JPS582991B2 - カンシキコ−クスレイキヤクセツビヘノ コ−クスキヨウキユウセツビニオケル コ−クスソウニユウソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は乾式コークス冷却設備へのコークス供給設備に
おいて、発塵させないようにコークスを装入するコーク
ス装入装置に関するものである。

従来、乾式コークス冷却設備へのコークス供給設備にお
いては、冷却塔内へコークスを装入する場合、各冷却塔
の上部に設けられたコークス装入ホツパー上にコークス
パケットを位置させてから該コークスパケット内のコー
クスを装入ホッパーを介し冷却塔に装入していた。

そのため、冷却塔への装入時においては、コークスが大
気に開放された状態で装入されるので、発塵がはなはだ
しい。

かかる状況においてコークスパケットにカバーをし装入
時に部分集塵を行ってもコークスパケットからの発塵は
完全に防止できなく、且つ装入時に部分集塵を行っても
外気と置換し内部の塵を含んだガスを吸引することにな
るため、コークス装入時において赤熱コークスが外部か
ら浸入して来た空気により燃焼する危険も起きていた。

本発明は、かかる欠点を解消することを目的としてなし
たコークス装入装置に係るもので、冷却塔上部にシール
ボックスを固定せしめ、該シールボックスの上方に位置
せしめたシール部材をベローズを介してシールボックス
に連結すると共にシールボックス上のシリンダ装置を上
記シール部材に連結し、且つ上記シールボックス内を集
塵ダクトに連通せしめてコークスパケット台車から吸入
される外気と内部のガスを置換させつつ集塵されるよう
にし、集塵を行いつつコークスを装入し得るよう構成し
たことを特徴とするものである。

以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図Ａ，Ｂ，Ｃは本発明のコークス装入装置を用いた
乾式コークス冷却設備へのコークス供給設備の概略を示
すもので、１はコークス炉、２はコークスガイド車、３
はコークスパケット車、４はコークスパケット台車、５
はコークスパケット、６は冷却塔架構、７は冷却塔、８
は巻上塔、９は巻上機、１０はエレベータ装置、１１は
引込み押出し台車、１２は本発明のコークス装入装置を
施す部分である。

第２図及び第３図は本発明のコークス装入装置の構成要
領を示すもので、第１図に示す各冷却塔７の上部に、上
部にシール弁座２２と、図示しない駆動源により開閉で
きるようにしたシール弁２３とを取付けたシールボック
ス２１を固定設置すると共に、上記シールボックス２１
のシール弁座２２上方に、上部周囲にシール部材２４を
取付けた円筒２５を位置せしめ、シールボックス２１の
上面に設置した油圧シリンダ２６のロンド先端を上記円
筒２５に連結すると共に該円筒２５とシールボックス２
１との間にベローズ２７を介在せしめ、油圧シリンダ２
６によりシール部材２４と共に円筒２５の昇降をベロー
ズ２７で吸収するようにし、且つ上記シールボックス２
１は、集塵ダクト２８のバイパス管２９にブリーダー管
３０を介し連通せしめ、上記バイパス管２９にガス燃焼
装置３１、圧力調整弁３２、バタフライ弁３３を第３図
の如く設け、コークス装入時は圧力調整弁３２を閉とし
バタフライ弁３３を開いて集塵ガスをブリーダ管３０、
バイパス管２９を通して集塵ダクト２８に排気するよう
にする。

又前記コークスパケット台車４には投入シュート３４を
固定して該投入シュート３４に、上記シール部材２４が
押上げられたときにシール作用をするためのシールスカ
ート３５を取付け、更に投入シュート３４の上部に空気
取入口３６と空気口３７を設け、コークス装入中に集塵
を行うとき空気取入口３６より外気を吸入して内部のガ
スと外部の清浄な空気と置換しつつ集塵をさせ得るよう
にした。

尚３８はコークスパケット５に取付けたスライドゲート
、３９はゲート開閉用油圧シリンダ、４０はパケット力
バーである。

上記構成であるから、コークス炉１から赤熱コークスを
投入積載されたコークスパケット５がコークスパケット
車３で輸送された後、コークスパケット台車４と一緒に
エレベータ装置１０で上昇させられ、次でエレベータ装
置１０からコークスパケット５をコークスパケット台車
４と共に冷却塔架構６上に押出し、任意の冷却塔７の位
置までコークスパケット台車４を走行させて停止させ、
本発明の装置で冷却塔１内にコークス装入を行う。

