JPS5827627B2 - ワイヤ端子台 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電気的コネクター、特にそれを通信システム
用引込線と接続するのに突き刺し法を使用するコネクタ
ーに関する。

通信システムにおいては、一般ｌこ架線又は埋設線と加
入者宅との接続が行われるが、その際それ等の引込線の
端末に対し工事穴によって数段階の処理が加えられる。

即ち引込線の中の２本の導体を分離し、端の絶縁物を除
去し、裸の端末をネジ端子に巻きつけ、ネジを締める。

この様な処理は時間がかかるばかりか裸線が大気中に露
出したままにされることがよくある。

それは電気接続の質を低下させ、引いてはサービスの質
の低下となり得る。

毎年、沢山の引込線の接続が行われているから、信頼性
のある端末処理が行われることと同時に接続に要する時
間と費用の節約が要望されている。

米国特許第３．７６８，０６７号及び同じ＜３，９０２
，７８０号に開示されているコネクタは、導体端末ｌこ
特別な処理をすることなく、接続できる。

例えば、０６７コネクタは導電性の歯で絶縁物に食い込
みフラットケーフルの端末接続を行う。

また、７８０コネクタの場合は、円筒の中へ一対の絶縁
電線をそれぞれ直角に挿入し、上のネジを締めると絶縁
体が剥がれて、接続が行われる。

前記のいずれも、空中引込線又は埋設線、特に−４５℃
から＋６０°Ｃ迄の温度範囲で完全な耐蝕絶縁性を要求
される電線には適しない。

特（こ塩化ビニールの様な耐蝕性絶縁物は、−１８°Ｃ
以下の温度で極めて硬くなる。

上述のコネクタを田いてこの種の電線を接続することは
極めて困難であり、信頼性も低い。

更に、これ等のコネクタが前記のような引込線の繰返し
端末接続に使用できるかどうかも疑問である。

従って、本発明の第１の目的は、引込線の接続を行うた
めに前以って導線端末を処理する必要をなくすることで
ある。

本発明はまた一４５°Ｃから＋６０°Ｃの温度範囲で信
頼性がありかつ繰返し操作可能であり、しかも接続後は
周囲の汚染物に対して露出しないような引込線コネクタ
を提供することを意図している。

本発明はさらに、引込線接続に必要な時間と費用の軽減
を図るものである。

本発明の前記諸口的は、図示の実施例（こよる一対以上
の絶縁体貫通型即時接続端子を有する端子台によって実
現される。

これ等の接続端子は絶縁被覆導体における反対側面同志
を電気的に接続することができるようになっている。

本端子台は一対の絶縁被覆付導電体を受入れるための受
入れ装置を有し、その受入れ装置は互いＩこ隔てられた
第−及び第二溝を有し、これらの溝は一対の絶縁体貫通
型即時接続端子と整列するように掘られている。

また受入れ装置と絶縁体貫通型即時接続端子とを互いに
結合させて接続を完成するための押込装置を有している
。

第１図の透視図に示すように、ワイヤ端子台は底１１１
、端部１１２及び１１３並びに側部１１４及び１１５を
含む本体１１０を有する。

端部１１２及び１１３にはそれぞれタブ１１６及び１１
７が、加入者宅の外壁のような支持物（こ端子台を取付
けるためにつけられている。

第２図に示すようＩこ、本体１１０の中には多数の壁１
１８があり、これによって内部を多数の独立した長方形
の空洞１こ区分する。

空洞１１９は本体１１０の幅方向と直角な方向に横に並
んで伸びている。

空洞は多数設けることができるが、図示の例では１０個
である。

この空洞はそれぞれ引込線１２０の終端（こおいて使用
される。

導電体１２１及び１２２との電気的接続は、絶縁体貫通
型即時接続端子１３０と１３１によって行われる。

端子１３０，１３１の各々は、はぼ長方形の中央部分１
３２と、中央部分と一体をなしそこから外側へ伸びる一
対のテーパー付き梁部１３３及び１３４を有する。

梁部１３３及び１３４は中央部分１３２から外側に向っ
て、はぼ収束するような関係をもって伸びている。

また中央部分１３２から、梁部１３３，１３４とは反対
方向へ向って、ワイヤ巻付端子１３５が伸びている。

ワイヤ巻Ｎ゛端子１３５と一体をなして小梁１３６がつ
いている。

小梁１３６は凡そ側部１１５の厚さ分だけ中央部分１３
２から離れており、ワイヤ巻は端子に対して直角（こ出
ている。

中央部分１３２、梁部１３３及び１３４、ワイヤ巻付端
子１３５ならびに小梁１３６はすべて共通の平面上にあ
る。

第３図に示すように、端子１３０，１３１と導体１２２
，１２１とを、電気的かつ機械的に必要な隔離をした上
で適確（こ接続するため、−刻の端子１３０と１３１は
小梁１３６及び側部１１５の適切な形状によって位置決
めされ、整列させられる。

