JPS5829831A - 無滴性に優れた合成樹脂成形物の製造法 - Google Patents

無滴性に優れた合成樹脂成形物の製造法

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JPS5829831A
JPS5829831A JP56125970A JP12597081A JPS5829831A JP S5829831 A JPS5829831 A JP S5829831A JP 56125970 A JP56125970 A JP 56125970A JP 12597081 A JP12597081 A JP 12597081A JP S5829831 A JPS5829831 A JP S5829831A
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高山 森
Masayuki Egami
正之 江上
Yoshiyuki Funou
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無滴性に優れた合成樹脂成形物、九とえば合成
樹脂フィルム、シート及び板等の製造法に関するもので
ある。なお、本明細書において[−無滴性」とは、合成
樹脂成形物の表面に水滴が付着しない性質をいう。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
エステル及びポリメチルメメクリレート尋の合成樹脂成
形物の表面は疎水性でToD、水に対する親和性が少な
いので、水滴が付着しやすい、たとえば、合成樹脂フィ
ルムやシート等を農業用ハウスに用いた場合には、土壌
や作物から蒸散する水蒸気がフィルムやシートの表面で
凝縮して水滴が形成される。その丸めに、フィルムやシ
ートがIkシ、日光の透過率が低下し、作物の成育がさ
またげられ、或いは水滴の落下により葉腐れ勢を起す。
従来、かかる合成樹脂成形物の水滴付着を防止する丸め
には、各種の界面活性剤や親水性高分子化合物を、成形
前の合成樹脂l/C練込んでおくとか、或いは合成樹脂
成形物の表面に塗布する方法がとられている。これらの
方法は、一般に無滴性の持続性が短かく、数か月しかも
たない欠点があり、かつ無滴性の良好なものは夕方から
夜にかけて負業用ハウス内にも中が発生し、病害発生の
原因になる尋の欠点が6つな、そして、無滴性の良好な
ものはども中の発生が目立つことからして、そのもやの
発生原因は次のようなものと推定される。すなわち、夜
間には地面の温度が周囲の空気よりも高く、水分が地面
よ)蒸発するが、その水蒸気が周囲の空気に冷されて霧
滴となる。他方、ハウスに使用しているフィルムやシー
トの内側の表面には無滴効果により水膜が形成されてい
て、その水腹の表面には溶は込んだ界面活性剤が含まれ
ていて、これが霧滴の水膜への凝縮を妨げるので、霧滴
がハウス内に立ちこめ、もやとなる。
塗布機の無滴剤の一種として、無機質水性ゾルと界面活
性剤の混合物を用いることが既に提案された。九とえば
、界面活性剤を主体とし、これに少量のシリカゾルを加
えたもの(%公昭30−//3≠g号公報)、アルミナ
ゾルに界面活性剤を加えたもの(特公昭弘ター3dtt
t号公報)、アルミナゾルに界面活性剤と親木性ポリi
−を加ええもの(%開昭j/−1/ざ77号公報)、コ
ロイド状シリカKIN水性ポリi−と界面活性剤を加え
たもの(特開昭30−3132号公報)、シリカゾルに
界面活性剤を加え良もの(%開昭jj−jG/77号及
び特開昭44Ic−,20り7り号公報)郷がある。
これらの公知文献においては、界面活性剤の濃度はかな
り減少しているが、多くの場合に無滴剤中になお0.7
重量九以上の界面活性剤が含まれていて、そのためにも
やの発生を解消されるに至らない、すなわち、ポリエチ
レン郷のような低エネルギー表面を濡らす丸めには、塗
布液の表面張力t−37ダイン/a11以下に下げるこ
とが必要であるか、上記公知文献においてもすべて無滴
剤の表面張力を下げることによりプラスチック表面を濡
らすようにして無滴剤のプラスチック表面への塗布を容
易ならしめているのである。シ九がって、一般にこの種
の無滴剤は0./重jkgb以上の界面活性剤の存在が
不可欠であり、浸漬法やロールコーティング法等の工業
的に有利′な方法でプラスチックフィルムやシート尋に
連続的高速かつ均一に塗布するにはさらに高濃度の界面
活性剤の存在が望ましいとされていた。
上記公知文献の実施例中には、界面活性剤濃度が0./
’ijL*96以下のものもあるが、その場合の塗布方
法はスプレー塗布に限られ、工業的に有利な浸漬法やロ
ールコーティング法が用いられていない。
また、水酸化鉄や水酸化スズの水性ゾル中にポリエチレ
ンやテフロンフィルムを浸漬しておくと、そのフィルム
表面にコロイド粒子が沈着して水で濡れるようになるこ
とも既に報告されている([ジャーナル・オプ・コロイ
ド・アンド・インターフェース・サイエンス」第弘コ巻
縞3号第jlり〜jりAjL(/り73)参照〕、シか
し、同報文によれば、ポリエチレンフィルムを水酸化鉄
ゾル又は水酸化スズゾル中に浸漬してフィルム嵌lにコ
ロイド粒子を沈着させて水で濡れるようになるまでには
、ポリエチレンフィルムの場合に2.0分間又は0..
