JPS5828906Y2 - 軌条給電用き電ケ−ブル線路 - Google Patents
軌条給電用き電ケ−ブル線路Info
- Publication number
- JPS5828906Y2 JPS5828906Y2 JP853279U JP853279U JPS5828906Y2 JP S5828906 Y2 JPS5828906 Y2 JP S5828906Y2 JP 853279 U JP853279 U JP 853279U JP 853279 U JP853279 U JP 853279U JP S5828906 Y2 JPS5828906 Y2 JP S5828906Y2
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- Japan
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- cable
- feeding
- voltage drop
- current
- power
- Prior art date
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- Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、第三軌条(以下トロリー線と言う)を用いて
、電気鉄道に給電する方式において、トロリー線に給電
するための、き電ケーブル線路の改良に関するものであ
る。
、電気鉄道に給電する方式において、トロリー線に給電
するための、き電ケーブル線路の改良に関するものであ
る。
トロリー線への給電に当っては、トロリー線と並列にき
電ケーブルを設け、一定間隔毎に、き電分岐ケーブルに
よってトロリー線に給電し、電圧降下を軽減する様にし
ている。
電ケーブルを設け、一定間隔毎に、き電分岐ケーブルに
よってトロリー線に給電し、電圧降下を軽減する様にし
ている。
従来このき電ケーブルとしては、三心撚合形ケーブル(
C■ケーブル、トリプレックス形CVケーブル、さらに
は広い意味で、単心ケーブル俵積方式など)が用いられ
ていたが、このケーブルの場合、インピーダンスが高く
、電圧降下が大きくなるため、サイズの大きなケーブル
が必要となる欠点があった。
C■ケーブル、トリプレックス形CVケーブル、さらに
は広い意味で、単心ケーブル俵積方式など)が用いられ
ていたが、このケーブルの場合、インピーダンスが高く
、電圧降下が大きくなるため、サイズの大きなケーブル
が必要となる欠点があった。
これに対し、インピーダンスを下げる目的で、三相共心
形ケーブルを用いることが提案されている。
形ケーブルを用いることが提案されている。
しかし、三相共心形ケーブルは、インピーダンスが同一
サイズの三心撚合形ケーブルに対し、著しく小さく(6
0〜70多)なるものの、トロリー線と並列回路となる
ため、電流はトロリー線とき電ケーブルに分流して流れ
る。
サイズの三心撚合形ケーブルに対し、著しく小さく(6
0〜70多)なるものの、トロリー線と並列回路となる
ため、電流はトロリー線とき電ケーブルに分流して流れ
る。
分流は、インピーダンスの小さい方に多く流れ、このた
め、三相共心形ケーブルを使用すれば、分流電流が三相
共心形ケーブルに多く流れることになる。
め、三相共心形ケーブルを使用すれば、分流電流が三相
共心形ケーブルに多く流れることになる。
三相共心形ケーブルは、三心撚合形ケーブルに比べて、
特容電流がやや小さく、大きい電流を流すためには、電
圧降下で決まるサイズに比べ、ニサイズ位大きいサイズ
のケーブルを使用する必要があった。
特容電流がやや小さく、大きい電流を流すためには、電
圧降下で決まるサイズに比べ、ニサイズ位大きいサイズ
のケーブルを使用する必要があった。
この様に、三心撚合形ケーブルでは、電圧降下のため大
サイズのケーブルが必要であり、また、三相共心形ケー
ブルでは、インピーダンスが小さいため流入電流が大き
く、犬サイズのケーブルとする必要があり、いずれの場
合も、ケーブルサイズアップによる、材料コストアップ
、取扱作業性の悪さ、収容スペースが大きくなる等の欠
