JPS5831811B2 - 架空線の張替方法 - Google Patents
架空線の張替方法Info
- Publication number
- JPS5831811B2 JPS5831811B2 JP54142678A JP14267879A JPS5831811B2 JP S5831811 B2 JPS5831811 B2 JP S5831811B2 JP 54142678 A JP54142678 A JP 54142678A JP 14267879 A JP14267879 A JP 14267879A JP S5831811 B2 JPS5831811 B2 JP S5831811B2
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- JP
- Japan
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- line
- old
- hanging
- old line
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は鉄塔間に架設された既設架空線すなわち地線
及び電力線を新線に張り替える方法に関する。
及び電力線を新線に張り替える方法に関する。
鉄塔間に架設された既設架空線は、耐用期間の経過後ま
たは送電容量増大に伴う電流容量の不足を解消するため
に、同種または異種の線と張り替えられることがある。
たは送電容量増大に伴う電流容量の不足を解消するため
に、同種または異種の線と張り替えられることがある。
この工事の施工にあっては、鉄塔間に存在する道路、構
築物その他の障害物を保護するための保護足場の構築工
事の複雑、大型化に伴う作業期間の増大、ひいては工事
費増大を回避するため、保護足場を構築することなく、
空中で架空線を張り替える工法が採用されている。
築物その他の障害物を保護するための保護足場の構築工
事の複雑、大型化に伴う作業期間の増大、ひいては工事
費増大を回避するため、保護足場を構築することなく、
空中で架空線を張り替える工法が採用されている。
空中架空線張替工法の内、作業者が既設架空線に宙乗り
し既設架空線に金車を吊り下げて行う工法は作業上危険
性を大きいので、作業者の宙乗り作業を不要として、作
業の安全性を図る工法が開発され、知られている。
し既設架空線に金車を吊り下げて行う工法は作業上危険
性を大きいので、作業者の宙乗り作業を不要として、作
業の安全性を図る工法が開発され、知られている。
例えば、張り替えられるべき線(以下旧線と云う)が張
り替えられない線の上方に位置する場合、これらの線に
上下に間隔を開けて一体的に連結された上下の金車を有
する所要個数の吊り金車を吊り下げセットし、この吊り
金車相互をロープで連結し、この連結ロープを前記いず
れかの線に吊り下げた自走機に連結し、この自走機を走
行させて吊り金車を一定間隔で鉄塔間に吊り下げ配設し
、その後旧線の端部に張り替える線(以下新線という)
を連結し、この旧線を弛緩することにより吊り金車の天
地を逆転し、この吊り金車を介して上部の旧線を前記下
部の線に吊り下げられている金車にて支持し、その後、
旧線を抜き取って新線を鉄塔間に架は渡し、抜き替えら
れた新線を緊張して吊り金車を再度逆転させて新線で吊
下支持し、その後吊り金車を回収するようにした工法が
ある。
り替えられない線の上方に位置する場合、これらの線に
上下に間隔を開けて一体的に連結された上下の金車を有
する所要個数の吊り金車を吊り下げセットし、この吊り
金車相互をロープで連結し、この連結ロープを前記いず
れかの線に吊り下げた自走機に連結し、この自走機を走
行させて吊り金車を一定間隔で鉄塔間に吊り下げ配設し
、その後旧線の端部に張り替える線(以下新線という)
を連結し、この旧線を弛緩することにより吊り金車の天
地を逆転し、この吊り金車を介して上部の旧線を前記下
部の線に吊り下げられている金車にて支持し、その後、
旧線を抜き取って新線を鉄塔間に架は渡し、抜き替えら
