JPS5827607B2 - ガス入りブッシング - Google Patents
ガス入りブッシングInfo
- Publication number
- JPS5827607B2 JPS5827607B2 JP51065965A JP6596576A JPS5827607B2 JP S5827607 B2 JPS5827607 B2 JP S5827607B2 JP 51065965 A JP51065965 A JP 51065965A JP 6596576 A JP6596576 A JP 6596576A JP S5827607 B2 JPS5827607 B2 JP S5827607B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- center conductor
- tube
- insulating tube
- insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Insulators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、超高圧回路などに使用されるに好適なガス人
りブッシングに関する。
りブッシングに関する。
従来、電力機器用のブッシングとしては主として油入リ
コンデンサブツシングが使用されてきたが、近年急速に
発展しつつあるSF6ガス絶縁変電所の機器に対しては
、機器本体と同一の絶縁媒体であるSF6ガスを封入し
たガス人りブッシングが使用されることが多い。
コンデンサブツシングが使用されてきたが、近年急速に
発展しつつあるSF6ガス絶縁変電所の機器に対しては
、機器本体と同一の絶縁媒体であるSF6ガスを封入し
たガス人りブッシングが使用されることが多い。
ところで、近年の電力需要′、まめざましく電力系統の
送電容量は増加の一途をたどり、送電線に流れる定格電
流は4000A、8000Aというものが実現し、さら
には12000Aというものが計画されている。
送電容量は増加の一途をたどり、送電線に流れる定格電
流は4000A、8000Aというものが実現し、さら
には12000Aというものが計画されている。
このような高電流の系統に入るガス人りブッシングとし
ては、ブッシング内部の発熱による温度上昇を規格値以
内に抑えるため、何らかの方法で効率よく内部発生熱量
を外部に逃がしてやる必要がある。
ては、ブッシング内部の発熱による温度上昇を規格値以
内に抑えるため、何らかの方法で効率よく内部発生熱量
を外部に逃がしてやる必要がある。
このような要請に基づいて設計された従来のガス人すブ
ツシングを第1図に示す。
ツシングを第1図に示す。
図において、中空の碍管1の内部中心部には、電流通路
となる中空の中心導体2が配設されるとともに、碍管1
の内部にはSF6ガスなどの絶縁性圧縮ガスが封入され
ている。
となる中空の中心導体2が配設されるとともに、碍管1
の内部にはSF6ガスなどの絶縁性圧縮ガスが封入され
ている。
前記碍管1の下部はつなぎタンク3および絶縁スペーサ
4を介して機器本体5に接続され、また碍管1のL部外
周には電界緩和用の上部シールド6が配設されるととも
に下部外周には下部シールド7が配設され、かつ下部内
周には内部シールド8が配設されている。
4を介して機器本体5に接続され、また碍管1のL部外
周には電界緩和用の上部シールド6が配設されるととも
に下部外周には下部シールド7が配設され、かつ下部内
周には内部シールド8が配設されている。
また、碍管1の頭部には前記中心導体2に電気的に接続
された接続端子9が配設されている。
された接続端子9が配設されている。
このような構成の各接続部はそれぞれ気密にされ、外部
の大気と内部の圧縮ガスとが完全に隔離されている。
の大気と内部の圧縮ガスとが完全に隔離されている。
ガス人りブッシングは、このように極めて単純な形成を
なしているが、中心導体2に電流が流れると、ジュール
熱のため碍管1の内部の温度が上昇する。
なしているが、中心導体2に電流が流れると、ジュール
熱のため碍管1の内部の温度が上昇する。
この温度上昇は、ジュール熱が電流の2乗に比例して発
生するため、大電流になるほど大きなものとなる2、一
方、碍管1の内部で温度−上昇した圧縮ガス(S F
5ガス)は定常状態で温度勾配を作りながら、ある温度
分布に落ちつく。
生するため、大電流になるほど大きなものとなる2、一
方、碍管1の内部で温度−上昇した圧縮ガス(S F
5ガス)は定常状態で温度勾配を作りながら、ある温度
分布に落ちつく。
すなわち、碍管1の内部では、下部から上部へ向かうほ
ど高い温度のSF6ガスが分布し、その上下の温度差は
、中心導体2に400 OA以−Lの電流を流すと10
数寒にもなるのが普通でちる。
ど高い温度のSF6ガスが分布し、その上下の温度差は
、中心導体2に400 OA以−Lの電流を流すと10
数寒にもなるのが普通でちる。
このような温度分布をするガス人りブッシング内の圧縮
ガスを循還させ、碍管1の表面からの熱放散を大きくす
るため、すなわち碍管1の内壁への熱伝達を増すために
、第1図の従来のものは、中空の中心導体2の上下部に
数個の小孔10を穿設して中心導体2の内部と外部にガ
ス循還路を形成させ、第1図中矢印で示される圧縮ガス
の流れを期待している。
ガスを循還させ、碍管1の表面からの熱放散を大きくす
