JPS5828247B2 - 殺虫・殺ダニ剤 - Google Patents

殺虫・殺ダニ剤

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JPS5828247B2
JPS5828247B2 JP49137795A JP13779574A JPS5828247B2 JP S5828247 B2 JPS5828247 B2 JP S5828247B2 JP 49137795 A JP49137795 A JP 49137795A JP 13779574 A JP13779574 A JP 13779574A JP S5828247 B2 JPS5828247 B2 JP S5828247B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N57/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds
    • A01N57/10Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds having phosphorus-to-oxygen bonds or phosphorus-to-sulfur bonds
    • A01N57/14Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds having phosphorus-to-oxygen bonds or phosphorus-to-sulfur bonds containing aromatic radicals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic System
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/16Esters of thiophosphoric acids or thiophosphorous acids
    • C07F9/165Esters of thiophosphoric acids
    • C07F9/18Esters of thiophosphoric acids with hydroxyaryl compounds

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はある種の2−シアノフェニルジチオリン酸エス
テルを活性成分として含有する殺虫・殺ダニ剤に関する
ものである。
2−シアノフェニルチオリン酸エステル、例工ば0−O
−ジエチル−0−(2−シアノフェニル)−チオノリン
酸エステル、が良好な殺虫及び殺ダニ性を有しているこ
とはすでに開示されている(参照ベルギー特許明細書第
627817号)。
しかしながらこれらの化合物は温血動物に対する高い毒
性を有している。
本発明は 一般式 〔式中、R及びR′は同一または異なるそれぞれ炭素数
が1〜6のアルキルであり、そして R“は水素又は臭素である〕 の2−シアノフェニルジチオリン酸エステルを活性成分
として含有する殺虫または殺ダニ剤である。
RJびR′は直鎖もしくは枝分れしたアルキルであるこ
とができ、好ましくはそれぞれの炭素数は1〜4である
これらの化合物は非常に良好な殺虫及び殺ダニ活性並び
に温血動物に対する低い毒性を示す。
式(■)の2−シアノフェニルジチオリン酸エステルは
、 一般式 〔式中、R及びR′は上記の意味を有しており、して Halはハロゲン(好適には塩素)である〕のジチオリ
ン酸エステルハライドを 一般式 〔式中、R“は上記の意味を有している〕※ ※の2−シアンフェノールと、任意に酸受体の存在下で
又はアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩もしくはアン
モニウム塩の形で、そして任意に溶媒の存在下で、反応
させる、ことによって製造することができる。
驚ろくべきことに、本発明に従う2−シアノフェニルジ
チオリン酸エステル(I)は温血動物に対する非常に低
い毒性を有している一方、これまでに知られている化合
物より良好な殺虫及び殺ダニ活性を示す。
従って本発明に従う化合物は当業界に真に利益を与える
ものである。
例えば〇−エチルー8−セカンダリーーブチルーチオノ
チオールリン酸エステル−クロライド及び2−シアノフ
ェノールを使用した場合には反応過程は下記式により表
わされる: 式(n)及び(III)は上記の製造方法で使用できる
出発物質の明確な一般的定義を与えるものである。
出発物質として使用される0−8−ジアルキルチオノチ
オールリン酸エステルハライド(n)は通常の方法によ
り製造できる(参照、ソ連特許明細書第184863号
及び特公昭47−5536)。
そのような化合物の個々の例は下記のものである:0−