23分間それぞれ浸漬しておく必要かあるとされている
。また、本発明者勢がかかる方法で実際にポリエチレン
フィルムにコロイド粒子を沈着させたフィルムを製造し
、それらを農業用ハウスに使用して性能を評価したとこ
ろ、これらのフィルムは下記の点において実用性がない
ことが判明した。
すなわち、これらのフィルムは液体の水には濡れるが、
農業用ハウスに用いて水蒸気と接触した場合に曇りを生
じた。特に1冬期のような水蒸気の蒸散量の少ない季節
にはその働りが著しく長期間持続し九。
これは、フィルム表面のコロイド粒子の密度が小さく、
コロイド粒子と粒子間にポリエチレンフィルムの表面が
露出していることに原因がある。すなわち、かかるフィ
ルムが液体の水と接触した場合には、露出部がかなpあ
りても水は液膜状に拡がりフィルムを濡らすことができ
るが、水蒸気は小さい液滴となってフィルム表面に凝縮
し、露出部でははじかれて液滴の1まで存在するので曇
つ七見える。そして、これを除くには、ポリエチレンフ
ィルム表面に沈゛着したコロイド粒子の密度を上げるこ
とが必要であり、水蒸気で曇らない無滴性を付与するに
は、ポリエチレンフィルムを水酸化鉄や水酸化スズの水
性ゾル中に7j分、望ましくd30分程度浸漬しておく
必要があり、到底、工業的に実施できるものではないの
である。
本発明者醇は、もやの発生を抑えるために界面活性剤を
殆んど或いは全く使用せずに、しかも長期間にわたって
優れた無滴性を有する合成樹脂成形物を工業的に有利に
製造すべく種々研究を重ねた結果、本発明に到達したも
のである。
すなわち、本発明の無滴性に優れ六合成樹脂成形物の製
造法は、コロイド状シリカを0、 Oj−λ0重量九及
び水溶性アルミニウム塩を液100y当り10−4〜0
.1モル含む水性液を用いて合成樹脂成形物を処理し、
該合成樹脂成形物の表面にコロイド状シリカ粒子を沈着
せしめることを特徴とする方法である。
従来、ガラスのような負電荷を帯びた表面K、陽電荷を
帯びたアルミナゾルか瞬間的に沈着する報告がある。そ
して、ポリエチレン等の表面は、中性に近いか、弱い負
電荷を帯びていると推定されるが、かかるポリエチレン
フィルム尋をアルミナゾル中に浸漬してもアルミナ粒子
の沈着速度が極めておそく、7時間も浸漬してようやく
不十分な沈着が認められるKすぎなかつ九。
また、シリカゾルも、そのtt、:cはポリエチレン吟
の合成樹脂成形物表面に対し実際上全く沈着を起さない
。しかるに、シリカゾルに水溶性アルミニウム塩t−微
蓋加えたところ、コロイド状シリカの凝集が一部に起り
白濁するものの、これにポリエチレン尋の合成樹脂成形
物を浸漬すると、殆んど瞬間的に沈着を起すことが本発
明において見出され九のである。さらに、そのアルミニ
ウム塩の添加比率を増加させ九ところ、凝集が起らず、
むしろその添加比率の少ない場合よりも透明な水性液が
得られ、この水性液もやはす同様に瞬間的な沈着を起す
ことが見出された。そして、かかる沈着処理後の合成樹
脂成形物を乾燥してから水蒸気Km出せしめたところ、
曇りを起さず、優れた無滴性を示した。
コロイド状シリカに水溶性アルばニウム塩を添加して得
られたコロイド状シリカ粒子の表面にはアルミニウムイ
オン、又は水和アルミニウムイオン等が吸着していると
