JPS5828701Y2 - 溶断スラグ除去装置 - Google Patents

溶断スラグ除去装置

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JPS5828701Y2
JPS5828701Y2 JP1981022700U JP2270081U JPS5828701Y2 JP S5828701 Y2 JPS5828701 Y2 JP S5828701Y2 JP 1981022700 U JP1981022700 U JP 1981022700U JP 2270081 U JP2270081 U JP 2270081U JP S5828701 Y2 JPS5828701 Y2 JP S5828701Y2
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JP
Japan
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slag
cutting
torch
welded
cutting device
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JP1981022700U
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JPS56137871U (ja
Inventor
重雄 折口
文之輔 潮田
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株式会社 田中製作所 鉄鋼事業部
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、溶断スラグ除去装置に関するものである。
一般に、例えば金属材料のガス切断又はプラズマ切断時
などにおいては、金属の酸化による燃焼生成物又はプラ
ズマによる溶融金属がスラグ(プラズマ切断ではドロス
という場合が多いが、ここではとくにスラグと呼ぶ)と
してその切溝中より排出されるが、これらスラグの一部
が切溝の裏面に再溶着してしまいこの溶着したスラグな
除去するためには更に時間を費してこれを除去する必要
があり、上記切断時における大きな障害となっていた。
最近においては、例えば製鉄の連続鋳造過程や圧延過程
で、上記スラグ除去のために溶着中のスラグに対し酸素
ジェットを噴射したりして溶着部を完全に酸化させると
ともに酸素の圧力によってスラグな除去する方法が試み
られるようになった。
このような方法を実施する装置としては、例えば実公昭
48−32492号公報記載の「切断スラグ処理装置」
、実開昭51−6129号公報記載の「鋼材溶断装置」
などが提案されている。
しかしながら、このような酸素ジェットによるスラグ除
去方法にあっては1種々異なる形状のスラグな残留せし
めることなく除去することについて必ずしも満足な結果
が得られていないのが多いのが実情である。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、被溶断材
に溶着したスラグな切削刃によって完全かつ速やかに切
削除去する溶断スラグ除去装置を提供することを目的と
するものである。
以下、この考案の好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。
ガス切断あるいはプラズマ切断用のトーチ1を懸架する
機体2は門形状に形成されてなり、その両脚部3,3の
下面にはそれぞれ車輪4,4が装着されている。
また地盤5上に設置した基礎6゜6上面にはレール7.
7がそれぞれ敷設されており、上記機体2に装着した車
輪4,4を該レール7、T上にのせて機体2を走行可能
となしである。
前記トーチ1は図示しないガスあるいはプラズマ供給装
置に連結され、モータ8に連動して上下動するホルダ9
に保持されており、該ホルダ9はモータ10に連動して
機体2の梁に沿って横方向へ移動するトーチ保持台11
に支持されている。
前記機体2における両脚部3,3の下部内側面にはレー
ル、2.12がそれぞれ横架されており、後述するスラ
グ切削装置13および該装置13を駆動するモータ14
をそれぞれ載置した移動台15の両腕部16.16が該
レール12.12に係合し、該移動台15を機体2に対
して移動可能となしである。
該移動台15を移動する機構としてはランクとピニオン
の組合せ、その他の移動機構により構成されている。
先端にローラ17を備えたアーム18.18は。
機体2の両脚部3におげろ内端面に固定された各駆動装
置19.19によって前後動自在となるよう構成されて
おり、該アーム18,18のローラ17.17が被溶断
材20の端面に当接すると、被溶断材20の大きさを電
気的あるいは機械的に検知し、モータ10およびモータ
14をそれぞれ駆動して、トーチ1および切削装置13
を切断位置まで横方向に移動せしめるように構成されて
いる。
ところで、上記のようにスラグ切削装置13を支持する
移動台15を機体2の両脚部3,3に機体2の移動方向
