JPS5825099B2 - フエノ−ルジユシハツポウタイノ セイゾウホウホウ - Google Patents

フエノ−ルジユシハツポウタイノ セイゾウホウホウ

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Publication number
JPS5825099B2
JPS5825099B2 JP4283875A JP4283875A JPS5825099B2 JP S5825099 B2 JPS5825099 B2 JP S5825099B2 JP 4283875 A JP4283875 A JP 4283875A JP 4283875 A JP4283875 A JP 4283875A JP S5825099 B2 JPS5825099 B2 JP S5825099B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
foam
resin
curing agent
resol
Prior art date
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Expired
Application number
JP4283875A
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English (en)
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JPS51117761A (en
Inventor
宇田川慶一
乾恵太
高島俊輔
鈴木節夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はA−ステージレゾール型フェノール樹脂を用い
て常温硬化発泡体を得るに際して、酸硬化剤として各種
フェノールスルホン酸類とポリアミド類との反応生成物
を用いる常温硬化フェノール樹脂発泡体の製造方法に係
るものである。
従来よりフェノール樹脂発泡体は耐燃性、耐熱性、断熱
性、耐候性、耐寒性等に優れた性能を有し広く用いられ
ており、特に近年その耐燃性が着目されヨーロッパ等に
おいて著るしい消費量の伸びが報告されている。
然しなから大半の発泡体は謂ゆる工場生産のものであり
、現場で発泡硬化せしめる謂ゆるウレタン発泡体におい
て見られるような現場発泡タイプの発泡体は種々の問題
点を有しているため文献には紹介されているものの実用
化されていない。
この実用化されていない理由として、(1)フェノール
スルホン酸類を単独で酸硬化剤として使用した場合硬化
するに足る量の酸を用いると反応が急激すぎ、量を減少
することにより反応性を調整せんとした場合未硬化状態
となってしまうというように非常にコントロールしにく
い。
(2)残留する遊離の強酸の腐蝕性が大きく金属面等を
有する空間への注入が不可能である。
(3)フェノールスルホン酸類は一般に室温状態で結晶
であり加熱して使用しなげればならず、また樹脂との混
合比率も小さい上に粘度も異なるため機械的混合が非常
にやり難い。
(4)硬化物中にフリーのホルマリンが存在するため臭
気が犬である。
等である。本発明者らは、A−ステージレゾールを用い
た現場発泡においてこれらの問題点を一挙に解決すへ<
検討を重ねた結果、ポリアミド類とフェノールスルホン
酸類の反応組成物が画期的な硬化剤となり得るといった
興味深い事実を見い出すに致った。
即ち両者を混合して得られる組成物を酸硬化剤として用
いた場合以下のような従来にない効果を見い出すに至っ
た。
(1)フェノールスルホン酸類単独使用の場合より硬化
反応が緩和され、強い発熱に帰因する発泡体内部の乱れ
が全くなくなると同時に多少の硬化剤使用量のバラツキ
は問題にならな(なる。
(2)アミド、アミン系物質と同等の物質の添加効果と
考えられるが防蝕性が生じ単独使用の場合に見られる金
属腐蝕の問題が解消される。
(3)混合組成物は粘稠な物質となり、室温もしくは低
温下でも結晶化しないため、混合に際して硬化剤の加熱
を必要としない。
更に酸硬化剤としての混合比率を高めることが可能とな
り、その粘度も樹脂粘度に近いものとなるため、発泡硬
化前の機械的混合が非常に容易になる。
(4)反応組成物はアミンまたはアミド結合に帰因する
と推察されるが、ホルムアルデヒド補促能を有しホルム
アルデヒド臭減少のための効果が認められる。
(5)発泡硬化体は淡黄赤色であり従来品に比して変色
の程度が少ない。
かくの如(、本発明には上記硬化剤組成物を用いること
により従来のフェノール樹脂現場発泡に際しての種々の
問題点を一挙に解決した画期的な発泡体の製造方法であ
る。
以下に本発明の詳細につき述べる。
本発明において使用されるA−ステージレゾール型フェ
ノール樹脂は常法によりフェノール類とアルデヒド類と
をアルカリ性で反応して得られたもの、またはその通常
の変性物であればすべて使用可能であり、この点に関し
てはすべて公知の技術を使用することが出来る。
然しなから発泡に供する樹脂液に要求される要件として
は、け)硬化性を向上させるためホルムアルデヒド/フ
ェノールのモル比は比較的高いものであること。
(2)アルカリ触媒によるレゾールを乳酸、ホウ酸等の
弱酸で中和した中性レゾールであること。
(3)親水性レゾールであること。
(4)含水量は可及的に少ないものであって且つ低粘度
レゾールであること、等が挙げられる。
更にレゾール樹脂製造終了後に気泡調整剤として各種の
界面活性剤例えばシリコンオイル、酸化エチレンのアル
キルフェノール附加物、ツイーン型表面活性剤(ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレエート等)などを樹脂
中に添加せしめておくのが以後の発泡操作において好ま
しい。
次に本発明の重要な点であるフェノールスルホン酸類と