エチルー8−n−プロピルー1〇−エチル−8−n−ブ
チル−1〇−エチル−S −seeブチル−1〇−エチ
/L/ −8−tert−ブチル−Q−n−プロピル−
8−n−プロピル−10−nプロピル−S −5ee−
ブチル−10−n−プロピル−8−47−7”チル−1
0−n−プロピルS−tert−ブチル−1O−イソプ
ロピル−8n−ブチル−及びO−イソフロピルーS −
5ec。
ブチル−チオノチオールリン酸エステルクロライド。
出発物質として使用されるシアノフェノール(III)
は文献中に記載されており、そして通常の方法により得
られる〔参照、ベリヒテ・デル・ドイツジエン・ヘミツ
シエン・ゲゼルシャフト(Berichte der
deutschen ChemischenGes
ellschaft ) 26.2623(1893)
;31.3042(1898)〕。
上記の製造方法は好適には溶媒(この語は単なる希釈剤
も含む)の存在下で実施される。
この目的用には実質的に全ての不活性溶媒、特に脂肪族
及び芳香族の(任意に塩素化されていてもよい)炭化水
素類、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ベンジン
、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素及びクロル
ベンゼン;エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジブ
チルエーテル及びジオキサン:ケトン類、例えばアセト
ン、メチルエチルケトン、メチルインプロピルケトン及
びメチルイソブチルケトン:ニトリル類、例えばアセト
ニトリル及びプロピオニトリル、が使用される。
酸受体としては全ての一般的酸結合剤を使用できる。
アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属アルコート(例え
ば炭酸ナトリウム及び炭酸カリ6ム、ナトリウムメチレ
ート及びエチツート、並びにカリウムメチレート及びエ
チツート)並びに脂肪族、芳香族もしくは複素環式アミ
ン(例えばトリエチルアミン、ジメチルアニリン、ジメ
チルベンジルアミン及びピリジン)が特に適しているこ
とが判った。
反応温度は相当広い範囲内で変化できる。
一般に反応は0〜100℃、好適には15〜60℃、に
おいて実施される。
反応は一般に常圧下で実施される。
該方法を実施するためには出発化合物はほとんどの場合
等モル量で使用される。
どちらか一方の反応物を過剰にしても実質的な利点をも
たらさない。
反応は一般に溶媒中で酸受体の存在下で実施されそして
高められた温度に1〜数時間攪拌することにより完了す
る。
次に混合物を冷却しそして有機溶媒(例えばトルエン)
中に注入する。
次に有機相を炭酸ナトリウム飽和溶液で洗浄し、その抜
水で洗浄しそして乾燥し、溶媒を減圧下で蒸留除去し、
そして残渣を「蒸留分離J (slightdisti
llation ) により精製する。
新規化合物のあるものは油状で得られ、それらは多くの
場合分解を伴なわずに蒸留できないが、いわゆる「蒸留
分離(slight distillation )
J、すなわち減圧下で適度に高められた温度に長時間加
熱すること、により最後の揮発性成分を除くことができ
、そしてこの方法で精製できる。
化合物を同定するために特に屈折率を用いる。
すでに記した如く、本発明に従う2−シアノフェニルジ
チオリン酸エステル(I)は非常に良好な殺虫及び殺ダ
ニ活性並びに温血動物に対する非常に低い毒性により特
徴づけられている。
それらは吸液及びそしゃく昆虫並びにダニ(Acari
na )に対する良好な活性を有している。
これらの理由のために、本発明に従う化合物は植物保護
及び貯蔵作物の保護並びに衛生学上の分野において及の
又は獣医薬分野で動物の体外寄生体に対して殺虫剤とし
て使用できて成功する。
吸液昆虫には特にアブラムシ科昆虫類 (Aphidae ) 、例えばモモアカアブラムシ(
Myzus persicae )、ビーンアフイド
(beanaphid ) (Doralis fa
bae )、ムギクビレアブラムシ(Rhopalos
iphum padi )、エンドウヒゲナガアブラム
シ(Macrosiphum pisi )、ボテドア
フィト(potate aphid X Macro
siphumsolanifolii )、カラントガ
−ルアフィト(currant gall aph
id ) (Cryptomyzuskorschel
ti )、ロジーアツプルアフイド(rosyappl
e aphid ) (5appaphis mal
i )、モモアカアブラムシ(Hyalopte、ru
s arundinis )、及びチェリーブラック
フライ(cherry blackfly ) (My
zus cerasi );その他、カイガラムシ科