に沿って移動可能に取りつげたのは、上記被溶断材20
の組成、厚みやその溶断温度などの諸条件によって生ず
るスラグの冷却速度が違い、それに伴なってトーチ1と
スラグ切削装置13との間隔を最適距離に調整しなげれ
ばならないからであり、そのための機構である。
前記切削装置13の主要構成は架台211本体ボックス
22、昇降ボックス23、切削刃保持体24、切削刃2
5とからなる。
上記架台21の底部中央部にはばね孔21aが貫通され
ており、前記移動台15上に横架し、前記モータによっ
て回転するねじ棒26を該ねじ孔21aに螺入して切削
装置13をトーチ1の横方向の移動に追従して移動する
ようになしである。
該ねじ棒26と平行するレール27.27が移動台15
上に敷設されており、架台21を該レール27,27上
にのせである。
架台21と本体ボンクス22とを連結する各連結部28
,29はそれぞれ四角形に形成され、またこれらの周囲
には図示しない多数のねじ孔が形成されている。
該本体ボックス22は架台21上に載置され、かつボル
ト30によって架台21上に締結固定されているが、そ
の向きを任意に着替えることができる。
なお架台21と本体ボックス22との連結部材としてボ
ルトを使用せずにシャコ万力等を使用することにより本
体ボックス22の向きを替える操作を容易に行うことが
できる。
昇降ボックス23は本体ボンクス22に被せられており
、また昇降ボックス23の上板には本体ボックス22内
に直立した状態で設けられたシリンダ31のロンド32
が固定されており、該シリンダ31の作動によって昇降
するようになしである。
該昇降ボンクス23の上面には切削刃保持体24が固着
されている。
該保持体24は、その上面数個所に被溶断材20の裏面
に当接する受座33が固定されており、またその所定の
一側面上端縁にはその全体に亘って切削刃嵌入溝34が
形成されている。
なお、35は冷却水用通路を示す。切削刃25はその材
質を高温切削に耐え得る超硬合金や工具鋼等よりなり、
かつすくい角αを5゜位の適正角度とし、前逃げ角βを
10’位Q適正角度として形成されてなるもので、該切
削刃25は上記嵌入溝34内に嵌め込まれている。
なお、切削刃25は溶着等の固定手段により保持体24
に固定してもよい。
36はスラグの飛散を防止する保護カバーを示す。
37は桝体2とは別体に構成されたテーブルローラで、
該ローラ37は切削装置13が第1図紙面に対して垂直
方向に走行移動するときに切削装置13の移動を妨害し
ないように切削装置130走行に追従して順次下方に下
がるように周知の構成をなしている。
次に、上記の如く構成されたスラグ除去装置の作動につ
いて説明すると先ず機体2をレール7上を走行させて所
定の位置に停止せしめて置く。
そしてテーブルローラ37上に載置された被溶断材20
が停止している機体2の位置まで搬送されてくると、機
体2に装備したアーム18.18は被溶断材20の両端
面に当接し、被溶断材20の大きさを検知し、モータ1
0およびモータ14をそれぞれ駆動させてトーチ1およ
び切削装置13を切断位置まで横方向に移動させる。
すなわち切削装置13の架台21に形成されたねじ孔2
1aに螺入されたねじ棒26はモータ14によって回転
駆動されるので切削装置13はねじ棒の回転に従って横
方向に移動するようになる。
次いで、モータ8を駆動してトーチ1を上下方向に動か
してトーチ1と被溶断材20との適正間隔を定める。
そして、切削装置13を載置した移動台15を第1図紙
面垂直方向に移動せしめて第3図で示す如く、切削刃2
5の刃先位置とトーチ1の中心位置との間を所定距離t
に保つ、該距離tは以下に述べる事項を勘案して設定さ
れたものである。
すなわち、被溶断材20の切溝から排出されたスラグは
切溝な中心として被溶断材20の裏面に拡がってゆくが
、このスラグが切削刃25に付着しないこと、および切
溝から排出された直後のスラグは白熱状態にあるがスラ
グが被溶断材20の裏面に累積的に付着して徐々に白熱
状態から赤熱状態ないし冷却凝固の状態へと順次温度を
降下させながら移行するようになるが、この状態にスラ
グがさしかかったときにスラグな切削するようにするこ
とを勘案して設定されたものである。
この距離tは前記したように被溶断材20の組成、被溶
断材20の厚み、溶断温度などの諸条件によって異なる
が、実験の結果によれば70rrrm乃至200閣の範
囲内において良好な結果が得られた。
次に、切削装置13のシリンダ31を作動させて昇降ボ
ックス23を押し上げ、保持体24の上面に設けた充座
33が被溶断材20の裏面に当接するようにセントする
上記の様にトーチ1および切削装置13の設置位置が定
まったら、被溶断材20の切断作業を行う。
すなわちテーブルローラ3Tに載置されながら搬送され
てくる被溶断材20はトーチ1を通過際にガスあるいは
プラズマによって切断され、切溝からスラグが多量に排
出されるようになる。
このスラグは白熱状態から赤熱状態ないし冷却凝固の状
態へと移行しながら拡がってゆき、この状態にあるスラ
グは待機する切削装置13によってスラグな残留せしめ
ることなく良好に削り落される。
