JPS5828653Y2 - 幅のある非吸水体の絞りロ−ル装置 - Google Patents

幅のある非吸水体の絞りロ−ル装置

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JPS5828653Y2
JPS5828653Y2 JP1978056216U JP5621678U JPS5828653Y2 JP S5828653 Y2 JPS5828653 Y2 JP S5828653Y2 JP 1978056216 U JP1978056216 U JP 1978056216U JP 5621678 U JP5621678 U JP 5621678U JP S5828653 Y2 JPS5828653 Y2 JP S5828653Y2
Authority
JP
Japan
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roll
water
squeezing
suction
absorbing material
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978056216U
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JPS54158834U (ja
Inventor
保夫 伊勢
義隆 井上
弘之 石岡
Original Assignee
日本鋼管株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は金属ストリッス切板等幅のある非吸水体表面
に付着した液体を絞るための絞りロール装置に関する。
ストリップ等幅のある非吸水体表面に付着した液体を絞
るための絞りロール装置は、その絞りロールの摩耗劣化
管理を徹底しても、該非吸水体が高速で移送される場合
や、該非吸水体が薄物の場合に十分な絞り性を発揮でき
ず、また非吸水体エッヂ部においては、非吸水体のない
絞りロール部分で絞られた液体がまわりこむため、水切
りが全く不可能であった。
このため、絞りむら、発錆等の品質欠陥を生じ、また薬
液の他タンクへの混入、漏洩等の問題を生じてい九 これらの問題を解決するものとして、絞り性にすぐれた
絞り装置が特願昭52−131470号として、既に本
考案者らによって提案されている。
しかしながら、この絞り装置の場合吸引の為に非常に大
ぎな吸引ブロアを設置する必要があり経済的でないこと
、非吸水体の中央部の水切りを良くする為にかなり大き
な圧下をかけなければならず、ロール寿命が短いこと等
の欠点が依然として残っていた。
この考案は以上の点に鑑みて更に研究創案の結果なされ
たもので、絞り性および経済性に優れかつ耐久性にも優
れた絞りロール装置を提供せんとするものであって、非
吸水体よりなるロールと、それに引続いて非吸水体の両
端部近傍を水切りするために吸水体をその表面に有し、
その内部に吸引機構を有する絞りロールとを連設し、し
かも該吸引機構が絞りロール内部のロール胴長方向に非
回転に設置された第1の吸引ボックスと、該第1の吸引
ボックスに連通しロール胴長方向長さ可変の第2の吸引
ボックスと、該第2の吸引ボックスの両端部に設けられ
前記吸水体と多孔ロールシェルを介して接触し当該接触
個所を吸引する開口部とを有することを基本的特徴とす
るものである。
以下この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、1は非吸水体であって、該非吸水体の
進行方向に順にゴムライニングロールや、金属ロール、
ウレタンロール等の非吸水型ロール2と、その表面に吸
水体を有し、その内部に吸弓機構を有する絞りロール3
とが連設されている。
該絞りロール3の吸引機構にはサクション管4が配設さ
れており、該サクション管4はミストセパレータ5及び
真空ポンプ6に接続されている。
第2図乃至第5図にこの絞りロール3の構造を詳細に示
す。
第2図において、10は吸水体であって、この吸水体1
0は、多孔ロールフェール11上に被着されている。
吸水体10はこの実施例ではフェルトを用いているカヘ
羊毛、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン等織布
、不織布を問わす伺如なるものを使用可能である。
またその材質自体に吸水性がなくても透過体であればよ
