JPS5829129B2 - 粉末の均質化装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、均質な粉末から出発して製品を製造しなけ
ればならないような産業分野、特に原子核燃料の製造分
野で用いられる粉末の均質化装置（以下、ホモジナイザ
とも称する）に関する。

この発明の対象は、基台上に水平に配置された軸を中心
に回転させる手段を備えた囲壁から構成されるミキサを
備えた粉末の均質化装置にして、上記囲壁が均質化しよ
うとする粉末を収容した複数個の容器の口部を固定でき
る同数個の周辺開口を備えてＤす、さらに上記容器をミ
キサの基部に移送するための手段あ・よび均質化の経時
にミキサを排出するための手段が設けられ、上記容器が
角度Ａの回転中ミキサの上方に位置する時に各容器の口
部の閉塞弁の複数個の開・閉シーケンス・サイクルを選
択されたプログラムに従って交互に実行する制御カムを
設け、これら制御カムはまた上記均質化の終了時に、上
記容器が角度Ｂの回転中上記ミキサの下方に位置する時
に上記閉塞弁の複数の開・閉シーケンス・サイクルを選
択されたプログラムに従って交互に実施するようにした
粉末の均質化装置もしくはホモジナイザである。

容器は２つのレール上を移動可能なキャリッジによって
移送されモしてミキサの垂直下方に設けられた昇降板に
よりミキサに接近せしめられる。

ミキサの回転は基台に取付けられたモータによって行な
われる。

このモータの軸は、無端ねじとして、ミキサの軸に取付
けられた歯車と係合させることができる。

制御カムは２組のカムから構成されそのうちの１組のカ
ムは容器からミキサ内に材料を装入するのに使用され、
第２組のカムは□キサから材料を容器内に排出するのに
使用される。

各組のカムは固定転よび可動の２つのカムから構成され
、そして可動カムはミキサの軸に平行にミキサに向って
変位することができる。

各容器の口部の閉塞弁には、軸が連結され、この軸の端
には２つの腕を有する三角定規形の作動部材が設けられ
、この部材の上記軸とは反対の側で各腕の端には、制御
カムと協働するピンが設けられている。

このようなホモジナイザの構成に由り、容器が角度Ａの
範囲を走行する時にその中に収容されている粉末は□キ
サ内に小量づつ装入される。

この装入は成る数の回転数が達成された時に終了する。

同様にして、均質化の終了時には、ミキサ内の均質化さ
れた粉末は、角度Ｂの範囲の下側の位置に容器が在る時
に小量づつ容器内に排出される。

本発明によるホモジナイザの本質的な利点は、手動で行
なわれる容器の連結ｐよび取外しを除き残りの動作を自
動化でき密封を損なうことな〈実施できる点にある。

さらに捷た、同一の容器で混合しようとする異なった粉
末を収容することができると共に均質化された粉末の混
合物を受けることができるので、このような産業分野で
非常に高価である容器の経済性が計れる。

本発明の他の特徴や利点は、非限定的な例として図面に
示す本発明の具体例に関する以下の説明から明らかにな
ろう。

図面から理解されるように、均質化装置即ちホモジナイ
ザは、２つの截頭円錐形の端板により閉ざされた円筒状
の中央部分により形成されている柄状の□キサ１を有し
て釦り、この□キサは図面には一部切除して示されてい
る。

ミキサ１は内部羽根を有する転勤型のミキサとすること
ができる。

同一の４つのびんもしくは容器２がミキサに密封状態で
固定されている。

ミキサの軸３は軸受５卦よび６を介して基台４上に取付
けられている。

油圧捷たは電動式のジヤツキを備えた昇降板７が□キサ
の垂直下方に配置されている。

容器もしくはびん２の移送は、ミキサと昇降板との間の
水平面内で基台４に固定されている２つのレール９釦よ
び９′上で移動できるキャリッジ８によって行なわれる
。

□キサ１は、２つづつ互いに対置して形成された４つの
周辺開口を有し、これら開口には、それぞれスリーブ１
０が取付けられてかり、そしてスリーブ１０の外端は、
ねじ切りされた円筒上の延長部分１１を有している。

この円筒状の部分は、締付は環１２と協働する。

締付は環は十字状に配置された４つの棒１３を有し、そ
して各容器の口の部分に固定されている。

スリーブ１０は内部に回転弁（図示せず）を備えている
。

この回転弁の回転は、端部に三角定規形の弁作動部材１
５を有する軸１４を介して制御される。

部材１５は、軸１４と反対側の面に２つのピン１６卦よ
び１７を備えている。

このようにして同一の垂直平面内に合計４つの弁作動部
材１５が配置されている。

作動部材１５の各々は、２組の制御カムの各カムと交互
に協働する。

１つの組のカムの１つは可動のカム１８であり、他は固
定のカム１９である。

他方の組のカムは、可動のカム２０と固定のカム２１と
から構成される。

２組のカムは基台４に固定されていｚ１垂直の壁２２に
装着されて触り、水平方向に変位する２つの可動のカム
は、基台４捷た）ま壁２２に固定されている装置（図示
せず）によって制御される。

ミキサの回転は、基−８４に固定されているモータ２３
によって実施される。

このモータは基台４に固定されて卦り、その軸２４はミ
キサの軸３に取付けられた歯車２２と係合する無端ねじ
の形態にある。

核分裂物質を混合する場合には、例えば孔泡質のプラス
タ釦よびポリエチレンの混合物のような中性子を吸収す
る材料から構成された中実の芯２６が挿入された環状の
ミキサに構成することは容易に可能である。

ホモジナイザの動作には、次のような相が含捷れる。

■ 容器のミキサへの連結 粉砕された粉末を収容している容器は手動で１つづつキ
ャリッジ８上に載置され、このキャリッジによりレール
９ち−よび１０に案内されて昇降板７の下方の位置に持
ち来たされる。

