JPS5824221B2 - 学習方式適応制御装置 - Google Patents

学習方式適応制御装置

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JPS5824221B2
JPS5824221B2 JP51146692A JP14669276A JPS5824221B2 JP S5824221 B2 JPS5824221 B2 JP S5824221B2 JP 51146692 A JP51146692 A JP 51146692A JP 14669276 A JP14669276 A JP 14669276A JP S5824221 B2 JPS5824221 B2 JP S5824221B2
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山田忠正
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Niigata Engineering Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は同種の被加工物を連続加工する工作機械の適応
制御装置の改良に関する。
従来の数値制御装置は予め製作されたプログラムの指令
により被加工物の切削加工を行うものであるが、加工中
にプログラムの内容を変更することができないから、例
えば加工中に発生する工具折損事故に速かに対処したり
、或いは連続して加工ステージョンに送り出されてくる
被加工物ごとに最適な加工能率で且つ最適な加工精度に
より加工を実行することができない欠点がある。
このような数値制御装置の欠点を解消するために種々の
適応制御装置が開発されている。
例えばACO(Adaptive Conrol
Optmization)と呼ばれる装置では、1個の
被加工物のモデル加工時に要した加工時間(金属除去速
度)と消耗した工具のコスト(工具磨耗速度)とを測定
してこれらを変数とする評価関数を決め、連続加工時に
は上記評価関数にもとづいて切削条件を変更し、これに
より加工コストを最小にしようとするものである。
然しこの装置では加工途上で工具磨耗速度を検出する必
要があるが、マシニングセンターのように多種類の工具
が多数使用されているものでは単一の測定システムで各
工具に対し工具磨耗速度を測定することは不可能であり
、したがってこの装置は単一工具を使用する旋盤のよう
なもの以外には適用できない。
また他の適応制御装置としてACC (Adaptivo Control Con5tra
in)と呼ばれるものもある。
この装置は主軸電動機の負荷電流または消費電力から検
出された工具の許容負荷トルクを使用工具に設定し、加
工中にこの許容負荷トルクに追従させるべく送り速度を
増減して金属除去速度の向上と工具の保護とを実現でき
るようにしたものである。
然しこの装置では、現場の作業者が各工具に対する許容
負荷トルクの知識を必要とし、マシニングセンターのよ
うに多種類の工具を多数使用する機械では各工具ごとに
最適な許容負荷トルクを設定スることは煩わしく、且つ
非能率である。
更ニ各種の被加工物に対して工具の許容負荷トルクのみ
を拘束条件にして切削状態を制御することは被加工物の
剛性や加工精度が無視されているため実用的でない場合
が多い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは現場作業者の経験的知識により容易に最適
な切削状態を与える拘束条件を設定できるようにした学
習方式適応部脚装置を提供することである。
また本発明の他の目的は、上記拘束条件を設定して記憶
装置に記憶させる際、最小の記憶データを記憶させるよ
うにし、これにより容量の小さい記憶装置を使用できる
ようにした学習方式適応制御装置を提供することである
以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明す
る。
