JPS5826818B2 - 誘導電器巻線 - Google Patents

誘導電器巻線

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JPS5826818B2
JPS5826818B2 JP54004377A JP437779A JPS5826818B2 JP S5826818 B2 JPS5826818 B2 JP S5826818B2 JP 54004377 A JP54004377 A JP 54004377A JP 437779 A JP437779 A JP 437779A JP S5826818 B2 JPS5826818 B2 JP S5826818B2
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winding
wound
wire
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寅夫 高橋
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、変圧器やりアクドル等の誘導電器の巻線、特
に複数回路並列巻の巻線に係るものである。
第1図、第2図は、従来の巻線のコイル配置を示すもの
である。
第1図において、1は鉄心脚、2は鉄心脚1の外周に巻
装された2次巻線、3は2次巻線2の外周に巻装された
1次巻線、A、Bは1次巻線3の並列コイルで、その日
出線4及び4′はそれぞれ線路端子り及び中性点端子N
に並列に接続されている。
壷は漏洩磁束で、上部鉄心継鉄部5と1次巻線3の上端
部との距離をtl、下部鉄心継鉄部6と1次巻線3の下
端部との距離を4とすると、一般に内鉄型変圧器におい
ては、線路端子りと中性点端子Nの絶縁階級の相違によ
る絶縁距離寸法の差や、巻線綿は用クランプリングの有
無や、冷却ダクトの寸法の差等によりAt > t2で
ある。
このため漏洩磁束歪の分布状態が1次巻線3の上端部と
下端部とで異なるため、軸方向に積み重ねた単位コイル
7、・・・・・・を、軸方向に1つおきにAコイル、B
コイルとして並列にした場合には、A回路、8回路に鎖
交する洩れ磁束の量が異なるため、並列回路内に横流が
生ずる。
第2図に示す1次巻線3は、第1図の1次巻線3を上部
巻線3a、下部巻線3bに分割し、これを並列接続した
ものである。
この場合には、洩れ磁束歪が巻線端部分で半径方向外方
に湾曲して中央部分と大幅に異なっているため、A回路
、8回路に鎖交する洩れ磁束数の差が一段と大きくなり
、大きな横流を生ずる。
このため、誘導電器の損失が増加し温度上昇も犬となる
内側巻線で前記と同様な構成の巻線の場合も同様である
第3図Aは、従来の4回路並列巻線の構成を示す断面図
である。
並列回路A、A’、B、13’の巻線は、端子り、N間
で並列接続されている。
A回路巻線とX回路巻線、B回路巻線とB′回路巻線の
各導体は、それぞれ半径方向に重合した状態で並列に巻
回され、さらにA、A回路巻線とB、B’回路巻線は、
巻線軸方向に並べて巻回されている。
したがって、A、A′、B、B′回路巻線は、2本重ね
2本並びの計4回路並列巻線となっている。
2本の導体を重合して巻回して各単位コイル7、・・・
・−・を形成し、単位コイル7、・・・・・・は半径方
向冷却用ダクト8.・・・・・・を介して軸方向に積み
重ねて巻線を構成している。
巻回によって単位コイルIを構成している各導体の巻回
をAI 、Δ2.・・・・・・:A14A2.’、・・
・・・・:B1.B2.・・・・・・及びB1’ 、
B2’ 、・・・・・・で示す。
L端子に口出線11aで接続されたA回路巻線は、第1
の単位コイル7−1の巻線最外周A1から3つとびにA
2 tA3の順に内周に向って巻回れ、A3から内渡り
線12aを介して単位コイルを1つ隔てた第3の単位コ
