JPS5826289A - 時計ケ−スと裏蓋のスナツプ締め結合構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は時計ケースと裏蓋とのスナップ結合構造に関す
るものである。

円形の係合面を有する時計ケースとノ［円形の係合突部
を有する裏蓋をスナップ締めに、Ｊ：り脱着自在に係合
する構造は従来公知である１、近時、時計特にデジタル
腕時計においては、その形状が多様化し非円形で小型と
する傾向にある。１）か、しながら０、非円形小型化の
傾向は時ｆｉ＋　／７−スの裏側の開口及び裏蓋との係
合面を自ずと減縮する結果となってしまう。この欠点を
払拭せんとして時計ケースの形状に合せて非円形の開【
−１及び係合面を形成することも試みられているが、製
造加工上コスト高となって不適である。従って、非円形
で小型の時削ケースに係合でき、しかも従来の加工技術
をそのまま利用するだけで容易に形成できる新しい係合
構造が持たれていた。

本発明の目的は係る要請を満足し得る時計ケースと裏蓋
との新規なスナップ結合構造を提供せんとするものであ
る。

本発明は、端的には、時計ケースと裏蓋の双方が、夫々
共通の中心を有する複数の円弧部とこれに連設せる複数
の非円形部とを備えてなるものであり、好ましくは、上
記円弧部は互いに対設されていると共に上記非円形部は
互いに平行な直線状とする。かくして、円弧部のみでス
ナップ結合が達成され、時計ケースと裏蓋との脱着自在
な係合が得られる。

本発明の実施例としては、多角形の平面形状を有する封
口体を時計ケースの７ランジと裏蓋の内面との間に介装
する。この場合、裏蓋は上記同様多角形のリム部を前方
に突イ出させた構成とすることが望ましい。

以下図面に示す本発明の好適な実施例について説明する
。第１図と第２図は時計ケース２の夫々正面図と背面図
であり、時計バンド装着用突起２ｂを対設したケース部
２ａを有している。

ケース部２ａはその前面に窓部２Ｃを備え、デジタル或
いはアナログ（針）式表示体が外部から見えるようにな
っている。

第２図及び第３図において、時計ケース２の裏面には略
平坦な周面２ｄと、後方に突出して一後部開口２ｆを形
成する７ランジ２ｅが設（１である。図示の通り、フラ
ンジ２ｅは、共通の中心を持ち正反対に対向させた円弧
部２ｇと、この円弧部と連設した平行な直線部２ｈとよ
り成る四辺形状の多角形、即ち端的には両截頭型円形と
しているのが特徴である。フランジ２Ｃにスナップ締め
結合面を形成する為に、各円弧部２ｇの外方周辺係合面
２１は、第３図に示１如く１０°の傾斜面を有するアン
ダーカット部を形成している。多角形のフランジとする
ことばより、従来の装置を用いて円弧部２ｇを容易且つ
低コストにて放射状に加工でき、このことは本発明の重
要な利点でもある。上記直線部２ｈについては格別の加
工を施す必要はない。円弧部２ｇ同様、直線部２ｈは注
型し放しのテーパー面（第４図）を有し、ダイカスト装
置からの離脱がし易くしである。勿論ケース部１０ａを
ダイカスト成型に依らない場合には、上記円弧部２ｇと
直線部２ｈはテーパー状とする必要はない。以下に詳述
するが、本発明においては時計ケース２と裏蓋３とのス
ナップ締め結合には上記円弧部２ｇだけが関与する。

第３図及び第４図に示す通り、時計ケースの７ランジ２
ｅの端部は封口面２にとなっていて封口体４（第９図及
び第１０図）が当接するようになっている。

第５図より第７図において、うちぬき板金より形成した
裏蓋３は、時計ケースと対向することになる内面３ｂを
有する後部３ａを有し、こ−５＝ の後部からリム３Ｃが前方に突出している。リム３Ｃは
、正反対に対向させた円弧部３ｇとそれに連設した平行
な直線部３ｈとより成る多角形状となっている。この円
弧部３ｇは型押しされて、時計ケース２のフランジ２ｅ
の外方係合面２１とスナップ締め結合される内方周辺係
合面３１を形成している。具体的には、上記係合面３１
は、第９図に示すようにアンダーカットの係合面２１に
スナップ締めされる内方突出型のボス部３ｍを有してい
る。第７図において、直線部３ｈは前方に突出している
。リム３Ｃの直線部３ｈは時計ケース７ランジ２ｅの直
線部２ｈとは遊離し、スナップ結合には関与しない（第
１０図参照）。

