JPS5827250B2 - アルフア− − テルピネオ−ルノ セイゾウホウ - Google Patents

アルフア− − テルピネオ−ルノ セイゾウホウ

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Publication number
JPS5827250B2
JPS5827250B2 JP3911874A JP3911874A JPS5827250B2 JP S5827250 B2 JPS5827250 B2 JP S5827250B2 JP 3911874 A JP3911874 A JP 3911874A JP 3911874 A JP3911874 A JP 3911874A JP S5827250 B2 JPS5827250 B2 JP S5827250B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinene
product
acid
seizouhou
terpineo
Prior art date
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Expired
Application number
JP3911874A
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English (en)
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JPS50131947A (ja
Inventor
敬 高橋
義治 松原
通 槙本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YASUHARA YUSHI KOGYO KK
Original Assignee
YASUHARA YUSHI KOGYO KK
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2−ピネン■、200)ピネン■及び3−カレ
ン■と置換ハロゲン酢酸(モノ、ジ及びトリクロル酢酸
)の等モル混合物に水を添加し、又は添加することなく
好適には室温〜60℃の温度範囲ではげしく攪拌して加
水反応を行なわせて高転化率、高選択率でα−テルピネ
オールを製造する方法に関するものである。
本発明者等はテルペン類の加水反応に関する研究の一環
として2ピネン■、200)ピネン■、3〜カレン■と
本発明者等が従来使用していた炭素数2〜4の低級脂肪
酸よりもPKa値の遥かに小さい置換・・ロゲン酢酸(
モノクロル、ジクロル及びトリクロル酢酸)の等モル混
合物に溶媒としてジクロルエタン、ベンゼンを添加して
カチオン交換樹脂を充填したガラス管中を60℃以下で
通過接触させ、■、■何れからも90%以上の転化率で
1−β−フェンチルアルコール■、インボルネオール■
、n−ボルネオール■及びα−テルピネオール■が得ら
れ、特定の条件では■:■:■=21ニア8:1の組成
化の生成物が得られ、又■からは■のみが60%以上の
転化率で得られることを見出したが本発明は上記■、■
又は■より■を製造する改良法を提供するものである。
本発明に使用される原料物質2−ピネン■、200)ピ
ネン■及び3−カレン■は市販(安原油脂工業株式会社
製)の■、■及び■を稀炭酸ソーダ水溶液で洗浄した後
蒸留して得られた第1表の性状を有するものである。
実験方法 温度計、還流冷却器、攪拌機を付した4ツロフラスコに
■、■又は■0.1モルを取り、そこに置換ハロゲン酢
酸0.1モルを、発熱を防ぐため、■。
■及び■を冷却しながら除々に加え、ついで水を併用す
る場合は水0.1〜0.3モルを添加し、室温〜60℃
で所定の時間はげしく攪拌して加水反応を行わせた。
反応終了後水を加え、反応生成物をn−へキサンに取り
、n−ヘキサン溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥、n−
ヘキサンを湯浴上に留去、得られる反応油を苛性ソーダ
、苛性カリ等のアルカリ金属水酸化物によって加水分解
し生成物を得た、生成物は減圧下に精留あるいはPEG
−20Mを固定相とする分取ガスクロマトグラフィーで
各成分に分離した。
(イ) 2−ピネン■の加水反応 3種の置換ハロゲン酢酸例れを使用した場合にも生成物
(アルコール部)の生成比に差異が認められるがその組
成に変化はなく、生成物(アルコール部)の分取ガスク
ロマトグラム(GLC)には第1図に示した様な5種の
成分が認められた。
ピーク■は単離後p−ニトロベンゾエート(P−NB)
