JPS5825722Y2 - 極低温ケ−ブルの端末部 - Google Patents

極低温ケ−ブルの端末部

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Publication number
JPS5825722Y2
JPS5825722Y2 JP1977080574U JP8057477U JPS5825722Y2 JP S5825722 Y2 JPS5825722 Y2 JP S5825722Y2 JP 1977080574 U JP1977080574 U JP 1977080574U JP 8057477 U JP8057477 U JP 8057477U JP S5825722 Y2 JPS5825722 Y2 JP S5825722Y2
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JP
Japan
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cryogenic
metal tube
region
conductor
stress cone
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977080574U
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English (en)
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JPS548698U (ja
Inventor
正巳 稲見
珠三 霜村
Original Assignee
三菱電線工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、常温領域と極低温領域の双方に跨って位置す
る極低温抵抗ケーブル、超電導ケーブル超電導マグネッ
ト等(本明細書ではこれらを極低温ケーブルという)の
端末部に関するものである。
極低温ケーブル等の端末部では極低温から常温への温度
差が大きく技術的問題が多く存在する。
例えば常温側から導体を通じて極低温側へ熱が侵入する
と共に、導体の電気抵抗によるジュール熱が通電により
発生し多量の熱が極低温側に入り、冷媒の消費を大きく
する。
或いは電界を緩和するために導体に周設したゴム又はプ
ラスチック製のストレスコーンの常温側領域は導体が冷
却されることにより冷やされ、それに伴ないストレスコ
ーンが収縮し、その応力により亀裂が生じ本来の機能を
果せなくなる虞れがある。
この二つの問題のうち、いずれかを解決する技術は既に
知られているが、同時に双方を満足させるものは未だ存
在しない。
本考案の目的は、常温領域においても導体を冷却し導体
の温度上昇を防止するとともに、ストレスコーンを断熱
層を介して導体に周設し少なくとも常温領域におけるス
トレスコーンの損傷を防止するようにした極低温ケーブ
ルの端末部を提供することにある。
この目的を遠戚するための本考案の要旨は、常温領域と
極低温領域との間に位置する端末部において、極低温領
域側のみに開口する金属管を極低温領域から常温領域に
渉って延長し、この内部に導体を挿通するとともに極低
温領域側から冷却液又はガスを充填し、前記金属管の周
囲に真空又は断熱材による断熱層を設け、更にこの断熱
層にストレスコーンを周設し、このストレスコーンの中
央部周囲に鍔状に設けたフランジにより常温領域と極低
温領域とを気密に区分するようにしたことを特徴とする
ものである。
本考案を図示の実施例に基づき詳細に説明する。
第1図において、1は常温領域、2は極低温領域であり
、極低温領域2内から常温領域に金属管3が延長されて
おり、その内部には冷媒との接触表面積を犬とするため
に編組状に形成された導体4が挿通され、金属管3上端
に嵌合されたリード端5と電気的に接続されている。
また、リード端5には冷媒供給口(又は排出口)6が設
けられていて、金属管3内部には導体4とともに極低温
領域2側から冷却液7又はガスが充填されている。
金属管3の外部にはさらに大径の外側金属管8が同心的
に配置され、金属管3と外側金属管8との間の空間部は
上下で閉塞され、弁10から内部空気を排出して真空か
らなる断熱層9となっている。
そして外側金属管8の周囲にストレスコーン11が設け
られ、ストレスコーン11の中央部に設けられた鍔状の
フランジ12により常温領域1と極低温領域2とが気密
に区分されている。
なお、13は必要に応じて設けられる保護用碍管であり
、14はシールドリングである。
本考案の実施例は上述の構成を有するので、常温領域1
においても導体4は冷媒により冷却され、導体4の発熱
を除去でき電流密度を高めることができる。
また少なくとも常温領域のストレスコーン11は断熱層
9を介して金属管3に周設されていて、金属管3内部の
冷却されている導体4からは殆ど冷却されることがない
ので収縮などによる亀裂が発生し難い。
極低温領域2側のストレスコーン11は冷却液7やガス
に直接晒され、収縮は免れ難いところであるが、例えば
外側金属管8との間で滑動が生ずるような構造とするこ
とにより亀裂の発生は防止し得る。
実施例においては、表面積を犬とするために導体4を編
組状としたが、通常の丸棒状の芯線であっても勿論支障
はない。
たたし丸棒状であってもひだを設けるなどして冷却効率
を高める工夫をすることは十分考えられる。
また、断熱層9についても単に真空としたが、輻射によ
る伝熱をも避けるために、金属管3と外側金属管8との
空間部にパウダー状の断熱材を充填してさらに質空引き
をすることも有効である。
さらには外側金属管8を使用せずに、金属管3の周囲に
固形断熱材或いは積層断熱材(スーパーインシュレーシ
ョン)ヲ周設し、その周囲にストレスコーン11を設け
る構成としてもよい。
第2図は第1図に示す実施例の変形例を示すものであり
、先の実施例ではリード端に冷媒供給口6が設けられて
いるために、リード端が過冷却されて露結し易く電気的
に悪影響を及ぼす虞れが考えられるので、第2図の変形
例においては冷媒供給口(排出口)6が、リード端から
離れた位置に設けられ、かつ断熱層9の空気排出管15
と同心的に設けられている。
以上説明したように、本考案に係る極低温ケーブルの端
末部によれば、常温領域における導体の冷却とストレス
コーンの常温化という二律背反の問題を、常温領域にお
いても導体を冷却するとともに、その周囲に設けた断熱
層を介してストレスコーンを設けることにより解決し、
電気的、物理的に安定な端末部が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る極低温ケーブルの端末部の実施例を
示すものであり、第1図はその縦断面図、第2図はその
変形例である。 符号1は常温領域、2は極低温領域、3は金属管、4は
導体、5はリード端、6は冷媒供給口(排出口)、7は
冷却液、8は外側金属管、9は断熱層、11はストレス
コーン 12はフランジである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 常温領域と極低温領域との間に位置する端末部において
    、極低温領域側のみに開口する金属管を極低温領域から
    常温領域に渉って延長し、この内部に導体を挿通すると
    ともに極低温領域側から冷却液又はガスを充填し、前記
    金属管の周囲に真空又は断熱材による断熱層を設け、更
    にこの断熱層にストレスコーンを周設し、このストレス
    コーンの中央部周囲に鍔状に設けたフランジにより常温
    領域と極低温領域とを気密に区分するようにしたことを
    特徴とする極低温ケーブルの端末部。
JP1977080574U 1977-06-21 1977-06-21 極低温ケ−ブルの端末部 Expired JPS5825722Y2 (ja)

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JPS548698U JPS548698U (ja) 1979-01-20
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