先ず、第1図により上記実施例の全体構成を説明する。
図中1は適応制御装置で、この適応制御装置1は指令テ
ープ3を内蔵する数値制御装置(NC装置とも呼ぶ)2
の指令により後述するモデル加工や連続加工時に制御さ
れて種々の演算を実行し、工作機械に所定の加工を実行
させる。
適応制御装置1の構成を次に説明すると、適応制御装置
1は図にみられるように演算部5、制御部6、カウンタ
7、パルス発生器8、記憶部9、フィルタ12、AD変
換器13、インターフェイス10,14およびモード選
択スイッチ等の各種スイッチから成っている。
上記パルス発生器8は後述する制御部6によりそのパル
ス発生周期が制御され、この制御内容に基づいて発生し
たパルス信号をデータバス11、制御部6、を介してカ
ウンタ7に供給する。
カウンタ7はパルス発生器8から供給されたパルス信号
を計数するものであり、この計数により得られた値(こ
の値がこの適応制御装置1におけるサンプリング時刻と
なる)を制御部6を介して演算部5に供給する。
記憶部9は上記適応制御装置10制御プログラム格納部
9aおよびモデル加工時に得られるサンプリング時刻、
負荷値、送り速度オーバライド量等を記憶するデータ格
納部9bとから成っている。
なお、上記格納部9aは不揮発性メモリ素子から成り、
また格納部9bは電気的に書き換え可能なメモリ素子か
ら成っている。
演算部5は加減算回路、比較回路、各種レジスタ、アキ
ュムレータ1〜アキユムレーク5等から構成されている
そして、モード選択スイッチによりモデル加工モードが
選択された時において、この演算部5はカウンター7に
より得られる現在のサンプリング時刻に夫々検出された
被加工物の負荷値の差を算出し、その差の絶対値が記憶
偏差範囲設定スイッチにより設定される設定値内にある
かどうか演算し、そして、この演算結果が設定値内にな
ければ、現在のサンプリング時刻、負荷値および送り速
度オーバライド量設定スイッチ、主軸回転数オーバライ
ド量設定スイッチで設定されているこの時の送り速度オ
ーバライド量、主軸回転数オーバライド量を記憶部9の
データ格納部9bに記憶させる。
またさらにこのモデル加工モードにおいて、この演算部
5は現在のサンプリング時刻において、送り速度オーバ
ライド量設定スイッチ、主軸回転数オーバライド量設定
スイッチで設定されている送り速度オーバライド量、主
軸回転数オーバライド量とデータ格納部9bに記憶され
ている前回の送り速度オーバライド量、主軸回転数オー
バライド量とを比較し、これらのいずれかが一致してい
ない時に、現在のサンプリング時刻において得られた送
り速度オーバライド量、主軸回転数オーバライド量をこ
の時のサンプリング時刻、負荷値と共にデータ格納部9
bに記憶させると共に、現在のサンプリング時刻で得ら
れた送り速度オーバライド量(あるいは主軸回転数オー
バライド量)を制御部6に供給する。
なお、このようなモデル加工時においてデータ格納部9
bがオーバフローした時には上述したサンプリング動作
が停止するようになっている。
また、モード選択スイッチにより適応制御モードが選択
された時において、この演算部5はカウンタ7から供給
されているサンプリング時刻が変わる毎にカウンタ7の
内容(即ち、現在のサンプリング時刻)と、このときの
データ格納部9bの当該記憶エリア番号レジスタから読
み出されたサンプリング時刻とを比較し、両者が不一致
の時に、データ格納部9bの当該記憶エリア番号レジス
タに記憶されている負荷量、送り速度オーバライド量、
主軸回転数オーバライド量を読み出する共に、この読み
出した負荷量(モデル加工時の負荷量)と現在のサンプ
リング時刻において得られた負荷量とを比較し、両者の
負荷量の差が記憶偏差範囲設定スイッチにより設定され
ている範囲内にあれば当該記憶エリア番号レジスタから
読み出した送り速度オーバライド量、主軸回転数オーバ
ライド量を制御部6に供給し、さらにこの時に異常時間
カウンタ(図示路)のデータを零にする。
またこの時において、読み出した負荷量と現在のサンプ