第５図と第９図に示すように、裏蓋３には突片が形成さ
れて裏Ｉ３の取外しを容易にしている。

第９図と第１０図において、時計ケースのフランジ２ｅ
に形成した封口面２にと裏蓋の内面３ｂとの間にはゴム
などの弾性物質より成る封６一 目体４が圧縮された状態で介装されていて湿気などの浸
入を防止している。封口体４はまず裏蓋の内面に位置さ
せ、次いで裏蓋を時計ケースのフランジ２ｅにスナップ
締めをする。これによって時計ケースと裏蓋の間に介装
した封口体が圧縮されて好適なシーリング効果を呈する
ことになる。第８図に示すように、封口体４は少くとも
その外周面は正反対に対向させた円弧部４ｇとこれに連
設せる平行な直線部４ｈとより成る多角形状とするのが
望ましい。封口体４は前記ケースの封口面２にや裏蓋の
内面３ｂに当接する平坦面を有するように形成してもよ
いが、上記ケースの封口面２にと当接する面に丸形の突
起又は三角形状の突起を形成しくシーリング効果を上げ
ることも可能である。

第１１図は、第１０図と同様であるが、例えば圧電素子
等の振動体６を保持したダイヤフラム５を装着した点で
第１０図の例とは異なっている。ダイヤフラム５は環状
の突片５ａを有し、これが封口体４と裏蓋内面との間に
介装されている。裏蓋３は少くとも１個の孔３ｎを備え
、この孔を通して時計のアラーム音が外部に流れるよう
になっている。例えば、ダイヤフラム５は振動体への電
気信号によって振動され、所定時間にアラーム音が発生
される。

第１２晩乃至第１４図は、本発明の別の実施例を示し、
符号２’、　３’、　４’は夫々時計ケース、裏蓋、及
び四辺を有する多角形状の封［１体である。前記実施例
（第１図〜第１１図）と大きく異なる点は、この実施例
においては時６１ケースのバンド取付用突起に対する多
角形状の辺の位置に相違がある点である。即ち、この実
施例では、直線部２ｈ′がバンド取付用突起２１）の突
出り拘と同じ方向に延び１いるのに対し、１１１図乃至
第１１図の例では直線部２ｈはバンド取付用突起２ｂの
突出方向に直交するような配列になっている。その他の
構成については前記実施例と実質的に同一であるので各
部材及び部位にダッシュを付して同一符号を付すに止め
、詳細な説明は省略する。

第１５図乃至第２０図は更に別の変形例を示すものであ
り、時計ケース１２と裏蓋１３が夫々８個の辺を備えた
スナップ締め結、合部を有している。図示の如く、時計
ケース１２は、共通な中心点を有する４個の円弧部１２
（ｌと、これに連設せる４個の直線部１２ｈとより成る
多角形の平面形状としたフランジ１２ｅを後方に突出さ
せている。外方係合面１２ｉは円弧部１２（Ｊの外面に
アンダーカットを施すか或いは他の機械加工により傾斜
（例えば１５°〉させて形成しく第１６図）、他方直線
部１２ｈは注型し放しの外面を有してい゛る（第１７図
）。

裏１１３は時計ケースの７ランジ１２ｅ同様に円弧部１
３ｇと直線部１３ｈを有しているが、フランジ１２ｅの
ものよりも僅かに大径で幅広としている。この円弧部１
３ｇは時計ケースの円弧部１２ｇの外面に嵌まりスナッ
プ結合がなされるのであるが、円弧部１３１１１は内方
に突出したボス部（第１９図）を備えた内方係合面１３
ｉを有しており、ケース１２の係合面のアンダーカット
９一 部にスナップ結合されるようになっている。第２０図の
通り、直線部１３ｈはその内面が重直に起立しているが
、その外面は約５°傾斜させたテーパー状となっている
。符号１３ｐはスタンピングにより各円弧部１３ｇに形
成した突片であって、裏蓋の取外しを容易にするための
ものである。