く、ここでいう吸水体とはこれらを全て含む概念である
多孔ロールシェル11には、その厚さ方向に適宜の吸液
孔12が適宜個所に穿孔されている。
多孔ロールシェル11の一端部は、回転駆動体13に脱
着自在に装着されており、他端部はロール軸受14のケ
ーシング部141に同様に脱着自在に装着されている。
回転駆動体13はロール軸受16に支持されており、筐
た駆動軸131を有していて、該駆動軸131を駆動装
置に接続して回転駆動体13を回転せしめることにより
、吸水体10及び多孔ロールシェル11は、非吸水体1
の移送速度に同調して回転し得るようになっている。
多孔ロールシ′エル11の中空部には、吸引ボックス1
5が装入されており、その一端部が支軸151により、
前記回転駆動体13の中心に設けられたロール軸受13
2に支持されている。
吸引ボックス15の他端部には固定用筒17が外装され
ており、この固定用筒1Tは前記ロール軸受14に支持
されている。
固定用筒17には更にチョック18が外装されており、
このチョック18と固定用筒17及びロール軸受14に
より、吸引ボックス15は多孔ロールシェル11及び吸
水体100回転とは無関係に固定されるようになってい
る。
吸引ボックス15にはロール3の両エツジ部近傍を吸引
するための、吸引口ボックス20が備っている。
該吸引口ボックス20は、第3図乃至第5図に示すよう
に、ロール3の軸線長手方向にのびる一対のボックス2
01.202からなっていて、該ボックス202の一端
は、該ボックス201の一端内にゴム系のシール203
を介して摺動可能に嵌装されている。
ボックス201.202の他端部は夫々、第3図におい
て、上方に突き出しており、そこに夫々開口部A、Bが
形成されており、該開口部A、Bの周囲にはカーボン系
のシール204.204が設けられている。
この開口部A。Bは長方形断面をしており、その長手方
向の幅は非吸水体1の蛇行を考慮して100〜200m
mとしている。
またその長さ、即ちロール30幅方向の長さは、非吸水
体1の移送速度に応じて任意であるが、一般には50〜
100y++m程度でよい。
該ボックス201.202の前記開口部A、Bの反対の
底面には、夫々長方形の切欠きが設けられており、ボッ
クス202をボックス201に嵌装することにより、長
方形の開口部Cが形成されるようになっている。
上記開口部A、Bはそのシール204.204を介して
、多孔ロールシェル110両エッヂ部近傍に当接してい
る。
上記開口部Cは吸引ボックス15の開口部dに対向して
釦り、該開口部Cと該開口部dとはゴム系のシール15
2を介して接続されている。
前記ボックス201゜202には夫々ナラ)21.21
が備っており、該ナラ)21.21には、左右逆ネジを
切ったサクション位置調整用スクリュー22が介装され
ている。
該サクション位置調整用スクリュー22は、ロール3の
端部を通って外に導かれ、ハンドル221を有している
従ってこのハンドル221を回動することにより、ボッ
クス201.202は左右対称に摺動し、その開口部A
、Bは、多孔ロールシエル11と当接する位置をかえ得
るようになっている。
なお、第2図の4はサクション管であって、該サクショ
ン管4は吸引ボックス15に接続され、□ストセパレー
タ5及び真空ポンプ6に接続されている。
従って、該真空ポンプ6を駆動すれば、サクション管4
、吸引ボックス15及び開口部C9Dを介して、開口部
A、Bを吸引し、吸水体10を吸引するようになってい
る。
筐た、第1図に示す実施例では非吸水型ロール2及び絞
りロール3ともに、非吸水体1をその上下方向からはさ
むように構成したピンチロール方式としているが、これ
に限定されるものでなく、3ベント方式、2ピンチ方式
、5ベント方式等種種態様が可能である。
そのため形状変化しやすい非吸水体の絞りにおいても適
用可能である。
更にこの実施例では、吸水体10の材質を一様にしてい
るが、これをロール30幅方向に変化させることも可能
である。
たとえば、吸水体10をリボン状にしてロール3幅方向
に積層構造とせしめ、その両エッヂ部近傍のみを吸水性
の良好なものにし、該エッヂ部分が劣化して吸水性が低
下しても、その部分だけを交換可能となるように構成す
る等しても良へ 次にこの装置の使用方法を説明する。
まずハンドル221を回動して、開口部A、Bの位置を
非吸水体1の幅に合わせ、吸引ボックス15をチョック
18等により定位置に固定する。
