JPS5831245B2 - 通電加熱に供する鋼棒材の酸化スケ−ル除去装置 - Google Patents
通電加熱に供する鋼棒材の酸化スケ−ル除去装置Info
- Publication number
- JPS5831245B2 JPS5831245B2 JP55143337A JP14333780A JPS5831245B2 JP S5831245 B2 JPS5831245 B2 JP S5831245B2 JP 55143337 A JP55143337 A JP 55143337A JP 14333780 A JP14333780 A JP 14333780A JP S5831245 B2 JPS5831245 B2 JP S5831245B2
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- JP
- Japan
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- rollers
- roller
- electrical heating
- steel bar
- axis
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は通電加熱に供する鋼棒材の酸化ヌケール除去装
置に関し、殊に通電加熱用電極のクランプ部に相当する
鋼棒材両端表面にローレット処理を施して通電加熱に適
正な活性金属面を得んとするものである。
置に関し、殊に通電加熱用電極のクランプ部に相当する
鋼棒材両端表面にローレット処理を施して通電加熱に適
正な活性金属面を得んとするものである。
圧延鋼棒等はその表面に必らず酸化スケールの生成が見
られる。
られる。
この酸化スケールは絶縁物として作用し、金属の通電性
を悪化する。
を悪化する。
従って第4図に示す如く鋼棒材F両端表面を一対の割形
電極a、bでクランプし通電加熱を行なう場合、この酸
化スケールが存在すると、スパークを生じ電極の早期溶
損な来たしたり、正常な給電がなされなL・ために、鋼
棒材の不均熱化、通電不足を招く等、通電加熱及び鍛造
作業上極めて有害とされ、従って通電加熱の前工程とし
てこれを美麗に除去する表面処理が必要となる。
電極a、bでクランプし通電加熱を行なう場合、この酸
化スケールが存在すると、スパークを生じ電極の早期溶
損な来たしたり、正常な給電がなされなL・ために、鋼
棒材の不均熱化、通電不足を招く等、通電加熱及び鍛造
作業上極めて有害とされ、従って通電加熱の前工程とし
てこれを美麗に除去する表面処理が必要となる。
斯る酸化スケールの除去法として、従来ショツトブラス
ト処理や、ベルトサングーによる酸化スケールの除去が
考えられてL・るが、殊に前者は装置が大組りで非常に
高価であり、工場設備には難点がある。
ト処理や、ベルトサングーによる酸化スケールの除去が
考えられてL・るが、殊に前者は装置が大組りで非常に
高価であり、工場設備には難点がある。
又クランプ式通電の場合、電極クランプ部に相当する鋼
棒材両端部の酸化スケールが除去されれば充分であるが
、ショツトブラストでは鋼棒材の全表面が処理される等
の加工ロスが大きく、加工賃も高(つく。
棒材両端部の酸化スケールが除去されれば充分であるが
、ショツトブラストでは鋼棒材の全表面が処理される等
の加工ロスが大きく、加工賃も高(つく。
又後者のベルトサングーによる酸化スケールの除去はベ
ルトの表面が早期に目づまり、減損を来たし、しかも酸
化スケールの除去斑が生じ易L−o殊に鋼棒材の如き小
径の円柱面の酸化スケール除去には不向きである。
ルトの表面が早期に目づまり、減損を来たし、しかも酸
化スケールの除去斑が生じ易L−o殊に鋼棒材の如き小
径の円柱面の酸化スケール除去には不向きである。
而して、本発明はこれらに比べ極めて単純な表面処理法
で、鋼棒材両端表面の酸化スケールの除去を完全且つ的
確に遂行することを可能とし、電極クランプによる通電
性を良好なものとしたことを特徴とする。
で、鋼棒材両端表面の酸化スケールの除去を完全且つ的
確に遂行することを可能とし、電極クランプによる通電
性を良好なものとしたことを特徴とする。
即ち、本発明は通電加熱に際しての電極クランプ部に相
当する鋼棒材の両端表面を、ローレット刻設ローラで挟
持しつつ、加圧摩擦回転を与えてローレット圧制による
酸化スケール除去処理を施し、該ローレット処理面を通
電加熱用電極でクランプし、上記通電加熱処理を施すよ
うにしたことを特徴とする。
当する鋼棒材の両端表面を、ローレット刻設ローラで挟
持しつつ、加圧摩擦回転を与えてローレット圧制による
酸化スケール除去処理を施し、該ローレット処理面を通
