JPS5827480Y2 - 乾電池ホルダ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、乾電池を電源とする時計、玩具、計測器等の
機器において、当該機器に供給する電源回路の開閉操作
を乾電池のセット（着設）姿勢の変更もしくは移動によ
って容易に行いうるようにした乾電池ホルダーに関する
ものである。

乾電池を具備せしめた時計、玩具、計測器等の機器にお
いては、一般的にその乾電池に接続される電源回路にス
イッチを接続せしめ、そのスイッチを開閉操作すること
で乾電池をホルダー内にセットしたままで電源のＯＮ、
ＯＦＦができるようになっている。

かかる電源ＯＮ、ＯＦＦ用のスイッチを備えた機器は電
源のスイッチングをきわめて容易に行うことができるが
、そのスイッチの取付けに必要なスペース、取付は作業
費、あるいはスイッチのコストが付加され、機器全体の
形状が大きくなす、シかもコストが高くなる不都合があ
る。

本考案はかかることから鑑みてなされたもので、少くと
も一方の電極が突起状に形成された乾電池を収容する乾
電池を収容する乾電池ホルダーに於いて乾電池の突起状
電極と乾電池ホルダーの電極接点とが接触しない位置に
、その乾電池を保持するための非導電性凹部を設けて、
乾電池のセット位置を変えることにより電源供給のスイ
ッチングがなされるようにした乾電池ホルダーを提供す
るものである。

以下に本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。

図面において、１は乾電池ホルダーであって、この乾電
池ホルダー１の一側壁２には■側電極接点３が固定され
ており、またその側壁２の反対側側壁４には弾性を有す
る○側電極接点５が設けられている。

６は■側電極接点３の近傍上方に形成した凹部であって
、この凹部６は■側電極接点３とは非導通であるように
非導電性に形成されている。

そして、この凹部６に乾電池７の■電極７′が嵌挿係止
されるようになっている（尚、実施例では乾電池７の■
電極７′が突起状電極である。

）。以上述べたように本考案は、乾電池の■極及び○極
に接触しうる■側電極接点及び○側電極接点を設けてい
る乾電池ホルダーにおいて、該ホルダーの内壁面に、乾
電池の突起状電極と電極接点とが接触しない当該電極接
点の近傍位置に、その乾電池を非導電的に仮保持するた
めの凹部を設けたものであるから、乾電池を抜き取らな
いで乾電池ホルダー内で少し動かして、その突起状電極
を凹部に嵌挿することで電源のＯＮ、ＯＦＦ操作ができ
、しかも、非導電的に仮保持された乾電池の姿勢は、そ
の突起状電極と乾電池ホルダーとの係合によって確実に
維持される。

また、上記乾電池の姿勢変更のための特別の機構を具備
する必要もない。

このように本考案によればスイッチ機構を具備せしめる
ことなく電源の開閉が確実にでき、しかも経済性の高い
機器が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る乾電池ホルダーの実施例を示した断
面図である。 １・・・・・・乾電池ホルダー、２・・・・・・側壁、
３・・・・・・■側電極接点、４・・・・・・側壁、５
・・・・・・ｅ側電極接点、６・・・・・・凹部、７・
・・・・・乾電池、７′・・・・・・■電極（突起状電
極）。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 少くとも一方の電極が突起状に形成された乾電池を収容
   し、当該乾電池の双方の電極にそれぞれ接触する一対の
   電極接点を設けて威る乾電池ホルダーに於いて、上記乾
   電池の突起状電極に対応する電極接点の近傍に、上記突
   起状電極を嵌挿係止し得る非導電性の凹部を設けたこと
   を特徴とする乾電池ホルダー。