JPS583068B2 - センシヨクサレタセンイブツシツ ノ タンシヨクカホウ - Google Patents

センシヨクサレタセンイブツシツ ノ タンシヨクカホウ

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Publication number
JPS583068B2
JPS583068B2 JP49108187A JP10818774A JPS583068B2 JP S583068 B2 JPS583068 B2 JP S583068B2 JP 49108187 A JP49108187 A JP 49108187A JP 10818774 A JP10818774 A JP 10818774A JP S583068 B2 JPS583068 B2 JP S583068B2
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JP
Japan
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hydrogen peroxide
lightening
dyed
color
product
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Expired
Application number
JP49108187A
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四ツ谷実
陣内聖久
米光英一
落合利男
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は染色された繊維物質の淡色化法に開し更に詳し
くは建染染料、あるいは硫化染料によって染色された繊
維物質を、過酸化物を用いて淡色化する方法に関する。
現在行なわれている染色繊維物質の淡色化法を大別する
と、酸化剤を適用する方法と、還元剤を適用する方法と
がある。
両方法共、染料の構造を破壊して無色の化合物としたり
、繊維と染料間の結合を破壊して繊維上の染料濃度を低
下させたりして、淡色化を行なうものであり、多くの場
合酸化剤としては過酸化物は従来の使用法に於いて淡色
化力が弱い為に使用されず、塩素系酸化剤が使用され、
また還元剤としてはハイドロサルファイト等が使用され
ている。
しかし次亜塩素酸塩あるいは亜塩素酸塩等の塩素系酸化
剤では次に示す様な数多くの欠点がある。
つまり塩素系酸化剤はポリウレタン弾性糸を侵す為、ポ
リウレタン弾性系を含む染色繊維物質には適用出来ない
特有の刺激臭の為作業性が悪い。
縫製品を処理する場合は繊維製品に付属した金属製のボ
タン、リベットあるいはファスナ一部に錆が発生したり
、製品同志の密着部分あるいは縫合せ部分が十分淡色化
出来ない為に一般に言われるムラが発生し易い。
また次亜塩素酸ソーダを使用する場合には、薬品の経時
安定註に欠ける為、均一な再現性の有る淡色化が行なえ
ない。
一方ハイドロサルファイト等による還元剤処理では経糸
が先染糸、緯糸が未染糸で構成されている織布の場合に
は、先染糸から還元剤によって溶解した染料が未染糸に
汚染したり、鮮明な仕上りに欠く等の問題があった。
本発明は過酸化物を使用するもので、塩素系酸化剤、ハ
イドロサルファイト等の還元剤の持つ上記の数々の欠点
を解消したものである。
本発明は建染染料あるいは硫化染料によって染色された
繊維物質を過硫酸塩によって淡色化する方法において、
該繊維物質を過酸化水素0.7〜7g/lまたは水溶液
中で過酸化水素を遊離する物質の過酸化水素0.7〜7
g/l相当量と過硫酸塩10〜60g/lとを共に含む
pH 1 2.5以上(7)アルカリ性酸化浴に浸漬処
理することを特徴とする染色された繊維物質の淡色化法
である。
淡色化に際しては高アルカリ性過硫酸塩のみでは鮮明な
淡色化が行なえないばかりか繊維の強度劣化が大きく、
製品としては使用不可能になる。