イル7−3の最内周に移りs A4 t A5 t
A6の順に3つとびに外周に向って巻回されている。
L端子に日出線13aで接続されたに回路巻線は、第1
の単位コイル7−1の巻線最外周から3番目の位置AQ
から3つとびにA2′。
私の順に内周に向って巻回され、A!から内渡り線14
aを介し単位コイルを1つ隔てた第3の単位コイル7−
3の最内周から3番目の位置A2こ移り、A4′からA
5’ 、 A6′の順に3つとびに外周に向って巻回さ
れている。
単位コイル7−3のA6まで巻回されたA回路巻線は、
A6から戻り渡り線15aを介して第1の単位コイル7
−1の最外周から2番目の位置すなわちA、とA1′の
間に挾み込み巻回されたA7に移り、A7から3つとび
にA8.A、の順に内周に向って巻回さる。
このときA8はA2とA2′の間に、AgはA3とA′
3の間に挾み込み巻回される。
モしてA9からは内渡り線16aを介して第3の単位コ
イル7−3の最内周から2番目の位置すなわちA4とA
4の間に挾み込み巻回されたA1゜に移り、Aloから
3つとびにA1□、A1□の順に外周に向って巻回され
ている。
このときA1□はA5とA4の間に、またA12はA6
とA6′の間に挾み込み巻回される。
第3の単位コイル7−3のAjまで巻回されたA回路巻
線は、A≦から戻り渡り線17aを介して第1の単位コ
イル7−1の最外周から4番目の、A1′とA2の間に
挾み込み巻回されたA7′に移り、A7′から3つとび
にA8′、A、’の順に円周に向って巻回される。
このときA7はAgとAsノ司に挾み込み巻回され、A
g’はA!の内側すなわち第1の単位コイル7−1の最
内周に巻回される。
そしてAg’から内渡り線18aを介して第3の単位コ
イル7−3の最内周から4番目の位置にあるA4′とA
5の間に挾み込み巻回されたA1o′から3つとびにA
11′、A12′の順に外周に向って巻回される。
そして、A1□′はA5′とA6の間に挾み込み巻回さ
れ、A1≦はA6の外周すなわち第3の単位コイルの最
外周に巻回される。
第2の単位コイル7−2と第4の単位コイルI−4の間
のB回路巻線と「回路巻線の巻回は、上記A回路巻線と
X回路巻線の巻回と全く同一であるので、説明は省略す
る。
さて上記のごとく巻回されたA、A′、B、B′回路巻
線のうち、A回路巻線は、第3の単位コイル7−3のA
12から外渡り線19aを介して第5の単位コイル7−
5の最外周から3番目のA13に、X回路巻線は第3の
単位コイル7−3の最外周のA、2′から外渡り線20
aを介して第5の単位コイル7−5の最外周のA15に
、B回路巻線は第4の単位コイル7−4の最外周から3
番目の812から外渡り線19bを介して第6の単位コ
イル7−6の最外周から3番目のB13へ、そしてB′
回路巻線は第4の単位コイル7−4の最外周のBl’か
ら外渡り線20bを介して第6の単位コイル7−6の最
外周のBlzへ移る。
そして、第5の単位コイル1−5から第8の単位コイル
7−8の間でも、前記第1の単位コイル7−1から第4
の単位コイル7−4に於けるのと同様の巻回が施こされ
ている。
このようにしてA、A、B、B回路の巻線による4つの
単位コイルが1組で1つの巻線単位9となり、複数の巻
線単位9.・・・・・・を前記のごとく直列に接続する
ことにより、2本重ね2回路並列の高直列容量巻線を形
成している。
なお、最終コイルの口出線21a、22a。
21b、22bを並列として中性点端子Nに接続して第
1図の如き構成とする場合の他、第3図Aに示す巻線と
これに上下対称に巻回した巻線とを、第2図のごとく、
上下2回路並列にした構成とする場合もある。
何れの場合においても、前記したようfこ、A、A’回
路B、「回路とで鎖交する洩れ磁束数が異なるため横流
が生じ、前述のように、損失の増加、温度上昇の増大等
の問題が生じるのである。
なお、第3図Bは、内渡り線12a、12b。