上記、作動の説明においては機体2が静止し、被溶断材
20が走行移動する場合について説明したものであるが
、これを被溶断材20を停止せしめ、機体2を一定速度
で走行するようにする場合についても同様な作動を行う
ものである。
しかし、この場合にあっては、テーブルローラ37は切
削装置13の移動を妨害しないように切削装置13の移
動に追従して順次下方に下がるように作動する。
なお、トーチ1は切削装置13と距離tを保ちながら先
行して走行することは当然である。
また、上記実施例にあ0は切断箇所が一箇所の場合につ
いて説明したが、複数切断する場合はトーチ1および切
削装置13を複数個設けて行う。
上記実施例は何れも被溶断材を縦方向(第1図紙面の垂
直方向)に切断する場合について説明したが、横方向に
切断 にはトーチは機体の梁に沿って移動さ
削装置はトーチを追うように追従させ
移動させて行なう。
更にまた。
横方向 より同時に切断するいわゆる対向切
断 は、機体の両側にトーチを懸架し、こ
−チに追従する切削装置をトーチの下方 設
けて行なう。
次に第4図は他の実施例を示し、本実施例では切削刃の
形状を円錐形に形成したものである。
本実施例は被溶断材20の切溝より排出されるスラグは
、切溝の近くに比較的多量に溶着することを鑑みてなさ
れたもの士、円錐形切削刃3Bの先端部を切溝内に入り
込ませ、かつトーチ1の進行より前記実施例と同様、距
離tだけ遅延させてトーチ1に追従させるように構成さ
れている。
この場合、切削刃38を所定のすくい角等をもたせて被
溶断材20の裏面に押し付けてもよく、また切削刃38
のすくい角を変更し、同図矢印方向に回転させてもよい
なお、切削刃は平錐、リーマ、バイト、カンタ1、ドリ
ル、砥石等を使用することも可能である。
以上詳細に説明したように、この考案に係る溶断スラグ
除去装置によれば、被溶断材の溶断時にその切溝の裏面
に高温状態で付着するスラグな、前記溶断時から若干遅
延し、かつそのスラグが冷却凝固状態となる以前の時点
で、前記被溶断材の裏面に当接する切削刃によって切削
除去するから、スラグが冷却凝固状態以加の剥離性のよ
い軟化状態にあるとき、このスラグな残留せしめること
なく完全にかつ速やかに切削除去することができ、しか
も溶断時から若干遅延した時点でスラグな除去するから
、そのスラグが白熱状態から若干温度降下して切削刃に
付着し難い状態となった時点で切削除去することができ
、この結果、切削刃へのスラグの付着を防止して、スラ
グの切削除去効率の低下を未然に防止することができる
と共に、スラグの付着に伴う切削刃への高熱影響を回避
してその耐久寿命を長寿命とすることができ、そして、
前記各効果と相俟って長期に渡りスラグに対する優れた
切削除去作用を行ない得る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の好適な実施例を示したもので、第1図は
切削装置の使用状態を示した正面図、第2図は切削装置
の斜視図、第3図はトーチおよび切削装置の設置位置を
示した説明図、第4図は切削刃の他の実施例を示した正
面図である。 1・・・・・・トーチ、2・・・・・・機体、13・・
・・・・切削装置、15・・・・・・移動台、20・・
・・・・被溶断材、25・・・・・・切削刃。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被溶断材を溶断するトーチをその長手方向に沿って移動
    自在に支持する機体の下部にこの機体の移動方向に沿っ
    て移動自在に取りつけられている移動台と、この移動台
    にこの移動台の長手方向に沿って移動自在に取りつげら
    れている切削装置と。 この切削装置に設けられ上記被溶断材の溶断スラグ付着
    部に当接する切断刃とを具備してなり、上記被溶断材に
    付着した溶断スラグが高温状態から冷却凝固状態となる
    以前までの時間だけ遅延して上記トーチに追従して移動
    する位置に上記切削装置を固定できるように構成されて
    いることを特徴とする溶断スラグ除去装置。
JP1981022700U 1981-02-19 1981-02-19 溶断スラグ除去装置 Expired JPS5828701Y2 (ja)

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JPS56137871U JPS56137871U (ja) 1981-10-19
JPS5828701Y2 true JPS5828701Y2 (ja) 1983-06-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS437146Y1 (ja) * 1965-12-17 1968-03-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS437146Y1 (ja) * 1965-12-17 1968-03-30

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