ポリアミド類との反応生成物について説明する。
まず、フェノールスルホン酸類としては、フェノールス
ルホン酸、クレゾールスルホン酸、ナフトールスルホン
酸、レゾルシンスルホン酸、ビスフェノールAスルホン
酸等のようにフェノール性水酸基とスルホン酸基の両者
を有する芳香族化合物であればすべて使用可能である。
本発明に用いるポリアミド類は、数〜数十個のアミド結
合によって連結された線状ポリマーであり、通常は2塩
基性酸とジアミンとの縮合反応によって得られる粘稠液
状乃至固形のレジンである。
中でも本発明の目的のためには液状のオリゴ−マータイ
プのもの、特にリルイン酸2量体のような高度不飽和酸
を2量化したものを主成分とする所謂ダイマー酸系の酸
とエチレンジアミン、またはジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラアミンなどのようなポリアルキレンポ
リアミンのような脂肪族系ジアミンとの縮合によって得
られる平均分子量数百乃至数千程度のや匁粘稠液状レジ
ンが好ましい。
一般にポリアミド系樹脂はフェノール類またはフェノー
ル系樹脂との相溶性がすぐれていると共沈、ホルムアル
デヒドやメチロールフェノールと反応して一体化しやす
いのが大きな利点である。
本発明に於ける上記フェノールスルホン酸類トポリアミ
ド類との反応は、加熱攪拌下除々に進行しその間漸次粘
度が上昇して行くが、主反応はスルホン酸基のアンモニ
ウム塩化、スルホンアミド化、フェノール基のエステル
化及びアミド交換等であり、フリーのスルホン酸が可及
的に残存しなくなるまで反応させるのが好ましい。
本発明の酸硬化剤として用いる上記反応生成物はや瓦粘
稠な液状レジンであり、A状態のレゾールに対する相溶
性が良好で、室温で急速に硬化させる作用を有している
また、両者の配合割合については使用する化合物の種類
、粘度、酸硬化剤の活性、発泡倍率等の要件により適宜
変化せしめぬことが可能である。
この場合スルホン酸基/(アミド基+アミン基)のモル
比が0.5〜2.0であることが好ましい。
発泡硬化方法に関しては従来の方法と全く同様であり、
界面活性剤を含有した樹脂液中にフレオン11(トリク
ロロフルオロメタン)を分散溶解せしめ、この系に前述
の方法で調整された酸硬化剤を高速混合機を用いて混合
する。
混合後室温で所望の空間内にこれを注入することにより
硬化発泡体が得られる。
かくして得られる発泡体は淡黄赤色の緻密な気質構造を
有する発泡体であり、腐蝕性の少ないホルムアルデヒド
臭の無い優れたフェノール系樹脂発泡体であった。
以下に実施例を示す。
実施例 1 上記配合割合で常法に従い反応を行ない、反応終了後乳
酸を用いて苛性ソーダを中和し、系をpH6〜pH7に
調整する。
次に水含有量が15%(重量%)になる迄脱水を行ない
、脱水終了後界面活性剤として樹脂100重量部に対し
て2.0重量部のポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテルを添加し発泡体用A−ステージレゾール型フェノ
ール樹脂を得た。
どれを樹脂Aとする。
上記配合割合の混合物を50℃に加熱攪拌しながら3時
間反応させる。
かくして粘稠な液状レジンが得られた。
粘稠な液状レジンが得られた後2重量部の水を混合し粘
度調整を行った。
得られた酸硬化剤をH−1とする。
−次に、樹脂A100重量部に対して15重量部のフレ
オン11を添加混合する。
混合の後H−1を25重量部を高速混合し容器中に注入
し発泡硬化せしめた。
得られた発泡体は若干赤味を帯びた比重0.05の緻密
な気泡構造を有する発泡体であり、これを微粉化したも
の1 gr を1001nlの水に分散せしめた時のp
Hは3.8であり、硬化剤としてパラフェノールスルホ
ン酸単独使用の場合のpH2,5に比較し弱酸性であっ
た。
※ポリアミド(I)はダイマー酸1モルとジエチレント
リアミン1.2モルとを加熱縮合させたもので、アミン
当量約400の粘稠液状レジンである。
実施例 2 上記の混合物を60℃で5時間反応後硼酸でpH7,0
〜8.0となるまで中和し、ついで含水量が20%とな
るまで真空脱水を行う。
次にポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを2重
量%添加し、発泡体用A−ステージレゾール(樹脂Bを
得た。
次にアジピン酸1モルとトリエチレンテトラアミン1.
1モルとを加熱縮合させてアミン当量約300の粘稠液
状レジン(ポリアミド(■))を得る。
次に上記配合物を実施例1と同様な方法で反応させ粘稠
液体を得た。
その後1.00重量部の水を添加し硬化剤H−2とした
次に上記配合物を実施例1と全く同様な方法で発泡硬化
せしめたところ、比重0.04の優れた発泡体を得た。
因みにその1グ微粉の水分散液のpHは3.5であり、
鉄、銅等の金属に対する腐蝕性は認められなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 A−ステージレゾール型フェノール樹脂、発泡剤、
    酸硬化剤を用いてレゾール型フェノール樹脂常温硬化発
    泡体を得る製造法において、酸硬化剤として各種フェノ
    ールスルホン酸類とポリアミド類との反応により得られ
    た反応生成物を用いることを特徴とするフェノール樹脂
    発泡体の製造方法。
JP4283875A 1975-04-10 1975-04-10 フエノ−ルジユシハツポウタイノ セイゾウホウホウ Expired JPS5825099B2 (ja)

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JPS51117761A JPS51117761A (en) 1976-10-16
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