この整列は側部１１５中の鋸歯状の突起１４３の頂上と
根本（こそれぞれつけらイ１、た切欠き１４Ｌ１４２に
よ−って行われる。

切欠き１４１゜１４２の幅と深さはワイヤ巻付端子１３
５の幅と厚さに凡そ等しい。

さらに、突起１４３の厚さは小梁１３６と、端子１３０
，１３１の中央部分１３２との距離１こ凡そ等しい。

第１図においては突起１４３は正確に描かれていないこ
とに注意されたい。

その理由は正確１こ示すと、突起外郭線と透視線とが重
なり主構造が紛らイつしくなるからである。

既に述べた様１こ端子１３０，１３１を整列すると、第
１図に示す様にテーパ付梁部１３３゜１３４は空洞１１
９の１個の中へ伸び、一方ワイヤ巻付端子１３５は外側
（こ位置する。

この整列を行なうと、端子１３０と１３１はベース１１
１を含む平面に平行な第１と第２平面上に位置し、端子
１３０は端子１３１から横方向にずれていることに注意
されたい。

第４図に示す通り、蓋１４０上の鋸歯状突起１こよって
端子１３０と１３１は整列位置に固定される。

突起１４４の頂上と根本は、それぞれ側部１１５の突起
１４３の根本と頂上と咬合する。

蓋１４０は、第１図で分かるよう１こ全体的１こ四角形
の窓１４５を間隔を置いて多数重している。

第４図に示す如く、Ｌ形突起１４６，１４７によって蓋
１４０を本体１１０の上に正確に取附けると、窓１４５
が空洞１１９の上に１対１の対応で位置する。

本体１１０と蓋１４０の両方は炭素を調合したアクリル
ニトリル・フタジエン・スチレンの様な紫外線で化学変
化せず、化学的に安定で、耐衝撃性の材料を用いてモー
ルド加工する。

従って、例えば超音波溶接（こよ−）て、蓋１４０は本
体１１０（こ都合良く固定される。

第１図（こ示す如く、側部１１５の手前にベース１１１
の延長部がある。

この延長部は端部１１２と１１３及び蓋１４０の同様の
延長部と共に、１ツイヤ巻ｆす端子のための囲い部分１
５０を構成する。

ケーフル１５２の個々のリード線１５１をワイＡ・巻付
端子に巻付けた後、アクリルニトリル・ブタジェン・ス
チレンに接着する注入コンパウンド１５３を囲い部分に
注入することにより、接続替１所を周囲の汚染物から密
封することができる。

そのような注入コンパウンドは調合ポリエステルである
。

引込線１２０は、空洞１１９の中へ滑り込んで結合する
長方形の受入れ装置１６０１こよって端子１３０．１３
１と結合するように適切な配列に保持される。

受入装置１６０の中央部と１体をなし、中央部から外側
へ伸びる円筒状の延長部１６１があり、それは蓋１４０
の開Ｆ−１１４５を通過しでいる。

はぼ長円形の開口１６２は第６図（こ示すよう（ご円筒
状延長部１６１の内部を通過して伸びており、受入れ装
置１６０の中央部に達している。

このような構造によって引込線１２０の人口が構成され
ている。

端面１６３が丸みをつけであるので、引込線１２０を開
口１６２に容易に挿入することができる。

受入れ装置１６０の１端１こは、２つの溝１６４と１６
５が設けられている。

溝１６４と１６５はそれぞれ受入れ装置における反対側
面（こ切削又は七−ルド加工により作られる。

更に端子１３０と１３１との間の垂直距離（こ等しい距
離だけ、溝１６４と１６５は垂直方向に離れている。

溝１６４及び１６５はいずれも受入れ装置の内部に向っ
て伸びており、それは開Ｌ−］ １６２を少し越えた点
まで達している。

端子１３０と１３１が引込線１２０と電気的接続を行う
際に起る絶縁物の盛上りを減少するため、溝１６４，１
６５のそれぞれの奥に丸みのある入口を持ったくぼみ１
６６及び１６７が設けられている。

