JPH11313707A - 吸水ローラ及び傘の水切り機 - Google Patents

吸水ローラ及び傘の水切り機

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JPH11313707A
JPH11313707A JP12465898A JP12465898A JPH11313707A JP H11313707 A JPH11313707 A JP H11313707A JP 12465898 A JP12465898 A JP 12465898A JP 12465898 A JP12465898 A JP 12465898A JP H11313707 A JPH11313707 A JP H11313707A
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water
umbrella
roller
water absorbing
absorbing roller
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JP12465898A
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Shiyuugo Miyagawa
修悟 宮川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】傘の水切りを吸水ローラで行うことができる傘
の水切り機を提供する。 【解決手段】吸水性に優れた3対の吸水ローラ3が筐体
2の内部に回転できるように支持されている。筐体2に
は、傘4の出し入れを可能にする開口部12が形成され
ている。吸水ローラ対3,3は、傘4の進入を許容する
ように対向して配置され、傘4の動きに応じて傘4の外
表面を転動するようになっている。一対の吸水ローラ
3,3の間に傘4が挿入されると、吸水ローラ3,3が
傘4の外表面を転動して水分を吸い取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物体表面の水分
を吸収して物体表面の水切りを行う吸水ローラ及びこの
吸水ローラを使用して傘表面に付着した雨滴の水切りを
行う傘の水切り機に関する。
【0002】
【従来の技術】雨天時において、図書館,映画館,デパ
ート等に雨滴が付着した傘を持ち込む場合、傘から落下
する水で床が濡れるのを防止するため、図書館等の入口
に配置された使い捨ての樹脂製の傘袋に傘を収容するよ
うになっている。そして、図書館等から退館する場合に
は、不要となった傘袋を回収ボックスに戻すようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、使い捨ての樹脂製の傘袋を多用するのは、近年の
省資源化の要請に反するものであり、ゴミを増やすとい
う問題をも生じる。又、使用済みの傘袋を回収ボックス
に戻す際に、傘袋から漏れた水が回収ボックス周辺の床
を濡らしたり、使用済みの傘袋が回収ボックスから溢れ
出て美観を損ねるという問題を生じることがある。
【0004】そこで、この発明は、物体表面の水切り性
に優れた吸水ローラ及びこの吸水ローラを使用すること
により傘に付着した水分を取り除くことができる傘の水
切り機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の吸水ローラに
関する発明は、回転軸の周囲に吸水性に優れた円筒状の
スポンジを固定したことを特徴としている。
【0006】このような構成の本発明によれば、水分が
付着した物体の外表面を吸水ローラが転動すると、円筒
状のスポンジが吸水し、物体外表面の水切りが行われ
る。
【0007】又、請求項2の吸水ローラに関する発明
は、前記回転軸が、透水性を有する中空軸であることを
特徴としている。
【0008】このような構成の本発明によれば、スポン
ジが吸い取った水が透水性の回転軸の中空部を介して排
水される。
【0009】又、請求項3の吸水ローラに関する発明
は、前記円筒状のスポンジの少なくとも外周が、吸水性
材料製のスポンジ保護部材によって覆われたことを特徴
としている。
【0010】このような構成の本発明によれば、スポン
ジ保護部材によってスポンジの吸水膨張が抑制され、ス
