JPS5827508B2 - 計算機付電子時計用表示装置の表示方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は計算機付電子時計の表示装置に関する。

本発明の目的は、計算時においては時刻表示の際の時、
分、秒あるいは時、分を表わす数字の間のコロン表示部
にも演算のための数字を表示することによって演算の桁
数をふやし、計算機能を向上せしめることにある。

近年、液晶あるいは発光ダイオード等を用いたディジタ
ル式電子腕時計が実用化され、これに伴なう各種の電子
付加装置が注目されているが、特に計算機能を備えた電
子腕時計は実用的価値が高いものである。

従来のディジタル式電子腕時計の表示装置の一例を第１
図に示す。

第１図において、１は表示体２．３．４は各々時、分、
秒を表わす各ディジット５は時と分および分と秒の間の
フロン表示である。

上記の時刻表示装置を計算機用として兼用した場合、コ
ロンがあるため数字として見難くなってしまい、かつ桁
数も６桁のため演算能力も限定されてしまう。

また、たとえ計算時においては第２図に示す如くコロン
表示が消えるようにしたとしても数字表示２と３および
３と４の間にすきま６があるため非常に見難いものとな
る。

本発明は上記の欠点を解消したものであって、電子腕時
計として動作している時は普通のコロンを有する時刻表
示となり、計算機として動作する時にはコロンが消え、
コロンの位置にも数字を表示するようにしたものである
。

本発明の実施例を図により説明する。

第３図は本発明の一具体例を示し、７は液晶あるいは発
光ダイオード等の表示体で８〜１１は時刻表示または演
算のための数字を表示する各ディジット、である。

この表示装置で時刻を表わすときには第４図に示すよう
に時８、分９、秒１０、および時と分、分と秒の間の日
字形表示体の中央水平セグメント１２が表示される。

第４図では１２時３３分１８秒を示し、このときの表示
は従来のディジタル式電子腕時計の一例として示した第
１図の表示状態と同一のものとなる。

次に、計算機として使用する場合は表示装置のコロン表
示１２が消え、コロン部のディジット１１にも計算用の
数字が表示される。

この状態を第５図に示す。このように、本発明による表
示装置は時刻表示として使用できるのみならず、計算機
として使用する場合は桁数が増え、計算機能が向上する
ばかりでなく、両者の表示においていずれも不要な表示
部がなく、見易さの面からも著しい効果が得られる。

なお、上記の例においては、時刻表示を時、分、秒の６
桁としたが、もちろん時、分の４桁表示でもよく、この
場合は第６図の如く数字表示部１３．１４，１５の６桁
の数字を用意し、時刻表示のときは第７図のように最初
の一桁を使用しないか、または午前、午後などを表わす
表示として数字表示部１５の１つのセグメントを利用す
る。

また数字表示部１５の中央水平セグメント１６は２つの
表示を区別する。

これを計算機用表示として使用する場合、第８図の如く
６桁として使用すればよい。

数字の形状についても同一形状である必要はなく、例え
ば秒表示の部分が他より小さい状態でもよいが、本発明
の最も効果を発揮する状態は時刻表示６桁、計算機８桁
の同一形状数字の場合が望ましい。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、従来のディジタル式電子腕時計
の表示体の一例、第３図〜第８図は本発明による計算機
付電子腕時計の表示体の例である。 １．７・・・・・・表示体、２，３，４，８，９，１０
゜１１．１３，１４，１５，１７，１８．１９・・・・
・・数字表示部、５・・・・・・コロン表示部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数桁の日字形表示体で時刻および計算機の画表示
   を兼用する表示装置の表示方法において、前記時刻表示
   時に、上位の時刻桁を表示する第１の日字形表示体と下
   位の時刻桁を表示する第２の日字形表示体との間に位置
   する第３の日字形表示体の中央水平セグメントを使用し
   て 前記上位の時刻桁と前記下位の時刻桁の単位区切りを行
   なうことを特徴とする計算機付電子時計用表示装置の表
   示方法。