JPS5824399Y2 - 電子レンジ - Google Patents
電子レンジInfo
- Publication number
- JPS5824399Y2 JPS5824399Y2 JP1980016296U JP1629680U JPS5824399Y2 JP S5824399 Y2 JPS5824399 Y2 JP S5824399Y2 JP 1980016296 U JP1980016296 U JP 1980016296U JP 1629680 U JP1629680 U JP 1629680U JP S5824399 Y2 JPS5824399 Y2 JP S5824399Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base plate
- casing
- microwave oven
- heating
- supply means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は密閉された加熱筐体中に高周波エネルギーを供
給し、その内部に形成される高周波電磁界を利用して収
容物の加熱を行なう電子レンジに関するものである。
給し、その内部に形成される高周波電磁界を利用して収
容物の加熱を行なう電子レンジに関するものである。
この様な電子レンジの加熱筐体内部では発生可能な単−
或いは多数の伝播モードに対応して、該筐体の大小にか
かわらずに高周波電磁界が形成される。
或いは多数の伝播モードに対応して、該筐体の大小にか
かわらずに高周波電磁界が形成される。
このため形成される高周波電磁界は一般的には均一とは
ならず、その結果筐体内部には加熱温度の高い所と低い
所が出来、通常の料理物の様に熱伝導性の低いものの加
熱の際にはその料理物に加熱ムラが生じてしまう。
ならず、その結果筐体内部には加熱温度の高い所と低い
所が出来、通常の料理物の様に熱伝導性の低いものの加
熱の際にはその料理物に加熱ムラが生じてしまう。
これらの対応策として従来より回転翼或いは回転台を使
用し、より均一に被加熱物を加熱することが行なわれて
いる。
用し、より均一に被加熱物を加熱することが行なわれて
いる。
本考案もまた筐体内の被加熱物を均一に加熱することを
目的とするもので、筐体内では上下に大きく加熱能力の
差異のあることに着目し、被加熱物載置台板を加熱中、
上下に移動させる事により加熱ムラのない電子レンジを
提供しようとするものである。
目的とするもので、筐体内では上下に大きく加熱能力の
差異のあることに着目し、被加熱物載置台板を加熱中、
上下に移動させる事により加熱ムラのない電子レンジを
提供しようとするものである。
以下図面を参照して本考案を詳細に説明する。
図面において、１はドア２により密閉可能な金属製の加
熱筐体で、その上方からマグネトロン３により照射され
導波管４を通過して来た高周波エネルギーが供給される
様になっている。
熱筐体で、その上方からマグネトロン３により照射され
導波管４を通過して来た高周波エネルギーが供給される
様になっている。
５は前記マグネトロン３を冷却するためにその下方に設
けられたブロアである。
けられたブロアである。
前記加熱筐体１内の下方には被加熱物載置台板６が上下
動可能に配置され、更にこの載置台板６の下部四隅には
互いに同様な四個の偏心カム７（図面にはその内の２個
が示されている。
動可能に配置され、更にこの載置台板６の下部四隅には
互いに同様な四個の偏心カム７（図面にはその内の２個
が示されている。
）が夫々設けられている。これらの偏心カム７はタイミ
ングベルト８により同期回転する歯付プーリ９ ａ 、
９ ｂを夫々対応する片側に有した回転軸１０ ａ 、
１０ ｂに夫々固定されており、この歯付ブー’Ｊ９ａ
、９ｂへは前記ブロア５の駆動モータ（図示せず）から
減速器（図示せず）により適宜減速された回転がベルト
１１により伝達される。
ングベルト８により同期回転する歯付プーリ９ ａ 、
９ ｂを夫々対応する片側に有した回転軸１０ ａ 、
１０ ｂに夫々固定されており、この歯付ブー’Ｊ９ａ
、９ｂへは前記ブロア５の駆動モータ（図示せず）から
減速器（図示せず）により適宜減速された回転がベルト
１１により伝達される。
尚、この減速器と前記モータとの間には電磁クラッチ（
図示せず）が設けられており、電子レンジの動作状態に