14a、14b、16a、16b、18a、18bの状
態の1例を示す図、第3図Cは日出線11a。
11b及び13a 、13b、戻り渡り線15a。
15b、17a、17b、外渡り線19 a、19 b
及び20a、2Qbの状態の1例を示す図である。
上記は外側巻線である1次巻線について説明したが、内
側巻線である2次巻線(又は内側が1次巻線、外側が2
次巻線の場合も同様)、またはりアクドルの巻線の場合
も同様である。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、4導体を重ね巻きして形成した円板
状の4つのコイルを軸方向に積み重ねて1組とするとと
もに、組をなす各コイルの4導体をそれぞれ内渡り線お
よび戻り渡り線を介し十分に転位接続して高直列容量円
板巻線を構成することにより、各導体と鎖交する漏洩磁
束数の不平衡を大幅に軽減し、もって転流による損失を
低減し得るようにした誘導電器巻線を提供するにある。
以下、第4図以降の図面を参照してこの発明の実施例を
詳細に説明する。
第4図Aは、本発明に係る巻線の第1実施例の構造図で
、この巻線は、絶縁導体からなる4本の第1、第2、第
3および第4導体A、B、A′およびB′を重ね巻きし
て形成した円板状の4つの第1、第2、第3および第4
コイル7−1.7−2,7−3および7−4を、軸方向
に積み重ねて1組の高直列容量円板巻線9とするととも
に、この高直列容量円板巻線9を鉄心脚(図示省略)に
複数個嵌装して構成されている。
なお、組をなす各コイル間には、冷却ダクト8が設けら
れているものであり、また各コイルのそれぞれの導体は
、巻回順位がコイルごとに異なるとともに、転位を十分
にするため後述する如く内渡り線および戻り渡り線を介
して接続されているものである。
すなわち、第1導体Aは、日出線31aでL端子に接続
された第1コイル7−1の最外周A、カら3つとびにA
2 t A3の順に内周に向って巻回され、A3から内
渡り線32aを介し第3コイル7−3の最内周A4に移
り、A4からA5. A6の順に3つとびに外周に向っ
て巻回されている。
L端子に口出線33aで接続された第3導体には、第1
コイル7−1の最外周から3番目のA1′から3つとび
にA2’ 、 A3’の順に内周に向って巻回され、A
3′から内渡り線34aを介し第3コイル7−3の最内
周から3番目のAIに移り、AIからA5′、A6′の
順に3つとびに外周に向って巻回されている。
L端子に日出線31bで接続された第2導体Bは、第2
コイル7−2の最外周B1から3つとびにB2 。
B3の順に内周に向って巻回され、B3から内渡り線3
2bを介し第4コイル7−4の最内周B4に移り、B4
からB、、B6の順に3つとびに外周に向って巻回され
ている。
L端子に口出線33bで接続された第4導体「は、第2
コイル7−2の最外周から3番目のB11から3つとび
に82’ 、 B3’の順に円周に向って巻回さ札B3
′から内渡り線34bを介し第4コイル1−4の最内周
から3番目のBzに移り、BzからBj、Bにの順に3
つとびに外周に向って巻回されている。
つぎに第1導体Aは、第3コイル7−3のA6から戻り
渡り線35aを介して第2コイル7−2の最外周から2
番目のA7に移り、A7から3つとびにA8.A、の順
に内周に向って巻回されている。
このためA7はB1とB11の間に、A8はB2とBj
の間に、A、はB3とB11の間に挾み込み巻回される
そして、A、から内渡り線36aを介して第4コイル1
−4の最内周から2番目のAIOに移り、Aloから3
つとびにA1、。
A12の順に外周に向って巻回されている。
この結果、A10はB4と84′の間に、A1□はB、
とB、zの間lこ、A12はB6と86′の間に挾み込
み巻回される。
第3導体Xは、第3コイル7−3のA6’から戻り渡り