思われるが、陽電荷を帯びたアルミナゾルがポリエチレ
ンフィルム等に対する沈着速度が極めて小さいにかかわ
らず、かかるシリカ粒子−の沈着速度が極めて大きいこ
とは全く予想外のことである。しかも、本発明で用いる
かかるアルミニウム塩を添加したコロイド状シリカ水性
ゾルは保存安定性にも優れていて、7週間桐度室温に放
1しても凝集の進行が殆んど誌められないのである。
本発明において用いるコロイド状シリカをo、 o 、
r〜λ011及び水溶性アルミニウム塩を液100−当
910〜0.1モル含む水性液(以下において「沈着液
」ということがある、)は、シリカゾルやアルミナゾル
に界面活性剤を添加してなる公知の塗布型無滴剤と一見
似ているようであるが、この両者は下記の点にシいて明
確に区別できるものである。
(1)従来の塗布型無滴剤は、比較的多itの界面活性
剤を加えて表面張力を3/ダ・イン/cns以下にまで
下げ、合成樹脂成形物の表面を濡らすようKして塗布す
るもので4elIる、これに対し、′本発明の沈着液は
界面活性剤を全く、或いは殆んど含まないもので、その
表面張力が3jダイン/12以上、好ましくは30〜7
まダイン/cI−であって、ポリエチレン尋の合成樹脂
成形物に刷毛塗り法やロールコータ−法で塗布しようと
してもはじかれてしまって塗布できず、浸漬法又はスプ
レー法等によってのみ塗布できる。
(−)従来の塗布型無滴剤を合成樹脂成形物の表面に塗
布し、直ちに水でリンスすると、コロイド粒子が洗い落
されてしまって、水をはじく状態にもどる。これに対し
、本発明の沈着液に合成樹脂成形物を数秒間程度浸漬し
、次いで引き上げて直ちに水でリンスしても、合成樹脂
成形物表面は依然として濡れており、沈着したコロイド
状シリカは水によって洗い落されないことを示す。
本発明の沈着液は、コロイド状シリカを0.0!−20
11M96、好1シ<dO,J−j重量九含み、かつ水
溶性アル<=ラム塩を液100114当り10−4〜0
.1モル、好ましくはlo−3〜0.0jモル含む水性
液でめり、一般にその表面張力は3jダイン/口以上、
好ましくはjO〜73ダイン/cInでめる。かかる沈
着数社、九とえば所望s度のコロイド状シリカ水性液(
すなわちシリカ水性ゾル)に固型の水溶性アル<ニウム
塩を添加して調製することができるし、或いはコロイド
状シリカ水性液に、予め水に溶かし九アル<=ラム塩水
溶液を添加して調製することができる。
その水溶性アルミニウム塩は、水溶性のものであればそ
の種類を問わない、九とえば硫酸アルミニウム、硝酸ア
ルミニウム、塩化アルミニウム、各種明ばん、酢酸アル
ミニウム尋があげられる。
本発明の沈着液は、そのシリカ澁度が低すぎるとコロイ
ド状シリカを有効に沈着せしめることができないし、そ
のシリカ濃度が篇すぎると処理後の合成樹脂成形物表面
の平滑性が損われる。また、水溶性アルミニウム塙濃度
が高すぎると処理後の合成樹脂成形物表面がざらり〈シ
、その塩濃度が低すぎると沈着速度がおそくなり、かつ
得られる成形物の無滴性の持続性も低下する。
本発明における合成樹脂成形物として11、たとえばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエ
