JPS5828147B2 - 騒音低減装置を備えた装軌式車輛のトラックチェ−ン - Google Patents

騒音低減装置を備えた装軌式車輛のトラックチェ−ン

Info

Publication number
JPS5828147B2
JPS5828147B2 JP51069486A JP6948676A JPS5828147B2 JP S5828147 B2 JPS5828147 B2 JP S5828147B2 JP 51069486 A JP51069486 A JP 51069486A JP 6948676 A JP6948676 A JP 6948676A JP S5828147 B2 JPS5828147 B2 JP S5828147B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
link
track chain
adjacent
item
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51069486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52152033A (en
Inventor
圭亮 岸谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Caterpillar Mitsubishi Ltd filed Critical Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority to JP51069486A priority Critical patent/JPS5828147B2/ja
Publication of JPS52152033A publication Critical patent/JPS52152033A/ja
Publication of JPS5828147B2 publication Critical patent/JPS5828147B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、装軌式車輌のトラックチェーンに関し、更に
詳しくは騒音低減装置を備えた装軌式車輌のトラックチ
ェーンに関する。
従来、トラックチェーンを備えた装軌式車輌においては
、走行時にそれぞれトラックリンクとアイドラ、キャリ
アローラ、トラックローラの間およびブッシングとスプ
ロケットとの間で接触による打撃音を生ずるために騒音
発生の一人原因となっていた。
これを防止すべく、これ迄スプロケットの側面やアイド
ラおよびキャリアローラのフランジ面にトラックリンク
の部分と係合するゴムパッド又は裏側にゴム体を装着し
たシューを取り付けるなど種々の提案がなされているが
、これらの手段はいずれもゴム弾性を利用してトラック
リンクとスプロケット、アイドラ等との間の衝撃を緩和
するものであって、土砂や岩石などの苛酷な作業環境の
下で使用するには実用的ではなかった。
即ち、トラックチェーンは土砂や岩石中を通ってそれら
を付着したま\弾性体と衝合並に摺動係合するために、
破損又は消耗が激しく、場合によっては数十時間しか寿
命が持たず極めて耐久性の乏しいものであった。
また、従来においてはトラックチェーンのリンク結合部
がトラックローラの下を通過する際に、トラックローラ
の中間でグローサにより上方に持ち上げられてトラック
リンクの逆反り現象(第1図点線B)を生ずるために車
体を振動させるとともに、騒音を発生させる原因となっ
ていた。
さらに、従来においてはスプロケット、アイドラおよび
キャリアローラが大きな索引力を受けない場合でもこれ
らによってトラックチェーンの全重量を支えているため
に、これらスプロケット等とトラックチェーンとの間の
接触圧力が大きく、従ってスプロケット歯、アイドラ転
勤面、ブッシングおよびレール面の摩耗が激しかった。
上記の問題は装軌式車輌の馬力又は速度の増加に伴って
ますます顕著になりつつある。
従って本発明の目的は、上記従来の欠点を排除させるこ
とにあり、このために本発明は隣接するりンクーシュー
アツセンブリ相互間を弾性的に連結してこれらリンク−
シューアッセンブリ相互間の枢動又は屈曲に対し抵抗を
与える金属性のばね部材を設け、これによってトラック
チェーンに自己支持性を与えたことに特徴がある。
以下、添附図面に沿って本発明の実施例につき説明する
に、第1図においてSはスプロケット。
■はアイドラ、Tはスプロケットおよびアイドラまわり
に巻装されたトラックチェーン、Cはトラックチェーン
の自重を受けかつこれを案内するキャリアローラ、Rは
車体の重量を受けるトラックローラである。
又第2および3図において2゜2′はトラックチェーン
を構成する一対のリンク−シューアッセンブリ、 4
、4’および6,6′はリンク−シューアッセンブリを
構成するトラックリンクおよびトラックシュー、 8
、8’は前記シューに設けられたグローサ、10はリン
ク−シューアッセンブリの接合部において一方のトラッ
クリンクに圧入固定されたピン、12は同じく他方のト
ラックリンクに圧入固定されたブッシング。
14はリンク−シューアッセンブリの各接合部において
隣接するトラックリンク側面部を相互に弾性的に連結す
る金属ばねである。
上記ブッシング12は従来のものと同様にピン10のま
わりに枢動可能に嵌合されてトラックリンクを相互に連
結している。
上記金属はね14は第4乃至6図に示すように全体が馬
蹄形をなしており、その各端部側面には互いに反対方向
に突出するピン16 、16’を備え、第2図および3
図に示すごとく、左右のトラックリンクの各接合部にお
いて隣接するトラックリンク端部4a、4bの重合部間
でピン10およびブッシング12を取り囲んで配置され
、上記ピン16 、16’の一方を隣接するトラックリ
ンク側面の一方に突設された穴18内に枢動可能に挿入
するとともに上記ピンの他方を隣接するトラックリンク
側面の他方に穿設された穴18′内に枢動可能に挿入す
ることによってリンク−シューアッセンブリ内に組み込
まれる。
これによって隣接するリンクーシューアツセンブIJ
2 、2’は互いに直線をなすごとく上記金属はねによ
って保持され、該隣接するリンク−シューアッセンブリ
相互の外方および内方に突出する屈曲或は枢動に対して
弾性抵抗を与えられ、トラックチェーン全体としては円
形状をなすごとく自己支持力を付与される。
従って、これを例えばトラクタに装着すると、アイドラ
■およびスプロケットSの巻装部分およびキャリヤロー
ラCの支持部分においては、リンク−シューアッセンブ
リ2,2′とブッシング12はそれぞれ上記アイドラ■
、スプロケットS。
およびキャリアローラCから常に離れるように持ち上げ
られるので衝撃打音が緩和さ札 これによって騒音を防
止することができる。
また、トラックリンク4,4′のレール面およびブッシ
ング12はそれぞれ常にアイドラ■の転勤面、スプロケ
ットSの歯およびキャリアローラCから離れようとする
傾向にあるので、これら接触部分の摩耗が減少せしめら
れる。
特に、トラックチェーンTは上述のごとく全体として円
形をなすごとく自己支持性をもつので、キャリアローラ
Cに対する荷重が低減され、これによってキャリアロー
ラは不要となるか又は設計上その寸法を減少することが