線37aを介して第2コイル7−2の最外周から4番目
のA7’に移り、AIから3つとびに円周に向って巻回
されている。
この結果、AIはB、/とB2の間に、A≦はB11と
B3の間に挾み込み巻回され、A、′はB7の内周すな
わち第2コイル7−2の最内周に巻回される。
そしてA、′から内渡り線38aを介して第4コイル7
−4の最内周から4番目の煽に移り、A1o′から3つ
とびにA、1′、A12’の順に外周に向って巻回され
ている。
このためA16はB4/とB、の間、A11’°はB5
/とBaOjMJに挾み込み巻回され、A14はB11
の外側すなわち第4コイル1−4の最外周に挾み込み巻
回される。
第2導体Bは、前記第4コイル7〜4のB6から戻り渡
り線35bを介して第1コイル1−1の外周から2番目
の87に移り、B7から3つとびにB8. B、の順に
円周に向って巻回されている。
このため、B7はA1と・A/の間に、B8はA2とA
Iの間に、B、はA3とA3’の間に挾み込み巻回され
ている。
モしてB9から内・渡り線36bを介して第3コイル7
−3の内側から2番目の13toに移り、Bloから3
つとびにB11゜B12の順に外側に向って巻回されて
いる。
このためBIO’はA4とA4’の間に、B1□はA、
とAjの間に、B12はA6とA6′の間に挾み込み巻
回される。
同様fこ第4導体Bは、前記第4コイル7−4のB 6
/から、戻り渡り線37bを介して第1コイル7−1の
外側から4番目のB11に移り、B11から87 、
Bg;の順に3つとびに内側に向って巻回されている。
このため、B召まAl’とA2の間に、B、7はAIと
A3の間に挾み込み巻回さ2 B4はAIの内周した
がって第1コイル7−1の最内周に巻回される。
モしてB、からは、内渡り線38bを介して第3コイル
7−3の最内周から4番目BIgに移り、BlJから3
つとびにB1□l、f31iの順に外側に向って巻回さ
れている。
そのため、BIOはA4’とA、の間に、B1、′はA
、′とA6の間に挾み込み巻回さfL−B1;はA6′
の外周すなわち第3コイル7−3の最外周に巻回される
次に第1導体Aは、前記第4コイル7−4のA12から
、外渡り線39aを介して第6コイル7−6における外
側から第3番目のA13に、第3導体A′は、前記第4
コイル7−4のA1.′から外渡り線40aを介して第
6コイル7−6のA13′に移る。
また第2導体Bは前記第3コイル7−3の812から外
渡り線39bを介して第5コイル7−5における外側か
ら第3番目のB13に、第4導体B′は前記第3コイル
7−3のBl’から外渡り線40bを介して第5コイル
7−5のBxaに移る。
以下次段の高直列容量円板巻線9を構成する第5コイル
75から第8コイル7−8において、第1コイル7−1
から第4コイル7−4におけると同様な構造で巻回され
ている。
但し、第1導体Aと第4導体「、第2導体Bと第3導体
Xの位置がそれぞれ入れ換った形fこなっている。
したがって、内渡り線41a、41b;42a 、42
b;44a。
44b:46a 、46bはそれぞれ内渡り線34b。
34a;32b、32a;38b、38a;36b。
36aと同一の構造に、戻り渡り線43a 、 43b
;45a、45bはそれぞれ戻り渡り線37b。
37a;35b; 35aと同一の構造に、ソシテ外渡
り線47a、47b;48a 、48bはそれぞれ外渡
り線40b、40a;39b、39aと同一の構造とな
る。
以下1組となるコイル4個ごとに交互に、第1から第4
コイルにおける巻線構造及び第5から第8コイルにおけ
る巻線構造と同様の巻線構造となっている。
なお、外渡り線39&39b、40aおよび40bによ
りそれぞれ内外位置を入れ換えれば第1〜第4コイルと
第5〜第8コイルとは全く同一の構造となる。
そして第1、第3導体A、Xは最後から2番目のコイル
7−23において、また第2、第4導体B、B’は最後