ステル、ポリメチルメタクリレート岬の種々の合成樹脂
成形物がめげられ、またその成形物の形状としてはフィ
ルム、シート及び板轡があげられる。
本発明を工業的に実施する方法としては、九とえば沈着
液を入れた液槽中に合成樹脂成形物、たとえばフィルム
やシートを連続的に通して、合成樹脂成形物を連続的に
浸漬処理する方法が能率的で好ましい方法としてめげら
れる。その際の浸漬処理時間、すなわち液槽中の滞留時
間又は処理液との接触時間は、沈着液組成や樹脂の種類
i1によっても多少異なるが、通常は数秒〜10秒間稿
度で十分に均一なシリカ粒子の沈着が得られる。
なお、本発明の沈着液は界面活性剤を殆んど、或いは全
く含まないので、表面張力が3jダイン/cm以上と大
きいから、刷毛塗り法やロールコーティング法で塗布し
ようとしても液がはじかれてしまって有効にシリカ粒子
を沈着せしめることができない、その丸めに、上記の浸
漬処理方法が蛾も好ましいが、小規模の実施であれば、
たとえばスプレー法等の使用も可能でめる。
本発明において沈着液によるも理をし九合成樹脂成形物
は、熱風等によって乾燥して乾燥展品にするのが取扱い
上及び性能l11[i等の点から望オしいが、場合によ
っては未乾燥のままでも使用に供することができる。
また、沈着液による処理管し九合成樹脂成形物は、沈着
液濃度等によっては沈着したシリカ粒子層上に過剰の沈
着液が付着してきて、乾燥後の成形物表向がざらつくこ
とかある、これを防ぐには、沈漬液処理後の合成1si
脂成形qkJt−引続いて水槽中に通して水でり/ス(
洗浄)して余分に付着した沈着液を洗い落してから乾燥
すればよい、かかる水によるリンス処理によっても無滴
性になんら急影譬がないし、かえって、沈着液中に界面
活性剤が含まnている場合には界面活性剤もリンス処層
でその大部分が除かれる結果、農業用ノ・ウス等に使用
し友ときのもやの発生を防止で亀、好ましい。
本発明の沈着液処理をした合成樹脂成形物は、上記の水
によるリンス処理の代DK、シリカゾルのゲル化剤を含
む水性液中を通してから乾燥してもよい、かかるゲル化
剤処理をすると、シリカ層の乾燥後の塗膜強度か著しく
肉止し、たとえば指等の摩擦による剥離抵抗性が大きく
なるし、かつ浸漬処理時の沈着液の濃度中温度、さらに
は乾燥時の乾燥温度$に多少の変動があっても、製品の
無滴性や無滴性の持続性レベルの変動が少なくなり、安
定した操業が容易となり、工業的に極めて有利となる。
上記のシリカゾルのゲル化剤としては、シリカゾルのコ
ロイド粒子を凝集させる作用を有する物質をいう。一般
に、シリカゾル中のコロイド状シリカ粒子は表面に負の
電荷を有し、その電荷相互の電気的反ばつ力によって粒
子の凝集が妨げられ安定なゾル状態が保九れているが、
これKその電荷を中和する作用をする物質を添加すると
、粒子の凝集が起り、ゲル化する。かかるシリカゾルの
ゲル化剤としては、酸類、アルカリ類、塩類、カチオン
性界面活性剤類、両性界面活性剤類、アルオナゾル、さ
らにエタノールやアセトン岬の有機物質類等があげられ
る。そして、本発明において用いるゲル化剤を含む水性
液中のゲル化剤濃度は、ゲル化剤の種類勢によっても異
なるが、通常0. /〜30重i−丸、好ましくは0.
