JPS582783Y2 - 合成樹脂製容器 - Google Patents

合成樹脂製容器

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Publication number
JPS582783Y2
JPS582783Y2 JP16113378U JP16113378U JPS582783Y2 JP S582783 Y2 JPS582783 Y2 JP S582783Y2 JP 16113378 U JP16113378 U JP 16113378U JP 16113378 U JP16113378 U JP 16113378U JP S582783 Y2 JPS582783 Y2 JP S582783Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
container
contents
bacteria
resin material
Prior art date
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Expired
Application number
JP16113378U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5578181U (ja
Inventor
秀男 串田
Original Assignee
株式会社吉野工業所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社吉野工業所 filed Critical 株式会社吉野工業所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、特に化粧品、医薬品さらには食品用の合成樹
脂製容器に関するもので、容器成形用の合成樹脂材料中
にチャベンダゾール等の防微生物剤を添加することによ
って防カビ、防バイ菌の効果を発揮させて内容物を保護
することを目的としたものである。
従来、食品の防腐は、食品に直接防腐剤を添加するか、
食品をガス殺菌などしてから完全密封収納する等の手段
が取られている。
食品に直接防腐剤を添加する場合、その防腐剤が直接人
体内に入り込むことになるので、現在多くの問題を生じ
ている。
このため、防腐剤を使用することなく、食品を完全殺菌
し、この食品を密封収納する手段が多くとられるように
なってきたが、この方法では、いったん密封収納が解除
された後は、防腐効果が全くなくなり、容器開放後も成
る程度の期間は食品を収納保持する用途には不適当であ
った。
また、化粧品の場合、そのほとんどに油脂分が使用され
ているため、細菌とかカビが比較的つき易く、不都合の
発生することがあった。
例えば、マスカラ−に細菌がついて、失明したという事
故が実際に発生しており、これに類した事故が多数発生
している。
このため、この種の化粧品は、はとんどのものがガス殺
菌処理されているが、化粧品はほとんど例外なく、容器
開放後も長期間使用されるものであるために、密封開放
後に細菌のつく機会が充分にあり、このため内容物内に
直接防腐剤とか防カビ剤を添加しなければならなかった
さらに、医薬品の場合、上記したカビ、防細菌は極めて
重要で、特に健康保険薬には、これらの処理はぜひとも
必要である。
所が医薬品の場合、薬品そのものの内に、防腐剤とか防
カビ剤を添加することは医薬品自体を変質させる恐れが
あるために不可能であり、このためもっばら無菌雰囲気
内で密封収納する手段がとられていた。
しかしながら、目薬等の長期間にわたって少量づつその
都度開放して使用するようなものにあっては、容器の口
部等に細菌が耐着し、薬品そのものを変質させる恐れが
あった。
本考案は、上記した化粧品、医薬品さらには食品等の防
腐、防細菌を要求される内容物の収納保持に関する不満
を解消すべく考案されたもので、化粧品、医薬品さらに
は食品の密封収納容器となる合成樹脂製容器そのものに
防細菌能力をもたせたものである。
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
本考案による容器1は、ポリエチレン、ポリスタイレン
、ポリプロピレンさらには塩化ビニール樹脂等の合成樹
脂材料2中にチャベンダゾール等の防細菌剤3を細0.
05〜0.3%程度の割合で添加し、この防細菌剤3を
添加した合成樹脂材料2により所望の形状に成形された
ものである。
第1図図示実施例は洗剤稈器として成形した実施例を示
したものであり、また第2図実施例は、目薬容器として
成形した実施例を示すものである。
防細菌剤3を添加した合成樹脂材料2によって、どのよ
うな成形手段で容器1を成形するかは特に限定されるも
のではないが、合成樹脂材料2の成形のし易いという特
性を生かすためにはブロー成形するのが望ましい。
このように、本考案は、容器1を形成する合成樹脂材料
2内に防細菌剤3が添加されているので、容器1を開封
して内容物を、消費した時等に容器1の口部または胴部
外面等に細菌が附着しても合成樹脂材料2内に添加され
た防細菌剤3の作用により、この附着した細菌を殺菌す
るので、内容物がこの附着した細菌によって汚染される
I恐れは全くない。
このことは、本考案による容器1内に収納される内容物
は、その収納時に充分に殺菌されていさえすれば、容器
1内に収納されている限り細菌による汚染の心配は全く
ないことを意味している。
それゆえ、使用のたびに開封して小量づつ長期間にわた
って使用するような内容物の場合には極めて好都合であ
り、この種の内容物を長期間にわたり安心して使用する
ことができることになる。
なお、合成樹脂材料2中に添加された防細菌剤3は、実
験の結果によれば、内容物または水等に溶出することが
ほとんどないことが明らかとなった。
以上の説明から明らかな如く、本考案による容器1は、
内容物を長期間にわたり細菌類から安全に保護しながら
収納保持することができ、これによって内容物を長期間
にわたり安心して使用することができ、また内容物中に
直接防細菌剤を添加する必要がないので、有毒となる危
険性のある防細菌剤を人体が直接に内容物と一緒に取り
入れることがなくなり、より安全性を高めることができ
、さらに合成樹脂材料2中に防細菌剤3を添加しただけ
で、容器1の成形としては通常の成形操作によって成形
すれば良いのですぐにでも実施することができる等多く
の有益な作用効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案による実施例としての増体容器を示す縦断
面図で、第1図は洗剤容器を、第2図は目薬点滴容器を
示すものである。 符号の説明 1:容器、2:合成樹脂材料、3:防細菌
剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポリエチレン、ポリスタイレン、ポリプロピレンそして
    塩化ビロール等の合成樹脂材料中に0゜05〜0.3%
    程度チャベンダゾール等の防微生物剤を添加した合成樹
    脂材料により成形された化粧品または医薬品さらには食
    品用の合成樹脂製容器。
JP16113378U 1978-11-22 1978-11-22 合成樹脂製容器 Expired JPS582783Y2 (ja)

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JP16113378U JPS582783Y2 (ja) 1978-11-22 1978-11-22 合成樹脂製容器

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JPS5578181U JPS5578181U (ja) 1980-05-29
JPS582783Y2 true JPS582783Y2 (ja) 1983-01-18

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JPS5578181U (ja) 1980-05-29

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