できる。
さらに、隣接するリンクーシューアツセンブlJ2,2
’、ばね力によって常に真直になろうとするので、トラ
ックチェーンTがトラックローラRの下を通過する際は
、トラックリンクの接合部がトラックローラの中間にお
いてグローサ8゜8′により上方に屈曲せしめられる傾
向(第1図点線にて示す)が減少せしめられ、これによ
って車体の振動とそれによって生ずる騒音を防止するこ
とができる。
またさらに、第4ならびに6図に示すように、上記金属
ばねの外周縁部に沿って弾性シール20を張設すること
によって、当該金属ばねを隣接するトラックリンク間に
装着した際に上記弾性シール20は金属ばねの内側にあ
るピン10およびブッシング12を外部から遮断して土
砂等の侵入を防止できるので、密封シールの破損やオイ
ルもれを防止することができ、これによってシールの寿
命を伸ばすことができる。
第7および8図は、本発明の他の実施例を示すものであ
って、上記金属ばね14は隣接するリンクーシューアツ
センブIJ 2 、2’の左右両側部において、一方の
アッセンブリ2のトラックリンク4と他方のアッセンブ
リ2′のトラックシュー6′との間に結合された湾曲板
ばねからなる。
該湾曲板はねは図示のごとくその一端をトラックリンク
4の先端4aに、又その他端をトラックシュー6の裏側
面にそれぞれボルト止めするのが望ましい。
第9および第10図は、本発明の更に他の実施例を示す
ものであって、上記金属ばね14は隣接するリンク−シ
ューアッセンブリ2,2′の左右両側部において、一方
のアッセンブリ2のトラックリンク4と他方のアッセン
ブリ2′のトラックシュー6′との間に結合されたコイ
ルばねからなる。
該コイルばね14の一端はトラックリンク4の先端4a
に、又その他端はトラックシュー6の裏側面にそれぞれ
ボルト止めするのが望ましい。
このコイルばねを使用すると、隣接したトラックリンク
が相互に屈曲してもはね位置の変位が少ないという付加
的な効果を生ずる。
なお、第10図に示すごとく上記コイルばねを弾性体(
エラストマ)で構成したハウジングHに包蔵することに
よって、該コイルはね内への土砂、岩石等の侵入を防止
することが好ましい。
また、図示しないが、上記本発明による緩衝手段として
の金属はねは隣接するトラックシュー6゜6′相互間に
設けることもでき、例えば隣接するトラックシュー6.
6′裏側において、それぞれその一端および他端を上記
隣接するトラックシューの一方および他方に固定した板
ばねを使用することができる。
このように、本発明によるときは、装軌式車輌の走行中
におけるトラックチェーンの騒音を防止するに、トラッ
クリンクとスプロケット、アイドラ等との間に緩衝体を
配置するのではなく、トラックチェーンそれ自体の屈曲
に対して弾性抵抗を与えることによってトラックリンク
とスプロケット、アイドラ、キャリアローラ、トラック
ローラとの間の緩衝作用を得るようにしたので、土砂や
岩石などの厳しい作業環境においても十分長期使用に耐
えることが出来、またトラックチェーンそれ自体に自己
支持性を与えたのでそれぞれトラックリンクとアイドラ
、キャリアローラ、トラックローラの間およびブッシン
グとスプロケットとの間の接触抵抗による摩耗を減少さ
せることが出来、さらにはトラックローラの中間におい
てトラックリンク相互の逆反り現象を防止できるので車
体の振動およびこれに伴う騒音を防止できるなどの多大
な効果を生ずるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は装軌式車輌のアンダキャレツジ機構を示す図、
第2図は本発明による騒音低減装置を備えたトラックチ
ェーンの接合部を示す側面図、第3図は同平面図である
が説明の便宜上一部除去した図、第4図は本発明騒音低
減装置に用いられる金属ばねの拡大側面図、第5図は開
端面図、第6図は第4図の線A−Aに沿った断面図、第
7図は本発明の他の実施例を示す第2図と同様の図、第
8図は同平面図であって第3図と同様の図、第9図は本
発明の更に他の実施例を示す第2図と同様の図、第10
図は同平面図であ−っで第3図と同様の図を示す。 2.2′・・・リンク−シューアッセンブリ、4゜4′
・・・トラックリンク、6,6′・・・トラックシュ=
10・・・ピン、12・・・ブッシング、14・・・金
属ばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 隣接するリンク−シューアッセンブリ相互間をピン
    およびブッシングにより連結してなる装軌式車輌のトラ
    ックチェーンにおいて、前記隣接するりンクシューアツ
    センブリ相互のいずれの方向の屈曲に対しても弾性抵抗
    を与えるべく該隣接するリンクシューアッセンブリ相互
    間に止め手段をもって連結された金属ばねからなる騒音
    低減装置を備えた装軌式車輌のトラックチェーン。 2 前記金属ばねが前記隣接するリンク−シューアッセ
    ンブリの隣接するトラックリンク相互間を結合してなる
    第1項のトラックチェーン。 3 前記金属ばねが馬蹄形ばねからなる第2項のトラッ
    クチェーン。 4 前記馬蹄形ばねが前記隣接するトラックリンクの結
    合位置重合部間において前記ピンおよびブッシングを取
    り囲んで配置された第3項のトラックチェーン。 5 前記馬蹄形ばねがその外周まわりに弾性シール材を
    張設され、該シール材により前記トラックリンクの結合
    位置重合部間をシールした第4項のトラックチェーン。 6 前記金属ばねが前記隣接するリンク−シューアッセ
    ンブリの一方のアッセンブリのトラックリンクと他方の
    アッセンブリのトラックシューとの間を結合してなる第
    ゛1項のトラックチェーン。 7 前記金属ばねが板ばね又はコイルスプリングからな
    る第6項のトラックチェーン。 8 前記板ばね又はコイルスプリングの一端が前記トラ
    ックリンクの端縁に結合されかつその他端が前記トラッ
    クシューの裏側面に結合された第7項のトラックチェー
    ン。 9 前記金属ばねが前記隣接するリンク−シューアッセ
    ンブリのトラックシュー相互間を結合してなる第1項の
    トラックチェーン。
JP51069486A 1976-06-14 1976-06-14 騒音低減装置を備えた装軌式車輛のトラックチェ−ン Expired JPS5828147B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51069486A JPS5828147B2 (ja) 1976-06-14 1976-06-14 騒音低減装置を備えた装軌式車輛のトラックチェ−ン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51069486A JPS5828147B2 (ja) 1976-06-14 1976-06-14 騒音低減装置を備えた装軌式車輛のトラックチェ−ン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52152033A JPS52152033A (en) 1977-12-17
JPS5828147B2 true JPS5828147B2 (ja) 1983-06-14