7〜!重量九である。
本発明の製法によって得られる合成樹脂成形物、九とえ
ばフィルムやシート等は、これを農業用ハウス揶に使用
した場合に5冬期でも曇夛が発生せず、極めて優、れた
無滴性を示し、かつその無滴性を6か月以上の長期にゎ
走って持続できる。また、無滴性に優れているにかかわ
らず、夜間におけるハウス内のもやの発生が殆んど認め
られない、さらに、そのフィルムやシート等は透明性が
良好で、べとつくこともなく、そのシリカ粒子沈着塗膜
は乾燥時及びa温時とも強度が大で、たとえば指轡によ
って摩擦してもシリカ粒子が容易に剥離することがない
以下に、実施例及び比較例をあげて本発明をさらに詳述
するが、本発明はこれらの例によってなんら制限されな
い。これらの例における丸は、特に1載しない限り重量
基準による。
実施例/〜ざ 市販シリカゾルの稀釈水性液に、各種の水118フルミ
ニウム塩を固体のままで添加して溶かして、表7に示す
実施例/〜gの組成の沈着液を調製した。用いたシリカ
ゾルは、実施例/〜3では日量化学工業社商品名スノー
ス 実施例ざでは触媒化成工業社商品名カタロイド5R−3
0で6つ走。また、用いたアルミニウム塩はいずれも和
光紬薬工業社の試薬特級であった。
これらの各沈着液中に農業用低密度ポリエチレンフィル
ムを、表1に示す種々の時間浸漬し、引き上げてから水
中で3秒間リンスして風乾した。七の際のリンス後水か
ら引合上けた時のフィルム表面の水による個れ状態、及
び風乾したフィルムを30cの温湯を満した水槽上の湯
気に3秒間がざしたときのフィルム表面の曇り状態を調
べて粁価した。その結果は表/に示すとおりであった。
比較例/〜ど 表/に示すように、フロイド状水酸化鉄(比較例/)、
コロイド状水酸化スズ(比較例−)、シリカゾル(比較
例3)、アルンナゾル(比較例4I−)、アルミニウム
塩(比較例j)、シリカゾルやアルンナゾルにノニオン
性界面活性剤やアニオン性界面活性剤を比較的)C多蓋
加えて、液の表面張力を3oダイン/国以下にした水性
液(比較例6〜g)をそれぞれ処理液として用いて、実
施例7〜gにおけると同様にしてポリエチレンフィルム
ラ浸漬処理し、同時に水でリンスしてから風乾し念比較
例/のコロイド状水酸化鉄及び比較例、20コロイド状
水酸化スズは、上記文献の記載にしたがって、FeC1
,・6H!Oを用い、X線8nC1a・jH*Oと8n
C1,・、2H,0を用いて、これらを水に溶かし、P
Hの調節及びエージング処理をしてそれぞれ調製しな、
また、比較例3のシリカゾルは日産化学社商品名スノー
テックス≠Oを、比較例μのアルミナゾルは日産化学社
商品名アルZナシルーlOOをそれぞれ水で稀釈して用
い念。ま念、比較例6〜tでは上記のそれぞれの市販ゾ
ルにそれぞれの界面活性剤を添加して調製した。
II/の注 (1)リンス後の水濡れ性の評価は下記によつ九′(表
1も同様)。
O・・・均一に濡れている。
Δ・・・濡れているが、部分的にはじ かれている。
×・・・完全にはじかれ、濡れていな い。
(コ)風乾後の湯気テスト結果の評価は下記によつ九(
表λも同様)。
O・・・透明であって曇りが認められ ない。
Δ・・・わずかに曇る。
X・・・着しく曇る。
$I/に示された結果から明らかなように、実施例/〜
lで得られ九フィルムは、水でリンスして引き上げた状
態で水に均一に濡れておシ、コロイド状シリカが均一に
沈着していることを示した。そして、その各フィルムは
風乾後に湯気にかざしても曇ることがなく、透明であっ
た。そして、かかる無滴性を有するフィルムを得るOK
要する沈着液への浸漬時間はわずか2Q秒までで足夛、
中には数秒で足りるものもあった。また、その各フィル
ムはリンス後においてもコロイド状シリカが沈着してお
り、かつその沈着シリカ層中の界面活性剤含有量が極め
て少量であることi、X線マイクロアナライザー、X線
電子分光(E8CA)及び電子顕微鏡による解析によっ
て確認された。
これに対し、比較例/及び2で得られたフィルムは、水