そして真空ポンプ6を運転し、非吸水型ロール2及び絞
りロール3を非吸水体1の移送速度に同調させて回転さ
せる。
非吸水体1の中央部に付着している液体は、まず非吸水
型ロール2によう絞りとられる。
この非吸水型ロール2で絞りとられなかった非吸水体1
エッヂ部に残留する液体は、次の絞りロール3により絞
りとられる。
即ち、該残留液体は、吸水体10及び多孔ロールシェル
11の吸液孔12を透過し、開口部A、Bを通って吸引
口ボックス20内に吸込まれ、開口部C,Dを通って吸
引ボックス15内に吸引される。
該吸引ボックス15に吸引された液体は更にサクション
管4及びミストセパレータ5を介して排出される。
以上のようにこの考案の場合、最初に非吸水型ロール2
により絞りが行わへ次の絞りロール3により残留した両
エッヂ部の液体が絞りとられるため、水切りが完全に行
われる。
また絞りロール3に訃いては、非吸水体1の中央部は既
に絞りとられているため、大きな圧下を必要とせず、従
ってロールの寿命延長が可能である。
更に、真空ポンプ6による吸引は、開口部A、Bの両エ
ッヂ部のみであるため、大きな吸引容量を必要とせず経
済的である。
また開口部A、Bはロール胴長方向に移動させることが
できるから種々の幅の非吸水体1の絞りに対処できる。
上記圧下刃及び吸引容量については、4′幅のラインで
は、前記特願昭52−131470号のものに比較して
、圧下刃は約半分、吸引容量は約−とすることが可能で
ある。
以上記述したようにこの考案によれば、絞り性及び経済
性に優れ、かつ耐久性にも優れた絞りロール装装置を得
ることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による絞りロール装置の概略説明図、
第2図は絞りロールの断面図、第3図は吸引口ボックス
の構造を説明する正面図、第4図はその平面図、第5図
はその底面図である。 図中、1は非吸水体、2は非吸水型ロール、3は絞りロ
ール、4はサクション管、5はミストセパレータ、6は
真空ポンプ、10は吸水体、11は多孔ロールシェル、
12は吸液孔、13は回転駆動体、14はロール軸受、
15は吸引ボックス、16はロール軸受、17は固定用
筒、18はチョック、20は吸引口ボックス、21はナ
ツト、設はサクション位置調整用スクリュー、A、B、
C。 Dは夫々開口部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属ストリップ、切板等幅のある非吸水体表面に付着し
    た液体を絞るための絞りロール装置において、非吸水体
    よりなるロールと、それに引続いて非吸水体の両エツジ
    部近傍を水切りするために吸水体をその表面に有し、そ
    の内部に吸引機構を有する絞りロールとを連設し、該吸
    引機構が絞りロール内部のロール胴長方向に非回転に設
    置された第1の吸引ボックスと、該第1の吸引ボックス
    に連通しロール胴長方向長さ可変の第2の吸引ボックス
    と、該第2の吸引ボックスの両端部に設けられ前記吸水
    体と多孔ロールシェルを介して接触し当該接触個所を吸
    引する開口部とを有することを特徴とする絞りロール装
    置。
JP1978056216U 1978-04-28 1978-04-28 幅のある非吸水体の絞りロ−ル装置 Expired JPS5828653Y2 (ja)

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JPS54158834U JPS54158834U (ja) 1979-11-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5994709U (ja) * 1982-12-13 1984-06-27 大同特殊鋼株式会社 金属ストリツプの水分除去装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5123494Y2 (ja) * 1972-08-20 1976-06-16

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JPS54158834U (ja) 1979-11-06

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