点があった。
サイズのケーブルが必要であり、また、三相共心形ケー
ブルでは、インピーダンスが小さいため流入電流が大き
く、犬サイズのケーブルとする必要があり、いずれの場
合も、ケーブルサイズアップによる、材料コストアップ
、取扱作業性の悪さ、収容スペースが大きくなる等の欠
点があった。
本考案は以上の諸点にかんがみ、従来技術の欠点を解消
し、き電ケーブルへの流入電流の適正化を計り、電圧降
下を小さくし、経済性に優れた、軌条給電用き電ケーブ
ル線路の提供を目的として為されたものである。
し、き電ケーブルへの流入電流の適正化を計り、電圧降
下を小さくし、経済性に優れた、軌条給電用き電ケーブ
ル線路の提供を目的として為されたものである。
即ちその要旨とするところは、トロリー線を用いて電気
鉄道に給電する方式において、トロリー線と併設するき
電ケーブルとして、給電区間毎に三相共心形ケーブルと
、三心撚合形ケーブルを接続したケーブルで構成したこ
とを特徴とする、軌条給電用き電ケーブル線路にある。
鉄道に給電する方式において、トロリー線と併設するき
電ケーブルとして、給電区間毎に三相共心形ケーブルと
、三心撚合形ケーブルを接続したケーブルで構成したこ
とを特徴とする、軌条給電用き電ケーブル線路にある。
次に添付図面を参照して、本考案ケーブル線路の一実施
例についてさらに説明する。
例についてさらに説明する。
第1図は、トロリー線1への給電方式を示すもので、ト
ロリー線1と並列して設けられたトラフ2内には、き電
ケーブル3が収容されており、分岐ケーブル4により、
き電ケーブル3からトロリー線1に給電がされている。
ロリー線1と並列して設けられたトラフ2内には、き電
ケーブル3が収容されており、分岐ケーブル4により、
き電ケーブル3からトロリー線1に給電がされている。
第2図は、このき電ケーブル3を長さ方向にみたもので
、変圧器Trより電力の供給を受けるき電線3は、各給
電区間11,12,13・・・・・・・lln・・・・
・・・・・毎に三相共心形ケーブル5(以下cx−cv
と言う)400SQと、トリプレックス形ケーブル6(
以下CV−Tと言う)325SQを、長さ分が玉量ずつ
となるように接続し合わせ、そして各CV−T6の中間
より分岐引出される分岐ケーブル4によりトロリー線1
へ給電する構成としたものである。
、変圧器Trより電力の供給を受けるき電線3は、各給
電区間11,12,13・・・・・・・lln・・・・
・・・・・毎に三相共心形ケーブル5(以下cx−cv
と言う)400SQと、トリプレックス形ケーブル6(
以下CV−Tと言う)325SQを、長さ分が玉量ずつ
となるように接続し合わせ、そして各CV−T6の中間
より分岐引出される分岐ケーブル4によりトロリー線1
へ給電する構成としたものである。
第3図は、力率80%、全通電電流800Aで流した場
合の、き電ケーブル3に流れる流入電流c Icと、ケーブル3の許容電流Iaの比b(縦軸)に対
するケーブル3のサイズi4(横軸)を表わしたもので
あり、曲線7はcx−cv、8はCV−Tである。
合の、き電ケーブル3に流れる流入電流c Icと、ケーブル3の許容電流Iaの比b(縦軸)に対
するケーブル3のサイズi4(横軸)を表わしたもので
あり、曲線7はcx−cv、8はCV−Tである。
第4図は、同様に力率80%、全通電電流が80OAに
おける電圧降下v、、’b (縦軸)とケーブルサイズ
mm(横軸)を表わしたもので、曲線9はCX−CV、
10はCV−Tである。
おける電圧降下v、、’b (縦軸)とケーブルサイズ
mm(横軸)を表わしたもので、曲線9はCX−CV、
10はCV−Tである。
Ic
尚、流入電流と許容電流の比すは1.0が使用上限とさ
れており、電圧降下は70 V/Ianと一般に言われ
ている。
れており、電圧降下は70 V/Ianと一般に言われ
ている。
例えば、き電ケーブル3として、CX−CV400SQ
を単独で使用した場合、このインピーダンスは0.05
8Ω/Ianで、許容電流Iaは558Aである。
を単独で使用した場合、このインピーダンスは0.05
8Ω/Ianで、許容電流Iaは558Aである。