れた新線を緊張して吊り金車を再度逆転させて新線で吊
下支持し、その後吊り金車を回収するようにした工法が
ある。
この工法においては、次のような欠点がある。
旧線が地線である場合、電力線の停止を必要不可欠とし
系統運用上弊害が大きい。
系統運用上弊害が大きい。
また、下部金車及び上下金車を連結するロープを必要不
可欠としているので工具重量が大きくなるため鉄塔強度
上配設する吊り金車の数が制限される。
可欠としているので工具重量が大きくなるため鉄塔強度
上配設する吊り金車の数が制限される。
更に吊り金車の配設数が制限されることにより吊り金車
の間隔が大きくなり、そのため旧線を弛緩した状態の垂
れ下りが大きく、風による横振れによって活線側に接近
し事故を発生する危険性がある。
の間隔が大きくなり、そのため旧線を弛緩した状態の垂
れ下りが大きく、風による横振れによって活線側に接近
し事故を発生する危険性がある。
この工法に用いられる金車は上下1対の滑車で線挿通口
を形成しているので、電線配列(オフセット)及び風の
影響によって金車が延線と直角横方向に傾斜した場合、
線は滑車面から離脱するので、線が摩擦損傷し、また線
素引力の変動により線の抜取作業が複雑になる。
を形成しているので、電線配列(オフセット)及び風の
影響によって金車が延線と直角横方向に傾斜した場合、
線は滑車面から離脱するので、線が摩擦損傷し、また線
素引力の変動により線の抜取作業が複雑になる。
他の従来工法としては、旧線用と新線用との2つの線挿
通口を有する金車の旧線用上部挿通口を旧線に嵌装する
ことにより旧線に吊り下げ、吊り金車相互をロープで連
結し、この連結ロープを旧線に吊り下げた自走機に連結
し、この自走機を走行させて吊り金車を一定間隔で吊り
下げ配設すると共に前記新線用下部挿通口に新線引抜ロ
ープを挿通し、この引抜ロープによって新線を、新線用
下部挿通口に挿通して鉄塔間に新線を引き渡し、その後
新線を緊張させて張り上げ後旧線を弛緩させて垂れ下げ
、吊り金車を反転させた後、前述工法と同じ方法により
旧線を新線に張り替える工法がある。
通口を有する金車の旧線用上部挿通口を旧線に嵌装する
ことにより旧線に吊り下げ、吊り金車相互をロープで連
結し、この連結ロープを旧線に吊り下げた自走機に連結
し、この自走機を走行させて吊り金車を一定間隔で吊り
下げ配設すると共に前記新線用下部挿通口に新線引抜ロ
ープを挿通し、この引抜ロープによって新線を、新線用
下部挿通口に挿通して鉄塔間に新線を引き渡し、その後
新線を緊張させて張り上げ後旧線を弛緩させて垂れ下げ
、吊り金車を反転させた後、前述工法と同じ方法により
旧線を新線に張り替える工法がある。
この工法においては次のような欠点がある。
吊り金車の回転方向が風の影響で一定しないとき新旧線
が絡むことがある。
が絡むことがある。
また2個の線挿通口を必要不可欠としているので、吊り
金車の重量が大きくなるため、鉄塔強度上配設する吊り
金車の数が部数される。
金車の重量が大きくなるため、鉄塔強度上配設する吊り
金車の数が部数される。
更に吊り金車の配設数が制限されることにより、吊り金
車の間隔が大きくなり、そのため連結ローフl新旧線の
垂れ下りが大きく、旧線が地線であるときは電力線の停
止が必要不可欠となり、また口線が電力線であるときは
、風による横振れによって活線側に接近し、事故を発生
する危険性がある。
車の間隔が大きくなり、そのため連結ローフl新旧線の
垂れ下りが大きく、旧線が地線であるときは電力線の停
止が必要不可欠となり、また口線が電力線であるときは
、風による横振れによって活線側に接近し、事故を発生
する危険性がある。
また金車、新線及び連結ロープが旧線に同時に吊り下げ
られる状態での荷重が大きく、この状態で旧線を緊張す
ることは、場合によっては鉄塔強度上危険であり、旧線
に万一損傷がある場合には断線の危険もある。
られる状態での荷重が大きく、この状態で旧線を緊張す
ることは、場合によっては鉄塔強度上危険であり、旧線
に万一損傷がある場合には断線の危険もある。
更に新線引抜ロープの延線と引抜作業があるので作業工