のコイル7−24において、それぞれ日出線49a。
50a及び49b、50bによりN端子に接続さ3L端
子とN端子の間に並列4回路を構成している。
以上のように、第1、第2、第3および第4導体A、B
、A’、B’を重ね巻きした円板状のコイル7・・・・
・・を4個1組として、1つの高直列容量円板巻線9構
成し、高直列容量円板巻線9.・・・・・・を直列接続
すなわち各巻線9.・・・・・・内の同一の導体どうし
を接続して、4回路並列の高直列容量巻線が構成されて
いるのである。
第4図Bには内渡り線32a、32b;34a。
34b;36a 、36b;38a 、38bの状態の
1例を示し、第4図Cには日出線31 aj31b;3
3a、33b、戻り渡り線35at35by37a、3
7b及び外渡り線39 a t 39 b ;40a、
40bの状態の1例を示す。
第5図は、本発明の第2実施例の巻線の構造図を示す。
本実施例の巻線の構造は、前記第1実施例のものと同一
であるが、コイル7、・・・・・・を2つづつ半径方向
の冷却用ダクトなしに積層して半径方向の冷却用ダクト
8.・・・・・・の数を少なくし、その代りに各単位コ
イルI、・−・・・・の半径方向の中間部に軸方向の冷
却用ダクト10.・・・・・・を設けたものである。
本実施例の構成によれば、巻線全体の高さを低くするこ
とができ、機器の小型化が可能となる。
第6図は、本発明の第3実施例の巻線の構造図を示す。
本実施例は、巻線の上下両端部すなわち漏洩磁束が半径
方向外方に湾曲する部分は前記第1実施例と同一構成の
巻線Iで構成し、漏洩磁束壷が軸方向に平行な中間部は
、従来の2本重ね2回路並列巻高直列容量巻線川で構成
したものである。
巻線■の代りに、2本重ね2回路並び並列普通円板巻線
等の他の公知の巻線で構成してもよいことはもちろんで
ある。
本実施例の構成によれjf、巻線作業が簡単となり、製
作時間の短縮を図ることができる。
第7図は本発明の第4実施例の巻線の構造図を示す。
本実施例は、前記第1実施例(第4図A)と比べ、各コ
イル7、・・・・・・内において第1、第3導体A、A
′と第2、第4導体B、B’の位置を入れ換えた構成と
なっている。
そのため第1実施で酸第1、第2導体A、Bの巻き始め
がそれぞれ第1コイル7−1.第2コイル7−2の最外
周にあり、第3、第4導体A’、B’の巻き始めがそれ
ぞれ第1、第2コイル7−1.7−2の巻線の外側から
3番目の位置にあるのに対し、本実施例の構成では、第
1、第2導体A、Bの巻き始めはそれぞれ第1コイル7
−1、第2コイル7−2の外側から2番目の位置にあり
、第3、第4導体X、B′の巻き始めはそれぞれ第1、
第2コイル7−1.7−2の外側から第4番目の位置に
あるところに特徴がある。
以下本実施例の構成について具体的に説明する。
図に示すように、L端子に口出線61aで接続された第
1導体Aは、第1コイル7−1の外側から2番目の位置
A1から3つとびにA2.A3の順に内側に向って巻回
さft、 A3から内渡り線62aを介し第3コイル7
−3の内側から第2番目の八に移り、A4からA5.A
6の順に3つとびに外側に向って巻回されている。
L端子に口出線63aで接続された第3導体Xは、第1
コイル7−1の外側から4番目のAI’からA2’、A
J3の順に内側に向って巻回さ、t5A3′から内渡り
線64aを介し第3コイル7−3の内側から第4番目の
AJに移り、AzからA; 、 A≦の順に3つとびに
外側に向って巻回されている。
L端子に日出線61bで接続された第2導体Bは、第2
コイル7−2の外側から2番目のB1から3つとびに8
2.B3の順に内側に向って巻回され、B3から内渡り
線62bを介し第4コイル7−4の内側から2番目のB
4に移り、B4からB5. B6の順に3つとびに外周
に向って巻回されている。
L端子に口出線63bで接続された第4導体B′は、第