また高アルカリ性過酸化水素単独のみでは淡色力化はほ
とんどない。
そして一般に高アルカリ性下で過酸化水素を使用すると
、分解が激しく、繊維の強度劣化を引起すという欠点が
ある。
したがって本発明者らは過硫酸塩と過酸化水素の共存は
過硫酸塩単独、過酸化水素単独よりも更に繊維の強度劣
化が大きくなるものと予想したが、予想に反し過酸化水
素の共存によって過硫酸塩による繊維の強度劣化を完全
に防止出来るという注目すべき事実を見出したのである
本発明によれば繊維の強度劣化が完全に防止できるだけ
でなく過酸化水素が共存しているので白度が向上し,そ
して過硫酸塩と過酸化水素の相互作用によって淡色化が
円滑に行なえる。
また高アルカリ性にて処理するので繊維中への浸透、拡
散が良く、均一な淡色化が可能となり、加えて短時間で
処理出来、繊維の風合が向上する等、多くの利点がある
また本発明によれば常温で処理することができ、常温で
処理する場合には蒸気等の加熱媒体および加熱装置が全
く不用になるという利点がある. 本発明において過硫酸塩としてはNa2S208、K2
S208、(NH4)28208等のペルオクソ2硫酸
塩が使用される。
過硫酸塩の水溶液中の濃度は10〜60g/lである。
過酸化水素は35%W/W製品として2〜20g/l(
過酸化水素として0.7〜7g/l)を使用する。
また過酸化水素の他、水溶液中で過酸化水素を遊離する
物質、例えば過炭酸塩、過硼酸塩、過酸化尿素等の過酸
化水素付加物も使用される。
アルカリ剤としては主に苛性ソーダ、苛性カリなどが用
いられるが一部を炭酸ソーダ、炭酸カリ等のアルカリ剤
を代用しても差支えない。
処理温度はとくに制限はないが、繊維の物理的性質とく
に強度への影響、淡色化の均一性などを考慮すれば5〜
40℃、とくに15〜30℃が好ましい。
処理時間は処理温度等の諸条件にもよるが通常5〜60
分程度である。
処理方法はジツガー、パドルワツシャー、オーバーマイ
ヤー、キャー釜等既存の装置にて何ら付属品を付け加え
る事なく、本発明の処理を行なう事が出来る。
本発明の方法はアントラキノン系建染染料、インジゴイ
ド系建染染料、更に硫化染料、硫化建染染料などいずれ
の染料を用いて染色された繊維物質にも適用出来る。
以下に実殉例をあげ本発明をさらに詳細に説明する。
実帷例 1 インジゴイド系建染染料 ミツイ インジゴ(三井東圧
商品名)を用い、常法によつて先染した糸を経糸とし、
未染糸を緯糸として構成された綿デニムの縫製品を淡色
化した。
すなわち、ペルオクソ2硫酸カリウム(K.zS2o8
’) 30g/l、3 5%W/W過酸化水素10g
/lを含み、苛性ソーダにてpH13.5に調整された
水溶液で、浴比1:10にて常温(23℃)20分間、
パドルワツシャーにて処理したのち硫酸にてアルカリ分
を中和し水洗して乾燥した。
その結果,均一にかつ鮮明に淡色化された。
尚、綿デニムの縫製品に付属した、金属性ボタン、リベ
ット及びファスナーに錆は全く発生せず、縫合せ部分も
均一に淡色化出来た。
また、デニム地及び縫糸共強度劣化は全く無く、更にデ
ニム特有の硬い肌触りが取れ、風合が増した。
比較例 1 実焔例1と同様な綿デニムの縫製品を現行の方法である
次亜塩素酸ソーダ処理法にて淡色化した。
すなわち次亜塩素酸ソーダ溶液(有効塩素濃度12%品
)50g/lを含み、pH10.5に調整した溶液にて
浴比1:10、50℃、30分間パドルワツシャーにて
処理し、チオ硫酸ソーダ2g/lにて50℃、10分間
脱塩後水洗し乾燥した。
その結果、デニム地の淡色化は行なえたが縫合せ部分が
淡色化出来ずにムラが発生した。
尚、綿デニムの縫製品に付属した金属性ボタン、リベッ
ト及びファスナーはいずれも錆が発生し風合も硬く、製
品としての価値は低いものであった。
また、処理中、次亜塩酸ソーダ特有の臭いが強く、衛生
上好ましくなかった。
比較例 2 実泡例1と同様な綿デニムの縫製品を現行の方法である
ハイドロサルファイト還元処理にて淡色化した。