程が多く、作業時間がかかる。
程が多く、作業時間がかかる。
この発明は前記従来工法の欠点を無くするためになされ
たもので、円形状の1個の線挿通口を有する従来金車に
比べて軽量な金車を所要個数旧線にロープ2条によって
連結して吊下配設後、両端鉄塔にこの連結ロープを緊張
固定し、旧線を弛緩して、吊り金車を連結ロープによっ
て鉄塔間に吊下支持し、旧線に新線を連結し、旧線を引
き抜き、新旧線を張り替える工法で従来工法に比べて吊
り金車の配設間隔を狭くすることができ、また金車が傾
斜しても線は常に滑車面を摺動し、旧線以外の線の保安
停止をすることなく、作業の容易性、安全性の向上を図
った架空線の張替方法を提供することを目的とする。
たもので、円形状の1個の線挿通口を有する従来金車に
比べて軽量な金車を所要個数旧線にロープ2条によって
連結して吊下配設後、両端鉄塔にこの連結ロープを緊張
固定し、旧線を弛緩して、吊り金車を連結ロープによっ
て鉄塔間に吊下支持し、旧線に新線を連結し、旧線を引
き抜き、新旧線を張り替える工法で従来工法に比べて吊
り金車の配設間隔を狭くすることができ、また金車が傾
斜しても線は常に滑車面を摺動し、旧線以外の線の保安
停止をすることなく、作業の容易性、安全性の向上を図
った架空線の張替方法を提供することを目的とする。
以下この発明を図面に示す実施例によって説明する。
1.2は鉄塔であって、その間に架空線すなわち地線3
、電力線4が架設されている。
、電力線4が架設されている。
張替時、第1図、第2図に示すように鉄塔1゜2間の旧
線3a(以下地線3を張り替える場合について説明する
)の一端線上に自走機5を装着し、この後方同一線3a
上に吊り金車6を嵌合する。
線3a(以下地線3を張り替える場合について説明する
)の一端線上に自走機5を装着し、この後方同一線3a
上に吊り金車6を嵌合する。
この吊り金車6について、第3図、第4図を参照して以
下説明する。
下説明する。
金車枠61は断面略コ字形の左辺611.上辺612、
右辺613、下辺614で十字形に形成される。
右辺613、下辺614で十字形に形成される。
左辺611、上辺612、右辺613は一体的に形成さ
れ、下辺614はその1端が左辺611の下面端部に根
部ピン64aによって開閉自在に枢着され、他端は右辺
613の下面に装着された開閉装置64によって上辺6
12と対向状に固定される。
れ、下辺614はその1端が左辺611の下面端部に根
部ピン64aによって開閉自在に枢着され、他端は右辺
613の下面に装着された開閉装置64によって上辺6
12と対向状に固定される。
金車枠61には、金車重量の軽減化を図るため軽合金を
用いる。
用いる。
リブ615は金車枠61の強度を補強するものである。
各送向に夫々滑車621,622,623゜624を装
着して金車枠61の中央部に円形状の1個の線挿通口6
3を形成する。
着して金車枠61の中央部に円形状の1個の線挿通口6
3を形成する。
上部滑車621は旧線3atたは新線上を転動し、下部
滑車622は弛緩した状態での旧線3aまたは新線を案
内支承するものである。
滑車622は弛緩した状態での旧線3aまたは新線を案
内支承するものである。
また左右部滑車623,624は金車が傾斜しても常に
線を滑車面と接触させておくためのもので、線の滑車面
からの離脱による線の摩擦損傷及び線素引力の変動を防
止する。
線を滑車面と接触させておくためのもので、線の滑車面
からの離脱による線の摩擦損傷及び線素引力の変動を防
止する。
各滑車62L 622,623,624には軽量かつ高
硬度で摩擦の少ない合成樹脂材を用いる。
硬度で摩擦の少ない合成樹脂材を用いる。
開閉装置64は右辺613の下面に突出形成された1対
の係止片641,642と係止杆643とから構成され
る。
の係止片641,642と係止杆643とから構成され
る。
係止杆643は係止片641の案内筒641aを貫通状
に摺動自在に挿通し、中間の摺動係止部643aと小径
の節穴641bと間の杆上にコイルスプリング644を