及びコナカイガラムシ科昆虫類(Coccina )、
例えばシロマルカイガラムシ(Aspidiotush
ederae )、ソフトスケール(5oft 5c
ale )(Lecanium hesperidum
)及びグレープミーリーバッグ(grape mea
lybug ) (Pseudococcusmari
timus ) ;アザミウマ目昆虫類(Thysan
optera )、例えばクリバネアザミウマ(Her
cinothrips femoralis ) :
半組目昆虫類例えばビートバッグ(beet b
ug )(Piesnaguadrata ) 、レッ
ドコツトンバッグ(redcottonbug ) (
Dy5dercue intermedius )
、ナンキンムシ(Cimex 1ectulariu
s )、アサシンバッグ(assassin bug
) (Rhodnius prolixus )及び
シャーガスバッグ(Chagas bug ) (T
riatomainfestans ) +及びセミ
科の昆虫類(C1cadas )、例えばエウスセリス
ビロバトウス(Eu5celisbilobatus
)及びネホテテイツクス・ビパツクタトウム(Neph
otettix bipunctatus )が含まれ
る。
そしゃく昆虫類としては、特に鱗翅目 (Lepidcptera )昆虫類、例えばコナガ(
Plutella masulipennis )、マ
イマイガ(Lymantria dispar )、
ブラウンチイルモス(brown −tail mot
h ) (Euproctischrysorrhoe
a )及びウメケムシ(Malacosananeus
trie ) ; 更にヨトウガ(Mamestra
brassicae )、カットワーム(cutwor
m )(Agrotis segetum )、ラー
ジホワイトノくタフライ(Large white
butterfly ) (Pierisbrassi
cae )、スモールウィンターモス(smallwi
nter moth ) (Cheimatobia
brumata )、グリーンオーク・トルトリック
スモス(greenoak tertrix mot
h ) (Toririx viridana )、
フォールアーミーワーム(fall armywor
m )(Lapkygma frugiperda
) 、ハスモンヨトウ(Proderia 1itur
a ) 、エルミンモス(erminemoth )
(Hyponomeuta padeila )、メ
デイテラ0−ンフラーモス(Mediterranea
n flourmoth ) (Ephestia
hThhniclla )、及び7−、チミツガ(G
alleria mellonella )が挙げられ
る。
またそしゃく昆虫に分類されるものには鞘翅目類(Co
1eoptera )、例えばグラナリーライーヒル(
granary weevil ) (S 1toph
i lusgranarius =Calandra
granaria )、コロラドビートル(Co1or
ado beetle ) (Leptinotar
sadecemlineaia )、ドックビートル(
dockdeetle ) (Ga5trophysa
viridula )、マスタードビートル(mu
stard beetle ) (Phasdonc
ochlsariae )、ブラツサムビートル(bl
ossembeetle ) (Meligethes
aeneus )、ラスプベリービートル(ras
pberry beetle ) (Byturus
tom entosus )、インゲンマメゾウムシ(
Bruchidius =Acanthoseslid
es obtectus )、フイリカツオプシムシ
(Dermsstes frischi )、ヵーフ
ラビートル(khapra beatle )(Tr
ogederma granarium )、コクヌろ
トモドキ(T ribolium castaneu
m )、コクゾウ(Ca1andra又は5itoph
ilus zeamais )、ジンサンシバンムシ
(S tegobium paniceum )、チ
ャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebri。
molitor ) 、及び/コギリヒラタムシ(0r
yzaephilus surinamensis
) :並びに土壌中に生棲する種の昆虫、例えばワイヤ
ーウオーム(wire −worm )類(Agrio
tss科)、及びコックカフエル(cockchafe
r ) (Melolonthamelolontha
)の幼虫類;ゴキブリ目の昆虫類、例えばチャバネゴ
キブリ(B 1atella germanica )
、フモンゴキブリ(Periplaneta ame