応じて前記モータがら減速器への回転を伝達したり、遮
断したりし、前記偏心カムを回転、或いは停止させる様
に作用する。
図示せず）が設けられており、電子レンジの動作状態に
応じて前記モータがら減速器への回転を伝達したり、遮
断したりし、前記偏心カムを回転、或いは停止させる様
に作用する。
これらの偏心カム７はその路上半分を加熱筐体の下面よ
り上方へ突出する様に配置されたもので、この突出部分
はカムの回転により前記載置合板６を上下に移動させる
。
り上方へ突出する様に配置されたもので、この突出部分
はカムの回転により前記載置合板６を上下に移動させる
。
またこれらの偏心カム７の下方には前記軸１０ ａ 、
１０ ｂの軸受ハウジング１２が夫々対応する位置に設
けられ、これらはこの部分より加熱筐体１外へ高周波エ
ネルギーが漏洩するのを防止する機能を有しており、従
って軸受部の間隙は使用高周波の波長に見合った大きさ
に設計されている。
１０ ｂの軸受ハウジング１２が夫々対応する位置に設
けられ、これらはこの部分より加熱筐体１外へ高周波エ
ネルギーが漏洩するのを防止する機能を有しており、従
って軸受部の間隙は使用高周波の波長に見合った大きさ
に設計されている。
更にこれらの偏心カム７の上方には前記軸受ハウジング
内へ料理液等の漏れがない様に、且つ偏心カム７の運動
を妨げない様に、偏心カムの当接音〜こ耐摩耗性材１３
が配された可撓性のキャップ１４がかぶせられている。
内へ料理液等の漏れがない様に、且つ偏心カム７の運動
を妨げない様に、偏心カムの当接音〜こ耐摩耗性材１３
が配された可撓性のキャップ１４がかぶせられている。
前記載置合板６はこれらのキャップの上に載せられてお
り、直接前記偏心カムの動きに追従するものである。
り、直接前記偏心カムの動きに追従するものである。
尚、載置台板６の上下動の距離は理論的な観点よりも使
用高周波の４分の１波長の整数倍である事が望ましく、
また前記キャップはシリコンゴム等の様な高周波により
加熱されない弾性材料で形成されたものが優れている。
用高周波の４分の１波長の整数倍である事が望ましく、
また前記キャップはシリコンゴム等の様な高周波により
加熱されない弾性材料で形成されたものが優れている。
更に前述した電磁クラッチは加熱調理中には偏心カム７
に回転力を与える様になっているが、マグネトロンの予
備加熱状態及び電子レンジの連続使用中にドアを開放し
た状態にある時等マグネトロン冷却用のブロア５が動作
していても載置台板の上下動が不要な場合には、これを
駆動する偏心カムへの回転力伝達を遮断する様に付勢さ
れる。
に回転力を与える様になっているが、マグネトロンの予
備加熱状態及び電子レンジの連続使用中にドアを開放し
た状態にある時等マグネトロン冷却用のブロア５が動作
していても載置台板の上下動が不要な場合には、これを
駆動する偏心カムへの回転力伝達を遮断する様に付勢さ
れる。
この様にして構成された電子レンジは、マグネトロンに
不可欠のブロアの駆動力を利用して四個の偏心カムを同
期的に回転させ、この回転に伴ない被加熱物を上下に移
動させる事により、加熱筐体内の不均一電磁界による加
熱ムラを防止出来るものであり、単一軸により載置台板
を上下させる事により同様な事を行なおうとするものに
比べても、四個の偏心カムを使用した事はより円滑に載
置台板の上下動を行なわせ得るばかりでなく、載置台板
のすわりを良好にする。
不可欠のブロアの駆動力を利用して四個の偏心カムを同
期的に回転させ、この回転に伴ない被加熱物を上下に移
動させる事により、加熱筐体内の不均一電磁界による加
熱ムラを防止出来るものであり、単一軸により載置台板
を上下させる事により同様な事を行なおうとするものに
比べても、四個の偏心カムを使用した事はより円滑に載
置台板の上下動を行なわせ得るばかりでなく、載置台板
のすわりを良好にする。
また、各偏心カムに加熱筐体内の清浄が容易な様に及び
偏心カムと載置台板との間の摩耗を防止するためのキャ
ップをかぶせた事や、偏心カムの駆動源をブロアのモー
タとした事等は徒らに構成要素を増加する事なく所望の
使用し易い電子レンジを提供するための工夫である。
偏心カムと載置台板との間の摩耗を防止するためのキャ
ップをかぶせた事や、偏心カムの駆動源をブロアのモー
タとした事等は徒らに構成要素を増加する事なく所望の
使用し易い電子レンジを提供するための工夫である。
