JPS582709Y2 - サドル懸架自転車のサドル支柱の上下動制御装置 - Google Patents

サドル懸架自転車のサドル支柱の上下動制御装置

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JPS582709Y2
JPS582709Y2 JP15717979U JP15717979U JPS582709Y2 JP S582709 Y2 JPS582709 Y2 JP S582709Y2 JP 15717979 U JP15717979 U JP 15717979U JP 15717979 U JP15717979 U JP 15717979U JP S582709 Y2 JPS582709 Y2 JP S582709Y2
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saddle
check valve
braking
brake
vertical movement
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金沢邦義
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金沢 邦義
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【考案の詳細な説明】 本考案は、サドルと後輪駆動装置とを上下端に固着した
サドル支柱を、本体フレームに弾性懸架した自転車(以
下、「サドル懸架自転車」という。
)に装着しうるように構成されたサドル支柱の上下動を
制御する装置であって、更に詳しくは、本出願人によっ
て先に出願された「サドル懸架自転車のサドル支柱の上
下動制御装置」(実願昭54−79999号であり、
「自転車用オイルブレーキ」として出願されたが、昭和
54年6月11日本出願との重複を避けるため、その要
旨を明確にする補正を行ない、更にその名称も「サドル
懸架自転車のサドル支柱の上下動制御装置」と訂正した
)の改良に係わるものである。
すなわち、本出願人は、先にサドルと後輪駆動装置とを
夫々上下端に固着したサドル支柱を本体フレームに弾性
懸架して、走行中に自転車本体が受ける振動を運転者に
伝えないように構成された乗心地の快適な自転車を考案
し、すでに実用新案登録(実用新案登録第129795
9号)されたがその後、この自転車をもとにして種々の
改良点を見い出し、関連する種々の考案(例えば、「自
転車と称して特許第96784号、実願昭52−018
797号など)を提案し続け、専らサドル懸架自転車の
性能の向上その実用化に専念して来た。
その結果、先の出願(実願昭54−79999号)では
「自転車用オイルブレーキ」(特願昭54−49234
号)と称されたサドル懸架自転車のサドル支柱の上下動
制御装置の改良考案として制動ブレーキの制動操作とは
全く独立してサドル懸架自転車のクッション効果を選択
的に行ないうるサドル懸架自転車のサドル支柱の上下動
制御装置(実願昭54−79999号)を提案した。
しかしながら、このサドル懸架自転車のサドル支柱の上
下動制御装置は、その構成上制動ブレーキの制動操作を
サドル支柱の上下動の停止操作ど独立して行なうロック
機構の操作が制動ブレーキを半ブレーキ操作しながら操
作しなければならない複雑なものであったため走行中操
作するのにや\めんどうな点があった。
本考案は、この問題点を解消し、サドル懸架自転車のク
ッション効果の適性の増大に寄与するように構成された
ものであり、更に詳述すればサドル懸架自転車の走行条
件に応じ、時として制動ブレーキの制動操作の有無にか
かわらず、サドル支柱を可動状態に保持し、常にクッシ
ョン効果を奏するように(以下「独立」制御という。
)又時として制動ブレーキ操作と連動してサドル支柱を
停止状態に保持する(以下「連動」制御という。
)いわゆる「独立」、「連動」の二形態の制御を選択的
に行ないうるサドル支柱の上下動制御装置を提供するも
のである。
以下、本考案の制御装置につき説明する。
先ず、本考案制御装置の全体的な構成はサドル懸架自転
車のサドル支柱と連動するピストンと、これを内蔵する
油圧シリンダとから成る油圧シリンダ機構と、該油圧シ
リンダ内外へのオイルの流動を阻止又は許容する逆止弁
機構と、該逆止弁機構の逆止弁を強制的に常開状態若し
くはこの常開状態を解除することにより夫々「独立」
「連動」の制御形態を選択しうる制御操作切り換え機構
と、上記逆止弁機構の逆止弁の開閉操作を連動するよう
に構成された制動ブレーキ機構とから成り、上記制御操
作切り換え機構の切り換え操作(制御操作切り換え装置
により行なわれる)により、前述した「独立」 「連動
」の2形態の制御を選択的に行ないうろことを要旨とし
たものであり、逆止弁機構は特に逆止弁が開状態のとき
油圧シリンダ内外へのオイルの流動は許容され、従って
サドル支柱の上下動は可動状態にされ、又閉状態にある
時は油圧シリンダ上部内へのオイルの流入は許容される
が逆に油圧シリンダ下部へのオイルの流出は阻止され、
従ってサドル支柱はスプリングの弾性力との関係から最
下位置で固定的に保持されるように機能する。
後述する実施例では、油圧シリンダ61内のピストン2