第２１図は第１５図乃至第２０図の構成に用いる封口体
１４である。図示の通り、円弧部１４０と直線部１４ｈ
とより成る８辺を有（る多角形となっている。封口体１
４は前記実施例同様ケースと裏蓋がスナップ締め結合さ
れたときに７ランジ１２ｅの封口面１２にとケースの内
面１３ｂとの間にて圧着されている。

以上本発明の具体的な実施例について説明したが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではなく、例えば前
記多角形を実施例のように偶数個の角又は辺に限る必要
はな（、三角形や五角形などの奇数個の角又は辺を有す
る多角形としてもよいこと勿論であるし、前記直線部に
１０− 代えてこれを曲線状とすることも可能である。

但しこの場合、かかる曲線部は円弧部が形成する正円形
の範囲をはみ出さな℃）ように形成することが望ましい
。また、時計ケースと裏蓋は金属、プラスチック或いは
他の所望の材料より形成できること勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第１１図は本発明の実施例を示し、第１図と
第２図は時計ケースの夫々正面図と背面図、第３図は時
計ケースに設けた円弧部の一部断面図、第４図は同じく
時計ケースに設けた直線部の一部断面図、第５図は裏蓋
の正面図、第６図は裏鎧に設ＧＪ　／こ円弧部の一部断
面図、第７図は裏蓋の直線部を示す断面図、第８図は封
口体の平面図、第９図はスナップ締め結合後の時計ケー
スと裏蓋の円弧部を示す一部断面図、第１０図は第９図
と同様であるが直線部の状態を示す一部断面図、第１１
図は第１０図と同様であるが、封口体を介装させた構成
を示す図である。第１２図乃至第１４図は別の実施例を
示し、第１２図は時計ケースの背面図、第１３図は裏蓋
の正面図、第１４図は封口体の平面図である。第１５図
乃至第２１図は更に他の実施例を示すものであり、第１
５図は時計ケースの背面図、第１６図は時計ケースの円
弧部を示ツ一部断面図、第１７図は時計ケースの直線部
を示す一部断面図、第１８図は裏蓋の正面図、第１９図
は裏蓋の円弧部を示す一部断面図、第２０図は裏蓋の直
線部を示す一部断面図、第２１図は封口体の平面図であ
る。 ２．１２・・・時計ケース、２　Ｑ　、　１２ｇ−１に
’ｌ　Ｂ’ｌケースに設けた円弧部、２ｈ　、　１２ｈ
・・・時計／／−スＬ　設置Ｊ　／、：　１ｆｉｉ　ｍ
　部、：３　、　１３　・ｍＷ、３ｏ　、　Ｉ：１ｇ・
・・裏蓋に設けた円弧部、３ｈ、１３ｈ・・・裏蓋に設
けた直線部、４，１４・・・封口体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、時計ケースの裏側に、共通な中心点を有する複数の
   円弧部と、該円弧部に連設せる複数−の非円形部とより
   成る多角形状の係合部を形成し、上記時計ケースにｌＢ
   ２着自在に係合する裏蓋に、共通な中心点を有する複数
   の円弧部と、該円弧部に連設せる複数の非円形部とより
   成る多角形状の係合部を形成し、該時計ケースと該裏蓋
   の上記円弧部でスナップ締め結合するようにした時計ケ
   ースと裏蓋のスナップ締め結合構造。 ２、該時計ケースと該裏蓋の該非円形部は互いに平行な
   直線状である特許請求の範囲第１項記載の結合構造。 ３、該円形部は互いに正対し、該非円形部は互いに正対
   している特許請求の範囲第１項記載の結合構造。 ４、該時計ケースの該多角珍状の係合部は後方に突出さ
   せた７ランジに形成し、該実益の該多角形状の係合部は
   前方に突出させたリム部に形成してなる特許請求の範囲
   第１項記載の結合構造。 ５、該時計、ケースと該裏蓋との間に封口体を介装させ
   てなる特許請求の範囲第１項記載の結合構造。