次いで容器２の高さ位置を制御して、その口部が棒１３
により締着環１２を回転することによりミキサに固定で
きる位置にする。

次いで、ミキサを１／４回転して次続の容器を連結でき
るように位置設定する。

容器の連結が行なわれるとのミキサの最初の回転中、カ
ムは、閉鎖位置にある弁に作用しないような位置にとど
する。

■ 容器からの材料供給 ミキサが正規の回転速度に達したならば、可動カム１８
が解放される。

このカム１８は壁２２から離間して作動部材１５のピン
１７の通路内に位置する。

これにより容器の弁は開放されて、この弁は約１２０°
の回転角Ａを容器が変位する間、開いた位置にとどまる
。

そこでピン１６がカム２１に衝接して弁が閉ざされる。

このようにして各容器の内容物は、該容器が角度範囲Ａ
に対応する高さ位置に在る都度少量づつミキサに装入さ
れる。

■ 均質化 この動作相にふ−いては、カム１８を引込１せる。

弁が閉鎖位置にあることにより容器から隔離されている
ミキサは必要数の回転を実施する。

■ ミキサの排出 各容器がミキサの下側に来た時、即ち角度Ａに直径方向
に対向する角度範囲Ｂを容器が通過する間に各容器の弁
を開放する。

このためには、可動カム２０を作用させれば良い。

カム２０は、ピン１７に衝接して関連の弁を開放する。

■ 容器の取外し ホモジナイザの回転を停止させて、連結相の場合と逆の
手順で操作する。

ホモジナイザの動作過程中の種々なカムの働きを梗概す
ると下表のようになる。

容器の連結も−よび取外しの動作以外の上述した均質化
動作全体は適切に選択されたプログラムに従って自動的
に制御することは容易に想到できるであろう。

以上本発明の均質化装置即ちホモジナイザの好ましい具
体例について説明したが本発明はこの具体例に制限され
るものではなく、本発明の範囲内で種々な変形、変更が
可能であろうことは理解されよう。

特に、容器の数は、４個以外のものとすることができる
。

また、粉末の組成が重要な問題となっている事例に釦い
ては、環状形態をしたミキサを使用することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明による均質化装置もしくはホモジナイザ
の好捷しい１具体例を１部切除して示す斜視図である。 １・・・・・・ミキサ、２・・・・・・容器、３・・・
・・・ミキサの軸、４・・・・・・基台、７・・・・・
・昇降板、８・・・・・・キャリッジ、９．９′・・・
・・・レール、１０・・・・・・閉塞弁を備えたスリー
ブ、１５・・・・・・弁作動部材、１６，１７ ・・
・ピン、１８，１９，２０，２１・・・・・・カム、２
３・・・・・・モータ、２４・・・・・・モータ軸。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 基台上に水平に配置された軸を中心に回転させる手
   段を備えた囲壁から構成されるミキサを備えた粉末の均
   質化装置において、前記囲壁が、均質化しようとする粉
   末を収容した複数個の容器の口部を固定できる同数個の
   周辺開口を備えてふ・す、さらに前記容器を前記ミキサ
   の基部に移送するための手段釦よび均質化の終時に□キ
   サを排出するための手段が設けられているとと釦よび前
   記容器が角度Ａの回転中前記ミキサの上方に位置する時
   に前記各容器の口部の閉塞弁の複数個の開・閉シーケン
   ス・サイクルを選択されたプログラムに従って交互に実
   行する制御カムを設け、前記制御カムはまた前記均質化
   が終了した時に、前記容器が角度Ｂの回転中前記□キサ
   の下方に位置する時に前記閉塞弁の複数の開・閉シーケ
   ンス・サイクルを選択されたプログラムに従って交互に
   実施することを特徴とする粉末の均質化装置。 ２、特許請求の範囲１に記載の粉末の均質化装置にふ・
   いて、２組のカムを有し、１組のカムは固定釦よび可動
   のカムを有し、そして前記可動のカムはミキサの方向に
   該ミキサの軸に平行に変位可能であることを特徴とする
   均質化装置。 ３ 前項２に記載の粉末の均質化装置に卦いて、前記各
   容器の口部の閉塞弁に軸を連結し、該軸の端部に２つの
   腕を備えた三角定規形の作動部材を設け、そして該作動
   部材の前記軸側と反対の側で前記腕の各々の端部に、前
   記制御カムと協働するピンを設けたことを特徴とする粉
   末の均質化装置。 ４ 前項１に記載の粉末の均質化装置にｐいて、前記角
   度Ａ、％−よびＢが直径方向に対向していることを特徴
   とする装置。 ５ 前項１に記載の粉末の均質化装置に釦いて、前記容
   器の移送を２つのレール上を可動であるキャリッジによ
   り行ない、そして前記ミキサの垂直下方に設けられてい
   る昇降板により前記ミキサに容器を接近させることを特
   徴とする粉末の均質化装置。 ６ 前項１に記載の粉末の均質化装置にふ・いて、前記
   ミキサの回転を基台に固定されたモータにより行ない、
   そして前記モータ軸を前記ミキサの軸に取付けられた歯
   車と係合する無端ねじの形態にしたことを特徴とする粉
   末の均質化装置。 Ｉ 前項１に記載の粉末の均質化装置にふ−いて、前記
   ミキサが２つの截頭円錐形の端板により囲繞された円筒
   形の中央部分により構成されていることを特徴とする粉
   末の均質化装置。 ８ 前項１に記載の粉末の均質化装置にふ−いて、□キ
   サが環状ドラム形態をしていることを特徴とする粉末の
   均質化装置。