ポンジの形態の変化が抑制されるため、吸水ローラ対の
円滑な回転状態が保持される。即ち、スポンジ保護部材
がないと、スポンジが吸水して膨張して、吸水ローラ対
の接触圧力が大きくなりすぎて、吸水ローラ対の円滑な
回転を得ることが困難になるが、本発明においてはこの
ような不具合が生じることがない。又、このような発明
によれば、物体表面に対して転動するスポンジ外表面が
スポンジ保護部材によって保護されるので、長期に亘っ
て水切り機能が発揮される。
【0011】又、請求項4の傘の水切り機に関する発明
は、上記のような吸水ローラと、この吸水ローラの少な
くとも一対を回転できるように支持するローラ支持部材
と、を備え、前記少なくとも一対の吸水ローラが、傘の
進入を許容するように対向して配置され、傘の動きに応
じて傘の外表面を転動することを特徴としている。
【0012】このような構成の本発明によれば、一対の
吸水ローラの間に傘が挿入されると、吸水ローラが傘の
外表面を転動して水分を吸い取る。
【0013】又、請求項5の傘の水切り機に関する発明
は、前記一対の吸水ローラの配置構成に特徴がある。即
ち、請求項4の傘の水切り機に関する発明において、前
記一対の吸水ローラは、そのローラ外径寸法よりも回転
軸間距離が短くなるようにローラ支持部材に支持された
ことを特徴としている。
【0014】このような構成の本発明によれば、吸水ロ
ーラが傘を絞るようにして水分を吸い取るので、より一
層効果的に傘の外表面の水切りが行われる。
【0015】又、請求項6の傘の水切り機に関する発明
は、前記吸水ローラが、前記ローラ支持部材に着脱可能
に支持されることを特徴としている。
【0016】このような構成の本発明によれば、水分を
含んだ吸水ローラと乾燥した吸水ローラとを適宜交換す
ることができ、常時安定した傘の水切り作業が行われ
る。
【0017】又、請求項7の傘の水切り機に関する発明
は、前記吸水ローラの水を絞る脱水用ローラが、前記ロ
ーラ支持部材の前記吸水ローラに隣接する部位に回転で
きるように支持されたことを特徴としている。
【0018】このような構成の本発明によれば、吸水ロ
ーラが傘の動きにしたがって回動すると、吸水ローラに
従動して絞りローラが回動する。この際、吸水ローラが
絞りローラによって水を絞られるため、傘の水分が吸水
ローラによって常時好ましい状態で吸水される。
【0019】又、請求項8の傘の水切り機に関する発明
は、前記吸水ローラ及びローラ支持部材が出し入れ可能
に収容される筐体を備え、この筐体に傘の進入を許容す
る開口部が形成されたことを特徴としている。
【0020】このような構成の本発明によれば、吸水ロ
ーラが充分水を吸収したと判断された場合、吸水ローラ
及びローラ支持部材が吸水ローラユニットとして筐体か
ら取り出され、新たな吸水ローラユニットが筐体内に収
容され、引き続き良好な傘の水切り作業が継続される。
したがって、本発明の傘の水切り機は、常時優れた水切
り機能を発揮する。又、本発明によれば、ローラ支持部
材及び吸水ローラが外部に露出することがないので、水
の飛散が防止される。
【0021】又、請求項9の傘の水切り機に発明は、前
記開口部が、傘の筐体内部への進入及び傘の筐体内部か
ら外部への退出を許容する弾性変形可能な開口部カバー
で覆われたことを特徴としている。
【0022】このような構成の本発明によれば、外部ダ
ストが傘の水切り機内部に進入するのを防止することが
でき、吸水ローラが外部ダストで汚れることがないの
で、傘の水切り作業が清潔な状態で行われる。
【0023】又、請求項10の傘の水切り機に関する発
明は、前記吸水ローラの下方に水受けタンクが配置され
たことを特徴としている。
【0024】このような構成の本発明によれば、傘に付
着した雨水が吸水ローラによって吸い取られ、その水が
回転軸を介して傘の水切り機内部に流下し、その流下し
た水が水受けタンクに収容される。したがって、本発明
によれば、傘の水切り機の周囲に水が漏出することがな
く、傘の水切り機の周囲を水で濡らすことがない。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。
【0026】図1〜図4は、本実施の形態の傘の水切り
機1を示すものである。このうち図1は、傘の水切り機