電加熱用電極でクランプし、上記通電加熱処理を施すよ
うにしたことを特徴とする。
図面は上記ローレットローラによる表面処理装置の具体
例を示す。
例を示す。
図に示すように該表面処理装置は同心円上の三角点に配
された三軸ローラ構造から成り、−軸を上部に、他の二
軸を左右下部に各々間隔的に配する。
された三軸ローラ構造から成り、−軸を上部に、他の二
軸を左右下部に各々間隔的に配する。
左右下部ローラ2,3は定軸回転ローラとし、上部ロー
ラ1は該左右下部ローラ2,3間隔の中間線上に位置さ
せて、これを加圧シリンダー4のラムにて上下動がなさ
れるように支承し、その下降にて各ローラ1.2.3間
に鋼棒材Fを圧接挟持し、その上昇にて圧接を解除する
構成とする。
ラ1は該左右下部ローラ2,3間隔の中間線上に位置さ
せて、これを加圧シリンダー4のラムにて上下動がなさ
れるように支承し、その下降にて各ローラ1.2.3間
に鋼棒材Fを圧接挟持し、その上昇にて圧接を解除する
構成とする。
図面は上記上昇と下降を安定に行なわせるため、上部ロ
ーラ1の軸1a両端をフレーム5にて支え、該フレーム
50両アームをこれと平行な固定フレーム6をガイドと
して定軌道上下が図られるようにした。
ーラ1の軸1a両端をフレーム5にて支え、該フレーム
50両アームをこれと平行な固定フレーム6をガイドと
して定軌道上下が図られるようにした。
各ローラ1,2.3には上記鋼棒材Fの両端周面と圧接
するローラ部にローレット1b、2b。
するローラ部にローレット1b、2b。
3bが刻設され、該各ローレット刻設面によって上記両
端圧接が図られる。
端圧接が図られる。
好ましくは上記上下三軸のローラ1.2,3は図示する
如く、各軸l a。
如く、各軸l a。
2a、3a毎の左右2個のローラ対1’ 、 2’、
3’によって構成し、少なくとも一方のローラを各軸1
a、2a、3a方向に移動調整可となし、処理する鋼棒
材Fの長さに応じたローラ間隔の調整と固定が行なえる
ようにする。
3’によって構成し、少なくとも一方のローラを各軸1
a、2a、3a方向に移動調整可となし、処理する鋼棒
材Fの長さに応じたローラ間隔の調整と固定が行なえる
ようにする。
定寸の鋼棒材Fの場合は、三軸ローラ1,2,3は夫々
単ローラとし、各ローラ1,2.3の両端にローレット
を刻設すれば良(・。
単ローラとし、各ローラ1,2.3の両端にローレット
を刻設すれば良(・。
又ローレット刻設ローラは、左右下部ローラ2,3の一
方と上部ローラ1に付し、第3のローラには単なるバツ
、クアップローラの機能のみをもたせてもよい。
方と上部ローラ1に付し、第3のローラには単なるバツ
、クアップローラの機能のみをもたせてもよい。
又定軸回転の下部ローラ2゜3の一方のローレット刻設
ローラ3をモータMによる駆動ローラとし、他の上、下
部ローラ1,2を従動ローラとする。
ローラ3をモータMによる駆動ローラとし、他の上、下
部ローラ1,2を従動ローラとする。
本発明は以上のようにクランプ式通電加熱に際しての鋼
棒材両端周面の酸化スケール除去装置として極めて好適
に実用できる。
棒材両端周面の酸化スケール除去装置として極めて好適
に実用できる。
鋼棒材は上記ローレットによる加圧摩擦回転によってク
ランプ通電に必要なその両端局面を局部的に処理するこ
とが可能であり、しかもローレット刻設ローラのmの回
転によって極めて能率的且つ確実なる酸化スケールの除
去ができる。
ランプ通電に必要なその両端局面を局部的に処理するこ
とが可能であり、しかもローレット刻設ローラのmの回
転によって極めて能率的且つ確実なる酸化スケールの除
去ができる。
この方法によった場合、酸化スケールの除去斑が全くな
く、クランプ通電を適正に遂行させることができる。
く、クランプ通電を適正に遂行させることができる。
ローレット刻設ローラの回転で圧削した鋼棒材両端周面
には微細な圧痕が形成され、クランプ式通電用割形電極
a、bによる通電性に好結果をもたらし、端末部(クラ
ンプ部)の通電も正常になされ、同所の加熱不足の解消
に役立ってL・る。
には微細な圧痕が形成され、クランプ式通電用割形電極
a、bによる通電性に好結果をもたらし、端末部(クラ
ンプ部)の通電も正常になされ、同所の加熱不足の解消
に役立ってL・る。
実施例として、ローレットは図示の如く傾斜させて刻設
し、且つ一方のローラと他方のローラの傾斜方向を互℃
・に逆テーパとなす。
し、且つ一方のローラと他方のローラの傾斜方向を互℃
・に逆テーパとなす。
この方法によって処理した場合、その処理面のローレッ
ト圧制痕F/は互L・に交叉状態となる。
ト圧制痕F/は互L・に交叉状態となる。
即ち、鋼棒材両端周面は互t゛に左右逆テーパのローレ