コークスパケット台車４が冷却塔７の位置に停止すると
、先ず油圧シリンダ２６によりシール部材２４を上昇さ
せてシールスカート３５に接触させ、コークス台車４の
投入シュート３４とシールボックス２１との間をシール
する。

次にシールボックス２１内のシー少弁２３を開いて投入
シュート３４と冷却塔７内部とを連通状態にし、次でコ
ークスパケット台車４のゲート開閉用油圧シリンダ３９
によりスライドゲート３８を開く。

これによりコークスパケット５内のコークスを投入シュ
ート３４、シールボックス２１を通し冷却塔７内に装入
させる。

このコークス装入時に、パケット力バー４０を装着した
コークスパケット５内及びシールボックス２１内に清浄
空気を取入れるために空気取入口３６を開いて矢印の如
く空気を浸入させ空気口３７を通して取入れると共に圧
力調整弁３２を閉、バタフライ弁３３を開にする。

これによりコークス装入時は、集塵ガスはバイパス管２
９を通って集塵ダクト２８に直接排気されると同時に吸
入される清浄空気と塵埃を含んだガスとが速かに置換さ
れて集塵ガスは徐々に集塵ダクト２８へ排出され、かか
るガスと空気を置換しつつ集塵を行って集塵を行いつつ
コークスを装入させる。

コークス装入が完了し且つコークスパケット５内及びシ
ールボックス２１内が清浄空気と置換されて清浄空気で
充満したら、シール弁２３を閉とし、油圧シリンダ２６
によりシール部材２４を下降させてシール作動を解除し
コークスパケット台車４を移動させると同時に、バタフ
ライ弁３３を閉じ、且つシールボックス２１内の圧力を
検出し、この検出圧力に応じて開度を調整する圧力調整
弁３２を開いてシールボックス２１内の圧力を制御しつ
つ放散ガスをガス燃焼装置３１で燃焼させ、集塵ダクト
２８に吸引させる。

本発明では、集塵を行いつつコークス装入させるので、
装入時発塵させることがない。

尚シールボックス２１やシール弁２３をライニングによ
り保護することは任意であり、又水冷することも任意で
ある。

以上述べた如く、本発明の装置によれば、（１）コーク
ス装入時に冷却塔上部を大気より遮断してコークス装入
を行わせるので、発塵がない。

（１１）装入時における部分集塵を行ってもすべて固定
で配管できるため、設計が容易であり、且つ外部からダ
クトに侵入する空気を完全に遮断できる。

（ｉｉｉ）冷却塔上部に固定されるので、冷却塔内を外
気から遮断するためのカバー等を装着する操作がなくな
り、タイムスケジュールの短縮となり、その分だけ稼動
率を向上させることができる。

等の優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａは本発明の装置を施した乾式コークス冷却設備
へのコークス供給設置の概略平面図、第１図Ｂは第１図
ＡのＩ−Ｔ矢視図、第１図Ｃは第１図Ａの■一■矢視図
、第２図は本発明のコークス装入装置の断面図、第３図
は第２図の■矢視図である。 １・・・・・・コークス炉、３・・・・・・コークスパ
ケット車、４・・・・・・コークスバケット台車、５・
・・・・・コークスバケット、６・・・・・・冷却塔架
構、７・・・・・・冷却塔、２１・・・・・・シールボ
ックス、２３・・・・・・シール弁、２４・・・・・・
シール部材、２６・・・・・・油圧シリンダ、２８・・
・・・・集塵ダクト、２９・・・・・・バイパス管、３
４・・・・・・投入７ユート、３６・・・・・・空気取
入口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 乾式コークス冷却設備へのコークス供給設備におい
   て、冷却塔上部にシールボックスを固定せしめ、該シー
   ルボックスの上方に位置せしめたシール部材をベローズ
   を介してシールボックスニ連結すると共にシールボック
   ス上のシリンダ装置を上記シール部材に連結し、且つ上
   記シールボックス内を集塵ダクトに連通せしめてコーク
   スパケット台車から吸入される外気と内部のガスが置換
   されつつ集塵されるようにし、集塵を行いつつコークス
   を装入し得るよう構成したことを特徴とするコークス装
   入装置。