第３図に明示しであるように受入れ装置における溝１６
４，１６５のある端部と反対の端部の側面にほぼＴ字型
の溝穴１６８が設けられている。

溝穴１６８は受入れ装置１６０の内側１こ向ってその中
間点迄伸びている。

さらに溝１６４と１６５を含む第１、第２平面（こ対し
て直角な平面中にＴ形の溝穴１６８の十字型腕１６９が
ある。

ねじ１７０により、受入れ装置１６０は引込線１２０を
運びながら、端子１３０及び１３１と咬合する。

ねじ１７０の一端には回転ヘッド１７１があり、他端に
は円筒ヘッド１７２がある。

円筒ヘッド１７２に隣接して減少した軸径を有する軸１
７３がある。

円筒状ヘッド１７２と軸１７３はＴ形溝穴１６８に滑り
込んではめこまれ、受入れ装置１６０とねじ１７０とを
連結する。

ねじ１７０と咬み合うねじ山１７５は本体１１０と蓋１
４０にモールド加工される。

操作はつぎのようにして行われる。

引込線１２０を開口１６２（こ挿入した後、ねじ１７０
を回わして本体１１０の中にはめる。

するとねじ１７０に連結した受入れ装置１６０は端子１
３０と１３１の方向に摺動じて進む。

溝１６４と１６５は端子１３０と１３１とに咬み合う。

受入れ装置１６０が進行すると、梁部１３３及び１３４
は弓込線１２０を被覆する絶縁体を突き刺し、導体１２
１と１２２のそれぞれにおいてほぼ直径方向に対向する
側面同志を電気的（こ接続する。

受入れ装置の開口１６２に挿入された全体的（こ長円形
のプラグ１８０は地下引込線端末を端子台（こ固定する
ためのものである。

プラグ１８０の断面積は開口１６２の断面積にほぼ等し
い。

平行に離れた一対の円筒状の開口１８２と１８３がプラ
グ１８０の内部に向って縦方向に伸びている。

この開口１８２と１８３の間隔は、共通の被覆をされて
いない地下引込線が端子１３０及び１３１と咬合するた
めの適切な距離（こしである。

プラグ１８０と１体をなし、プラグの端につけられたキ
ャップ１８１は内側が円筒状延長部１６１と緊密（こ結
合するような形状（こ作られている。

キャップ１８１は、開口１８２と１８３をその長さの中
間点において分断している薄膜１８４゜１８５と共（こ
、受入れ装置１６０の使用しない弓込線挿入口を湿気、
昆虫、著しい汚染から保護する。