るため、すなわち碍管1の内壁への熱伝達を増すために
、第1図の従来のものは、中空の中心導体2の上下部に
数個の小孔10を穿設して中心導体2の内部と外部にガ
ス循還路を形成させ、第1図中矢印で示される圧縮ガス
の流れを期待している。
しかし、この方法では、電流通電面積の関係から中心導
体2に大きな孔を開けられず、また中心導体2が熱伝導
率のよい金属で製作されているため中心導体2の内外部
にあまり温度差が生じないことなどからガスの大きな流
れは期待できない。
体2に大きな孔を開けられず、また中心導体2が熱伝導
率のよい金属で製作されているため中心導体2の内外部
にあまり温度差が生じないことなどからガスの大きな流
れは期待できない。
このため、大電流用のガス人りブッシングでは、碍管1
の頭部に放熱タンク11を設け、ここから熱を放散させ
ているが、必ずしも放熱は十分ではなく、ガス人りブッ
シングの高さが高くなるという欠点を有している。
の頭部に放熱タンク11を設け、ここから熱を放散させ
ているが、必ずしも放熱は十分ではなく、ガス人りブッ
シングの高さが高くなるという欠点を有している。
本発明の目的は、i1■記従来の欠点を改善し、碍管内
の圧縮ガスの循還が効率よく行ないうるガス人りブッシ
ングを提供するにある。
の圧縮ガスの循還が効率よく行ないうるガス人りブッシ
ングを提供するにある。
本発明は、中心導体の周囲に中心導体と同軸に絶縁筒を
配設し、この絶縁筒と中心導体との間にガス通路を形成
して前記目的を達成しようとするもC・である。
配設し、この絶縁筒と中心導体との間にガス通路を形成
して前記目的を達成しようとするもC・である。
以下、本発明の一実施例を第2図および第3図に基づい
て説明する。
て説明する。
図において、符号1ないし9は前記従来例と同様である
から説明を省略する。
から説明を省略する。
符号13は絶縁筒で、この絶縁筒13は中心導体2の外
周に中心導体2と同軸に配設されるとともに、該中心導
体2に複数個の絶縁材からなる支持部材14を介して固
定されている。
周に中心導体2と同軸に配設されるとともに、該中心導
体2に複数個の絶縁材からなる支持部材14を介して固
定されている。
こイ1.により、中心導体2と絶縁筒13との間および
絶縁筒13と碍管1との間にガス通路15が形詐されて
いる。
絶縁筒13と碍管1との間にガス通路15が形詐されて
いる。
なお、支持部材14は、絶縁筒13の上部と下部との2
箇所において、第3に示されるように、120度等配の
3箇所で固定されているが、絶縁筒13の長さ、大きさ
、重量などを考慮して適宜増減してもよく、また絶縁筒
13と碍管1との間に設けてもよい。
箇所において、第3に示されるように、120度等配の
3箇所で固定されているが、絶縁筒13の長さ、大きさ
、重量などを考慮して適宜増減してもよく、また絶縁筒
13と碍管1との間に設けてもよい。
このように構成されたガス人すブツシングに電流を通電
すると、中心導体2部で発生するジュール熱により圧縮
ガスは温度上昇され、碍管1の上部から下部に向って温
度匂配を作るのは従来と同様である。
すると、中心導体2部で発生するジュール熱により圧縮
ガスは温度上昇され、碍管1の上部から下部に向って温
度匂配を作るのは従来と同様である。
しかし、絶縁筒18は、熱伝導率の悪い絶縁内で製作さ
れているため、半径方向にも温度匂配が生じ、絶縁筒1
3の内側と外側とに温度差ができる。
れているため、半径方向にも温度匂配が生じ、絶縁筒1
3の内側と外側とに温度差ができる。
また絶縁筒13の内側にも外側にも広いガス通路15が
形成されているから、碍管1内において、第2図中矢印
で示されるようなガスの大きな自然対流が生じ、有効に
碍管1の壁に熱を伝達することが可能となる。
形成されているから、碍管1内において、第2図中矢印
で示されるようなガスの大きな自然対流が生じ、有効に
碍管1の壁に熱を伝達することが可能となる。
すなわち、中心導体2により暖められたガスは、中心導
体2と絶縁筒13との間のガス通路を通って上昇し、碍
管1の壁に放熱して温度の下ったガスは、碍管1と絶縁
筒13との間のガス通路15を通って一ド降することと
なる。
体2と絶縁筒13との間のガス通路を通って上昇し、碍
管1の壁に放熱して温度の下ったガスは、碍管1と絶縁
筒13との間のガス通路15を通って一ド降することと
なる。
上述のように、本発明は、中心導体と同心状に絶縁筒を
設けたから、碍管内でのガスの循還が円滑に行なわれ、
従って放熱タンクなどを設けなくともよく、かつその形
状も単純であるから製作コストを安く、大電流にも適用
できるガス人りブッシングを提供できるという効果を有
する。
設けたから、碍管内でのガスの循還が円滑に行なわれ、
従って放熱タンクなどを設けなくともよく、かつその形
状も単純であるから製作コストを安く、大電流にも適用
できるガス人りブッシングを提供できるという効果を有
する。
第1図は従来の大電流用ガス人りブッシングを示す縦断
面図、第2図は本発明に係るガス人りブッシングの一実
施例を示す縦断面図、第3図は第2図のI−1線に沿う
断面図である。 なお各図において同一符号は同一もしくは相当部分を示
し、1は碍管、2は中心導体、13は絶縁筒、14は支
持部材、15はガス通路である。
面図、第2図は本発明に係るガス人りブッシングの一実
施例を示す縦断面図、第3図は第2図のI−1線に沿う