1の側面側断面図(図3のA−A線に沿う断面図)であ
る。又、図2は、傘の水切り機1の正面側断面図(図3
のB−B線に沿う断面図)である。又、図3は、傘の水
切り機1の一部を切り取って示す平面図である。更に、
図4は、傘の水切り機1の外観斜視図である。
【0027】これらの図に示すように、傘の水切り機1
の筐体(ローラ支持部材)2の内部には、3対の吸水ロ
ーラ3が回転できるように取り付けられている。これら
3対の吸水ローラ3は、傘4を出し入れする方向(図1
中左右方向)に略直線状に配置されている。
【0028】吸水ローラ3は、図5〜図6に示すよう
に、筐体2に支持される中心軸5と、この中心軸5の外
周に軸受6,6を介して回転できるように嵌合された回
転軸7と、この回転軸7の外周に固定された円筒状の吸
水用のスポンジ8と、を備えている。尚、回転軸7は、
その上下端部がそれぞれ軸受6,6によって円滑に回転
できるように支持されている。
【0029】このうち、中心軸5は、雨水で錆びること
のないように、ステンレス丸棒が使用されている。又、
回転軸7は、プラスチック製の円筒体が使用されてい
る。又、吸水用のスポンジ8は、親水性スポンジとして
知られるセルロース系のスポンジが使用されている。
【0030】スポンジ8は、その外表面に吸水性の良い
布で形成された袋状のスポンジ保護部材10が被せられ
ている。このスポンジ保護部材10は、吸水性を有する
がスポンジのように膨張しないため、水を含んだスポン
ジ8が膨張するのを抑えることができる。その結果、吸
水ローラ3の外径が大きくなるのが抑えられ、吸水ロー
ラ対3,3の接触圧力が大きくなりすぎることがないた
め、吸水ローラ対3,3が円滑に転動し、傘4に付着し
た雨滴を吸い取ることができる。又、スポンジ8は、そ
の外表面に被せられたスポンジ保護部材10によって保
護されているため、傘4との接触で損傷しにくく、耐久
性が向上し、長期に亘り吸水機能を発揮する。尚、スポ
ンジ保護部材10が被せられたスポンジ8は、軸受6に
嵌合固定されたフランジ11によってその上下端部が位
置決めされている。
【0031】3対の吸水ローラ3を収容した筐体2は、
図4に示すように、正面側に傘4を出し入れできるよう
にするための開口部12が形成されている(図1及び図
3参照)。そして、開口部12には、弾性変形が容易で
且つ傘4を傷つけることがない材料(例えば、樹脂繊維
やゴムの薄板等)で形成された開口部カバー13が取り
付けられている。したがって、このような傘の水切り機
1によれば、吸水ローラ3による水切り時に雨滴が筐体
2の外部に飛散・漏出することがなく、又、外部ダスト
が筐体2内部に入り込んで吸水ローラ3を汚すのを防止
することができる。その結果、傘の水切り機1の周辺を
雨滴で濡らすこともなく、又、汚れた吸水ローラ3で傘
4を汚すようなことがない。
【0032】筐体2は、図1及び図2に示すように、そ
の下部に吸水ローラ3の中心軸5の下端を支持する下側
吸水ローラ支持パネル14が配置され、この下側吸水ロ
ーラ支持パネル14の下方に水受けタンク15が設置さ
れている。ここで、上記下側吸水ローラ支持パネル14
は、水の流下を許容するように、多くの透水孔(図示せ
ず)が形成されており、吸水ローラ3から流下する水を
水受けタンク15側へ逃がすようになっている。水受け
タンク15は、図示しない水抜き孔と水抜き孔開閉弁が
設置されており、水抜きができるようになっている。
【0033】このように構成された本実施の形態におい
て、筐体2の開口部12から傘4が筐体2内部に差し込
まれると、吸水ローラ3がその傘4の外表面を押圧しな
がら転動する。したがって、傘4の布地の外表面に付着
した雨滴が吸水ローラ3によって絞られながら吸い取ら
れ、傘4の水切りが行われる。尚、この際、傘4を吸水
ローラ対3,3間に2〜3度出し入れすることにより、
より一層確実に水切りが行われる。
【0034】水切りされた傘4の水は、一部が吸水ロー
ラ3のスポンジ8に吸収され、残部が水受けタンク15
内に収容される。
【0035】以上のような構成の本実施の形態によれ
ば、雨に濡れた傘4を吸水ローラ3,3間に出し入れす
るだけで、傘4の水切りを行うことができるため、使い
捨ての傘袋が不要となり、省資源化に寄与することがで
き、使用済みの傘袋で美観を損ねるという問題をも解消