すなわち、ハイドロサルファイトナトリウム 5g/l
、苛性ソーダ 1 0g/lを含む水溶液にて、浴比1
:20、80゜C、20分間浸漬処理した後に湯洗し乾
燥した。
その結果、経糸の先染糸から溶解した染料が緯糸の未染
糸に汚染してしまい、また鮮明な仕上りに欠く等、製品
としては使用出来ない状態であった。
実癩例 2 アントラキノン系建染染料 ミケスレン ブリリアント
ピンクR(三井東圧商品名)を用い、パッドスチーム
法によって染色された緯糸の一部にポリウレタン弾性糸
を含有する40番手綿布をペルオクソ2硫酸ソーダ(N
a2S208)60g/l、35%W/W過酸化水素2
0g/lを含み、苛注ソーダにてpH13.5に調整し
た水溶液でジツガーにて常温(26℃)、30分間処理
し、硫酸にてアルカリ分を中和し水洗して乾燥した。
その結果、強度劣化なく、またポリウレタン弾性糸の性
質を損う事なしに、鮮明かつ十分な淡色化が行なえた。
比較例 3 実捲例2と同様なポリウレタン弾姓糸を緯糸の一部に含
む綿布を現行の方法である亜塩素酸ソーダ処理法にて淡
色化した。
すなわち、亜塩素酸ソーダ 1 0g/lを含み硫酸に
てpH3.5に調整した水溶液でジツガーにて60゜C
130分間処理し、チオ硫酸ソーダ 2g/lにて50
℃、10分間脱塩後、水洗し乾燥した。
その結果、淡色化は出来たがポリウレタン弾性糸が茶褐
変色し、特有の弾性も損い、製品としては全く使用出来
なかった。
実強例 3 硫化染料 硫化ブラックBB(三井東圧商品名)を用い
常法にて染色した綿20番手単糸を淡色化した。
すなわち、ペルオクソ2硫酸ソーダ(Na2S208)
50g/l、過硼酸ソーダ(35%W/W過酸化水素6
g/lに相当量)を含み、苛性ソーダにてpH13.0
に調整した水溶液で浴比1:10、常温(19℃)、1
5分間処理し、硫酸にてアルカリ分を中和後、水洗して
乾燥した。
その結果、綿糸の強度劣化なしに淡色化が行なえた。
比較例 4 過硼酸ソーダを用いなかった以外は実帷例3と同様にし
た。
すなわち、ペルオクソ2硫酸ソーダ(Na2S20g)
50g/lのみを含み苛性ソーダにてpH13.0に調
整した水溶液で浴比1:10、常温(19℃)、15分
間処理し,硫酸にてアルカリ分を中和後、水洗して乾燥
した。
その結果、淡色比は行なえたが、綿糸の引張強度が未処
理糸に比べ60%の保持しかなく、製品としての使用に
耐えない状態であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 建染染料あるいは硫化染料によって染色された繊維
    物質を過硫酸塩によって淡色化する方法において、該繊
    維物質を過酸化水素0.7〜7g/lまたは水溶液中で
    過酸化水素を遊離する物質の過酸化水素0.7〜7g/
    l相当量と過硫酸塩10〜60g/eとを共に含むpH
    12.5以上のアルカリ性酸化浴に浸漬処理することを
    特徴とする染色された繊維物質の淡色化法。
JP49108187A 1974-09-19 1974-09-19 センシヨクサレタセンイブツシツ ノ タンシヨクカホウ Expired JPS583068B2 (ja)

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JPS58166070U (ja) * 1982-04-30 1983-11-05 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 プリント配線板

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JP3822121B2 (ja) * 2002-03-12 2006-09-13 コトセン株式会社 インジゴ染色生地の加工方法および該方法によって加工されたインジゴ染色生地

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