巻装して圧縮間柱させ、後端部の大径の嫡子643bを
小径の節穴641bの周縁上に係止させると共に先端部
643cを係止片642の案内筒642aに挿入係止さ
せる。
に摺動自在に挿通し、中間の摺動係止部643aと小径
の節穴641bと間の杆上にコイルスプリング644を
巻装して圧縮間柱させ、後端部の大径の嫡子643bを
小径の節穴641bの周縁上に係止させると共に先端部
643cを係止片642の案内筒642aに挿入係止さ
せる。
645は下部滑車622の取付軸の突出端部であって、
係止杆643と対向状に係止孔645aを有し、係止片
641と係止片642の間に挿入され、係止杆643に
より挿通係止される。
係止杆643と対向状に係止孔645aを有し、係止片
641と係止片642の間に挿入され、係止杆643に
より挿通係止される。
線挿通口63に線を着脱するには、嫡子643bを手指
で引き上げて、係止杆643をコイルスプリング644
に抗して案内筒641aを摺動後退させ、645の係止
を解いて、下辺614を開放する。
で引き上げて、係止杆643をコイルスプリング644
に抗して案内筒641aを摺動後退させ、645の係止
を解いて、下辺614を開放する。
また係止杆643を後退させた状態で下辺614を閉じ
て嫡子643bを手から離すと、コイルスプリング64
4の蓄勢弾力により自動的に係止される。
て嫡子643bを手から離すと、コイルスプリング64
4の蓄勢弾力により自動的に係止される。
連結ロープ取付部65は突片651、挟着板652、締
付ボルト653、ネジ孔654、挟着溝部655から構
成され、左右辺61L613の夫々の側面に形成される
。
付ボルト653、ネジ孔654、挟着溝部655から構
成され、左右辺61L613の夫々の側面に形成される
。
突片651は側面の下端部に対向状に1対突出形成され
、根部ピン651aにより挟着板652を開閉自在に枢
着している。
、根部ピン651aにより挟着板652を開閉自在に枢
着している。
挟着板652の中央部に穿設された透孔を介して、締付
ボルト653を側面に透孔と対向状に形成されたネジ孔
654に螺合することによって挟着板652を側面に固
定すると共に、側面と挟着板652との掌合面間に形成
された挟着溝部655に挿通された連結ロープを挟着す
る。
ボルト653を側面に透孔と対向状に形成されたネジ孔
654に螺合することによって挟着板652を側面に固
定すると共に、側面と挟着板652との掌合面間に形成
された挟着溝部655に挿通された連結ロープを挟着す
る。
以上説明した吊り金車6を同一線3a上に嵌合するには
下辺614を開いて下方から嵌合し、下辺614を閉じ
る。
下辺614を開いて下方から嵌合し、下辺614を閉じ
る。
2条の吊り金車相互間連結兼吊り金車吊下支持用ロープ
7の先端を自走機5に止着し、一定間隔をおいてその中
間個所を吊り金車6の連結ロープ取付部65に取付ける
。
7の先端を自走機5に止着し、一定間隔をおいてその中
間個所を吊り金車6の連結ロープ取付部65に取付ける
。
この状態で自走機5を旧線3a上の他端に向けて進行さ
す、ロープ7を介して吊り金車6を索引移行させる(吊
り金車6の上部滑車621が旧W3a上を転動する。
す、ロープ7を介して吊り金車6を索引移行させる(吊
り金車6の上部滑車621が旧W3a上を転動する。
)。そして最前列の吊り金車6がロープ7の一定長進行
する玄での間に旧線3aの1端線上に次列の吊り金車6
を嵌合する。
する玄での間に旧線3aの1端線上に次列の吊り金車6
を嵌合する。
ロー17には吊り金車6が一宋闘隔で配設されるよう予
め一定間隔に挟着用カラーが圧着されている。
め一定間隔に挟着用カラーが圧着されている。
次に、最前列の吊り金車6がローグアの一定長進行する
と、吊り金車6間のロープ7が緊引状になり、次列の吊
り金車6に自走機5の索引力がこのロープ7を介して伝
わり次列の吊り金車6が索引移行する。
と、吊り金車6間のロープ7が緊引状になり、次列の吊
り金車6に自走機5の索引力がこのロープ7を介して伝