Family

ID=13404069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51069486A Expired JPS5828147B2 (ja) 1976-06-14 1976-06-14 騒音低減装置を備えた装軌式車輛のトラックチェ−ン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5828147B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6225899B2 (ja) * 1982-02-02 1987-06-05 Kubota Ltd
JPS6225897B2 (ja) * 1982-01-29 1987-06-05 Kubota Ltd

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5267126U (ja) * 1975-11-14 1977-05-18

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6225897B2 (ja) * 1982-01-29 1987-06-05 Kubota Ltd
JPS6225899B2 (ja) * 1982-02-02 1987-06-05 Kubota Ltd

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52152033A (en) 1977-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1051066A (en) Noise reducing device for a track chain arrangement
CN101610944A (zh) 用于弹性体履带的牵引链组件
CA1047582A (en) Track shoe back-bend bumper
JPS5919870B2 (ja) 履帯式トラクタ−におけるトラックロ−ラの懸架装置
JPS5828147B2 (ja) 騒音低減装置を備えた装軌式車輛のトラックチェ−ン
JP2006151331A (ja) 履帯式走行装置
US3801163A (en) Track chain seal
JPH01223086A (ja) ゴムクローラ
US11618514B2 (en) Link assembly and seal assembly
JPS6341353B2 (ja)
JPH09226642A (ja) ベルト型又は履帯型機械の下部構造体
US4124255A (en) Noise reduction device for use in the undercarriage of track-type vehicles
US4269457A (en) Endless traction band support apparatus
US1258612A (en) Endless-chain track for tractors.
JP3321769B2 (ja) ゴムクロ−ラ
US3717214A (en) Tracked vehicle walking beam assembly with equalizing means for ground pressure and track length
JP4136002B2 (ja) ゴムクロ−ラ
CN213705610U (zh) 一种履带式机械底盘链轨销套
KR101541224B1 (ko) 트랙터용 세미크롤러 어셈블리
JP3939169B2 (ja) シュープレート
SU540761A1 (ru) Резино-металлическа гусеница транспортного средства
JPS6310391Y2 (ja)
JP2003011861A (ja) 無限軌道帯用弾性体付き鉄製履帯
SU852699A1 (ru) Транспортное средство на гусеничномХОду
SU919927A1 (ru) Гибка секци гусеницы