JPS583024Y2 - 携帯用冷蔵庫 - Google Patents

携帯用冷蔵庫

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Publication number
JPS583024Y2
JPS583024Y2 JP16680676U JP16680676U JPS583024Y2 JP S583024 Y2 JPS583024 Y2 JP S583024Y2 JP 16680676 U JP16680676 U JP 16680676U JP 16680676 U JP16680676 U JP 16680676U JP S583024 Y2 JPS583024 Y2 JP S583024Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
evaporator
compressor
condenser
box
Prior art date
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Expired
Application number
JP16680676U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5384168U (ja
Inventor
玉那覇修
長田敏夫
Original Assignee
日東工器株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日東工器株式会社 filed Critical 日東工器株式会社
Priority to JP16680676U priority Critical patent/JPS583024Y2/ja
Publication of JPS5384168U publication Critical patent/JPS5384168U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS583024Y2 publication Critical patent/JPS583024Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は携帯用冷蔵庫に関し、エバポレーターを特別
の経路に沿って配設することにより、コンプレッサーか
ら冷却系路内に混入したオイルを自動的にコンプレッサ
ーに還流させるようにしたものである。
近年、所謂レジャーが盛んになると共に携帯用の冷蔵庫
が多く利用されるようになってきた。
これらの携帯用冷蔵庫は一般に、成形された樹脂からな
る函体とこれを閉塞する蓋体とから形成されており、コ
ンプレッサーから送り出されたフレオンガスなどの冷却
媒体をコンデンサーで一旦液化した後函体内の冷蔵室に
露出されたエバポレーター内に導いてここで気化させて
その際の気化熱吸収によって冷蔵室内を冷却した後冷却
媒体を再びコンプレッサーに戻すような構造を有してい
る。
即チ、コンプレッサートコンデンサーとエバポレーター
〇三者を主な要素とする冷却系統が一種の閉回路を形成
している。
コンプレッサーやコンデンサーは、函体のW内に設けて
もよいが、冷蔵庫自体の小型化、外観上の美観などから
、最近これらの要素を蓋体内に組込むことが提案されて
いる。
即ち、蓋体を中空状に構成してその内部にコンプレッサ
ーを設け、蓋体の上面内側に近接してコンデンサーを設
け、蓋体の下面に露出してエバポレーターを設けた構造
である。
ところで冷却媒体の循環に用いられるコンプレッサー内
には、冷却や潤滑の目的からオイルが封入されている。
固定式のものと違って携帯用冷蔵庫の場合、自動車や船
にのせたり、又手に持って運ぶ事が多いため冷蔵庫が傾
斜したり揺れたりし易い。
特に蓋体にコンプレッサーなどを内蔵した構造のものの
場合、函体内の被冷蔵物をとり出したりする際に傾斜や
揺れが加わることは避けられない。
このようにコンプレッサーに傾斜や揺れが加わると、内
部のオイルが冷却系統に侵入して、特にエバポレーター
内に付着して、冷却媒体の円滑な流れを阻害するばかり
でなく、その熱交換効率を低下させるので、冷蔵庫とし
ての冷却能力が著しく低減される。
この考案は、従来の携帯用冷蔵庫にみられるこのような
欠点を除去しようとするものであって、コンプレッサー
の下方蓋体の下面に露出するエバポレーターをして上流
端から下流端に向って連続的に傾斜下降する2重以上の
多段渦巻経路に沿って配設するものである。
以下、図面によって更に詳細にこの考案について説明す
る。
1ず第1〜3図によって、この考案を応用した携帯用冷
蔵庫の概略構成を説明する。
即ち冷蔵庫は、冷蔵すべき物、例えば魚などを入れるた
めの函体2とその上部開口部を閉塞するための蓋体1と
からなってむり、蓋体1は更に上蓋10と底蓋20と冷
蔵すべき物を函体2に投入する投入口を閉塞する栓3と
から戒っている。
以上記述した各部分は成形された樹脂で形成されている
上蓋10と底蓋20とは周縁部において一体に接合され
ており、底蓋20の函体2との当接面にはパツキンなど
のシール材4がとり付けられて函体2内部の冷気を保持
している。
底蓋20の底壁下面にはその4縁に沿って周溝23が形
成されており、この周溝23内にはエバポレーター24
が挿設されている。
蓋体1の内部にはコンプレッサー11が固定されており
、更にこのコンプレッサー110頭部を囲繞するような
配置で、上蓋10の天井壁に近接してコンデンサー12
が設けられている。
第2図において1点鎖線で示すのはコンデンサー12の
経路であり、2点鎖線で示すのはエバポレーター24の
経路である。
第2,3図に示すように、コンデンサー12はコンプレ
ッサー11から出る送流パイプ16に上流端を接続して
コンプレッサー110頭部を方形の渦巻状に多重に囲繞
する如くして走行し、その下流端において同じく蓋体1
の内部に固定された乾燥器13に接続されている。
この乾燥器13から出たキャピラリーチューブ14は後
述する還流パイプ15を数回巻回し、底蓋20の底壁に
設けられたエバポレーター24の上流端に接続されてい
る。
エバポレーター24の下流端は上記還流パイプ15の下