リング時刻において得られた負荷量とを比較し、この結
果得られた両負荷量の差が記憶偏差範囲設定スイッチに
より設定された範囲外であれば、次に、この両負荷量の
差が負荷変動量許容範囲設定スイッチにより設定される
設定値内であるか否かを判別し、設定値内であれば、前
記当該記憶エリア番号レジスタから読み出した前記送り
速度オーバライド量、主軸回転数オーバライド量を所定
の演算式で補正して制御部6に供給すると共に、異常時
間カウンタのデータに「1」を加算し、また前記両負荷
の差が負荷変動量許容範囲設定スイッチにより設定され
ている範囲内にない時には、異常警報信号を発生して制
御部6に供給する。
制御部6は制御プログラム格納部9aに格納されている
制御プログラムに基づいて、回路各部が出力するデータ
および信号のコントロールを行うものである。
すなわち、モード選択スイッチによりモデル加工モード
が設定された時において、この制御部6は数値制御装置
2からパルス発生器起動指令を供給された時に、同数値
制御装置2の出力している送り速度データ、主軸回転数
データ(これらのデータは指令テープ3により入力され
たものである)を取り込み、これらのデータの示す値に
応じた時間設定データを発生してパルス発生器8に供給
して同パルス発生器8から基準周期ノハルス信号を出力
させ、また、この状態において、送り速度オーバライド
量設定スイッチ、主軸回転数オーバライド量設定スイッ
チが操作されるとこれを検出してこれらのオーバライド
量設定スイッチにより得られた送り速度オーバライド量
、主軸回転数オーバライド量を演算部5に供給すると共
に、インターフェイス14を介して数値制御装置2に供
給し、またこの時において、記憶偏差範囲設定スイッチ
、異常時間設定スイッチが操作されると、これを検出し
てこれらの設定スイッチにより得られた記憶偏差設定デ
ータ、異常時間設定データを演算部5に供給する。
またさらにモデル加工モードにおいて、この制御部6は
パルス発生器8がパルス信号を出力した時にこのパルス
信号をカウンタ7に供給して計数を行なわせ、これによ
り得られたタイミング時刻を演算部5に供給し、また、
この演算部5から負荷値(現在の負荷値)読み出し信号
を供給された時にこの信号をA/D変換器13に供給し
て同A/D変換器13に信号変換動作を行なわせ、この
結果得られた負荷値(負荷データ)を演算部5に供給し
、また演算部5からデータ書き込み信号と共にその書き
込み番地を示すアドレスデータおよびその書き込みデー
タ(この書き込みデータとは、サンプリング時刻、負荷
量、送り速度オーバライド量、主軸回転数オーバライド
量等である)を供給された時に、アドレスデータの示す
データ格納部9bの特定のレジスタに書き込みデータを
記憶させ、また、同演算部5から送り速度オーバライド
量、主軸回転数オーバライド量を供給された時に、この
供給された送り速度オーバライド量、主軸回転数オーバ
ライド量をインターフェイス14を介して数値制御装置
2に供給すると共にこれらのオーバライド量に応じてパ
ルス発生器8に供給している時間設定データを変更し、
同パルス発生器8から出力されるパルス信号の周期を変
更させる。
またモデル加工モードにおいて、この制御部6は演算部
5からデータ記憶容量オーバ指令を供給された時に、こ
れをインターフェイス14を介して外部の装置に供給し
、また、インターフェイス10を介して数値制御装置2
からパルス発生器起動指令、適応制御開始(停止)指令
、全工程終了信号を供給された時にこれらの指令および
信号を演算部5に供給する。
また、モード選択スイッチにより適応制御モードが設定
された時において、この制御部6は数値制御装置2から
パルス発生器起動指令を供給された時に、同数値制御装
置2の出力している送り速度データ、主軸回転数データ
(これらのデータは指令テープ3により入力されたもの
である〕を取り込み、これらのデータの示す値に応じた
時間設定データを発生してパルス発生器8に供給して同
パルス発生器8から基準周期のパルス信号を出力させ、
