JPS5831562Y2 - 永久磁石を用いた変動磁場治療器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 考案等は、永久磁石を物理的療法に使用する変動磁場装
置に関するものである。

考案者等は、多年永久磁石の開発、製造、販売、あるい
は、永久磁石の産業機器、医療、機器あるいは装身具へ
の応用開発に従事しているものであるが、永久磁石より
発生する磁力線、特に、生体の運動に伴なって変動する
磁力線が生体に及ぼす影響に着目して実験を行なった結
果、本考案を完成するに至ったものである。

而して、磁気の生体に及ぼす影響の強さを左右する因子
としては、 （１）磁力の強さ。

（２）磁力線と生体との相対的位置関係の変動が考えら
れる。

即ち、本考案は、この原理に基づいて、永久磁石の発生
する磁力線と、生体との相対運動により、例えば血液循
環の障害によって起る各種の疾病を治療するものである
。

従来の磁気治療器は人体に定常磁場（不変動磁場）を作
用させるものがほとんどである。

従来のように変動磁場を人体に作用させようとすれば、
電磁石による他はなかった。

しかし電源を必要とする場合には長時間の作用は不可能
である。

それに対し本考案によれば、電源を必要とすることなく
、シかも長時間変動磁場を人体に作用させることができ
、電源を用いることがなく、人体の一部に発電させるこ
とができる。

第１図は、本考案の実施例を示したものである。

実施例の斜視図を示す。

１０〜１５ｃｍ程度の長さで一端に空気ぬきの穴２を有
するプラスチック管１内に希土類−コバルト磁石を同極
が相対峙するように入れる。

そうすると上の方の磁石は反発力によって空間に浮くこ
とになる。

それを種々の方法によって、人体の必要な部分につけて
おく。

そうすると、人体の動きに応じて、上方の磁石は上下振
動する。

それによって人体に作用する磁場の強さは変動する。

人体に作用する磁場が変動する結果、電導体の一部であ
る人体の一部で発電する。

このときの起電力は となる。

すなわち、電源や電極を用いることなく、人体の一部に
発電させることができる。

人体への装着方法は腹帯に封し込む、または紐をつけて
安全ピンで衣服の内側につける等種々の方法がある。

第２図に装着方法の１例を示す。

すなわち、腹帯０の腰あて東７エルト様ρもので、つく
り、背骨の両側にあたるように封じ込める。

また、これを人体に装着させておき、磁場変動分を検出
し、Ｔｅｌｅｍｅｔｅｒｉｎｇの方法によって送信すれ
ば、人体の上下ρ運動状態をも測定できる。

よって電子回路の設計を工夫すれば歩数計としても応用
できる。

即ち、本考案は永久磁石の発生する磁力線と、生体との
相対運動により、例えば血液循環の障害によって起る各
種の疾病を治療する効果１有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の筒状治療器を示す斜視図、第２図は本
考案の治療器を腹帯に付けた場合を示す概略図である。 １；プラスチック管、２；空気ぬきの孔、３；希土類−
コバルト磁石。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １０〜１５ 、、：ｍ程度の長さで一端に空気ぬきの穴
   を有するプラスチックの柱状の管内に希土類−コバルト
   磁石を反発力によって空間に浮がせるようにしたことを
   特徴とする永久磁石を用いた変動磁場治療器。