は小物収納庫９な金庫本体１かも取外すことによ
って随意に物品な出し入れし得ることとする。

尚、この金庫は、そのま工或いは外箱等に入れて室内の
適宜箇所に置いてもよいが、上部から物品な出し入れし
得る上開き式の構造であるので。

床面に着脱可能な蓋で覆った開口部を有する床下の金庫
収容部に収容せしめるようにして床下設置型とすること
もでき、かくすれば、室内を広く使えると共に、金庫が
隠蔽されて盗難防止のために一層効果的である。

また、前記実施例では、支持枠１２の下端部なもって金
庫本体１における施錠杆係止部２０としているが、支持
枠１２とは別に施錠杆係止部を金庫本体１の側壁内面か
ら突設し、あるいは、金庫本体１の側壁内面に係止孔を
設けるとともに、施錠操作時に施錠杆１４ｂの先端がこ
の係止孔に係合するように施錠杆１４ｂの長さを設定し
ておく等の設計変更も勿論可能である。

叙上の如く構成された本考案の金庫は、上端に扉を備え
た金庫本体内の上部に着脱可能に架設装備した中蓋兼用
の小物類収納庫と、該小物類収納庫により蓋閉された金
庫本体下部の主収納部とに。

宝石等の小物類と現金や通帳、証券等の特に重要な物品
とな分類して収納することができる。

しかも、中扉に設けた錠の回動施錠杆な、小物類収納庫
の側壁に設けた透孔と金庫本体の側壁内面側に設けた施
錠杆とにわたって係合、離脱可能とし、これによって、
この錠な解錠したときにのみ中扉の解放および小物類収
納庫の取外しが可能となるようにしている。

このため、金庫本体の扉が開かれたとしても、中扉の錠
が施錠されている限り。

中扉の開放が阻止されると共に小物類収納庫そのものが
取外しできないようにロックされて小物類収納庫内及び
主収納部内の物品な盗難から保護し、殊に、金庫本体下
部の主収納部、は中蓋を兼ねる小物類収納庫により厳重
に蓋閉され、力・つ、該小物類収納庫が主収納部のカム
フラージュにもなるので、該主収納部に特に重要な物品
を収納しておけば、かＮる物品を一層安全に盗難から保
護することができ、構造が簡単で使用に便利なものであ
りながら、盗難防止のための厳重性が格段に高められる
等の実用性大なる効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すもので、第１図は閉鎖状態の
斜視図、第２図は同状態の縦断面図、第３図は金庫本体
の扉を開放して小物類収納庫を取外した状態の斜視図、
第４図は閉鎖状態での要部の拡大断面図である。 １・・・・・・金庫本体、２・・・・・・金庫本体の扉
、９・・・・・・小物類収納庫、１０・・・・・・主収
納部、１３・・・・・・中扉。 １４・・・・・・中扉の錠、１４ａ・・・・・・施錠操
作部。 １４ｂ・・・・・・回動施錠杆、１５・・・・・・透孔
、２０・・・・・・施錠杆係止部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 上端に扉を備えた金庫本体内の上部に、中蓋兼用の小物
   類収納庫を着脱可能に架設装備し、該小物類収納庫にで
   金庫本体内下部の主収納部を蓋閉し、該小物類収納庫の
   上端開口部に、−側辺部な小物類収納庫に蝶着した中扉
   を装備するとともに。 小物類収納庫の側壁に施錠杆挿通用透孔を、また金庫本
   体の側壁の内面側に施錠杆係止部をそれぞれ設け、上記
   中扉に、回動施錠杆と該施錠杆を回動操作する施錠操作
   部とを備えた錠な設け、上記施錠杆は、上記透孔な通し
   て上記係止部に先端が係止される状態とこの係止部およ
   び透孔から離脱する状態とにわたって回動可能に１回転
   軸を介して中扉に取付けたことを特徴とする金庫。