JPS6037155Y2 - 鋼片の溶断スラグ除去装置 - Google Patents

鋼片の溶断スラグ除去装置

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JPS6037155Y2
JPS6037155Y2 JP13256980U JP13256980U JPS6037155Y2 JP S6037155 Y2 JPS6037155 Y2 JP S6037155Y2 JP 13256980 U JP13256980 U JP 13256980U JP 13256980 U JP13256980 U JP 13256980U JP S6037155 Y2 JPS6037155 Y2 JP S6037155Y2
Authority
JP
Japan
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cutter
slag
cutting
mount
steel
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Expired
Application number
JP13256980U
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English (en)
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JPS5756550U (ja
Inventor
和也 樋口
貞之 斉藤
進 伊藤
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鋼片の溶断スラグの除去装置に関するもので
ある。
例えば連続鋳造設備によって製造された鋳片は、所定長
の鋼片に溶断されるが、溶断時に発生する溶融スラグが
鋼片の下面に付着し、所謂トーチダレが形成される。
このトーチダレと称する溶断スラグが付着したままの鋼
片を熱間圧延した場合、圧延ロールの噛込み疵、圧延製
品表面のラミネーション疵等が発生するので、溶断され
た鋼片の搬送過程で溶断スラグを除去する必要がある。
従来、前記溶断スラグを除去する装置として、所定長に
溶断された鋼片の搬送用ローラーテーブルの任意位置な
るローラー間の下方に、前記搬送用ローラーテーブルと
直交して、流体圧シリンダーにより上下動される刃物台
を設け、この刃物台上に、鋼片の溶断スラグ切削用刃物
を設けたものがある。
この従来装置にあっては、刃物によって切削除去された
溶断スラグが刃物上に付着し、再度溶断スラグを切削除
去するに際し、刃物と鋼片とが完全に密着しなくなるた
め、溶断スラグを完全に切削除去できなくなる場合があ
る。
このことは、特に鋼片の表面温度が500℃を超える高
温鋼片の溶断スラグを切削除去する場合に発生し易い。
また通常、鋼片の表面にはスケール層が形成されている
が、溶断スラグの切削除去時にこのスケールが刃物の周
辺に剥離堆積腰前記と同様に刃物と鋼片とが完全に密着
しなくなることもある。
一方、前記溶断スラグの切削除去作業は、鋼片の鋳込み
速度のもよるが、通常1〜2分間に一鋼片の周期で行な
われており、刃物と高温鋼片との接触時間は、暦割合に
して20%以上となる。
従ってこのとき受ける熱疲労により刃物の寿命が短縮さ
れるが、従来装置では、一週間に一度以上の刃物交換が
必要であった。
本考案は、かくの如き従来装置の問題点を解決すべくし
たものであって、その実施例を図面に基づき以下に説明
する。
第1図乃至第3図において、1は所定の長さに溶断され
た鋼片2を例えば加熱炉へ搬送するローラーテーブルで
あって、このローラーテーブル1の任意位置なるローラ
ー間には、ローラーテーブル1を跨いで門型架台3が設
置されている。
この門型架台3の両側前後の脚柱3a間には、ローラー
テーブル1と直交腰かつローラー間の下方に位置して、
ロール状の刃物取付台4が軸受5により回転自在に横架
されている。
この刃物取付台4の少なくとも180°対称位置なる外
面長手方向には、鋼片2の溶断スラグ2aを切削する刃
物4aが取外し可能に設けられている。
前記刃物取付台4は、例えば流体圧式あるいは電動式等
の回転駆動手段6により、例えば180゜回転制御され