を作り、l−β−フェンチルアルコール■のP−NBの
既知標品と混融、融点降下を認めないので■と決定した
又ピーク■、■も同様P−NBを作り、夫々既知標品と
混融、融点降下を認めないので前者をインボルネオール
■、後者なn−ボルネオール■と決定した。
又ピーク■はIR,NMRスペクトルが既知α−テルピ
ネオール■のそれらと一致することがら■と決定した。
)即ち第2表の生成経路の
(4)経由で進行すれば■が、(B)経路では■、■が
、そして(C)経路経由では■が生成する。
第3表に示した様に何れの場合もα−テルピネオール■
が反応生成物である。
モノ、ジ及びトリクロル酢酸のみを用いた場合は第2表
に示した加水反応経路(C)への選択率は60〜80%
であるが0.1モル或は0.5モルの水を併用するとモ
ノ及びジクロル酢酸の場合には何れも90%以上に向上
する。
トリクロル酢酸の場合も60%から80%程度に向上す
る。
又モノクロル酢酸と水0.1モルとを併用して室温で加
水する場合、更にジー及びトリクロル酢酸とそれぞれ水
0.15モル或は0.3モルとを併用する場合の何れの
場合も共に転化率は多少低下するが、反応の選択性はほ
ぼ100%に達する、何れにしても■が生成物中90%
以上で、且つ転化率も75〜80%に達したことは本発
明によって始めて達成されたのである。
本発明によって得られた■をマクマホン式精留塔(理論
段数25段程度)で減圧下に精留すると第4表に示した
性状を持った高い光学純度のl−■が得られた。
(ロ) 200)ピネン(2)の加水反応 3種の置換ノ・ロゲン酢酸いづれを用いた場合でものの
場合と同様5種の成分■〜■及び■が得られた。
(第5表)第5表に示した様にモノクロル、ジクロル及
びトリクロル酢酸何れを使用した場合も加水反応経路(
C)への選択率は水を併用した場合80〜87%に達す
るが、水を用いない場合にはジクロル酢酸を用いた場合
と同様転化率は最高85%に達した。
これは本発明によって始めた達成された犬なる効果であ
る。
←→ 3−カレン(3)の加水反応 3種の置換ハロゲン酢酸何れを使用した場合も生成物(
アルコール部)のGLCには第2図の様に8種の成分が
認められた。
ピーク■は単離後P−NBを作りl−β−フェンチルア
ルコール■のP−NBの既知標品と混融、融点降下を認
めないので■と決定した。
ピーク■、■も同様P−NBを作り夫々既知標品と混融
、融点降下を認めないので前者をイソボルネオール■、
後者をn−ボルネオールDと決定した。
またピーク■、■はそれぞれIR1NMRスペクトルが
既知β−テルピネオール■、α−テルピネオール■のそ
れらと一致することより■、■と決定した。
第6表に示した様にモノクロル酢酸の場合転化率は最高
11%であるが■が生成物中80%を占め、少量副生し
た■〜■は実験試料■(GLC純度84%)に混在して
いたの、■に起因する生成物であることを考慮に入れる
と反応の選択性は90%を越え、特にトリクロル酢酸の
場合には転化率も70%を越え、選択性も100%に近
い。
ン このことは本発明によって始めて達せられた犬なる効果
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は2−ピネン■の加水反応生成物のガスクロマト
グラム、第2図は3−カレン■の加水反応生成物のガス
クロマトグラムを示す。 ■はα−テルピネオールのピークを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 12−ピネン、2(10)ピネン又は3−カレンとモノ
    クロル酢酸、ジクロル酢酸、又はトリクロル酢酸とを6
    0℃以下の温度で水を添加するか又は水を添加すること
    なく、攪拌しながら加水反応を行なわせ、ついで、得ら
    れた反応油をアルカリ金属水酸化物で加水分解してα−
    テルピネオールを製造する方法。
JP3911874A 1974-04-05 1974-04-05 アルフア− − テルピネオ−ルノ セイゾウホウ Expired JPS5827250B2 (ja)

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Publications (2)

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JPS50131947A JPS50131947A (ja) 1975-10-18
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