することができる。
【0036】又、本実施の形態によれば、筐体2内部に
吸水ローラ3が収容され、傘4を開口部12から筐体2
内部に出し入れして水切りを行うようになっているた
め、筐体2内部から外部に雨水が飛散・漏出することが
なく、傘の水切り機1の周辺を水切りした水で濡らすよ
うなことがない。
【0037】又、本実施の形態によれば、傘4が筐体2
の開口部12から筐体2内部に出し入れされると、吸水
ローラ対3,3が傘4の動きに応動して傘4の布地に付
着した雨滴を吸い取るようになっているため、吸水ロー
ラ3を動かす動力が不要であり、安全で且つ安価な傘の
水切り機1を提供することができる。しかも、本実施の
形態は、上記のように、吸水ローラ3を駆動するための
動力が不要であり、吸水ローラ3の駆動用モータも不要
であるため、傘4の水切り時に騒音を生じることがな
く、静粛に傘の水切りを行うことができる。
【0038】尚、上記の実施の形態において、一対の吸
水ローラ3,3は、傘4の外表面に接触し、傘4の動き
に応動することができて、傘4の布地に付着した雨水を
吸水することができる距離に配置されるようになってい
ればよいが、吸水ローラ3の外径寸法よりも吸水ローラ
3,3間距離を短くすることにより、傘4の布地を絞り
ながら水切りする機能がより一層高められ、吸水性能が
一層向上する。
【0039】又、上記実施の形態において、中心軸5及
び回転軸7を透水性を有する材料(例えば、ポリエチレ
ンやポリプロピレンの繊維性透水管)で形成し、中心軸
5を中空に形成すれば、吸水ローラ3で吸い取った水が
回転軸7及び中心軸5を透過して回転軸7及び中心軸5
の中空部を流れ落ち、その流れ落ちた水が水受けタンク
15に収容されることになるため、吸水ローラ3の含水
量が少なくなり、吸水ローラ3の吸水性能が向上すると
共に、常時一定の吸水性能が発揮される。
【0040】又、上記実施の形態において、筐体2のパ
ネルの一部を開閉可能又は着脱可能に形成し、吸水ロー
ラ3又は吸水ローラ及びこれを支持する図外のローラ支
持フレーム(ローラ支持部材)を筐体2に対して公知の
手段によって着脱可能に取り付けるようにすれば、雨水
を含んだ吸水ローラ3を新たな吸水ローラに交換するこ
とができ、傘の水切り機1の水切り性能を長期に亘り最
良の状態で維持することができる。又、このように構成
すれば、メンテナンスが容易になり、傘の水切り機1を
使用しない際には、吸水ローラ3を筐体2から取り出し
て、清掃及び乾燥をさせることができる。
【0041】又、本実施の形態において、水受けタンク
15を筐体2に対して公知の手段によって着脱可能に取
り付けるようにすれば、水受けタンク15を交換するこ
とができるようになるため、水受けタンク15の容量に
制限されずに傘の水切り機1の連続使用が可能になる。
【0042】又、本実施の形態において、図7及び図8
に示すように、吸水ローラ3に隣接して脱水用ローラ1
6を配置し、脱水用ローラ16を吸水ローラ3に押し付
けた状態で吸水ローラ3に従動させるようにすれば、吸
水ローラ3の水が脱水用ローラ16によって絞られる。
尚、この場合、この脱水用ローラ16は、その回転軸1
7がローラ支持部材としての筐体2に回動できるように
支持される。したがって、吸水ローラ3が傘4の動きに
応動して回転すると、脱水用ローラ16がその吸水ロー
ラ3の動きに応動しながら吸水ローラ3の水切りを行
う。
【0043】又、上記実施の形態は、ステンレス丸棒を
中心軸5とし、プラスチック製の円筒体を回転軸7と
し、セルロース系のスポンジを吸水用のスポンジ8とし
て使用する態様が示されているが、これに限られず、適
宜変更使用することができる。即ち、中心軸5及び回転
軸7は、雨水で錆びない部材で形成すればよく、又、吸
水ローラ3のスポンジ8は、吸水性能に優れたものであ
れば適宜変更使用することができる。
【0044】又、上記実施の形態は、3対の吸水ローラ
3を略直線状に直列に配置する態様を示しているが、こ
れに限られず、一対の吸水ローラ3で傘4の水切りを行
うようにしてもよく、又、2対の吸水ローラ3で傘4の
水切りを行うようにしてもよい。更に、4対以上の吸水
ローラ3で傘4の水切りを行うようにしてもよい。
【0045】又、上記実施の形態は、吸水ローラ対3,
3を地面に対して水平に配置する態様を示しているが、