端(上流端)に接続され、該還流パイプ15の出力端部
はコンプレッサー11に接続される。
以上の構成において、フレオンガスなどの冷却媒体は、
コンプレッサー11において圧縮されて送流パイプ16
を経て上部のコンデンサー12に送り込1れ、ここを通
過する間に凝縮・液化される。
コンデンサー12で液化した冷却媒体(フレオン)は乾
燥器13を経てキャピラリーチューブ14によって下方
に導かれ、函体2内に露出するエバポレーター24内に
導入されてここを通過する間に再び気化し、その際函体
12内部から多量の熱を吸収して冷却作用を行う。
エバポレーター24で気化されたフレオンガスはその下
流端において還流パイプ15に入り、上方に導かれてコ
ンプレッサー11に戻る。
さて先にも述べたように、コンプレッサー11の内部に
は冷却並びに潤滑用のオイルが封入されており、コンプ
レッサー11がある程度以上揺れたり傾斜したりすると
、このオイルが上記した冷却系統に侵入することは免れ
ない。
この考案の携帯用冷蔵庫においては、前記したように、
底蓋20の下面周溝23内にエバポレーター24が方形
の渦巻状に多重に巻回して配設されている。
この渦巻構造を利用して、この考案においては第3図に
暗示するように、エバポレーター24の渦巻構造を同一
面内に置かず、キャピラリーチューブ14の下端に接続
するその上流端から還流パイプ15の下端に接続するそ
の下流端に向けて、連続的にその配設経路が下降するよ
うに傾斜させたものである。
図示の例では、渦巻構造の最も内側の位置においてキャ
ピラリーチューブ14をエバポレーター24に接続し最
も外側の位置にトいてエバポレーター24を還流パイプ
15に接続したので、エバポレーター24は上から下に
向って末広がりの渦巻構造になっている。
しかし、これとは逆に、渦巻構造の最も外側の位置にお
いてキャピラリーチューブ14をエバポレーター24に
接続し最も内側の位置においてエバポレーター24を還
流パイプ15に接続してエバポレーター24に上から下
に向っての末しぼ渣りの渦巻構造を持たせてもよい。
要はエバポレーター24の渦巻構造にかいて、その上流
端から下流端に向って連続的に下降傾斜するような配設
経路を持たせればよいのである。
この結果、エバポレーター24内に流れ込んだオイルは
上流から下流に向って自然に流下してその還流パイプ1
5に接続する下流端附近に溜るようになる。
するとコンプレッサ−11始動時のガス圧によってこの
溜ったオイルが還流パイプ15内を押上げられてコンプ
レッサー内に戻すれる。
又、通常運転中であっても、オイルが溜ってエバポレー
ター24の管路を閉塞する程度に迄なると、同様にガス
圧によってこの溜ったオイルが還流パイプ15内に押上
げられてコンブレシザー11内に戻される。
この考案によれば、携帯用冷蔵庫のコンプレッサー内の
オイルが揺れや傾斜によって仮に冷却系統内に混入して
も、ガス圧を利用してこれを再びコンデンサー内に戻し
て仕舞うのみならず、エバポレーターを傾斜構造とした
ので、冷却系統、特にエバポレーター内にオイルが滞留
することがなくなり、オイルの滞留による冷却媒体(フ
レオンガス)の円滑な流れの阻害やエバポレーターノ熱
交換機能の低下が有効に防止され、冷蔵庫の冷却能力が
大幅に向上しかつ持続する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の携帯用冷蔵庫の構造の概略を示す一
部断面側面図、第2図はその一部省略平面図、第3図は
その一部を拡大して示した一部断面側面図である。 1・・・・・・蓋体、14・・・・・・キャピラリーチ
ューブ、2・・・・・・函体、15・・・・・・還流パ
イプ、3・・・・・・栓、16・・・・・・送流パイプ
、4・・・・・・シール材、20・・・・・・底蓋、1
0・・・・・・上蓋、11・・・・・・コンプレッサー
22・・・・・・断熱材、12・・・・・・コンデンサ
ー、23・・。 ・・・周溝、13・・・・・・乾燥器、24・・・・・
・エバポレーター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上蓋10と底蓋20とによって囲1れた箱形の蓋体1の
    底蓋が函体2の上部開口部を閉塞し、蓋体1内にはコン
    プレッサー11が設けられるとともに上蓋に近接してコ
    ンデンサー12が設けられており、底蓋の函体に面する
    側に露出してエバポレーター24が設けられている形式
    でちって、上記のエバポレーターが上流端から下流端に
    向って連続的に傾斜下降するように構成された2重以上
    の多段渦巻経路に沿って配設されていることを特徴とす
    る携帯用冷蔵庫。
JP16680676U 1976-12-14 1976-12-14 携帯用冷蔵庫 Expired JPS583024Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16680676U JPS583024Y2 (ja) 1976-12-14 1976-12-14 携帯用冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16680676U JPS583024Y2 (ja) 1976-12-14 1976-12-14 携帯用冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5384168U JPS5384168U (ja) 1978-07-12
JPS583024Y2 true JPS583024Y2 (ja) 1983-01-19

Family

ID=28774528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16680676U Expired JPS583024Y2 (ja) 1976-12-14 1976-12-14 携帯用冷蔵庫

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JPS5384168U (ja) 1978-07-12

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