また、この状態において、同パルス発生器8がパルス信
号を出力した時にこのパルス信号をカウンタ7に供給し
て計数を行なわせ、これにより得られたタイミング時刻
を演算部5に供給する。
そしてこの状態において、この制御部6は演算部5から
負荷値(現在の負荷値)読み出し信号を供給された時に
この信号をA/D変換器13に供給して、同A/D変換
器13に信号変換動作を行なわせ、この結果得られた負
荷値(負荷データ)を演算部5に供給し、また演算部5
からデータ読み出し信号と共にその読み出し番地を示す
″アドレスデータを供給された時にこのアドレスデータ
の示すデータ格納部9bの特定のレジスタに記憶されて
いるデータ(このデータとは、モデル加工時に記憶され
たサンプリング時刻、負荷量、送り速度オーバライド量
、主軸回転数オーバライド量等である)を読み出して演
算部5に供給し、また演算部5から送り速度オーバライ
ド量、主軸回転数オーバライド量を供給された時に、こ
の供給された送り速度オーバライド量、主軸回転数オー
バライド量をインターフェイス14を介して数値制御装
置2に供給すると共に、供給されたこれらの送り速度オ
ーバライド量、主軸回転数オーバライド量に応じてパル
ス発生器8に供給している時間設定データを変更し、同
パルス発生器8から出力されるパルス信号の周期を変更
させる。
またさらにこの適応制御モードにおいて、制御部6は記
憶偏差範囲設定スイッチ、負荷変動量許容範囲設定スイ
ッチ、異常時間設定スイッチが操作されると、これを検
出してこれらの設定スイッチにより得られた記憶偏差設
定データ、負荷変動量許容範囲設定データ、異常時間設
定データを演算部5に供給し、また、インターフェイス
10を介して数値制御部2からパルス発生器起動指令、
適応制御開始(停止)指令、全工程終了指令を供給され
た時に、これらの指令を演算部5に供給し、また、演算
部5から異常警報信号、機械動作停止指令を供給された
時にこれらの指令および信号をインターフェイス14を
介して外部の装置に供給する。
A/D変換器13は主軸電動機、X軸重動機、Y軸重動
機、Z軸車動機の各負荷電流をフィルタ12でリップル
分を除去して得られた各負荷量を対応するデジタル信号
に変換するものである。
なお、本実施例では上記演算部5、制御部6、カウンタ
7、記憶部9はマイクロコンピュータ4にて形成されて
いる。
次に、第2図および第3図に示す実施例および第4図と
第5図のフローチャートを参照してモデル加工時の拘束
条件の設定方法を説明する。
なお以下の説明は送り速度のみにオーバライドを適用し
た場合であり、また、第2図中点線で示す負荷変動曲線
■は数値制御方式で切削した場合に得られたものと仮定
する。
図にみられるようにこの加工では、最大トルク発生期間
(t13〜t23)を考慮した一律な送り速度が指令テ
ープ3上にプログラムされており、したがって一部期間
(to〜t18)の送り速度が非常に低速となり加工能
率が低下している。
そこで期間t4以上の区間を本例の適応制御動作領域と
仮定すると、本発明ではこの適応制御動作領域をモデル
加工時に作業者が切削状態を確認しながら送り速度オー
バライド量設定スイッチを調節すると、この時の調節量
が記憶され、それ以後における同種の被加工物の加工工
程時に、記憶している調整量(オーバライド量)に基づ
いて、テープ3上にプログラムされている送り速度が補
正され、最高の加工能率を得るようにするものである。
モデル加工に入る前に、先ずモード選択スイッチをモデ
ル加工モードに設定する。
また記憶偏差範囲設定スイッチにより偏差範囲a(第2
図中に図示する大きさ)に設定する。
更に送り速度オーパライトの基準値(100%、γ1o
o と記す)を設定する。
また指令テープ3に切削に必要とされる各種指令(軸動
作命令、送り速度等)以外にパルス発生器8起動命令、
適応制御開始(停止)指令、全工程終了信号を予めプロ
グラムしたものを用意する。
ここでモデル加工に入るためにテープ起動押釦スイッチ
を押すとNC装置2とともに適応制御装置1が動作を開