でリンスし丸後も水に濡れることからしてコロイド状シ
リカの沈着が認められるものの、風乾後のフィルムを湯
気Kかさして曇らなくするのVCl2分(比較例/)又
は3分(比較例λ)を要した。また、比較例3のコロイ
ド状シリカのみでは沈着が実際上越らないし、比較例≠
のコロイド状アルミナのみでは沈着が起るものの、沈着
速度が極めておそかった。比較例jの塩化アルンニウム
塩のみの場合も実際上全く沈着を起さなかった。さらに
、比較例6〜+rのコロイド状シリカ又はコロイド状ア
ルミナに比較的多量の界面活性剤を加えた従来の塗布型
無滴剤は、液の表面張力が小さいので、これにフィルム
を浸漬して引き上げるとフィルム表面が濡れているが、
そのフィルムは水でリンスするとコロイド粒子が完全に
洗い落されてしまい、水をはじくようになり、湯気にか
ざすと全く無滴性を示さなかった。
実施例り〜/μ 比較例り〜/l/L 表、2に示すように、上記の実施例及び比較例において
用いた表/に記載の各種の処理液(沈着液)及び各種の
合成樹脂フィルム又はシートを使用し、そのほかは実施
例/〜gKおけると同様にして浸漬処理をし、同様に水
でリンス処理し、風乾して得たフィルム又はシートにつ
いて、同様の評価をした。
その結果は表2に示すとおりであった。
表λに示されたように、実施例り〜/≠で得られ良各フ
ィルム又はシートは、20秒以内の浸漬処理で湯気によ
V鎮らない優れた無滴性を示した。これに対し比較例り
〜/4’で得られ次各フィルム又はシートは、湯気で曇
らないものとするのに長時間の浸漬処理が必要であり、
実用性に乏しかつ九。
実施例/j〜/l 比較例/!〜/7 表3に示すように、実施例/j〜itでは実施例3にお
いて用いたと同一の沈着液を入れた論/槽中に農業用低
密度ポリエチレンフィルムを連続的に通して浸漬処理を
した。七OIIの沈着液中の浸漬(接触)時間はいずれ
も約20秒であった。浸漬処理後のフィルムは、実施例
1jではそのまtざOCの温風で連続的に乾燥した。ま
九、実施例/6では水を入れた第2槽中を連続的に通し
て水でリンスし、実施例/7又は7gではゲル化剤とし
てエタノール又はドデシルトリメチルアンモニウムクロ
ライドをそれぞれ添加した水性液を入れ九第λ槽中を連
続的に通してから、いずれもtOCの温風で連続的に乾
燥した。その際の#I一槽の水性液中の滞留(接触)時
間はいずれも約6秒であった。
また、比較例/j又は/6では、比較例6又は!で用い
たと同一の処理液をそれぞれ入し&jl /槽中に農業
−低密度ポリエチレンフィルムを連続的に通して浸漬処
理をしてから、ざOCの温風で連続的に乾燥した。その
際の処理液中の滞留時間は−いずれ龜約、20秒であっ
た。そして比較例/j及び/6の場合には、7回の浸漬
及び乾燥では塗膜K11mシムラが生じたので、浸漬及
び乾燥の各処理t−2回繰返して行なう庚。まえ、比較
例/7でtよ低密度ポリエチレンベレットに1無滴剤と
してソルビタンモノオレエート′fro、396練込ん
だものをインフレーション法にょ如フィル五に成形し丸
以上のようにして製造された各フィルムを用いて冬期(
コ月)Kl業用ハウスを組立て、その無滴性、無滴性持
続性、ハウス組立時の傷の発生、及び夜間忙おけるハウ
ス内の4中の発生等を調べて評価した。その結果は表3
に示すとおりであつ九。
表3の結果から明らかなように、実施例/!〜/ざで得
られたフィルムは、沈着液中の滞留時間が極めて短かい
にかかわらず、フィルム表面にコロイド状シリカが均一
に高密度に沈着していて、無滴性及び無滴性持続性とも
極めて良好でめった。これに対し、比較例1j及び/6
では浸漬及び乾燥を各2回繰返し九Kかかわらず、その
フィルム性能は実施例/J’〜/JlOものよりも著し
く劣った。また、比較例/7のフィルムも実施例/!〜
/lのものよシ着しく劣つ九。
すなわち、実施例/j〜/lで得られた各フィルムは、
ハウス組立直後から僑りが認められず透明であり、もや
の発生も認められなかった。これに対し、比較例/j〜