プラグ１８０とキャップ１８１は、例えば可塑性ポリビ
ニルクロライドの様な弾性材料で作られる。

本発明を要約すればつぎのとおりである。

本発明は端末処理の準備がされていない通信用引込線の
端末処理を行うための接続フロックである。

空間的に隔てられ横方向にずれた位置にある１対の即時
接続端子によって、引込線を含む絶縁被覆付導線のほぼ
直径方向に反対な側面同志が電気的］こ接続される。

その接続は、引込線を接続ブロックに差込み、即時接続
端子と導線がお互いに結合するように押込むことにより
行われる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、部分的に破断じた端子台の透視図である。 第２図は、端子台の第１の側面図であり、即時接続端子
と引込線を結合するための押込装置の配列を示す。 第３図は、端子台の平面図であり、即時接続端子と引込
線との関係を示す。 第４図は端子台の第２の側面図であり、即時接続端子を
端子台に整列させ固定するための技法を示す。 第５図は接続が完敗した端子台の断面図である。 第６図は引込線の受入れ装置の断面図である。 第７図は埋込引込線用アダプタと引込線受入口閉塞器の
組合せを示す透視図である。 主要部分の符号の説明、１２１，１２２・・・・・・絶
縁体被覆付導電体、１３０，１３１・・・・・・絶縁体
貫通型即時接続端子又は中に接続端子、１１１・・・・
・・ベース、１４０・・・・・・蓋、１１９・・・・・
・空洞、１６０・・・・・・受入れ装置の矩形状部材又
は受入装置、１６４及び１６５・・・・・・第１及び第
２の溝、１７０・・・・・・押込み装置、１１０・・・
・・・本体、１３５・・・・・・ワイヤ巻は端子、１４
６，１４７・・・・・・本体延長部、１４４．１４３・
・・・・・突起、１４１，１４２・・・・・・第１、第
２の切欠、１３６・・・・・・小梁、１３２・・・・・
・中央部分、１５３・・・・・・密封手段、１７１・・
・・・・１駆動用ヘツド、１７２・・・・・・円筒ヘッ
ド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 絶縁被覆口゛導電体の反対側面どうしを電気的に接
   続することのできる絶縁体貫通型即時接続端子を１対以
   上入れるベース、蓋、２つの側部、２つの端部および前
   記ベースと前記蓋と前記２つの側部と前記２つの端部と
   の間１こ形成される空洞と、前記絶縁被覆ト↑導電体の
   一対を受入れるための受入れ装置とを含むワイヤ端子台
   において、前記受入れ装置は、 全体的に矩形状の可動部材（例えば１６０）を含み、 ＡｉＪ記可動部材は引込線（例えば１２０）の置体（例
   えば１２１，１２２）を受は入れるための開口（例えば
   １６２）を具備する前記可動部材に乗直な延長部（例え
   ば１６１）と、前記可動部材１こおける反対側面に、そ
   れぞれが前記絶縁体貫通型即時接続端子の対（例えば１
   ３０と１３１）と整列するように設けられた第１および
   第２の溝（例えば１６４と１６５）とを含み、 前記受入れ装置（例えば１６０）と絶縁体貫通型即時接
   続端子の対（例えば１３０と１３１）とを移動させ、か
   つお互いに結合するための押込み装置（例えば１７０，
   １７２）を具備することを特徴とするワイヤ端子台。 ２、特許請求の範囲第１項に記載されたワイヤ端子台に
   おいて、前記ワイヤ端子台はさらに、本体（例えば１１
   ０）と本体延長部（例えば１４６及び１４７）を含み、
   前記本体は、前記接続端子の対（例えば１３０及び１３
   １）が前記第１及び第２の溝（例えば１６４及び１６５
   ）の中に個々（こ入って、前記本体のベース（例えば１
   １１）を含む面と平行な第］及び第２の面内（こ整列す
   るようにし、前記延長部は前記蓋（例えば１４０）と一
   対をなし、整列された前記接続端子を本体と蓋との間（
   こ固定することを特徴とするワイヤ端子台。 ３ 特許請求の範囲第２項に記載されたワイヤ端子台に
   おいて、前記本体は、前記本体の長さ方向（こ沿′つて
   多数の鋸歯状の突起を含み、それぞれの前記突起はワイ
   ヤ巻は端子の幅と厚さくこほぼ等し。 い幅と厚さを有する第１の切欠（例えば１４１）と第２
   の切欠（例えば１４２）とをそれぞれ根本と頂上とに有
   し、かつ前記接続端子の小梁（例えば１３６）と中央部
   分（例えば１３２）の間隔にほぼ等しい厚さを有するこ
   とを特徴とするワイヤ端子台。 ４ 特許請求の範囲第３項（こ記載されたワイヤ端子台
   において、蓋は、本体上の各前記突起の根本と頂−りと
   にそれぞれ頂上と根本とが対応して咬み合うほぼ鋸歯状
   の突起（例えば１４４）をｉ′ｌＪ記蓋の長さ方向（こ
   滑って多数含むことを特徴とするワイヤ端子台。 ５ 特許請求の範囲第４項に記載されたワイヤ端子台に
   おいて、ワイヤ巻付端子の囲い（例えば１５０）の中で
   、個々の電気接続箇所を周囲の汚染物ｌこ対して密封す
   る密封手段（例えば１５３）を含むことを特徴とするワ
   イヤ端子台。 ６ 特許請求の範囲第５項に記載されたワイヤ端子台に
   おいて、前記密封手段は、アクリルニドＩＪル、ブタジ
   ェン、スチレンに接着する注入コンパウンド（例えば１
   ５３）を含むことを特徴とするワイヤ端子台。 ７ 特許請求の範囲第６項に記載されたワイヤ端子台Ｅ
   こおいて、注入コンパウンドは、調合されたポリエステ
   ルを含むことを特徴とするワイヤ端子台。 ８ 特許請求の範囲第１項に記載のワイヤ端子台におい
   て、前記押込み装置は、一端に駆動用ヘッド（例えば１
   ７１）、反対端Ｅこ円筒ヘッド（例えば１７２）を有し
   、円筒ヘッドに隣接する軸断面の直径が減らされている
   ネジ（例えば１７０）を含むことを特徴とするワイヤ端
   子台。