始する。
(第4図プロセスP1参照)次にNC装置20指令によ
りプロセスP2 に入り、初期条件が設定される。
即ち、各アキュムレータ1〜5、記憶エリア番号レジス
タ、カウンタ7、異常時間カウンタの各内容をクリアし
てともに零にし、またレジスタ(図示路)の一部に記憶
されているフラグFの内容もクリアして零にする。
次いでNC装置2からパルス発生器起動命令が出力され
ると、この出力時には送り速度オーバライド量が100
%であるので、この送り速度に比例した周波数のパルス
信号がパルス発生器8かう出される。
このパルス信号が1つ出力されるたびにカウンタ7の内
容が+1され、槍、4・・・・・・・・・と変化する(
プロセスP3〜Pa’)。
なお、この例では第2図に示す周波数にて時間d1.α
12゜α′3.αtに4つのパルス信号が出力されたの
ち適応制御動作領域に入るようにプログラムされている
ものとする。
そして時間αtにて送り速度オーバライド量を300%
(γ36o)に設定すると、この送り速度オーバライド
量300%がNC装置2に供給される。
そして、プロセスP7 にて適応制御動作領域への突
入が検出されると、時間αtでの負荷値β4が検出され
演算部5のアキュムレータ1に読み込まれ、その後に、
モデル加工モードに入いる(プロセスP8〜PIO)。
そして、プロセスP12にて記憶エリア番号レジスタの
内容で示される負荷値がアキュムレータ2に読み出され
る。
なお、モデル加工モードに突入直後は記憶エリア番号レ
ジスタは零である。
次にプロセスP13にてアキュムレータ2の内容rOJ
からアキュムレータ1の内容「β」の減算が演算部5に
て実行される。
この演算結果の絶対値lAl−βとなるが、この値βは
第2図にみられる如(記憶時偏差範囲aより大きいので
次のプロセスP1.に入り、上記記憶エリア番号レジス
タの内容に+1する演算が実行されこのレジスタの内容
「1」となる。
次いでプロセスP16にて上記レジスタの内容「1」が
示す記憶部99負荷値記憶エリアにアキュムレータ1の
内容「β」が転送されて格納される。
同時にカウンタ7の内容「α/、lが上記レジスタの内
容「1」(即ち、記憶エリア番号1)に対応する記憶エ
リア(以下、サンプリング時刻記憶エリアと呼ぶ)に格
納される。
次にプロセスP1□にてフラグFを「1」とし、更にプ
ロセスP13にて記憶エリア番号レジスタの内容「1」
から−1する演算が実行され、この結果、このレジスタ
の内容は再び「0」となる。
プロセスP19にて送り速度オーバライド設定スイッチ
の設定値γSOOをアキュムレータ3に読み込む。
次にプロセスP2oにて記憶エリア番号レジスタの内容
「0」に対応する記憶エリアの送り速度オーバライド量
(γ100)をアキュムレータ4に読み出す。
次いでアキュムレータ3の内容とアキュムレータ4との
内容が等しいかどうかをプロセスP2□にて判定する。
両アキュムレータ3,4の内容が等しくないから、プロ
セスP2□に入り、記憶エリア番号レジスタの内容を+
1して「l」にし、この記憶エリア番号「1」に対応す
る記憶部9の送り速度オーバライド量記憶エリアに上記
アキュムレータ3の内容「γ300 Jを転送して格納
する(プロセスP23)。
次にプロセスP24に入り、上記オーバライド量γ30
0 に応じた周波数変更指令(時間設定データ)をパル
ス発生器80周期設定用端子へ信号供給して同パルス発
生器8から出力されるパルス信号の周波数を増大させる
次いでプロセスP2□にてフラグFを「0」に戻し、次
いでプロセスP28にて記憶エリア番号レジスタの番号
が最終番号をオーバーしたかどうか判定する。
このときは勿論オーバーしていないからプロセスpao
に入り、全工程を終了したかどうかを判定されるが、指
令テープ30指令により工程の終了していないことが判
定されて再びプロセスP5に戻る。
次にパルス発生器8よりパルス信号αtが出力されると
、カウンタ7が+1されてその内容が15 となる。
次にプロセスP7〜P1□ を経てプロセスptaに入