は、サドル支柱1の下降に伴い下降し、スプリング12
の弾性力と釣り合った位置で固定的に保持され、以後サ
ドル支柱1が上昇しようとしても油圧シリンダ61のオ
イルの流動が阻止される。
)以下逆止弁の「開状態」及び「閉状態」は上記の意味
で用いる。
第1図は本考案装置の具現化された好適な実施例図であ
る。
この図によるとサドル支柱1とピストン2とを連動させ
うる手段としてピストンロッド21とサドル支柱1とを
一体的に連絡しであるが、これ以外にも他の公知の連結
手段を採択しうろことはいうまでもない。
この場合、サドル支柱1の本体フレーム13に対する上
下動(振動)がピストン2に敏速に伝達されるような構
成であることが望ましい。
逆止弁3を強制的に開閉操作し本考案装置の制御形態を
前述した「独立」若しくは「連動」に選択的に操作する
制御操作切り換え機構Cは逆止弁3の上部に被嵌された
圧縮バネ33と、該逆止弁3の上端に接続された操作ワ
イヤ371で構成され、「独立」操作に対しては圧縮バ
ネ33の弾力に抗して操作ワイヤ371で逆止弁3を引
張り上げ、又はその降下を防止する手段により弁口34
を開状態に保持することにより、又「連動」操作に対し
ては操作ワイヤ371のこの引張力を解除すれば圧縮バ
ネ33の復元力により閉状態を保持するように構成され
ており、この切り換え操作は、第2図に示されるごとき
「独立」「連動」の制御形態に対応して設けられた溝7
3゜74に操作レバー72を嵌入固定することによって
、逆止弁3に接続された操作ワイヤ371を引張若しく
はこの引張を解除するように構成された制御操作切り換
え装置70により行なわれる。
制動ブレーキ機構りは、第1図に示されるように制動ブ
レーキ20を有し、ブレーキレバー31を握持操作する
ことによりレリースワイヤ210を引張し、途中で分岐
されたワイヤ211及び212を同時に引張するように
構成されたものであるが、制動ブレーキ20を操作する
ワイヤ212は幾分かのあそび部分S(このあそびは、
設計上の問題としてブレーキシュー27と車輪リム25
との距離を考慮して設定される)が設けられているため
、ブレーキレバー31を握持操作し、中心を支軸40に
より枢支された揺動レバー4を操作することによって制
御される。
逆止弁3の操作が、後述するようにワイヤ212を引張
することによって機能する制動ブレーキ20の制動操作
に優先して行なわれる。
なお、ブレーキ20はワイヤ210が引張されることに
よって戻しバハ26を圧し、ブレーキシュー27.27
を車輪リム25に挟圧する、いわゆる公知の摩擦ブレー
キを採用したものであるが、ブレーキレバー31の操作
により逆止弁3の操作が制動ブレーキ20の制動操作に
優先して操作されるように構成された所にその特徴点を
有するものである。
以上のように構成された本考案装置の「連動]。
「独立」の夫々の制御形態における操作原理の概略につ
いて分設すると、まず、制御操作切り換え装置70によ
り「連動」操作が選択された場合、ブレーキレバー31
を伺ら操作しない状態(走行状態)においては、前述し
たことより明らかなようにスプリング33に打ち克つス
プリング5の弾力は揺動レバー4を通じ圧縮スプリング
33の弾力に抗して逆止弁3を持ち上げ弁口34を常開
状態に保持している。
したがって弾性バネ12(第1図においては、サドル支
柱を本体フレームに弾性懸架するのに用いる弾性バネを
機能的に表わしたもの)を介して本体フレーム13に弾
性懸架したサドル支柱1の本体フレームに対する上下動
(振動)は、油圧シリンダ61内のピストン2の摺動が
阻止されないためサドル懸架自転車のクッション効果を
奏することができる。
次にこの「連動」操作において、ブレーキレバー31を
握持操作した場合、その半ブレーキ操作により制動ブレ
ーキ2′0はあそび3のため機能しないが揺動レバー4
を通じて逆止弁3が弁口34を閉状態に操作されるため
油圧シリンダ61内から流出するオイルの流動は完全に
阻止されるが、逆に油圧シリンダ61内下部シリンダー
により流入するオイルの流動は逆止弁3の逆止弁作用に
より許容される。
したがって、ブレーキレバー31を半ブレーキ操作すれ
ばサドル支柱は上昇することなく、最下位置(ピストン
2の最下位置に対応した位置)で固定的に保持され、上
述したクッション効果を解除する。
またブレーキレバー31を深く握持操作(完全ブレーキ
操作)した場合はレバー4′は4′に当接し、ワイヤ2
12のあそび部分Sはなくなり、戻しバネ26は圧され
、これによってブレーキ20は機能する。
そしてこの場合、ワイヤ211に必要以上の引張力をか
けないように、スプリング222がのびワイヤーシール
ド223が下降して調整される。
ワイヤジードル223は適当な曲率をもたせると共に、
ブレーキレバー31の握持操作が回避された場合にはも
との状態に回復するよう圧縮スプリング212がワイヤ
シールド223に固着されている。
したがって「連動」操作を選択した場合は、ブレーキレ
バー31は握持操作することにより、車輪の制動とサド
ル支柱の上下動の制動が車輪の制動に優先して行なわれ
るため、サドル懸架自転車の制動時に生じる急激なショ
ックを回避しうる。
これに対し、「独立」操作が選択された場合には、逆止
弁3は圧縮スプリング33の弾力に抗して、引張り上げ