、180°対称位置の刃物4aを交互に使用して、溶断
スラグ2aを切削するようにしである。
また前記刃物取付台4の各軸受5は、前記門型架台3の
各前後の脚柱3a間に上下動自在に設けられており、か
つ流体圧シリンダー7によって上下動制御されるように
なっており、それにより刃物取付台4を上下動させる。
すなわち、刃物取付台4の上昇により、刃物4aの刃先
が鋼片2のパスラインに突出されて、溶断スラグ2aの
切削が行なわれ、溶断スラグ2aの切削後、刃物取付台
4を下降させて、刃物4aの刃先をパスラインよりも下
方にし、次の鋼片2における溶断スラグ2aを切削すべ
く、前記回転駆動手段6によって刃物取付台4を回転制
御し、対称位置の刃物4aを上部に位置させ、再び刃物
取付台4を流体圧シリンダー7によって上昇制御する。
前記刃物取付台4が上昇位置になったとき、刃物取付台
4の両端部外面と、門型架台3の各脚柱3aとが係合し
、溶断スラグ2aの切削時における刃物取付台4の回転
を規制する拘束手段8が設けられている。
この回転拘束手段8としては、第2図に示す如く、刃物
取付台4の両端部の各外面に設けたストッパー8aと、
各脚柱3aに設けたストッパー受け8bとから構成する
がよい。
前記刃物取付台4の回転拘束手段の他の例として、流体
圧式あるいは電磁式等のブレーキが考えられるが、切削
時の衝撃力が大きいため、相当大きなブレーキ装置が必
要であり、従って最も構成が簡単で、大きな衝撃力に耐
え得るストッパー8aとストッパー受け8bとからなる
回転拘束手段8が最も好ましい。
なお、前記刃物取付台4の横断面形状は円形でもよいが
、刃物4aを取付は易くするために、第2図に示す如く
四角形断面の方が好ましい。
また第4図に示す如く、正方形断面の刃物取付台4の各
外面長手方向にそれぞれ刃物4aを設けるとか、あるい
は第5図に示す如く、正三角形断面の刃物取付台4の各
外面長手方向にそれぞれ刃物4aを設けてもよい。
さらに、各刃物4aを鋼片2の幅に対応した第6図のよ
うな一体ものでもよいが、一本の長いものにしないで、
第7図に示す如く、鋼片2の幅に対応腰刃物取付台4の
外面長手方向に沿いそれぞれ分割配列に設けた方が、刃
物4aに対する衝撃力を小さくできるので、好ましい。
なおまた、通常、溶断スラグを切削除去するに当っては
、鋼片2の搬送用ローラーテーブル1を正逆方向に回転
制御して、鋼片2を第2図実線矢印と鎖線矢印にて示す
方向に往復動させ、鋼片2の両端下面の溶断スラグ2a
を切削除去できるよう、前記刃物4aを備えた刃物取付
台4を、鋼片2の進行方向における前後位置に所要の距
離を存して対称に位置するものであるが、例えば第8図
に示す如く、正方形断面の刃物取付台4の一方向の18
0°対称位置の各刃物4aの刃先とは反対の各刃物4b
を、刃物取付台4の他方の180°対称位置に設けるこ
とにより、一台の溶断スラグ除去装置にて済ませ得られ
るので、設置スペースおよび設備費等の節減上極めて好
ましい。
この場合、第2図鎖線で示す如く、刃物取付台4の両端
部の反対側面におけるストッパー8aと係合するストッ
パー受け8bを、他方の各脚柱3aに設ける必要がある
さらに、前記第4図、第5図、第8図に示す例の場合、
刃物取付台4の回転駆動手段6を適切に制御して、所望
の刃物4aもしくは4bがパスラインに突出されるよう
にすることは勿論である。
またさらに、溶断スラグ2aの切削を完了した刃物4a
もしくは4bに対し、例えば高圧水を噴射して付着した
溶断スラグやスケール等を除去できるよう考慮してもよ
い。
本考案は上述の如く、所定長に溶断された鋼片の搬送用
ローラーテーブルの任意位置なるローラ−間の下方に、
前記搬送用ローラーテーブルと直交して、上下動および
回転制御されるロール状の刃物取付台を横架し、この刃
物取付台の少なくとも対称位置なる外面長手方向に、鋼
片の溶断スラグ切削用刃物を設け、かつ前記刃物取付台
の上昇位置において刃物取付台の両端部外面と係合し、
溶断スラグ切削時における刃物取付台の回転を規制する
拘束手段を設けたので、溶断スラグの切削を完了した刃
物を、刃物取付台を下降させると共に回転させることに
より、刃物取付台に堆積した溶断スラグやスケール等を
落下除去でき、従って刃物を常に清浄にできるので、刃