る。
このときアキュムレータ1の内容は「β5」であり、ま
たアキュムレータ2の内容は記憶エリア番号レジスタの
内容「1」に対応したエリアに負荷値「β4」が記憶さ
れて℃・るか、図にみられる如く1β3−β4j =
j A l < 1 / 2 aであるから、プロセス
P14からプロセスP19に移り、上記負荷値β5は記
憶部9に格納されない。
次にプロセスP19ではアキュムレータ3の内容力「γ
3o贋となり、また、プロセスP20にてアキュムレー
タ4の内容が「γaoojとなるが、プロセスP21に
て両アキュムレータ3,4の内容の等しいことが判断さ
れてプロセスP25に移る。
プロセスP25ではフラグ「0」が判定され、次にプロ
セスP27〜paoを経てプロセスP、に戻る。
このようにしてサンプリング時刻αtの負荷値β、は直
前のサンプリング時刻α4 に於ける負荷値β4から設
定値1/2a以内の変化量であること、また送り速度オ
ーバライド量rsoo が変化しないことが夫々判断さ
れて、サンプリング時刻α′5 に於げる負荷値β5、
送り速度オーバライド量γ300 はサンプリング時刻
α′5とともに記憶部9に記憶されない。
このように不要のデータを記憶しないことにより記憶装
置の記憶容量を最小限に押えることができる。
図にみられるようにカウンタ7の内容がαt。
α黛・・・・・・・・α′、と変化するとき負荷値β6
.β7.・・・・・・・・・β9は負荷値β4からの変
化量が1/2a以内であり、また送り速度オーバライド
量もr3o。
から変化しない。
このため上述同様にしてこれらの各データは記憶部9に
記憶されない。
(第3図参照) カウンタ7の内容がα1oになるとき、負荷値β1oと
なり、また、送り速度オーバライド量設定スイッチが操
作され送り速度オーバライド量はγ200 に変更され
ると、この送り速度オーバライド量γ200がNC装置
2に供給される。
そしてプロセスP5〜P7ヲ経テフロセスP8 にて
アキュムレータ1に負荷値β1oが読み込まれ、またプ
ロセスP12にてアキュムレータ2には記憶エリア番号
1に対応して記憶されている負荷値β4が読み込まれる
然し両負荷値の差の絶対値は1/2a以内であるから、
プロセスP13からプロセスP19に移る。
プロセスP19ではアキュムレータ3に送り速度オーバ
ライド量7’200 が読み込まれる。
次にプロセスP20にてアキュムレータ4に記憶エリア
番号1に対応して記憶されている送り速度オーバライド
量γ300が読み込まれる。
プロセスP21にて両アキュムレータ3,4の内容力等
しくないことが検出されるので、次にプロセスP2□、
に移り、記憶エリア番号レジスタの内容を+1する演算
が実行され、記憶エリア番号が2となる。
次にプロセスP23にて記憶エリア番号2に対応する送
り速度オーバライド量、サンプリング時刻の各記憶エリ
アに夫々γ200 jα11oが格納される。
またこのときの負荷値記憶エリアには負荷値β4がアキ
ュムレータ2から転送されてきて格納される。
そしてこの後に、アキュムレータ8の内容(送り速度オ
ーバライド量γ200 )に応じた周波数変更指令を
パルス発生器8に供給し、同パルス発生器8から出力さ
れるパルス信号の周波数を減少させる。
次いでプロセスP2□〜P3oを経てプロセスP5
に戻る。
次にパルス発生器8より次のパルス信号α′1□が出力
されると、カウンタ7の内容はαて1となる。
次いでアキュムレータ1には負荷値β1、が読み込まれ
、またアキュムレータ2には記憶エリア番号2の負荷値
β4が読み込まれる。
(プロセスP5〜P1゜)次にプロセスP13にて両ア
キュムレータの差が算出され、差jAj>172aであ
ることが判定される。
したがって前述した動作と同様に、記憶エリア番号レジ
スタの内容が+1されて3となり、記憶エリア番号3に
対する各記憶エリアに負荷値β10、サンプリング時刻
d′1□が格納される(プロセスP14〜P16)。
次にフラグFが1とされ、記憶エリア番号レジスタの内
容が−1されて2となる。
