JPS5828864Y2 - 電話機工事案内票 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電話機の設備工事を迅速に行うための電話機
工事案内梁に関するものである。

従来、住居や事務所を移転する際、例えば転出する時に
は使用していた電話機一式を全て電話局において撤去し
てしまい、他方転入する時には改めて全ての電話機の設
備工事をしなければならず、工事に多くの手間を要する
と共に、そのための手続や日時を必要として迅速な工事
を期待することができなかった。

本考案は、これらの欠点を除去することを目的とするも
のであって、利用者が移転するたびに設備の備付、撤去
を繰返すことなく、開閉器を操作する程度にとどめ、そ
の電話機に電話設備番号を付して処理するための電話機
工事案内梁を提供するものである。

即ち、本考案は案内表示欄と電話設備番号表示欄とを有
する電話機に対して着脱自在の案内梁に、その案内梁の
電話設備番号表示欄の記載に対応した電話設備番号表示
欄を有するラベル状の副票を剥離自在に設けたことを特
徴とする電話機工事案内梁の構造を要旨とするものであ
る。

次に、本考案を図示実施例に従って説明すれば、１は案
内梁であって、乱りに損傷することのない紙、ボード、
更には電話機カバーにより構成されている。

２は案内表示欄であって、案内梁１の適宜場所に印刷な
どの手段で表示されるものであり、案内梁１の取り扱い
要綱などを示すものである。

３は電話設備番号表示欄であって、電話局における工事
取り扱い上の整理番号、即ち電話設備番号を表示するた
めのものであり、適宜にその番号を記入できるようにし
たり、或はその番号を記載したラベルを貼着できるよう
にしである。

４は取付紐であって、案内梁１に設けられ、案内梁１を
電話機に結び付けるためのものである。

５は副票であって、案内梁１に付属させるものであり、
ラベル状のものとして案内梁１に対し接着剤によって剥
離自在に構成されており、案内梁１の電話設備番号表示
欄３に表示した電話設備番号に対応した同一の電話設備
番号を表示した電話設備番号表示欄６を有している。

本考案における電話機工事案内梁は叙上のように構成さ
れており、電話機の利用者が転出する際に電話局にその
電話機の撤去を申請すると、電話局において電話機の設
備を工事するための整理番号、即ち電話設備番号を決定
し、案内漢１の電話設備番号欄３、及びラベル状副票５
の電話設備番号表示欄６にその番号を表示する。

そして、その電話機の回路開閉器などを開放するなどし
て電話機の回路を遮断する工事を行いその工事穴が、或
は撤去申請人により、案内梁１に添附されたラベル状に
形成されている副票５を剥離し、これを電話機本体の裏
面などの適宜な位置に粘着剤により貼着すると共に、案
内梁１を電話機に取付紐４などによって着脱自在に結び
付けることにより電話機の撤去作業を終了する。

次に、転入者が電話機を利用する際には、転入光に置か
れている電話機に着脱自在に取付けられている案内梁１
を外し、案内梁１に表示されている案内表示欄２の取り
扱い要綱に基づき、その案内梁１を持って電話局に申請
すれば、案内梁１に表示されている電話設備番号によっ
て、電話局はその電話機の所在、状況などを容易に確認
することができると共に、副票５によってその電話機を
も確認することができるので、電話機の回路開閉器など
を閉じれば電話機の回路は直ちに導通して工事は極めて
簡単に終了する。

このように、本考案における電話機工事案内梁を使用す
れば、電話利用者の手続を簡略化することができると共
に、電話局による設備工事の取り扱いも極めて簡単なも
のとすることができ、電話機の利用を迅速に行うことの
できる実益を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示し、第１図は正面図、第２図は
案内梁を電話機カバーとして構成した場合の斜視図であ
る。 図中の符号を説明すれば、次の通りである。 １は案内梁、２は案内表示欄、３は電話設備番号表示欄
、４は取付紐、５はラベル状の副票、６は電話設備番号
表示欄。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 案内表示欄と電話設備番号表示欄とを有する電話機に対
   して着脱自在の案内梁に、その案内梁の電話設備番号表
   示欄の記載に対応した電話設備番号表示欄を有するラベ
   ル状の副票を剥離自在に設けたことを特徴とする電話機
   工事案内梁。