これに限られず、地面に対して斜め又は垂直に配置する
ようにしてもよい。加えて、上記実施の形態は、吸水ロ
ーラ対3,3を縦にした状態(図1参照)で使用する態
様を示したが、これに限らず、吸水ローラ対3,3を横
にした状態で使用するようにしてもよい。
【0046】又、上記実施の形態において、スポンジ保
護部材10を吸水性に優れた袋状の布で構成する態様を
示したが、これに限られず、網目状のスポンジ保護部材
10をスポンジ8の外周に被せるようにしてもよい。
【0047】又、上記実施の形態において、吸水ローラ
3を筐体2の内部に収容する態様を示したが、これに限
られずに、ローラ支持部材として枠状のローラ支持フレ
ーム(図示せず)で吸水ローラ3を支持し、吸水ローラ
3を露出させるようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、請求項
1の吸水ローラに関する発明は、回転軸の周囲に吸水性
に優れた円筒状のスポンジを固定してあるため、水分が
付着した物体の外表面を吸水ローラが転動すると、円筒
状のスポンジが吸水し、物体外表面の水切りが行われ
る。
【0049】又、請求項2の吸水ローラに関する発明
は、回転軸が、透水性を有する中空軸であるため、スポ
ンジが吸い取った水が透水性の回転軸の中空部を介して
排水され、スポンジの吸水状態が長期に亘り良好に維持
される。
【0050】又、請求項3の吸水ローラに関する発明
は、円筒状のスポンジの少なくとも外周が、吸水性材料
製のスポンジ保護部材によって覆われており、スポンジ
保護部材によってスポンジの吸水膨張が抑制され、この
スポンジの形態の変化が抑制されるため、吸水ローラ対
が円滑に回転して物体表面の吸水を行うことができる。
又、本発明は、物体表面に対して転動するスポンジ外表
面がスポンジ保護部材によって保護されるので、長期に
亘って水切り機能が発揮される。
【0051】又、請求項4の傘の水切り機に関する発明
は、上記のような吸水ローラと、この吸水ローラの少な
くとも一対を回転できるように支持するローラ支持部材
と、を備え、前記少なくとも一対の吸水ローラが、傘の
進入を許容するように対向して配置され、傘の動きに応
じて傘の外表面を転動するようになっているため、一対
の吸水ローラの間に傘が挿入されると、吸水ローラが傘
の外表面を転動して水分を吸い取ることができる。
【0052】又、請求項5の傘の水切り機に関する発明
は、前記一対の吸水ローラが、そのローラ外径寸法より
も回転軸間距離が短くなるようにローラ支持部材に支持
されているため、吸水ローラが傘を絞るようにして水分
を吸い取ることができ、より一層効果的に傘の外表面の
水切りを行うことができる。
【0053】又、請求項6の傘の水切り機に関する発明
は、前記吸水ローラが、前記ローラ支持部材に着脱可能
に支持されるようになっているため、水分を含んだ吸水
ローラと乾燥した新たな吸水ローラとを適宜交換するこ
とができ、常時安定した傘の水切り作業を行うことがで
きる。
【0054】又、請求項7の傘の水切り機に関する発明
は、吸水ローラの水を絞る脱水用ローラが、ローラ支持
部材の吸水ローラに隣接する部位に回転できるように支
持されているため、吸水ローラが傘の出し入れにしたが
って回動すると脱水用ローラが従動し、吸水ローラが脱
水用ローラによって絞られ、吸水ローラの水切りが行わ
れる。したがって、本発明によれば、長期に亘り良好な
水切り機能を発揮する。
【0055】又、請求項8の傘の水切り機に関する発明
は、吸水ローラ及びローラ支持部材を筐体内に出し入れ
可能に収容するように構成されているため、吸水ローラ
をローラ支持部材と共に筐体から取り出して、新たな吸
水ローラ及びローラ支持部材に交換することができ、常
時良好な傘の水切り作業が行われる。又、本発明によれ
ば、吸水ローラ及びローラ支持部材が筐体内に収容され
るので、傘の水が外部に飛散・漏出して傘の水切り機周
辺を雨水で濡らすことがない。
【0056】又、請求項9の傘の水切り機に発明は、筐
体の開口部が、傘の筐体内部への進入及び傘の筐体内部
から外部への退出を許容する弾性変形可能な開口部カバ
ーで覆われているため、外部ダストが水切り機内部に進
入するのを防止することができ、吸水ローラが外部ダス
トで汚れることがないので、傘の水切り作業が清潔な状