2コイル7−2の外側から第4番目のB11から3つと
びに82’、B3’の順に内周に向って巻回さ札B3か
ら内渡り線64bを介し第4コイル7−4の内側から4
番目のB11に移り、B4/からB7 、 B6’の順
に3つとびに外周に向って巻回されている。
次に、第1導体Aは、前記第3コイル7−3のA6から
戻り渡り線65aを介して第2コイル7−2の最外周の
A7に移り、A7か芹、。
A、の順に3つとびに内側に向って巻回されている。
そのため、A8はB11とB2の間に、A9はBIとB
3の間に挾み込み巻回される。
そしてA、から内渡り線66aを介して第4コイル7−
4の最内周のAloに移り、A 10から3つとびにA
11.A12の順に外側に向って巻回され、A1□はB
IとB、の間に、A1□はB/とB6の間に挾み込み巻
回される。
第3導体には、前記第3コイル7−3のA6jから戻り
渡り線67aを介して第2コイル7−2の外側から3番
目のAJから3つとびにA8’ 、 A、’の順に内側
に向って巻回されている。
このとき、A8′はB2とB11の間に、AJはB3と
B11の間に挾み込み巻回される。
モしてAg’から、内渡り線68aを介して第4コイル
7−4の内側から3番目のAlJに移り、A1o′から
3つとびにA1□′、A1≦の順に外側に向って巻回さ
れており、A1o′はB4とBIの間に、A1□′はB
5とB、zの間に、A12′はB6とB11の間に挾み
込み巻回される。
第2導体Bは、前記第4コイル74のB6から戻り渡り
線65bを介して第1コイル7−1のB7に移り、B7
から3つとびにB8゜B、の順に内側に向って巻回され
ており、B8はA1とA2の間に、B、はA7とA3の
間に挾み込み巻回される。
そしてB、からは内渡り線66bを介して第3コイル7
−3のBIOに移り、B16から3つとびにB1□、B
12の順に外側に向って巻回されており、B1□はAJ
とA5の間に、B12はA、′とA6の間に挾み込み巻
回される。
第4導体B′は、前記第4コイル7−4のB11から戻
り渡り線67bを介して第1コイル7−1の外側から3
番目のBIに移り、B4から3つとびにBj 、 Bg
’の順に内側に向って巻回されていて、B/はA1とA
1′の間に、88′はA2とA2′の間に、AzはA3
とA≦の間に巻回される。
そしてB/からは内渡り線68bを介して第3コイル7
−3の内側から3番目BIO’に移り、B、/から3つ
とびにBll $ Bl’の順に外側に向って巻回され
ており、BlJはA4とAJの間に、B、1′はA5と
A5’の間に、B17はA6とA6の間に挾み込み巻回
される。
次に第1導体Aは、前記第4コイル7−4の穎から外渡
り線69aを介して第6コイル7−6の外側から4番目
のA13に、第3導体A′は前記第4コイル7−4のA
1□′から外渡り線70aを介して第6コイル1−6の
外側から2番目のA13に接続されている。
また第2導体Bは前記第3コイル73のB1□から外渡
り線69bを介して第5コイル7−5の外側から4番目
のB13に、第4導体B′は前記第3コイル7−3のB
12′から外渡り線取を介して第5コイル7−5の外側
から2番目のBlrに接続されている。
以下次段の高直列容量巻線9を構成する第5コイル7−
5から第8コイル1−8において、第1コイル7−1か
ら第4コイル1−4におけるのと同様な構造で巻回され
ている。
但し、第1実施例の場合と同様に、第1導体Aと第4導
体Bt第2導体Bと第4導体「の位置がそれぞれ入れ換
った形になっている。
したがって、内渡り線71 a、71 b;72a、7
2b;74a、74b;76a、76bはそれぞれ内渡
り線64b、64a ;62b、62a;68b。
68a;66b、66aと、戻り渡り線73a。
73b;75a 、75bはそれぞれ戻り渡り線67b
、67a;65b、65aと、また外渡り線77a、?