ットで圧削されることになるので、酸化スケールの除去
が極めて効果的に遂行される。
ットで圧削されることになるので、酸化スケールの除去
が極めて効果的に遂行される。
第1図は本発明の実施装置たる酸化スケール除去装置例
を構成する三軸ローラの側面図、第2図は同正面図、第
3図は処理済鋼棒材の正面図、第4図A、B図は鋼棒材
のクランプ式通電原理を示す正面図及び側面図である。 1・・・土部ローラ、2,3・・・左右下部ローラ、1
a 、 2a 、 3a−・−各ローラ軸、1 b、
2b、 3b・・・各ローラのローレット 1/、2
/、3/・・・ローラ対、4・・・加圧シリンダー、F
・・・鋼棒材。
を構成する三軸ローラの側面図、第2図は同正面図、第
3図は処理済鋼棒材の正面図、第4図A、B図は鋼棒材
のクランプ式通電原理を示す正面図及び側面図である。 1・・・土部ローラ、2,3・・・左右下部ローラ、1
a 、 2a 、 3a−・−各ローラ軸、1 b、
2b、 3b・・・各ローラのローレット 1/、2
/、3/・・・ローラ対、4・・・加圧シリンダー、F
・・・鋼棒材。
Claims (1)
- 1 同心円上の三角点に配された三軸ローラ構造から成
り、−軸ローラを上部に、他の二軸ローラを左右下部に
夫々間隔的に配し、該左右下部ローラは定軸回転ローラ
とし、上部ローラは該左右下部ローラ間隔の中間線上に
位置させこれを加圧シリンダーのラムにて上下動可に支
承し、各ローラは各軸毎に左右二個のローラ対によって
構成し、各ローラ対の一方を軸方向に移動可となすと共
に、各ローラ対はその表面にローレットを刻設して成る
通電加熱に供する鋼棒材の酸化スケール除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55143337A JPS5831245B2 (ja) | 1980-10-14 | 1980-10-14 | 通電加熱に供する鋼棒材の酸化スケ−ル除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55143337A JPS5831245B2 (ja) | 1980-10-14 | 1980-10-14 | 通電加熱に供する鋼棒材の酸化スケ−ル除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5768215A JPS5768215A (en) | 1982-04-26 |
JPS5831245B2 true JPS5831245B2 (ja) | 1983-07-05 |
Family
ID=15336429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55143337A Expired JPS5831245B2 (ja) | 1980-10-14 | 1980-10-14 | 通電加熱に供する鋼棒材の酸化スケ−ル除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5831245B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6232979Y2 (ja) * | 1983-10-03 | 1987-08-24 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0790390A (ja) * | 1993-09-27 | 1995-04-04 | Nippon Steel Corp | 金属帯の通電加熱装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4945838A (ja) * | 1972-09-07 | 1974-05-01 |
-
1980
- 1980-10-14 JP JP55143337A patent/JPS5831245B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4945838A (ja) * | 1972-09-07 | 1974-05-01 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6232979Y2 (ja) * | 1983-10-03 | 1987-08-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5768215A (en) | 1982-04-26 |
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