次いでプロセスP19〜P21にて記憶エリア番号2の
送り速度オーバライド量γ200 と現在の送り速度
オーバライド量γ200 が比較されるが両者は等し
いので、プロセスP25に移り、プロセスP26にて記
憶エリア番号レジスタの内容が+1されて3になり、ま
た記憶エリア番号3の送り速度オーバライド量の記憶エ
リアにはγ200がアキュムレータ3から転送されてき
て格納されるOそして、アキュムレータ3の内容に応じ
た時間設定データがパルス発生器8に供給され同パルス
発生器8から出力されているパルス信号の周波数が保持
され、次いで、プロセスP2□〜p3oを経てプロセス
P5 に戻る。
このようにして記憶エリア番号3の各記憶エリアにはα
11□ツβ1□、γ200が夫々記憶される(第3図参
照)。
上述のようにしてこのモデル加工では、作業者がモデル
加工作業中に切削状態をみて送り速度オーバライド量設
定スイッチを操作して、送り速度オーバライド量を変更
すると、これにより得られた送り速度オーバライド量が
NC装置2に供給され、同NC装置2にオーバライド動
作を行なわせる。
またこれに伴って、この時における送り速度オーバライ
ド量の変化量に比例してパルス信号の周波数を増加また
は減少させる信号がパルス発生器80周期設定端子に供
給され、このパルス発生器8の出力するパルス信号の周
波数が変更されて、切削中の切削工具の位置とカウンタ
7の内容との対応が一対一にされ、NC装置2がオーバ
ライド動作を行なった時における切削工具の位置とカウ
ンタ7の内容とのずれを防止している。
また、このモデル加工中においては、現在のサンプリン
グ時刻にて検出された負荷値と直前のサンプリング時刻
の負荷値との差の絶対値が偏差範囲aを越えたときに、
記憶部9の現在の記憶エリア番号に対応する各記憶エリ
アに現在のサンプリング時刻、負荷値、送り速度オーバ
ライド量を記憶させ、また、送り速度オーバライド量設
定スイッチが操作され、送り速度オーバライド量が変更
になった時にその時点でのサンプリング時刻、負荷値と
ともに変更された送り速度オーバライド量が記憶部9に
記憶させ、記憶部9の記憶容量を少なくてすむようにし
ている。
第2図中一点鎖線にて示す負荷変動曲線■は、上述のよ
うにして実施されたモデル加工時に得られた負荷変動曲
線を示し、第3図には同時に記憶部9に記憶されたデー
タの記憶状態図を示す。
なお、第4図および第5図のフローチャートから分かる
ように、上記モデル加工中に記憶エリア番号レジスタの
内容が最大値(最終番号)に達すると、次のサンプリン
グ時刻にてこの状態が検出され、データ記憶容量オーバ
ー信号が出力されてパルス発生器8が動作を自動的に停
止させ、モデル加工を中断させる。
またモデル加工の全工程が終了したときにはNC装置2
0指令により同様にパルス発生器8の動作が自動的に停
止する。
次に上記モデル加工にて得られたデータを利用して同種
の被加工物を連続的に加工する適応制御動作を第2図、
第3図および第6図(フローチャート)を参照して詳細
に説明する。
この加工に入る前に先ずモード選択スイッチを適応制御
モードに切り換える。
また負荷値変動量許容範囲設定スイッチを許容範囲すに
設定する。
更に送り速度オーバライド量をrloo に設定する。
また異常時間設定スイッチを所定時間に設定する(例え
ば異常時間設定スイッチの内容を「5」にする)。
更に指令テープ3は加工完了後には自動的に巻き戻され
て次の加工動作に入りうるようにしておく。
先ずテープ起動押釦スイッチを押すとモデル加工時と同
様にしてプロセスP2にて各種レジスタ等の内容が全て
クリアされて零となり、初期条件が設定される。
次にプロセスP3〜P5を経てプロセスP6 にてカ
ウンタ7が+1ずつインクリメントされ、カウンタIの
内容が罐になるまで加算される。
なお、この間はまだ切削は行われていない。
そして適応制御動作区間に入れるとプロセスP8 に
てアキュムレータ1にサンプリング時刻αtに於ける負
荷値β2が読み込まれる。
次いでプロセスP、〜pHを経てプロセスP33に入り