7b;78a、78bはそれぞれ外渡り線70b、70
a ;69b 、69aと同一構造となっている。
以下円板状のコイル4個ごとに交互に第1から第4コイ
ルにおける巻線構造及び第5から第8コイルにおける巻
線構造と同様の巻線構造となっている。
このようにコイル4個を1組として高直列容量円板巻線
9.・・・・・・が構成され、この高直列容量円板巻線
9.・・・・・・が直列接続されて4回路並列の高直列
容量巻線が構成されていることは第1実施例の場合と同
様である。
本実施例の構成によれば、巻線最内周のターンの順位差
が平均化するので絶縁上極めて有利である。
すなわち全巻線数が同一の場合に、第1実施例の場合と
比較してみると、第1実施例の場合には最内周の巻線タ
ーンの順位がB、’ 、 A、’ 、 A4 。
B4 t A2□、B2□、 B16. A16となっ
ていてその差の最大が17であるのに対し、本実施例の
場合には、 A3 t 83 2 B10 1 A1
6 HBl 5 、 A22 、 B22’と
なっていてその差は最大7である。
したがって、各コイルの最内周の巻線間にかかる電位差
はその分だけ小さくなる。
この巻回数差は各コイルの巻回数をn(第4図、第7図
の場合はn=6)とすれば第4図の場合は3n−1、第
7図の場合はnn−1 +1であり、この比をkとすれば””n+1となる。
kの値は単位コイル当りの巻回数により若干異なるが、
2.4〜2.9となる。
このため巻線内周部に密着して設けられている冷却縦ダ
クト用の絶縁物あるいは充填絶縁用の絶縁紙等にかかる
電位傾度が小さくなるので絶縁上極めて有利となる。
第8図は本発明の第5実施例の巻線断面図である。
本実施例の巻線の構成は、前記第4実施例のものと同一
であるが、コイル7、・・・・・・を2つづつ半径方向
の冷却用ダクトなしに積層して半径方向の冷却用ダクト
8.・・・・・・の数を少なくし、その代りに各コイル
7、・・・・・・の中間部に軸方向の冷却用ダクト10
.・・・・・・を設けたものである。
本実施例の構成によれば、巻線の高さを低くすることが
でき、機器の小型化が可能となる。
第9図は本発明の第6実施例の巻線断面図である。
本実施例の巻線は、巻線の上下両端部すなわち漏洩磁束
番が半径方向外方に湾曲する部分は、第4実施例(第7
図)に示す構成の巻線Iで構成し、漏洩磁束1が軸方向
に平向な巻線中間部は従来の1本重ね2回路並列高直列
容量巻線で巻始めをそれぞれ1巻回づつ内側に入れ巻線
■で構成したものである。
巻線■の代りに2回路並び並列普通円板巻線等を用いる
ことも同様である。
なお上記実施例では鉄心脚1の上端部から下端部まで直
列の場合を示したが、第2図に示すように、第1、第2
及び第4、第5実施例の場合に/Iス図示の巻線と上下
対称な構造の巻線を、また第3、第6実施例の場合には
図示の巻線を中央部から2つに分割した構造の巻線を鉄
心脚の中央部から上側部分及び下側部分にそれぞれ巻装
して並列接続し、8回路並列巻線とすることもできる。
また第1〜第6の各実施例において、漏洩磁束憂がほぼ
軸方向に平行な中央部は、第1導体Aと第2導体B及び
第3導体A′と第4導体「の合計断面積にそれぞれ等し
い各一本の幅広導体で構成することもできる。
このようにした場合には、巻線作業が極めて簡単化され
、製作所要時間を大幅に短縮することができる。
なお以上の実施例では第1、第2、第3および第4A、
B、A’、B’の4本で円板状のコイルを形成する場合
について説明したが、本発明は、けつしてこれに限定さ
れるものではなく、6本若しくはそれ以上の偶本数づつ
の2組の巻線の場合にも同様に適用できることはいうま
でもない。
以上のように本発明は、少なくとも軸方向の両端に高直
列容量円板巻線を備えたものにおいて、前記高直列容量
円板巻線を、第1導体、第2導体、第3導体および第4
導体重ね巻きして形成した円板状の第1、第2、第3お
よび第4コイルを軸方向に積み重ねて1組とするととも
に、第1コイルの第1導体と第3コイルの第1導体、第
1コイルの第2導体と第3コイルの第2導体、第1コイ
ルの第3導体と第3コイルの第3導体、第1コイルの第
4導体と第3コイルの第4導体、第2コイルの第1導体
と第4コイルの第1導体、第2コイルの第2導体と第4