られて弁口34を開状態に保持されているため、ブレー
キレバー31を操作しても、該操作が逆止弁3の動作に
影響を与えることなく、したがって、油圧シリンダ61
内のピストン2はサドル支柱1の上下動(振動)に連動
して可動しう゛る状態に常に保たれているため制動ブレ
ーキ20の操作と独立して機能する状態にあり、従って
ブレーキレバー31を握持操作してもサドル支柱1のク
ッション効果は常に奏される状態にあることが理解され
るであろう。
次に本考案装置を構成する各部分の他の好適な実施例を
紹介する。
第5図に示すものは、制御操作切り換え装置の他の実施
例図であり、すなわち該装置について説明すると、第5
図aに示すように逆止弁3に接続されたノブ321の凹
部322をバイパス通路63の上蓋631の溝323に
嵌入して弁口34を閉状態に操作し、又第5図すに示す
ようにノブ321の突部322を上記溝323より引き
出してそのまま回動させて上蓋631に引っかけて係止
し弁口34を開状態に操作するように構成されたもので
ある。
第3図a及びbは第1図において示された逆止弁3の他
の一実施例を示すものであり、この場合の逆止弁3は、
その外周に切り欠き部302を設ると共にその下端部が
図のごとき連接桿13に嵌挿された構成となっているが
、これは逆止弁3がオイル通路63内を円滑に上下移動
するための配慮にもとづく。
第4図に示すものは、必要に応じてオイル通路63内の
下端部に装着される緩衝器であり、オイル通路63内を
オイルが移動する時に生じる急激な圧力変化を緩慢にす
るため、ピストン434を内蔵するエルボ状のシリンダ
433により構成されるもので、該シリンダ433の上
端には空気孔431を有する上蓋432が装填されてい
る。
この緩衝器400の基部435をオイル通路63の下端
部に装着(図中破線円で示す。
)すれば、本考案装置を円滑に機能させる上ですこぶる
効果的である。
以上述べたように、本考案の制御装置によれば走行状態
に応じてサドル支柱の上下動を可動若しくは、制動する
制御操作と制動ブレーキの制動操作とを「連動」又は「
独立」して制御することができ、サドル懸架自転車のク
ッション効果の適性の増大に寄与しうる実用的価値のす
こぶる高いものである。
なお本考案装置の実施例としては好適な一例をあげたに
すぎないが、本考案の要旨を逸脱しない範囲の付加、代
替、変更は当然に本考案の技術的範囲に含まれることは
いうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の制御原理を説明する図、第2図は
本考案装置に使用される制御操作切換え装置の一実施例
を示す斜視図、第3図aは逆止弁の他の実施例図であり
、第3図すはその平面図、第4図はバイパス通路の下端
部に装着される緩衝器の縦断面図、第5図a及びbは本
考案装置において使用される制御操作切り換え装置の連
動、独立状態を夫々示す実施例図である。 符号の説明、1・・・サドル支柱、8・・・後輪駆動装
置、2・・・ピストン、10・・・サドル、3・・・逆
止弁、13・・・本体フレーム、4・・・揺動レバー、
34・・・弁口、20・・・制動ブレーキ、61・・・
油圧シリンダ、21・・・レリースワイヤ、63・・・
オイル通路、A・・・油圧シリンダ機構、B・・・逆止
弁機構、C・・・制御操作切り換え機構、D・・・制動
ブレーキ機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サドル10と後輪駆動装置8とを夫々上下端に固着した
    サドル支柱1を本体フレーム13に弾性懸架したサドル
    懸架自転車のサドル支柱1の本体フレーム13に対する
    上下動を制御する装置であって、サドル支柱1と連動す
    るピストン2と該ピストン2を内蔵する油圧シリンダ6
    1とから成る油圧シリンダ機構Aと、該油圧シリンダ6
    1に並設され、かつその上下両端で該シリンダ61に連
    通されるオイル通路63と、該オイル通路63内に内蔵
    された逆止弁3により該オイル通路63内の弁口34を
    開閉操作することによって上記油圧シリンダ61内のオ
    イルの流動を阻止又は許容する逆止弁機構Bと、上記逆
    止弁3を強制的に常開状態にして若しくはこの常開状態
    を解除することにより夫々「独立」 「連動」の制御形
    態を任意に選択しうる制御操作切り換え機構Cと、上記
    逆止弁3の開閉操作と連動して機能する制動ブレーキ機
    構りとから成り、上記切り換え機構Cにより、「連動」
    の制御形態が選択された時は、制動ブレーキ20の制動
    操作により上記逆止弁機構Bが閉状態とされ、又上記切
    り換え機構Cにより「独立」の制御形態が選択された時
    、制動ブレーキ20の操作の有無にかかわらず上記逆止
    弁機構Bが常開状態に保持されることを特徴とするサド
    ル懸架自転車のサドル支柱の上下動制御装置。
JP15717979U 1979-11-12 1979-11-12 サドル懸架自転車のサドル支柱の上下動制御装置 Expired JPS582709Y2 (ja)

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