ricana )、マデイラ・コツクローチ(Made
ira cockroach )(L eucopha
sa又はRhyparobia madeirae )
、オリエンタルコツクローチ(Orientalcoc
kroach ) (B 1atta orienta
lis ) 、ジャイアントコツクローチ(giant
cockroach )(B 1aberus
giganteus )及びブラックジャイアントコツ
クローチ(black giant cockroa
ch )(Blaberus fuscus ) :
並びにヘンショウテデニア・フレキシビッタ(Hen5
choutedeniaflexivitta ) :
さらにオルドブテラ(0rthoptera )、
例えばハウスクリケラト(house cricket
) (Gryllus domesticus )
:シロアリ目の昆虫類、例えばイースタンサブテラニ
アンターマイ) (eastarn suoterr
ameantermile ) (Reticulit
ermes flevipes ) :及びヒメノプ
チラ(Hymenoptera )、例えばガーデンア
ント(garden ant ) (La5ius
niger )の如きあり類が含まれる。
双翅目(D 1ptera )の昆虫は主として・・上
類、例えばキイロショウジョウバエ(D rosoph
i lamelanogaster )、メテイテラニ
アンフルーツフライ(Mediterranean
fruit fly )(Ceratitis
capitata )、イエ、<工 (Muscad
omestica ) 、ヒメイエバエ(Fannia
canicularis )、クロキンバエ(Phor
miaregina ) 、フルーボットルフライ(b
luebottlefly ) (Ca1lipher
a erythrocephala )及びサシバエ
(Stomoxys calcitrans ) :
並びにナツト(gnat )類、例えばネッタイシマカ
(Aedesaegypti ) 、ノーサンハウスモ
スキット(northern house mosq
uito ) (Cu1expipiens )及びマ
ラリアモスキット(malariamosquito
) (Anopheles 5tephensi )
などの力類が含まれる。
ダニ目(Acari)に分類されるものには特にハダニ
科(Tetranyekidae ) 、例えばナミハ
ダニ(Tetranychus urticae )
及びリンゴハダニ(Paratetranychus
pilosus=Panonychusu1mi )
、ガルマイト(gall m1te )類、例えばブ
ラックカラントガルマイト(b lackcurran
tgall m1te ) (Eriophyes
ribis )及びホコリダニ科、例えばチャノホコ
リダニ (Hemitersonemus 1atus )及
びシクラメンホコリダニ(Tarsonemus p
allidus ) :最後にティック(Tick)類
、例えばリラブシングフエパーティツク(relaps
ing fever tick )(0rnith
odorus moubata ) が含まれる。
本化合物を健康を損なわしめる害虫および貯蔵作物の害
虫、とくにバエ、力に対して用いた場合、該化合物は木
材および土壌上に顕著な残存活性を有し、並びに石灰処
理した物質のアルカリに対して良好な安定性を有するこ
とに特色がある。
本発明に従う活性化合物は普通の組成物例えば溶液、乳
剤、懸濁剤、粉剤、塗布剤及び粒剤に変えることができ
る。
これらは公知の方法、例えば活性化合物を伸展剤、即ち
溶体もしくは固体または液化した気体の希釈剤または担
体と随時表面活性剤、即ち乳化剤及び/または分散剤及
び/または発泡剤を用いて混合することによって調製す
ることができる。
伸展剤として水を用いる場合には、例えば有機溶媒を補
助溶媒として用いることができる。
液体の希釈剤または担体として好ましくは、芳香族炭化
水素例えばキシレン、トルエン、ベンゼン、もしくはア
ルキルナフタリン、塩素化された芳香族または脂肪族炭
化水素例えばクロルベンゼン、クロルエチレンもしくは
塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサン
或いはパラフィン例えば鉱油留分、アルコール例えばブ
タノールもしくはグリコール並びにそのエーテル及びエ
ステル、ケトン例えばアセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトンもしくはシクロヘキサノン、ま
たは強い有機性溶媒例えばジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシドもしくはアセトニトリル、並びに水が
使用される。
液化した気体の希釈剤または担体とは常温及び常圧では