態で行われる。
【0057】又、請求項10の傘の水切り機に関する発
明は、吸水ローラの下方に水受けタンクが配置されてお
り、傘に付着した雨水が吸水ローラによって吸い取ら
れ、その水が回転軸を介して傘の水切り機内部に流下
し、その流下した水が水受けタンクに収容されるため、
傘の水切り機の周囲に水が漏出することがなく、傘の水
切り機の周囲を水で濡らすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す傘の水切り機の側面
側断面図(図3のA−A線に沿う断面図)である。
【図2】本発明の実施の形態を示す傘の水切り機の正面
側断面図(図3のB−B線に沿う断面図)である。
【図3】本発明の実施の形態を示す傘の水切り機の一部
を切り取って示す平面図である
【図4】図4は、傘の水切り機の外観斜視図である。
【図5】吸水ローラの外観斜視図である。
【図6】吸水ローラの中心軸線に沿う断面図である。
【図7】本発明の応用例である吸水ローラと脱水用ロー
ラの関係状態を示す斜視図である。
【図8】吸水ローラと脱水用ローラとの関係を示す中心
軸線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1……傘の水切り機、2……筐体(ローラ支持部材)、
3……吸水ローラ、4……傘、7……回転軸、8……ス
ポンジ、10……スポンジ保護部材、12……開口部、
13……開口部カバー、15……水受けタンク、16…
…脱水用ローラ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の周囲に吸水性に優れた円筒状の
    スポンジを固定したことを特徴とする吸水ローラ。
  2. 【請求項2】 前記回転軸が、透水性を有する中空軸で
    あることを特徴とする請求項1記載の吸水ローラ。
  3. 【請求項3】 前記円筒状のスポンジの少なくとも外周
    が、吸水性材料製のスポンジ保護部材によって覆われた
    ことを特徴とする請求項1記載の吸水ローラ。
  4. 【請求項4】 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の吸水ローラと、この吸水ローラの少なくとも一対を回
    転できるように支持するローラ支持部材と、を備え、 前記少なくとも一対の吸水ローラが、傘の進入を許容す
    るように対向して配置され、傘の動きに応じて傘の外表
    面を転動することを特徴とする傘の水切り機。
  5. 【請求項5】 前記一対の吸水ローラは、そのローラ外
    径寸法よりも回転軸間距離が短くなるようにローラ支持
    部材に支持されたことを特徴とする請求項4記載の傘の
    水切り機。
  6. 【請求項6】 前記吸水ローラが、前記ローラ支持部材
    に着脱可能に支持されることを特徴とする請求項4記載
    の傘の水切り機。
  7. 【請求項7】 前記吸水ローラの水を絞る脱水用ローラ
    が、前記ローラ支持部材の前記吸水ローラに隣接する部
    位に回転できるように支持されたことを特徴とする請求
    項4〜請求項6のいずれか1項に記載の傘の水切り機。
  8. 【請求項8】 前記吸水ローラ及び前記ローラ支持部材
    を出し入れ可能に収容する筐体を備え、この筐体に傘の
    進入を許容する開口部が形成されたことを特徴とする請
    求項4〜7のいずれか1項に記載の傘の水切り機。
  9. 【請求項9】 前記開口部が、傘の筐体内部への進入及
    び傘の筐体内部から外部への退出を許容する弾性変形可
    能な開口部カバーで覆われたことを特徴とする請求項8
    記載の傘の水切り機。
  10. 【請求項10】 前記吸水ローラの下方に水受けタンク
    が配置されたことを特徴とする請求項4〜9のいずれか
    1項記載の傘の水切り機。
JP12465898A 1998-05-07 1998-05-07 吸水ローラ及び傘の水切り機 Pending JPH11313707A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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