/7で得られた各フィルムは最初は水滴の付着により曇
ヤ現象を起したし、使用中に水滴が成長して水滴どうし
が連絡して連続し走液膜が形成されてはじめて(使用開
始約7週間後)、透明となった。なお、比較例/j〜/
7で得られた各フィルムは、!OCの温湯を入れた水槽
上にかざす上記の方法によって評価すると、最初から透
明であったが、これはかかる方法では水蒸気の発生量が
多いからであり、水蒸気の蒸散量の少ない冬期にハウス
に使用した場合には、表3に示すように最初の/過間位
は曇るのである。
もやの発生も、実施例/j及び/lpが最も少なく、次
いで実施例17、実施例7gの−に少なく、比較例/!
〜/7が最も多くもやを発生した。まえ、ハウス組立時
KViフィルムがこすられなり、曲げられたりする九め
塗膜の一部が剥離して傷となり、部分的に曇ることにな
るが、かかる組立時の傷の発生は、実施例/7、実施例
/ざ及び比較例/7が最も少なく、実施例/3.比較例
/j及び/6で多く認められた。このことからして、エ
タノールやドデシルトリメチルアンモニウムクロライド
等のゲル化剤含有水性液で後処理することにより、コロ
イド状シリカの沈着膜は、その強度が向上することがわ
かる。なお、実施例/j、比較例/3及び/乙で得られ
たフィルムのハウス組立時に生じた傷にもとづく僑りは
、ハウス使用中に殆んど目立たなくなった。
実施例/り 比較例/を 農業用軟質ポリ塩化ビニルフィルムでハウスを組立て、
次に内面に5実施例1りではシリカゾル及び水溶性アル
ミニウム塩よりなる沈着液(組成は実施例/のものと同
一)、比較例7gではシリカゾルの塗布液(組成は比較
例3のものと同一)をそれぞれ噴霧し、直ちに無滴性の
持続性を評価した。このテストでは、フィルム表面に付
着し九シリカを含む液は、乾燥することなしに水蒸気に
露されることになる。
そのl#ji来杜、実施例/りのものはコロイド状シリ
カがフィルム嵌置に沈着してお9、透明な無滴の状態が
6ケ月S度持続したが、比較例/Iのものは塗膜が簡単
に洗い流されてしまうので、透明な状態は/週間程度し
か持続せず、その後は水滴付着くよる曇りが一着となっ
た。
特許出願人 三菱油化株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 /、 コロイド状シリカ1に0.02−λO重1S及び
    水溶性アルミニウム塩を液100m当り70〜0.1モ
    ル含む水性液を用いて合成樹脂成形物を処理し、骸合成
    樹脂成形物す表面にコロイド状シリカ粒子を沈着せしめ
    ることを特徴とする無滴性に優れた合成樹脂成形物の製
    造法。 ユ コロイド状シリカ及び水溶性アルンニウム塩を含む
    水性液が、表面張力33ダイン15以上である特許請求
    の範囲第7項記載の方法。
JP56125970A 1981-08-13 1981-08-13 無滴性に優れた合成樹脂成形物の製造法 Granted JPS5829831A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4614673A (en) * 1985-06-21 1986-09-30 The Boeing Company Method for forming a ceramic coating

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5420979A (en) * 1977-07-15 1979-02-16 Lion Corp Dew condensation inhibitor
JPS6421172A (en) * 1987-07-14 1989-01-24 Shimizu Construction Co Ltd Rotary type automatic formwork device

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