物と鋼片との密着性を極めて良好になし得られ、溶断ス
ラグを完全に切削除去できる。
また各刃物を交互に使用することにより、熱疲労が軽減
されるので、刃物の寿命延長に寄与できると共に、一方
の刃物が損傷した場合でも、他方の刃物により溶断スラ
グの切削作業を連続させることができるので、鋳込み中
に刃物の交換が不要となり、生産性の向上に寄与できる
さらに刃物取付台に、刃先方向の異なる刃物を設けてお
くことにより、鋼片の進行方向における前後位置に所要
距離を存して対称に溶断スラグ除去装置を設ける必要が
なくなり、一台の溶断スラグ除去装置にて済ま−せ得ら
れるので、設置スペースおよび設備費等の節減に寄与で
きる。
しかも刃物取付台の上昇位置において、刃物取付台の両
端部外面と係合する拘束手段により、溶断スラグ切削時
における刃物取付台の回転を規制するようにしたので、
流体圧式あるいは電磁式等の高価なブレーキ装置を使用
することなく、最も構成が簡単で、大きな衝撃力を耐え
得る係合式のもので済ませ得られ、従って特別な制御手
段を必要とすることなく、確実に刃物取付台の回転規制
を行なうことができると共に、設備費等を著しく節減で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の実施例を示す一部切欠き正面図、
第2図は、第1図A−A線における断面図、第3図は第
1図B−B線における断面図、第4図、第5図は刃物取
付台の断面形状と刃物設置の各側を示す断面図、第6図
、第7図は刃物取付台面における刃物の配列の各側を示
す平面図、第8図は刃物取付台に刃先向きの異なる刃物
を設置した一例を示す断面図である。 1・・・・・・鋼片搬送用ローラーテーブル、2・・・
・・・鋼片、2a・・・・・・溶断スラグ、3・・・・
・・門型架台、3a・・・・・・脚柱、4・・・・・・
刃物取付台、4a、4b・・・・・・刃物、5・・・・
・・軸受、6・・・・・・回転駆動手段、7・・・・・
・流体圧シリンダー、訃・・・・・回転拘束手段、8a
・・・・・・ストッパー 8b・・・・・・ストッパー
受ケ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定長に溶断された鋼片の搬送用ローラーテーブルの任
    意位置なるローラー間の下方に、前記搬送用ローラーテ
    ーブルと直交して、上下動および回転制御されるロール
    状の刃物取付台を横架し、この刃物取付台の少なくとも
    対称位置なる外面長手方向に、鋼片の溶断スラグ切削用
    刃物を設け、かつ前記刃物取付台の上昇位置において刃
    物取付台の両端部外面と係合し、溶断スラグ切削時にお
    ける刃物取付台の回転を規制する拘束手段を設けた鋼片
    の溶断スラグ除去装置。
JP13256980U 1980-09-18 1980-09-18 鋼片の溶断スラグ除去装置 Expired JPS6037155Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13256980U JPS6037155Y2 (ja) 1980-09-18 1980-09-18 鋼片の溶断スラグ除去装置

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JP13256980U JPS6037155Y2 (ja) 1980-09-18 1980-09-18 鋼片の溶断スラグ除去装置

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Publication Number Publication Date
JPS5756550U JPS5756550U (ja) 1982-04-02
JPS6037155Y2 true JPS6037155Y2 (ja) 1985-11-05

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JP13256980U Expired JPS6037155Y2 (ja) 1980-09-18 1980-09-18 鋼片の溶断スラグ除去装置

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