わり次列の吊り金車6が索引移行する。
このようにして鉄塔間1,2間の旧線3a上に所要個数
の吊り金車6を所定間隔で吊下配設する。
の吊り金車6を所定間隔で吊下配設する。
次に旧線3aの他端に到着した自走機5を鉄塔2上の作
業者により、旧線3a上から取り外し鉄塔2上に回収す
る。
業者により、旧線3a上から取り外し鉄塔2上に回収す
る。
そしてロープ7を鉄塔1,2間で旧線3aの弛度程度に
緊張固定する。
緊張固定する。
次に旧M3aを弛緩してロープ7によって多数の吊り金
車6(以下金車群と云う)を鉄塔1,2間に吊下支持す
ると共に旧線3aを吊り金車6の下部滑車622の上面
で案内支承する。
車6(以下金車群と云う)を鉄塔1,2間に吊下支持す
ると共に旧線3aを吊り金車6の下部滑車622の上面
で案内支承する。
2条のロープ7を鉄塔に固定する際、両端の固定支持点
が相違するため、2条のロープ7が水平にならず、吊り
金車6が傾斜する場合もあり得るが、吊り金車6は4個
の滑車で形成された円形状の1個の線挿通口63を有す
るため旧線3aは常に滑車面に摺準している。
が相違するため、2条のロープ7が水平にならず、吊り
金車6が傾斜する場合もあり得るが、吊り金車6は4個
の滑車で形成された円形状の1個の線挿通口63を有す
るため旧線3aは常に滑車面に摺準している。
なお、金車群及び旧線3aの吊下支持を2条のロープ7
によって行っているので、1条のロープの負担荷重は軽
減される。
によって行っているので、1条のロープの負担荷重は軽
減される。
次に旧線3aの端部に新線3bを連結し、旧線3aを引
き抜き、新線3bと入れ替える。
き抜き、新線3bと入れ替える。
その後、新線3bを緊線して旧線3aに使用した金具に
固定する。
固定する。
これにより金車群は新線3bによって吊下支持される。
次にロー17の両端を鉄塔1,2から解き外し、ロー1
7の後端にバックテンション用制動機ヲ取り付けて制動
しながら、ロー17の先端をウィンチ等で鉄塔2に引っ
張り、金車群を新線3b上を索引移動させる。
7の後端にバックテンション用制動機ヲ取り付けて制動
しながら、ロー17の先端をウィンチ等で鉄塔2に引っ
張り、金車群を新線3b上を索引移動させる。
鉄塔2側に順次吊り金車6が弓き寄せられると、下辺6
14を開いて新線3bから吊り金車6を取り外し回収す
る。
14を開いて新線3bから吊り金車6を取り外し回収す
る。
この手順で連続する鉄塔間に順次架空線の張替作業を行
う。
う。
以上は地線の張替について説明したが、電力線の張替の
場合も地線の場合と同様である。
場合も地線の場合と同様である。
が、たた旧線の張力の大小からロープ7として地線3の
場合はナイロンロープ、電力線の場合はワイヤーロープ
を使用した方が最適である点のみが異なる。
場合はナイロンロープ、電力線の場合はワイヤーロープ
を使用した方が最適である点のみが異なる。
以上の説明のようにこの発明によれば円形状の1個の緩
挿通口を有する吊り金車を所要個数旧線にロープ2条に
よって連結して吊下配設後、鉄塔両端に連結ロープを緊
張固定し、旧線を弛緩して金車群を連結ロープによって
、鉄塔間に吊下支持した状態で旧線に新線を連結し、旧
線を引き抜き新旧線を張り替えることができるので、張
り替えられる線以外の線に吊下配設する金車を省略でき
、また緩挿通口は1個で済むので吊り金車の重量は軽減
され、それにより吊り金車の配設間隔も狭くでき、線の
垂れ下りは少なくなるので、保安停止を必要としない。
挿通口を有する吊り金車を所要個数旧線にロープ2条に
よって連結して吊下配設後、鉄塔両端に連結ロープを緊
張固定し、旧線を弛緩して金車群を連結ロープによって
、鉄塔間に吊下支持した状態で旧線に新線を連結し、旧
線を引き抜き新旧線を張り替えることができるので、張
り替えられる線以外の線に吊下配設する金車を省略でき
、また緩挿通口は1個で済むので吊り金車の重量は軽減
され、それにより吊り金車の配設間隔も狭くでき、線の
垂れ下りは少なくなるので、保安停止を必要としない。
従って、この発明によれば、地線の張替において電力線
