JPS5826022B2 - 電子写真用感光材料 - Google Patents

電子写真用感光材料

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JPS5826022B2
JPS5826022B2 JP15291876A JP15291876A JPS5826022B2 JP S5826022 B2 JPS5826022 B2 JP S5826022B2 JP 15291876 A JP15291876 A JP 15291876A JP 15291876 A JP15291876 A JP 15291876A JP S5826022 B2 JPS5826022 B2 JP S5826022B2
Authority
JP
Japan
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insulating layer
diisocyanate
photosensitive material
moisture
layer
Prior art date
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Expired
Application number
JP15291876A
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English (en)
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JPS5377632A (en
Inventor
能久 石川
茂 定松
龍淳 夫
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真用感光材料に関し、更に詳しく言えば
導電性支持体、光導電層、透明絶縁層の三層を基本構成
体とする電子写真用感光材料において、前記透明絶縁層
が、湿気硬化型ポリウレタン樹脂で形成されることを特
徴とする電子写真用感光材料に関する。
従来、光導電層上に絶縁層を設けた電子写真用感光材料
は良く知られている所であるが、該感光体に於いて絶縁
層が単なる保護膜では無く、静電像形成要素の一部とな
っている場合、その性質は画像に大きな影響を与えるこ
とが知られている。
冊ち絶縁層として電荷保持能力が優れていること、機械
的強度や耐摩耗性に優れていること、光導電層と絶縁層
との界面における接着性に優れていること等の条件を満
足することが必要である。
本発明は米国特許第3,041,167号明細書、特公
昭42−23910号、特公昭43 2627号、特公昭43−24748号公報等に於いて
開示されているような、表面に絶縁層を有する感光体を
用いる電子写真方式において、該感光体の結縁層として
極めて良好なものを提供することを目的とする。
前述した如き電子写真方式は表面の絶縁層に電荷を帯電
させ該絶縁層に静電潜像を形成させるものであり、帯電
状態及び静電潜像の良否は絶縁層の材料に依存する事が
多い。
従来電子写真感光材料の帯電能、機械的強度、耐摩耗性
、接着性、透明性、等の条件を満足すべく、これまで数
多くの材料の検討がなされてきたが、本発明者等は、特
に湿気硬化型ポリウレタン樹脂が極めて優れた絶縁層を
形成する事を見出して本発明を完成するに至ったのであ
る。
すなわち本発明は、導電性支持体、光導電層、透明絶縁
層の三層を基本構成体とする電子写真用感光材料におい
て、前記透明絶縁層が湿気硬化型ポリウレタン樹脂によ
り形成されることを特徴とする感光材料を供給するもの
であり、この電子写真用感光材料は前記米国特許第3,
041,167号明細書等に記載の電子写真方式に有利
に適用することができる。
上記の三層を基本構成体とする電子写真用感光材料の光
導電層としては、光導電体単独で層が形成される場合と
光導電体粒子とバインダー樹脂との混合系によって層が
形成される場合とがある。
前者には例えばSe 、 Se −Te 、 Se −
TeTl、Se As、Se As T1等の合
金と、それ自身がフィルム形成性を有する有機半導体等
があり、後者には、例えばZnO,CdS、CdSeな
どの粒子を光導電材料として使用し、この材料を工ポキ
シ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化型樹脂、
又は塩化ビニル、酢酸ビニルの共重合体、酢酸セルロー
ス、ポリビニルブチラール等の熱可塑性樹脂中に分散し
て光導電層とするものである。
絶縁層としてはコロナ放電により高電圧電界中におかれ
たり、又機械的摩擦をうけるなど、電気的、機械的に特
殊な条件にさらされるので、それらに対し、て強い耐久
力をもった絶縁樹脂層を形成しなければならない。
光導電材料としては、無定形セレン及びセレン系合金等
を用いる場合、これらの物質は、熱的に不安定で、加熱
により容易に結晶化を起こし、光導電材料としての機能
が失なわれてしまう。
又、有機溶剤に対しても不安定であり、容易に結晶化が
進行してしまう。
これらの事実を考慮に入れて、多くの材料を検討した結
果、本発明者等は、湿気硬化型ポリウレタン樹脂が極め
て優れた性質を有することを見出した。
又、光導電層上に適当な接着層を設けることにより光導
電層と絶縁層との間の接着性を更に改善することが可能
である。
使用した塗料は一般に公知のもので、 三井東圧化学社製ニオレスターM75−50E。
MB2−5OA、M2O 50CX、M86−50CX。
M87−60CX、M21 40X、M54−8OA。
NM89−50 G、 NM99 −60T、XQ2715゜ 口触アロー化学社製ニアクロン133.アタロン171
゜ 大日本インキ社製;バーノックDM−651,バーノッ
クDM−653゜ 大日本塗料社製;ポリタン 等の商品名で市販されているものがある。
これらの樹脂を光導電層上に10〜40μの厚さに塗布
し、更に必要な場合には光導電層と絶縁層との間に1〜