コイルの第2導体、第2コイルの第3導体と第4コイル
の第3導体、第2コイルの第4導体と第4コイルの第4
導体をそれぞれ内渡り線を介して接続し、かつ第3コイ
ルの第1導体と第2コイルの第1導体、第4コイルの第
2導体と第1コイルの第2導体、第3コイルの第3導体
と第2コイルの第3導体、第4コイルの第4導体と第1
コイルの第4導体をそれぞれ戻り渡り線を介して接続し
て構成したものであるから、各導体と鎖交する漏洩磁束
数の不平衡を殆んど無くすることができ、横流による損
失の増加を防ぐとともに巻線の小型化、機器の小型化を
可能ならしめる等のすぐれた作用効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の2本重ね2回路並列巻線におけ
る各回路巻線の配列の説明図、第3図Aは従来の2本重
ね2回路並列高直列容量巻線の構成の断面説明図、第3
図B、Cはそれぞれその内渡り線、日出線及び戻り渡り
線並びに外渡り線の説明図である。 第4図Aは本発明の巻線の第1実施例の断面説明図、第
4図Bは第1実施例の内渡り線の説明図、第4図Cは第
1実施例の目出線、戻り渡り線及び外渡り線の説明図、
第5図〜第9図は本発明の巻線の第2〜第6実施例の断
面説明図である。 7−1・・・・・・第1コイル、7−2−−−−・−第
2コイル、?−3・・・・・・第3コイル、7−4・・
・・・・第4コイル、9・・・・・・高直列容量円板巻
線、32a、32b。 34a 、34b 、36a 、36b 、38a、3
8b・・・・−・内渡り線、35a 、35b 、37
a 、37b・・・・・・戻り渡り線、A・・・・・・
第1導体、B・・・・・・第2導体、に・・・・・・第
3導体、B’−・・・・・第4導体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも軸方向の両端に高直列容量円板巻線を備
    えたものにおいて、前記高直列容量円板巻線を第1導体
    A、第2導体B、第3導体Xおよび第4導体「を重ね巻
    きして形成した円板状の第1、第2、第3および第4コ
    イル?−1、7−2、7−3,7−4を軸方向に積み重
    ねて1組とするとともに、第1コイル7−1の第1導体
    Aと第3コイル7−3の第1導体A、第1コイル7−1
    の第2導体Bと第3コイル7−3の第2導体B1第1コ
    イル7−1の第3導体A′と第3コイル7−3の第3導
    体瓦第1コイル7−1の第4導体B′と第3コイル7−
    3の第4導体医第2コイル7−2の第1導体Aと第4コ
    イル7−4の第1導体A、第2コイル7−2の第2導体
    Bと第4コイル74の第2導体B1第2コイル1−2の
    第3導体Xと第4コイル7−4の第3導体凰第2コイル
    7−2の第4導体「と第4コイル7−4の第4導体Bを
    それぞれ内渡り線32a、36b、34a。 38b 、36a 、32b 、38a 、34bを介
    して接続し、かつ第3コイル7−3の第1導体Aと第2
    コイル7−2の第1導体A、第4コイル74の第2導体
    Bと第1コイル7−1の第2導体B、第3コイル7−3
    の第3導体A′と第2コイル7−2の第3導体X1第4
    コイル7−4の第4導体B′と第1コイル7−1の第4
    導体「をそれぞれ戻り渡り線35a、35b、37a、
    37bを介して接続して構成したことを特徴とする誘導
    電器巻線。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0345859Y2 (ja) * 1985-07-12 1991-09-27

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4977128A (ja) * 1972-11-29 1974-07-25

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JPS4977128A (ja) * 1972-11-29 1974-07-25

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