以上詳述した様に本考案は被加熱物載置台板の下部四隅
にカムを配し、これらのカムをマグネトロンの動作中、
同期的に回転さ、せ載置台板を上下動させる事により被
加熱物を均一加熱する様にしたもので従来みられる回転
板及び回転翼の使用によるものに劣らず効果的なもので
あり、また、夫々のカムを耐摩耗性材および可撓性のキ
ャップで覆ったため偏心カムの軸受ハウジング内へ料理
液等が漏れることがなく底壁面の清掃が極めて容易であ
り、その産業上奏する効果の極めて大なるものである。
にカムを配し、これらのカムをマグネトロンの動作中、
同期的に回転さ、せ載置台板を上下動させる事により被
加熱物を均一加熱する様にしたもので従来みられる回転
板及び回転翼の使用によるものに劣らず効果的なもので
あり、また、夫々のカムを耐摩耗性材および可撓性のキ
ャップで覆ったため偏心カムの軸受ハウジング内へ料理
液等が漏れることがなく底壁面の清掃が極めて容易であ
り、その産業上奏する効果の極めて大なるものである。
図面は本考案の一実施例を示す電子レンジの簡略縦断面
図である。 図中、１は加熱筐体、３はマグネトロン、５はブロア、
６は被加熱物載置台板、７は偏心カム、８はタイミング
ベル）、９ａ、９ｂは歯付プーリ、１１はベルトである
。
図である。 図中、１は加熱筐体、３はマグネトロン、５はブロア、
６は被加熱物載置台板、７は偏心カム、８はタイミング
ベル）、９ａ、９ｂは歯付プーリ、１１はベルトである
。
Claims (1)
- 密閉可能な筐体と、この筐体内に高周波エネルギーを供
給するための高周波供給手段と、前記筐体内に上下動可
能に配置された被加熱物載置台板と、この被加熱物載置
台板の下方でその台板と平行な一対の回転軸に支、持さ
れ、合板下面の四隅に対応して配置され回転により前記
台板を上下動させるための夫々一対のカム部材と、前記
高周波供給手段の動作中、それらの回転軸を同期的に駆
動させるための手段と、前記夫々のカム部材およびその
カム部材の軸受部を覆うための上下方向に可撓性を有す
るキャップとよりなり、前記高周波供給手段の動作中、
前記キャップを介してカム部材上に載置された載置台板
を上下動させるように構成したことを特徴とする電子レ
ンジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980016296U JPS5824399Y2 (ja) | 1980-02-12 | 1980-02-12 | 電子レンジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980016296U JPS5824399Y2 (ja) | 1980-02-12 | 1980-02-12 | 電子レンジ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55106995U JPS55106995U (ja) | 1980-07-26 |
| JPS5824399Y2 true JPS5824399Y2 (ja) | 1983-05-25 |
Family
ID=28839559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980016296U Expired JPS5824399Y2 (ja) | 1980-02-12 | 1980-02-12 | 電子レンジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5824399Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4110065Y1 (ja) * | 1964-10-29 | 1966-05-13 |
-
1980
- 1980-02-12 JP JP1980016296U patent/JPS5824399Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4110065Y1 (ja) * | 1964-10-29 | 1966-05-13 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55106995U (ja) | 1980-07-26 |
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