10μの接着層を設けて感光体を作成し、該感光体にコ
ロナ帯電装置を用い、−8KVの印加電圧により負極性
の電荷を帯電せしめ、その後白色光で全面露光を行ない
、次に+8KVの印加電圧により正極性の二次帯電を行
ない、画像露光の後、現像するプロセスにより、感光体
の電気的、機械的耐久力を試験した。
この結果、湿気硬化型ポリウレタン樹脂が極めて優れた
絶縁層形成材料である事が判明した。
なかでも湿気硬化型ポリウレタンはクリーニングブラシ
、クリーニングブラシド、紙などとの大きな摩擦にもか
かわらず、50万コピーの終了後もなおその表面は光沢
を有し、更にその後もコピーが可能であること実証した
本発明において使用する湿気硬化型ポリウレタン樹脂と
は一液型の硬化型ポリウレタン樹脂で空気中の湿気を吸
収して三次元的に架橋反応が進行して硬化する型の樹脂
塗料である。
そのためポリオールとポリイソシアネートを塗布直前に
混合して使用する、いわゆる二液型ポリウレタンに比べ
操作性や塗料の保存性においてすぐれている。
このような湿気硬化型ポリウレタン樹脂塗料は多価アル
コールに過剰のジイソシアネートを反応させて末端に遊
離インシアネート基を残した樹脂で、湿気によりイソシ
アネート基が反応し硬化する型の塗料である。
又非黄変性のジイソシアネートを用いる場合は反応促進
剤としてジブチルチンジラウレートなどの触媒を用いる
こともある。
こ\で使用される多価アルコールとしてはエチレングリ
コール、フロピレンゲリコール、■、3フチレンクリコ
ール、■、6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ネオヘンチルクリコール
、トリエチレングリコール、トリエチレングリコール、
水素化ビスフェノールA1 ビスフェノールジヒドロキ
シプロピルエーテル、グリセリン、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、トリスヒドロキシメチル
アミノメタン、ペンタエリトリット、ジペンタエリトリ
ットが挙げられ、 又ジイソシアネートとしては2,4− トリレンジイソ
シアネート、2,6−)リレンジイソシアネート 4
、4/−ジフェニルメタンジイソシアネート、パラキシ
リレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソ
シアネート、4゜4′−メチレンビス(シクロヘキシル
イソシアネート)、メチルシクロヘキサン−2,4−ジ
イソシアネート、メチルシクロヘキサン−2,6−ジイ
ソシアネート、1.3−(イソシアナートメチル)シク
ロヘキサン、インホロンジイソシアネート、トリメチル
へキサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシ
アネートなどが挙げられる。
以下の実施例によって本発明を更に具体的に説明する。
実施例 1 アルミニウム製円筒上にSe −As(100:0.5
)合金を約60μの厚さに真空蒸着し、この上にオレス
ターXQ2715(三井東圧化学社製:50部、シンナ
ー50部を混合した塗料を、スプレー塗布装置を用い約
20μの厚さに塗布した後、約50℃で30分乾燥し、
更に数日間室温で放置する。
このようにして得られた感光材料を使用し、コロナ帯電
装置を一8KVに印加し、上記感光材料を一次帯電した
後、螢光灯により全面露光し、更に+8KVの電圧を印
加し、二次帯電を行なった後、画像露光を行ない、感光
材料表面上に静電潜像を形成する。
このようにして得られた静電潜像はマイナスに帯電した
トナーにより現像され、現像された像は紙の背面から、
コロナ帯電器を+6KVに印加することにより、紙面上
に転写される。
得られた画像はかぶりのない極めて良好な画像であった
上記プロセスの50万回繰り返しテストが行なわれたが
、この間感光材料の静電コントラストの変化、ピンホー
ルの発生、機械的摩耗は殆んどなく実用的見地から全く
問題のない、良好な画像が得られた。
実施例 2 アルミニウム製円筒上に5e−Te(100: 5)合
金を約60μの厚さに真空蒸着し、この上にオレスター
NM−60T(三井東圧化学社製)50部、シンナー5
0部からなる塗料をスプレー塗布装置を用いて約20μ
の厚さに塗布し、絶縁層を形成した。
このようにして得られた感光材料を使用して、実施例1
と同様な方法により50万回繰り返しテストを行ったが
、まったく変化のない良好な画像のコピーが得られた。
実施例 3 実施例1においてポリタンクリヤー(犬日本塗料、商品
名)を用い同様の操作を行って感光材料を作製し、50
万回繰り返しテストを行なったが、実用的に全く問題の
ない良好な画像のコピーが得られた。
実施例 4 実施例1においてバーノックDM651(犬日本インキ
社製)又はアロタン133(口触アロー化学社製)を用
い同様の操作を行って感光材料を作製し、50万回繰り
返しテストを行なったが、実用的に全く問題のない良好
な画像のコピーが得られた。
実施例 5 実施例1と同様に下記に示す種々の樹脂材料で表面絶縁
層を形成して作った感光材料のテスト結果は次の通りで
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 導電性支持体、光導電層、透明絶縁層の三層を基本
    構成体とする電子写真用感光材料において、前記透明絶
    縁層が湿気硬化型ポリウレタン樹脂で形成されることを
    特徴とする電子写真用感光材料。
JP15291876A 1976-12-21 1976-12-21 電子写真用感光材料 Expired JPS5826022B2 (ja)

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JPS5377632A JPS5377632A (en) 1978-07-10
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