気体である液体を意味し、例えばハロゲン化された炭化
水素(例えばフレオン)の如きエーロゾル噴射剤である
固体の希釈剤または担体として好ましくは、粉砕された
天然鉱石例えばカオリン、粘土、タルク、チョー久石英
、アタバルギット、モントモリロナイトもしくはケイソ
ウ土、或いは粉砕された含酸鉱石、例えば高分散性ケイ
酸、アルミナもしくはケイ酸塩、を用いる。
乳化剤及び発泡剤の好適な例としては非イオン性及び陰
イオン性乳化剤、例えばポリオキミエチレンー脂肪酸エ
ステル類、ポリオキシエチレン脂肪族アルコールエーテ
ル類例えばアルキルアリールホリクリコールエーテル、
アルキルスルフエイト、アルキルスルフエイト及びアリ
ールスルホネイト並びにアルブミン加水分解生成物が含
まれる;分散剤の好適な例としてはリグニン、亜硫酸塩
廃液及びメチルセルロースが含まれる。
本発明に従う活性化合物は他の活性化合物と混合した組
成物として存在することもできる。
一般に上記の組成物は0.1〜95、好ましくは0.5
〜90重量%の活性化合物を含有する。
本活性化合物はそのまま、或いは調製済液剤、濃厚乳剤
、乳剤、泡剤、懸濁剤、煙霧用粉剤、塗布剤、水和性粉
剤、粉剤及び粒剤の如き組成物もしくはその組成物から
つくられた施用形態で使用することができる。
施用するには普通の方法、例えば噴射散布、液剤噴霧、
噴霧、粉剤散布、粒剤散布、燻蒸施用、蒸発施用、液剤
散布、途抹または付着施用で行うことができる。
調整済調済における活性化合物の濃度はかなり広い範囲
に変えることができる。
一般にこの濃度は0.0001〜10重量%、好ましく
は0.01〜1重量%である。
また活性化合物は超濃厚少量散布法(ULV)により用
いて良好な結果を得ることができ、この際活性化合物9
5%までの組成物を使用することまたは100%活性化
合物のみを使用することも可能である。
従って固体または液化した気体の希釈剤もしくは担体或
いは表面活性剤を含む液体希釈剤もしくは担体との混合
物として本化合物を活性成分として含有させることによ
って殺虫、または殺ダニ組成物が得られる。
また化合物を単独で、或いは希釈剤または担体と本発明
における化合物を活性成分として混合した組成物を害虫
またはそれらの生息場所に施用することによって昆虫、
またはダニ類を駆除することができる。
更に、化合物を単独で、或いは希釈剤または担体と混合
物として、作物の生育直前及び/または生育期間中にそ
の生育地に施用し、昆虫またはダニによる損害から作物
を保護できる。
本発明により収護された作物の普通の提供方法が改良さ
れることがわかるであろう。
本発明に従う化合物、それらの製造方法及び使用を下記
の実施例及び参考例により説明する。
実施例A−Dにおいては、本発明に従う活性化合物を種
々の植物及び動物の害虫に対するそれらの活性に関して
これまで公知の0−O−ジエチル−0−(2−シアノフ
ェニル)−チオノリン酸エステル(これは実施例中で(
A)と記載されている)と比較しながら試験した。
これらの実施例において使用した本発明に従う化合物は
(1)及び(2)であり、これらはそれぞれ後述の参考
例1及び参考例2に記載の方法によって製造した活性化
合物である。
実施例 A コナガ(P 1utella )試験 溶媒:3重量部のアセトン 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために1重量部の
活性化合物を上記量の乳化剤を含有している上記量の溶
媒と混合しそして濃厚物を水で希釈して希望する濃度に
した。
キャベツの葉(B rassica olerace
a )に活性化合物の調合物をしずくでぬれるまで液剤
噴霧しそしてコナガ(P 1utella macul
ipennis )の毛虫をたからせた。
一定時間後に死滅の程度(%)を測定した。
100%は全てり毛虫の死滅を、0%は死滅皆無を意味
している。
活性化合物、活性化合物の濃度、評価時間及び結果を下
表Aに示す。
実施例 B モモアカアブラムシ試験(接触活性) 溶媒:3重量部のアセトン 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の乳化剤を含有している上記量の
溶媒と混合しそして濃厚物を水で希釈して希望する濃度
にした。
モモアカアブラムシ(Myzue persicae
)がた<サンたかっているキャベツ植物( B ra
ssicaoleracea )に活性化合物の調合物
をしずくがしたたるまで液剤噴霧した。
一定時間後に死滅の程度(%)を測定した。
100%は全てのアブラムシの死滅をそして0%は死滅
皆無を意味していた。
活性化合物、活性化合物の濃度、評価時間及び結果を下
表Bに示す。
実施例 C ナミハダニ試験(抵抗性) 溶媒:3重量部のアセトン 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールニ
