JPS584572Y2 - フイルタ−装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば電動機に清浄な冷却空気を供給する
場合などに用いられるフィルター装置の改良に関するも
のである。

従来この種の装置として一般に知られているものを第１
図に示す。

図において、１はハウジング、２はこのハウジング１内
に設けられた慣性集塵器、３はフィルター、４はファン
、５はこのファン４を付勢するためのモータ、６はダス
ト配管、Ｔは吸込口、８は清浄気体の排出部である。

矢印は風の流れの方向を示す。

次に動作について説明する。

吸込ロアより吸い込まれたダストを含んだ空気は慣性集
塵器２を通り、ここでダストが除去される。

次いでフィルター３を通って更に清浄化され排出部８か
ら図示しない電動機等に導かれ、その冷却風として使用
される。

一方、慣性集塵器２によって集塵されたダストはダスト
配管６に集められ、ファン４によって空気といっしょに
大気に放出される。

従来の装置は以上のように構成されているため、ファン
４の摩耗が問題となったり、フィルター３の清掃が問題
となるとともに装置が大形化し高価となる欠点があり九 この考案は以上のような欠点を解消することを目的とし
てなされたもので、ファンの付勢力を有効に利用しフィ
ルターの清掃を自動的に行ない、フィルターのみで清浄
流体を連続的に供給し、かつ連続運転できるようにした
ものであり、しかもファンの取扱う流体は清浄流体であ
るので、摩耗の心配がないようにしたフィルター装置を
提供する・ものである。

以下、この考案の一実施例を図に基づいて説明する。

第２図において、同一符号は上記従来装置と同一または
相当する部分を示すが、ファン４は付勢方向が任意に反
転し得るようになっている。

９はモーター５の支え板、１０は接続管、１１は切替え
弁、１２は配管、３１及び３２は第１及び第２のフィル
ター、８１及び８２は第１及び第２の清浄気体の排出部
、１００は流路である。

次に動作について説明する。

先ず図示の状態では、濾材として働く第１のフィルター
３１より空気が吸い込まれ、少なくともその一部は清浄
空気として第２の排出口８２から配管１２を通して排出
され、電動機等の冷却風として供給される。

他は被清浄材として用いられる第２のフィルター３２を
通して大気に放出される。

この風によって第２のフィルター３２に付着したダスト
が大気に放出され第２のフィルター３２が再生される。

ファン４を可逆回転可能なモーター５によって逆転する
と切替え弁１１は風圧によって自動的に逆サイドに開く
よう構成されているので、通空流路は上記説明とは全く
逆となり、吸入側であった第１のフィルター３１が吐出
側フィルターになるので第１のフィルター３１は被清浄
材となり、付着したダストはファンの付勢力によって自
動的に清掃再生される。

なお、この実施例ではファンは連続運転としているが、
間げつ的に運転しても同様の効果を有する。

また、フィルター３１，３２にバイブレータを付備すれ
ばフィルターの再生が確実にかつ早く出来ることになる
。

さらに、空気の代りに水などの液体または他の流体を用
いても同様の効果が期待できる。

以上のように、この考案によれば、ファンの付勢力を利
用しフィルターの再生を交互に行なうよう構成したため
、フィルターの着脱をする必要がなく連続運転が可能に
なるのみでなく、ファンの取扱う流体が清浄流体である
ため摩耗の心配がなく、小形で安価なフィルター装置が
実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のフィルター装置を示す平面図、第２図は
この考案の一実施例を示す平面図である。 図中、１はハウジング、３１は第１のフィルター、３２
は第２のフィルター、４はファン、８１は第１の排出部
、８２は第２の排出部、 １００は流路である。 なお・、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ハウジング内に形成された流体の流路、この流路内に設
   けられ上記流体の付勢方向を反転し得るファン、このフ
   ァンに対し上記流路の一方の側及び他方の側にそれぞれ
   設けられ、上記ファンの付勢方向に応じて交互に濾材及
   び被清浄材として働：く第１及び第２のフィルター、上
   記ファンと上記□第１のフィルターとの間及び上記ファ
   ンと上記第２のフィルターとの間の流路にそれぞれ連通
   し、上記ファンによって付勢された流体の少なくとも一
   部を該ファンの付勢方向Ｋｆｆｉじてそれぞれ交互に取
   り出し得る第１及び第２の排出部を備えてなるフィルタ
   ー装置。