一方トロリー線1のインピーダンスは、0.134Ω/
Ianと言う値であり、ケーブル3への流入電流Icは
560人となり、ややサイズが不足気味であり、400
SQ以上の使用が必要である。
Ianと言う値であり、ケーブル3への流入電流Icは
560人となり、ややサイズが不足気味であり、400
SQ以上の使用が必要である。
一方電圧降下面からは、56 V/krrlであり、7
0 V/Iarlの許容値に対し十分な余裕があり、こ
の面からは、325SQでも十分である。
0 V/Iarlの許容値に対し十分な余裕があり、こ
の面からは、325SQでも十分である。
一方CV−T325SO,を単独で使用した場合は、イ
ンピーダンスは0.101Ω/IcIr11許容電流I
aが607Aであり、流入電流Icが456Aであるこ
とから許容電流的には十分余裕があるが、しかし、電圧
降下面からは91.5V//mと、許容値70V/Ic
mをはるかに超えており、電圧降下面からは、CV−T
500SQ500SQである。
ンピーダンスは0.101Ω/IcIr11許容電流I
aが607Aであり、流入電流Icが456Aであるこ
とから許容電流的には十分余裕があるが、しかし、電圧
降下面からは91.5V//mと、許容値70V/Ic
mをはるかに超えており、電圧降下面からは、CV−T
500SQ500SQである。
この様に、CX−CV400SQ、CV−T325SQ
の単独での使用は不可能である。
の単独での使用は不可能である。
しかし本実施例の様に、寺量ずつで、トロリー線1に並
行布設される区間を給電すれば、トータルインピーダン
スが0.0799Ω/Icrrlとなり、流入電流Ic
が502Aとなり、電圧降下も69.2V/1arlと
なり、流入電流IcはCX−Cが400SQの許容電流
で問題となった、558Aよりも小さく、又、CV−T
325SQで問題となった電圧降下も解決される。
行布設される区間を給電すれば、トータルインピーダン
スが0.0799Ω/Icrrlとなり、流入電流Ic
が502Aとなり、電圧降下も69.2V/1arlと
なり、流入電流IcはCX−Cが400SQの許容電流
で問題となった、558Aよりも小さく、又、CV−T
325SQで問題となった電圧降下も解決される。
この様に、CX−CV単独使用では400SQ以上、C
V−T単独では500SQ以上を全長に布設しなければ
ならなかったが、本実施例の場合CX−CV400SQ
半分と、CV−T325SQ半分を組合せれば良く、本
実施例の方がはるかに安価となる。
V−T単独では500SQ以上を全長に布設しなければ
ならなかったが、本実施例の場合CX−CV400SQ
半分と、CV−T325SQ半分を組合せれば良く、本
実施例の方がはるかに安価となる。
本実施例の場合、共心形ケーブルと三心撚合形ケーブル
を半生ずつ使用したが、ルート長、通電電流、力率、許
容電圧降下に応じて、その比率を決定してやれば良い。
を半生ずつ使用したが、ルート長、通電電流、力率、許
容電圧降下に応じて、その比率を決定してやれば良い。
又、本実施例の場合、トロリー線として、レール側面に
取付けた剛体トロリー線の場合について説明したが、ト
ロリー線が、架空となる場合も同様のことが言えるもの
であり、本願が本実施例により限定的に解釈されるもの
ではない。
取付けた剛体トロリー線の場合について説明したが、ト
ロリー線が、架空となる場合も同様のことが言えるもの
であり、本願が本実施例により限定的に解釈されるもの
ではない。
以上説明した通り、本考案は、共心形ケーブルとJ三相
共心形ケーブルを、同一ルートで組合せて使用すること
によって、共心形ケーブル単独使用時に起る流入電流の
増加を抑えることができ、また、三心撚合形ケーブル単
独使用では電圧降下が大きいが、これを大幅に改善する
ことができる。
共心形ケーブルを、同一ルートで組合せて使用すること
によって、共心形ケーブル単独使用時に起る流入電流の
増加を抑えることができ、また、三心撚合形ケーブル単
独使用では電圧降下が大きいが、これを大幅に改善する
ことができる。
さらに両者を適正に組合せ使用することにより流入電流
