JPS582596Y2 - スクリ−ン印刷機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスクリーン印刷機、さらに限定するならスクリ
ーン版を往復運動せしめるスクリーン印刷機の改良に関
するものである。

スクリーン版を往復運動せしめる方式のスクリーン印刷
原理は、第１図を参照に説明すると、機枠１より突出し
た上下動アーム８に回転自在ローラ９，９，９・・・を
配してなる支承台２上に、例えば円筒状被印刷物（図示
せず）を載せる。

そしてガイドレール６．６に案内され往復運動するスラ
イド片５に版支承ア、−ム４，４を設けて、この版支承
アーム４，４に図示しないスクリーン版を装着する。

そしてスクリーン版上にインキを入カフた後スキージ３
を駆動ワイヤー１０等によりスクリーン版上より被印刷
物に押圧してスライド片５を移動せしめる。

するとスクリーン版と被印刷物は接動して、インクはス
クリーン版に穿った印刷ノくターンから被印刷物側に移
って印刷が行なわれるものである。

従来、この種のスクリーン印刷機は、リンク機構によっ
てスクリーン版を往復運動せしめている。

しかし、機枠内に収納したリンク機構によって往復運動
を得るには、そのストロークには限度があり、ストロー
クの大きな印刷機を得るには大型化が必要となるが、こ
の種印刷機の大型化は設置面積を大きくとる欠点の他、
被印刷物な支承台上に載せたり取り出したりする作業高
さが高くなり、印刷作業を困難にする欠点を有している
。

本考案は、上記欠点にかんがみなされたもので、コンパ
クトな機構で長いストロークのスクリーン版往復運動が
得られるスクリーン印刷機を製造したものである。

以下、本考案を添付図面に示す一実施例にもとすいて説
明する。

図中、１が機枠、２が支承台、３がスキージ、４がスラ
イド片５に配された版支承アーム、６がスライド片５の
ガイドレール、１０がスキージ１，４の駆動ワイヤーで
、上記支承台２とスキージ３は上下動、スライド片５は
左右往復運動するようになっており、各々がタイミング
を合せ前記のごとく印刷が行なわれるようになっている
。

なお、これらの運動機構は従来公知なもので、図では省
略しである。

Ｔがスライド片５を駆動するベルトループで、このベル
トループ７は第２図に示す機構によって回動される。

第２図において、１１が駆動軸でこの駆動軸１１はクラ
ンク１２が固着され、このクランク１２は長孔１３が穿
た力１、この長孔１３に取付位置調整可能なリンク１４
が連結される。

リンク１４の先端は案内杆１６，１６に摺動自在に取付
けられ、下面にラック１７を有するスライド片１５に枢
着され、駆動軸１１０回転はラック１７の往復運動に変
えられるようになっている。

１８は、上記ラック１Ｔに噛合するピニオンで、このピ
ニオン１８により、ラック１７の往復運動は再び回転運
動に変えられる。

そしてこのピニオン１８Ｖｃは同軸に大径プーリ１９が
設げられ、このプーリ１９でベルトループ１が回動され
る。

なお、ブー１月９とベルトループ７はスリップを防ぐべ
く図示のごとく凹凸状のものを使用することが望ましい
。

本考案は上記のごとき構造よりなるため、機枠１内にコ
ンパクトに収納することができ、機枠１の高さが低くて
も機枠１の巾と略同−のストロークでスライド片５を往
復運動せしめることができる。

また本案は、ベルトドライブとなしたことから伝動効率
のよい静寂な運動が得られ、スムーズなスクリーン版の
往復運動により印刷の鮮明度向上にも役するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案スクリーン印刷機の外観図、第２図は要部
外観図である。 １・・・・・・機枠、２・・・・・・支承台、３・・・
・・・スキージ、４・・・・・・版子承アーム、５・・
・・・・スライド片、６・・・・・・カイトレール、７
・・・・・・ベルトループ、８・・・・・・７−ム、９
・・・・・・ローラ、１０・・・・・・駆動ワイヤー１
１・・・・・・駆動軸、１２・・・・・・クランク、１
３・・・・・・長孔、１４・・・・・・リンク、１５・
・・・・・スライド片、１６・・・・・・案内杆、１７
・・・・・・ラック、１８・・・・・・ピニオン、１９
・・・・・・大径プーリ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 駆動軸１１の回転を、クランク１２及びリンク１４を介
   してラック１７の往復運動に変え、このラック１７に噛
   合するピニオン１８で再び回転運動に変えて該ピニオン
   １８と同軸の大径プーリ１９でスクリーン版を往復運動
   させるベルトループ７を回動させるように構成したスク
   リーン印刷機。