ーアル 活性化合物の適当な混合物を製造するために1重量部の
活性化合物を上記量の乳化剤を含有している上記量の溶
媒と混合しそして濃厚物を水で希釈して希望する濃度に
した。
約10〜30crfLの高さの豆の木( p hase
e lusvulgaris ) に活性化合物の調
合物をしずくがしたたるまで液剤噴霧した。
豆の木に全成長段階のナミハダ= (Tetrarly
chus urticae )をたくさんたからせた
一定時間後に死んだダニの数を数えることにより活性化
合物の調合物の効果を測定した。
このようにして得られた死滅の程度を%で表わした。
100%は全てのナミハダニの死滅を、0%は死滅皆無
を意味している。
活性化合物、活性化合物の濃度、評価時間及び結果を下
表Cに表す。
実施例 D 寄生性のハエの幼虫を用いての試験 溶媒:35重量部のエチレンポリグリコールモノメチル
エーテル 乳化剤:35重量部のノニルフェノールポリグリコール
エーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために30重量部
の本発明の活性物質を上記割合の乳化剤を含有している
上記量の溶媒と混合しそしてこのようにして得られた濃
厚物を水で希釈して希望する濃度にした。
約20匹のハエの幼虫(Lucilia cupri
na )を約2cr/lの馬の筋肉を含有している試験
管中にいれた。
この馬肉に0.5 mlの活性化合物の混合物を適用し
た。
24時間後に死滅の程度(%)を測定した。
100%は全ての幼虫の死滅を、0%は死滅皆無を意味
している。
得られた結果を下表りに示す。
21.8P(0,1モル)の〇−エチルー8−nプロピ
ル−チオノチオールリン酸ジエステルクロライドを19
.8f(0,1モル)の2−シアノ−4ブロムフエノー
ル及び14.5f(0,105モル)の炭酸カリウムの
2007711のアセトニトリル中混合物に滴々添加し
た。
混合物を50〜60℃でさらに3時間反応させそして次
に冷却し、そしてバッチを500rnlのトルエン中に
注入した。
有機相を炭酸す) IJウム飽和溶液で洗浄しそして水
で洗浄し、そして硫酸ナトリウム上で乾燥させた。
次に溶媒を減圧下で蒸発除去しそして残渣を「蒸留分離
」した。
251(理論値の65.5%)のO−エチルーS −n
−プロピル−〇−(2−シアノ4−ブロムフェニル)−
チオノチオールリン酸エステルが屈折率n 雲−1,5
796の黄色油の形で得られた。
上記の化合物の温血動物に対する毒性のテストとして、
ねずみ(Rattus norvegicus )に
対するLD5o値を測定したところ、LD5o値は25
0〜500 my/体重1kgであり、これはりンーエ
ステル系の殺虫・殺ダニ剤としては極めて毒性が低いこ
とを示すものである。
参考例 2 参考例1の方法と同様の方法によ 物が製造された。
り下記の化合 屈折率:n ’rj = 1.5558 収率:理論値の68% 本発明の実施態様並びに関連事項を以下に記す。
1、一般式 〔式中、R及びR′は同一の又は異なるそれぞれ炭素数
が1〜6のアルキル基であり、R〃は水素又は臭素であ
る〕 の2−シアノフェニルジチオリン酸エステルを活性成分
として含有する殺虫または殺ダニ剤。
2、活性成分を固体もしくは液化された気体の希釈剤又
は担体と混合して、或いは表面活性剤を含有している液
体の希釈剤又は担体と混合して含有している殺虫又は殺
ダニ組成物。
o、i〜95重量%の活性化合物を含有している上記2
に従う組成物。
4、昆虫もしくはダニ害虫又はそれらの生息地に活性化
合物を、単独で或いは活性成分を希釈剤又は担体と混合
している組成物の形で適用することからなる昆虫又はダ
ニ害虫の1駆除方法。
5、動物に活性化合物を、単独で或いは活性化合物を希
釈剤又は担体と混合して含有している組成物の形で適用
することからなる、動物の体外寄生体の駆除方法。
6、 0.0001〜10重量%の活性化合物を含有し
ている組成物を使用する、上記4又は5に従う方法。
7、生育時期の直前及び/又は生育時期中に活性化合物
を単独で或いは希釈剤もしくは担体と混合して適用しで
ある場所で生育させることにより昆虫又はダニによる被
害から保護された作物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、R及びR′は同一の又は異なるそれぞれ炭素数
    が1〜6のアルキル基であり、R“ は水素又は臭素で
    ある〕 の2−シアノフェニルジチオリン酸エステルを活性成分
    として含有する殺虫・殺ダニ剤。
JP49137795A 1973-12-05 1974-12-03 殺虫・殺ダニ剤 Expired JPS5828247B2 (ja)

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