の適正化と、適正電圧降下の電路を、経時的に得ること
が可能となるもので、その実用的価値は非常に犬なるも
のがある。
の適正化と、適正電圧降下の電路を、経時的に得ること
が可能となるもので、その実用的価値は非常に犬なるも
のがある。
第1図は、本考案ケーブル線路により給電されるトロリ
ー線部分を示すもので、aはケーブル取付側面説明図、
bはケーブル取付正面説明図、Cはトロリー線の碍子支
持部説明図、第2図イ2口は本考案ケーブル線路の一実
施例を示し、イはそのき電線路を簡略化して使用態様を
示す説明図、口は該き電線路の任意の給電区間lnでの
使用態様を具体的に示す説明図、第3図はケーブル断面
積に対する流入電流と許容電流の特性曲線図、第4図は
ケーブルの電圧降下曲線図である。 1ニトロリ−線、2ニドラフ、3:き電ケーブル 4:
分岐ケーブル、5:三相共心形ケーブル、6:三心撚合
形ケーブル、7:共心形ケーブル(CX−CV)の特性
曲線、9:CX−CV電圧降下曲線、10:CV−T電
圧降下曲線、11:ケーブル取付端子、12ニトロリ−
線支持碍子、8:三心撚台形ケーブル(CV−T)の特
性曲線。
ー線部分を示すもので、aはケーブル取付側面説明図、
bはケーブル取付正面説明図、Cはトロリー線の碍子支
持部説明図、第2図イ2口は本考案ケーブル線路の一実
施例を示し、イはそのき電線路を簡略化して使用態様を
示す説明図、口は該き電線路の任意の給電区間lnでの
使用態様を具体的に示す説明図、第3図はケーブル断面
積に対する流入電流と許容電流の特性曲線図、第4図は
ケーブルの電圧降下曲線図である。 1ニトロリ−線、2ニドラフ、3:き電ケーブル 4:
分岐ケーブル、5:三相共心形ケーブル、6:三心撚合
形ケーブル、7:共心形ケーブル(CX−CV)の特性
曲線、9:CX−CV電圧降下曲線、10:CV−T電
圧降下曲線、11:ケーブル取付端子、12ニトロリ−
線支持碍子、8:三心撚台形ケーブル(CV−T)の特
性曲線。
Claims (1)
- 第三軌条(トロリー)を用いて電気鉄道に給電する方式
において、第三軌条と併設するき電ケーブルとして、給
電区間毎に、三相共心形ケーブルと、三心撚合形ケーブ
ルを接続したケーブルで構成したことを特徴とする、軌
条給電用き電ケーブル線路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP853279U JPS5828906Y2 (ja) | 1979-01-25 | 1979-01-25 | 軌条給電用き電ケ−ブル線路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP853279U JPS5828906Y2 (ja) | 1979-01-25 | 1979-01-25 | 軌条給電用き電ケ−ブル線路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55109035U JPS55109035U (ja) | 1980-07-30 |
JPS5828906Y2 true JPS5828906Y2 (ja) | 1983-06-24 |
Family
ID=28817752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP853279U Expired JPS5828906Y2 (ja) | 1979-01-25 | 1979-01-25 | 軌条給電用き電ケ−ブル線路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5828906Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-01-25 JP JP853279U patent/JPS5828906Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55109035U (ja) | 1980-07-30 |
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