JPS5831432B2 - 敷物の賦型方法 - Google Patents

敷物の賦型方法

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JPS5831432B2
JPS5831432B2 JP10432177A JP10432177A JPS5831432B2 JP S5831432 B2 JPS5831432 B2 JP S5831432B2 JP 10432177 A JP10432177 A JP 10432177A JP 10432177 A JP10432177 A JP 10432177A JP S5831432 B2 JPS5831432 B2 JP S5831432B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rug
shape
vinyl acetate
coating
vinyl chloride
Prior art date
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Expired
Application number
JP10432177A
Other languages
English (en)
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JPS5439000A (en
Inventor
謙三 三重野
雅宏 道本
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Carpets (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は織布または不織布からなる敷物(カーペットも
しくは紙種、マットまたはクッションなどを含む)の賦
型方法に関し、更に詳しくは敷物の裏面に、■塩化ビニ
ル、[F]酢酸ビニル、Oエチレンよりなる共重合体で
その七ツマー組威比(重量部)が■:[F]:C1=3
0〜75:10〜55:5〜30である塩化ビニル−酢
酸ビニル−エチレン共重合体エマルジョンもしくはその
変性物を塗布し乾燥したのち加熱成型することからなる
敷物の賦型方法である。
本発明の主たる目的は織布または不織布からなる敷物の
機械的強度を改善して耐久性を付与するとともに一定の
形状を与え、かつその形状を安定して保持せしめること
にある。
従来より敷物として各種の組織、構造のものが使用され
ているが、近年製造工程の簡便性、経済性などの理由に
より、タフテッドカーペットと呼ばれるのでもパイルを
基布に植込んだ形のものや、ウェブをニードルパンチン
グ法と称されている方法で絡めた二一ドルパンナカーペ
ットと呼ばれるものなどが広く使用されている。
ところがこうした敷物はそのままの状態では形状が不安
定でありパイルが容易に脱落するなど実用には供しがた
いものであり、ゴムまたは合成樹脂を表面あるいは裏面
から含浸、塗布などの方法によって補強する方法が採用
されている。
最も広く行われている補強法は天然もしくは合成ゴムに
充填剤その他の配合物を混和してコンパウンドとし、そ
れを裏面に塗布し、更に基布を貼り合わせたり、熱可塑
性合成樹脂被膜を形成せしめるなどの方法である。
ところが敷物はその用途によっては、床面が必ずしも平
担でない場合があり、そのときは床面の形状に応じた形
状を敷物に与え、その形状が安定していることが望まれ
る。
例えば自動車の床の場合には凹凸部があり、それに応じ
た形状にする必要がある。
こうした敷物に任意の形状を与え、かつその形状を維持
することのできる性質、即ち賦型性は熱可塑性の合成樹
脂の被膜を敷物裏面に形成せしめることによって付与で
きるが敷物の不可欠の要求特性であるパイルの抜糸防止
に対しては効果がない。
一方、コムラテックスよりなる組成物を塗布したときに
は抜糸防止には有効であるものの、賦型性を与えること
は不可能であり、夫々単独での補強加工では要求される
性能を期待に付与することが困難であるため、先にゴム
ラテックスよりなる組成物を塗布したのち、熱可塑性合
成樹脂被膜を形成せしめる方法が実用化されている。
こうした方法は工程が二つとなり煩雑となるため、−回
の被覆または塗布工程で賦型性とパイル抜糸の防止を達
成しうる方法が望まれていた。
本発明者らはこうした状況を鑑み、鋭意検罰した結果、
敷物の裏面を塩化ビニル−酢酸ビニルエチレン共重合体
エマルジョンもしくはそれを含む組成物により塗布加工
することによって前述の二つの要求性能を同時に満足さ
せることができることを見い出し、本発明を完成した。
本発明にいう織布または不織布からなる敷物の繊維素材
としては羊毛、レイヨン、ポリアクリルニトリル、ポリ
アミド、ポリエステル、ポリプロピル、ポリ塩化ビニル
などの天然もしくは合成繊維が用いられ、敷物の構造に
もとくに限定はなく、一般にタフテッドカーペット、ニ
ードルパンチカーペットと呼ばれるものであることがで
きる。
本発明の方法の重要な部分は塩化ビニル−酢酸ビニル−
エチレン共重合体エマルジョンを用いることにあるが、
とくに重要なところは該共重合体の塩化ビニル、酢酸ビ
ニルおよびエチレンとの組成化にあり、塩化ビニル:酢
酸ビニル:エチレン30〜75:10〜55:5〜30
(重量比)の範囲の共重合体を用いることにある。
本発明に規定する範囲は賦型性およびパイル等の抜糸防
止に密接に関係しており、上記範囲を外れた場合は、好
ましい賦型性および抜糸防止効果が得られない。
例えば塩化ビニルが75係より以上になると、加熱して
軟化させて賦型するためには高い温度が必要となり、敷
物の繊維素材を損傷することになると共に抜糸強度に劣
る傾向にある。
一方塩化ビニルが30%未満では塩化ビニルのもつポリ
マーの強じん性、耐水性、難燃性等の特性が発揮できに
くく、特に敷物が水にぬれた際の抜糸強度に劣る。
また、エチレンが30係より以上になると加熱して賦型
した敷物が常温において次第に形状がくずれるため、そ
の形状安定性が低下する。
一方エチレンが5俤未満では、加熱して軟化されて賦型
するためには高い温度が必要となり、敷賜の繊維素材を
損傷することになり、かつポリオレフィン繊維に対する
接着力が低下する。
さらに酢酸ビニルが55係より以上になると、敷物が水
にぬれたさいの抜糸強度に劣る傾向があり、酢酸ビニル
が10係未満では敷物の常態の抜糸強度に劣る。