の停止を必要としないので系統運用を円滑にすることが
できる。
の停止を必要としないので系統運用を円滑にすることが
できる。
更にこの発明によれば、吊り金車が傾斜しても線は常に
滑車面を摺動するので、線の摩擦損傷はなく、また線素
引力の変動がないので作業が容易になり安全となる。
滑車面を摺動するので、線の摩擦損傷はなく、また線素
引力の変動がないので作業が容易になり安全となる。
第1図は自走機及び吊り金車の配設状態を示す正面図、
第2図はその側面図、第3図は吊り金車の詳細を示す正
面図、第4図はその側面図、第5図は地線の張替を示す
側面図。 1.2・・・鉄塔、3・・・地線、3a・・・旧線、3
b・・・新線、4・・・電力線、5・・・自走機、6・
・・吊り金車、61・・・金車枠、62L 622,6
23,624・・・滑車、63・・・緩挿通口、64・
・・開閉装置、65・・・連結ロープ取付部、7・・・
吊り金車相互間連結兼量り金車吊下支持用ロープ。
第2図はその側面図、第3図は吊り金車の詳細を示す正
面図、第4図はその側面図、第5図は地線の張替を示す
側面図。 1.2・・・鉄塔、3・・・地線、3a・・・旧線、3
b・・・新線、4・・・電力線、5・・・自走機、6・
・・吊り金車、61・・・金車枠、62L 622,6
23,624・・・滑車、63・・・緩挿通口、64・
・・開閉装置、65・・・連結ロープ取付部、7・・・
吊り金車相互間連結兼量り金車吊下支持用ロープ。
Claims (1)
- 1 張り替えられるべき旧線に上下1対左右1対の滑車
により形成された円形状の1個の線挿通口を有する金車
を所要個数吊り下げ、この吊り金車相互をロープ2条で
連結し、この連結ロープを旧線に吊り下げた自走機に連
結し、この自走機を走行させて、吊り金車を一定間隔で
鉄塔間に吊り下げ配設し、その後連結ロープの両端を鉄
塔両端に緊張固定し、旧線を弛緩して連結ロープによっ
て、吊り金車を鉄塔間に吊下支持すると共に旧線を吊り
金車の下部滑車面で支持し、その後旧線の端部に張り替
える新線を連結し、旧線を引き抜いて新線を鉄塔間に架
は渡し緊線し、この緊線した新線を介して吊り金車を回
収するようにしたことを特徴とする架空線の張替方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54142678A JPS5831811B2 (ja) | 1979-11-02 | 1979-11-02 | 架空線の張替方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54142678A JPS5831811B2 (ja) | 1979-11-02 | 1979-11-02 | 架空線の張替方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5666112A JPS5666112A (en) | 1981-06-04 |
JPS5831811B2 true JPS5831811B2 (ja) | 1983-07-08 |
Family
ID=15320962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54142678A Expired JPS5831811B2 (ja) | 1979-11-02 | 1979-11-02 | 架空線の張替方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5831811B2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-02 JP JP54142678A patent/JPS5831811B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5666112A (en) | 1981-06-04 |
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