断面図である。 なお各図において同一符号は同一もしくは相当部分を示
し、1は碍管、2は中心導体、13は絶縁筒、14は支
持部材、15はガス通路である。
Claims (1)
- 1 碍管内部の中心部に電流通路となる中心導体を配設
するとともに、この碍管内に絶縁性ガスを側大して構成
されるガス人りブッシングにおいて、前記中心導体の周
囲にこの中心導体と同軸の絶縁筒を配設するとともに、
この絶縁筒を中心導体および、または碍管に支持部材を
介(−7で連結し、中心導体と絶縁筒との間および碍管
と絶縁筒との間にガス通路を形成したことを特徴とする
ガス人りブッシング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51065965A JPS5827607B2 (ja) | 1976-06-04 | 1976-06-04 | ガス入りブッシング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51065965A JPS5827607B2 (ja) | 1976-06-04 | 1976-06-04 | ガス入りブッシング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52149396A JPS52149396A (en) | 1977-12-12 |
JPS5827607B2 true JPS5827607B2 (ja) | 1983-06-10 |
Family
ID=13302203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51065965A Expired JPS5827607B2 (ja) | 1976-06-04 | 1976-06-04 | ガス入りブッシング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5827607B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57132328U (ja) * | 1981-02-12 | 1982-08-18 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4975100U (ja) * | 1972-10-20 | 1974-06-28 |
-
1976
- 1976-06-04 JP JP51065965A patent/JPS5827607B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52149396A (en) | 1977-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2020098750A1 (zh) | 高压隔离变压器 | |
US4378461A (en) | Gas insulated bus with cooling means | |
JPS6248444B2 (ja) | ||
US4754249A (en) | Current lead structure for superconducting electrical apparatus | |
WO2007078226A1 (en) | Cooling of high voltage devices | |
US4132853A (en) | Electrical bushing | |
JPS5827607B2 (ja) | ガス入りブッシング | |
US4424402A (en) | Gas-insulated bushing | |
US3686598A (en) | Current transformer | |
US4179582A (en) | High voltage high current cable terminal with dual grading capacitor stack | |
JPH0550913U (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
KR20170049891A (ko) | 초전도 케이블 단말장치 | |
JPS6244514Y2 (ja) | ||
JPH07169351A (ja) | ガス絶縁ブッシング | |
US4052685A (en) | Current transformer | |
KR820001329B1 (ko) | 전기 절연 부싱 | |
JP3422831B2 (ja) | ガス絶縁ブッシング | |
JPH0519937Y2 (ja) | ||
JPS6111952Y2 (ja) | ||
WO2007078238A1 (en) | Cooling of high voltage devices | |
JPH045244B2 (ja) | ||
EP0671051B1 (en) | Division of current between different strands of a superconducting winding | |
JPH09308031A (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JPS626816Y2 (ja) | ||
JPS6222412A (ja) | 変流器 |