要するに容易に賦型し、かつ形状を安定に保つために上
記範囲の組成であることが必要である。
本発明に用いる塩化ビニル−酢酸ビニル−エチレン共重
合体は塩化ビニル、酢酸ビニルおよびエチレン以外にそ
れらの合計に対して約10係(重量)以内でN−メチロ
ールアクリルアミド、アクリル酸、グリシジルメタクリ
レートなどの反応性七ツマ−で変性したものであること
もてきる。
また酢酸ビニルの1部を他のビニルエステルモノマ、例
えばプロピオン酸ビニル、パーサティック酸ビニルなど
で置きかえた共重合体も使用できる。
この変性は種々の目的でなされるが、塗膜の耐水化、エ
マルジョンの放置安定性の向上、充填剤の混和性向上な
どの目的に応じて変性モノマーの種類と配合量が適宜決
められる。
本発明の方法に用いる塩化ビニル−酢酸ビニル−エチレ
ン共重合体エマルジョンは公知の装置と方法を用いて製
造することができる。
本発明において敷物の裏面を塗布するための上記塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−エチレン共重合体もしくはその変性
物エマルジョンは該エマルジョン単独でもよいし、ある
いはそれに炭酸カルシウム、タルク、クレイなどの無機
性充填剤、着色剤、増粘剤などを配合したものであって
もよい。
本発明の実施様態を更に具体的に説明する。
まず塩化ビニル−酢酸ビニル−エチレン共重合体もしく
はその変性物エマルジョンを敷物の裏面にロールコータ
−、フローコーク−1−)−イフコーター、スプレー等
の公知の塗工装置を用いて塗布し、ついで熱風、赤外線
等の方法によって乾燥し、塗工液中の水分を除去して塗
膜を形成せしめる。
塗工する際の塗工液の量はとくに制限はないが、安定し
た効果を得るには1m2当り固形分として0.5〜3に
5xが適当である。
塗工量が少いときは期待する抜糸防止、賦型性の二つの
性能が付与できない。
一方過剰の塗工はとくに弊害はないが、経済的に不利で
あり、とくに性能が比例的に向上するものでもない。
バイルの抜糸防止効果は塗工と乾燥によって得られるが
、もう一つの特徴である賦型は、塗工した敷物を加熱加
圧によって行われる。
即ち、前述の塗布および乾燥方法で得られた敷物を熱風
、赤外線等の方法によって予め100〜160°Cに予
熱後、必要により塗工面に二次基布(フェルトもしくは
綿くず、シュードなどを含む)をあてて、任意の形状を
もつ冷却された金型にて圧縮して影付する方法、あるい
は加熱された金型にて圧縮し、圧縮した状態で金型を冷
却する方法などの方法によって賦型される。
かくして得られた敷物はきわめて強固なパイルの抜糸強
度および剥離強度が得られ、かつ容易に賦型することが
でき、その形状も安定している。
以下、本発明を実施例によって説明する。
但し、例中部とあるのは重量部を示す。
実施例 1〜2 第1表に示すモノマー組成化の塩化ビニル−酢酸ビニル
−エチレン共重合体エマルジョンを常法により製造し、
その乾燥固型分100部に対して炭酸カルシウム100
部を混合し、ポリアクリル酸ソーダで増粘して全固型分
65%で、粘度18.0OOcps(B型粘度計、5r
pm)の組成物を得た。
得られた夫々の組成物を、ポリプロピレンフィラメント
織物の基布にナイロンパイルをループ状に埋め込まれた
クツテッドカーペット裏面に、乾燥固型分として0.5
Kp/ m塗布し、130°Cの熱風乾燥量中で15
分乾燥した。
かくして得た夫々のカーペットを、150℃の熱風中で
10分間予熱したのち、塗工面を内側にして90’(7
)角度をもつ一対の金型で3分間圧縮し、冷却したのち
取り出して、直後および40°Cの室温で1時間後およ
び24時間放置した後の角度を測定し、賦型性をみた。
この場合、敷物の角度が大きいほど賦型しにくいことを
示している。
また、カニベットの抜糸強度についても測定を行った。
これらの試験結果を第1表に示す。
比較例 1〜3 常法により製造した第1表に示す七ツマー組成比の塩化
ビニル−酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジョンお
よびスチレンーブクジエンラテックスを用いる以外は実
施例1〜2と全く同様にしてカーペットを処理し、また
得られた夫々のカーペットについても全く同様にして賦
型性および抜糸強度について測定を行った。
その結果を第1表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 敷物の裏面に、■塩化ビニル、■酢酸ビニル、■エ
    チレンよりなる共重合体でそれぞれのモノマー組成化(
    重量部)が■:■:0=30〜75:10〜55:5〜
    30である塩化ビニル−酢酸ビニル−エチレン共重合体
    エマルジョンもしくはその変性物を塗布し、乾燥したの
    ち加熱成型することを特徴とする敷物の賦型方法。
JP10432177A 1977-08-30 1977-08-30 敷物の賦型方法 Expired JPS5831432B2 (ja)

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JP10432177A JPS5831432B2 (ja) 1977-08-30 1977-08-30 敷物の賦型方法

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JP10432177A JPS5831432B2 (ja) 1977-08-30 1977-08-30 敷物の賦型方法

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JPS5439000A JPS5439000A (en) 1979-03-24
JPS5831432B2 true JPS5831432B2 (ja) 1983-07-06

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JPS5878614A (ja) * 1981-11-06 1983-05-12 三菱油化バ−ディツシエ株式会社 カ−ペツト

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JPS5439000A (en) 1979-03-24

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