JPH0526698Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は充電装置に係り、キヤツプ体によりプ
ラグ刃突出孔から雨滴や夜露などが浸入するのを
防止するようにしたものである。

（従来の技術） 電気かみそりなどの各種電気機器に内蔵された
充電地の充電手段として、該電気機器に充電用プ
ラグ刃を突没自在に収納しておき、充電時にはこ
れを突出させてコンセントに差し込むようにした
ものが広く普及している。このような充電手段を
有する電気機器は、一般に小形であつて屋外への
携帯に便利であるが、携帯時などにプラグ刃突出
孔から雨滴や夜露などが浸入して内部の電気素子
が故障劣化しやすい問題点があつた。

（考案が解決しようとする課題） 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであつ
て、プラグ刃突出孔から雨滴や夜露などの水分が
浸入するのを確実に防止できる充電装置を提供す
ることを目的とする。

（課題を解決するための手段） このために本考案は、電気機器本体３の側端部
３ａに、該側端部３ａの外面ａから突出する突出
台部２５を設けて成り、該突出台部２５にプラグ
刃突出孔２６を形成するとともに、該突出台部２
５に被着されるキヤツプ体３０を設け、該キヤツ
プ体３０の内壁面に該突出台部２５が嵌合する凹
入部３２を形成し、かつ上記凹入部３２の内壁面
に、上記プラグ刃突出孔２６に嵌合するリブ３３
を突設している。

（作用） 上記構成によれば、キヤツプ体３０によりプラ
グ刃突出孔２６を確実に密閉して、雨滴や夜露な
どが侵入するのを防止できる。

（実施例） 次に携帯電灯に適用した場合を例にとり、本考
案の実施例の説明を行う。

第１図は携帯電灯１の斜視図であつて、この携
帯電灯１は照明部２と該照明部２に着脱自在に連
結される本体部３から成つている。この本体部３
は後に詳述するように充電部を兼務している。４
はスライド式スイツチボタンである。

第２図および第３図において、５は照明部２の
ケース、６はケース５に着脱自在に螺着されるカ
バーケース、７は透明板、８は反射鏡、９は電
球、１０，１１，１２は給電用導電板である。１
３，１３は給電用突棒であつて、照明部２の上部
後側に突設された筒状部１４の内部にあつて後方
へ突出しており、本体部３を筒状部１４に装着し
た状態において、本体部３の挿入孔（後述）に挿
入されて電気的に接続される。次に第４図および
第５図を参照しながら、本体部３の詳細を説明す
る。

１５は本体部３の長箱状本体ケースであつて、
その内部に充電地１６や充電回路部１７が配設さ
れており、この本体部３は充電部を兼務してい
る。１８は係着用ボタン、１９はその付勢用ば
ね、２０は係着部であつて、本体ケース１５のや
や細身の先端部１５ａを上記筒状部１４に装入し
て該係着部２０を照明部２の係合部２４に係着す
ることにより、本体部３は照明部２に着脱自在に
装着される。２２は上記給電用突棒１３，１３の
挿入孔、２３は充電表示用発光素子である。

２５は本体部３の側端部３ａに該側端部３ａの
外面ａから少々突出して膨出形成された突出台部
であつて、該突出台部２５にプラグ刃突出孔２
６，２６が形成されている。２７，２７はプラグ
刃突出孔２６，２６に収納されたプラグ刃であつ
て、摺動子２８に取り付けられており、該摺動子
２８を指先にて摺動させることにより、プラグ刃
２７，２７はプラグ刃突出孔２６，２６から突没
する。

３０はキヤツプ体であつて（第１図および第６
図参照）、ゴムや軟質樹脂などの弾性材にて略箱
形状に形成されており、上記側端部３ａの突出台
部２５に弾性的に被着される。３１はキヤツプ体
３０から延出する舌片であつて、その先端部は本
体部３に取り付けられており、キヤツプ体３０が
本体部３から分離紛失しないようにしている。３
２はキヤツプ体３０の内側壁に凹設された凹入
部、３３，３３は該凹入部３２に突設されたリブ
であつて、該凹入部３２は側端部３ａに被着した
状態で上記突出台部２５に嵌合し、またリブ３
３，３３はプラグ刃突出孔２６，２６に嵌合す
る。このように凹入部３２やリブ３３，３３を形
成することにより、キヤツプ体３０によりプラグ
刃突出孔２６，２６をしつかりと密閉して雨滴や
夜露などが浸入するのを確実に防止することがで
きる。また上記キヤツプ体３０はプラグ突出孔２
６，２６のみならず摺動子２８などの周辺部も完
全に囲繞するので、キヤツプ体３０を装着した状
態では該摺動子２８等に外力が加わることがなく
保護作用に優れており、また意に反してプラグ刃
２７が突出することも防止出来るものである。

本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、種々の設計変更が可能であつて、例えば携帯
電灯以外の他の電気機器にも適用できることは言
うまでもない。

（考案の効果） 以上説明したように本考案は、電気機器本体部
３の側端部３ａに、該側端部３ａの外面ａから突
出する突出台部２５を設けて該突出台部２５にプ
ラグ刃突出孔２６，２６を形成するとともに、こ
れに被着されるキヤツプ体３０を設け、該キヤツ
プ体３０の内壁面に上記突出台部２５が嵌合する
凹入部３２を形成し、かつ凹入部３２の内壁面に
プラグ刃突出孔２６に嵌合するリブ３３を突設し
て成るので、プラグ刃突出孔２６をリブ３３によ
り確実に密閉して、ここから雨滴や夜露などの水
分が浸入するのを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すものであつて、第１
図は携帯電灯の斜視図、第２図は側面図、第３図
は照明部の断面図、第４図および第５図は本体部
の断面図、第６図は部分断面図である。 ３……本体部、３ａ……側端部、ａ……外面、
２５……突出台部、２６……プラグ刃突出孔、３
０……キヤツプ体、３２……凹入部、３３……リ
ブ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電気機器本体部３の側端部３ａに、該側端部３
   ａの外面ａから突出する突出台部２５を設けて成
   り、該突出台部２５にプラグ刃突出孔２６を形成
   するとともに、該突出台部２５に被着されるキヤ
   ツプ体３０を設け、該キヤツプ体３０の内壁面に
   該突出台部２５が嵌合する凹入部３２を形成し、
   かつ上記凹入部３２の内壁面に、上記プラグ刃突
   出孔２６に嵌合するリブ３３を突設したことを特
   徴とする充電装置。