、記憶エリア番号レジスタの内容1に対応する記憶エリ
ア番号1のサンプリング時刻α4がアキュムレータ5に
読み込まれる。
次にプロセスP34にてカウンタ7の内容α2 とアキ
ュムレータ5の内容α4が比較され、両者の内容が等し
いので、一致信号の出力後火のプロセスP35に入り、
記憶エリア番号レジスタの内容が+1されて2となり、
プロセスpaaに入る。
ここで、上記一致信号が出力される前にアキュムレータ
2に記憶エリア番号lの負荷値β、が読み込まれる。
次いでアキュムレータ2の内容β4からアキュムレータ
1の内容βtを減算する演算が実行される。
両者の差1β、−八1=IAIは第2図から分かるよう
に許容範囲1 / 2 a以下であるから次のプロセス
P4□に移る。
したがってサンプリング時刻α′4では記憶エリア番号
1に記憶されている送り速度オーバライド量γ300
が読み出されてNC装置2に供給され、同NC装置2が
送り速度オーバライド量γ300 でオーバライド動作
を行うと共に、また、読み出された送り速度オーバライ
ド量rsoo がパルス発生器8にも供給され、同パル
ス発生器8から出力されるパルス信号の周波数を増加さ
せる。
そして、プロセスP42で異常時間カウンタの内容がク
リアされ、次いでプロセスP30を経てプロセスP5に
戻る。
そして、プロセスP6 でカウンタ7の内容が+1さ
れてα′5 となり、次いでプロセスP7を経てプロセ
スP8でアキュムレータ1にサンプリング時刻α′5の
負荷値スが読み込まれる。
次にプロセスp9j pHを経てプロセメpaaに入り
、記憶エリア番号2のサンプリング時刻α′1oがアキ
ュムレータ5に読み込まれるがカウンタ7の内容α′5
とアキュムレータ5の内容a/ioが等しくないので
プロセスP34からプロセスP36に入る。
ここでアキュムレータ2に記憶エリア番号2の負荷値β
3が読み込まれ、プロセスP3□にて上述同様ニ1β5
−β′51−Aの演算が実行される。
ここでAは1/2aより太き(ないからプロセスP42
゜psoを経てプロセスP、に復帰する。
したがってサンプリング時刻α′5では送り速度オーバ
ライド量γ300のまま加工が続けられる。
第2図に二点鎖線で示す適応制御負荷変動曲線■にみら
れる如く、サンプリング時刻α6 に達するまでは、各
サンプリング時刻αt、α贋山聞。
αtの各負荷値属、β6・・・・・・・・・βl、とモ
デル加工時の負荷値β4 との差が何れも1/2a以下
である。
したがってカウンタ7の内容がαtに達するまでは上述
したことと全く同一動作が繰返され、送り速度オーバラ
イド量γ300 のままで加工が続行される。
次にプロセスP、にてパルス信号が出力され、カウンタ
7の内容がα’toとなると、プロセスP8にてこのと
きの負荷値β’10がアキュムレータ1に読み込まれる
次いでプロセスP33に入り、アキュムレータ5にサン
プリング時刻(1’loが読み込まれる。
ここでカウンタ7とアキュムレータ5の内容が共にα’
10となり、プロセスP34にてカウンタ7とアキュム
レータ5の内容が比較される。
一致信号が出力される前にプロセスpaeにて記憶エリ
ア番号2の負荷値β4がアキュムレータ2に読み込まれ
る。
またこの動作と並行して上記一致信号の出力後プロセス
P35にて記憶エリア番号レジスタの内容が+1されて
3となる。
次いでプロセスpa’yにて1βto !’so I
= I A I ’D演算カ実行すれる。
このときIAI<1/2aであるからプロセスP4□j
P30を経てプロセスP5 に戻るが、サンプリング
時刻α′1oになった時点でデータ格納部9bから送り
速度オーバライド量γ200 が読み出されることから
送り速度オーバーライド量がraooからγ200に変
更されて加工される。
次いで、次のパルス信号が出力されてカウンタ7の内容
がα′1、となる。
次いでアキュムレータ1に負荷値A1が読み込まれる。
またプロセス33にてアキュムレータ5にサンプリング
時刻α1、が読み込まれるので、カウンタ7とアキュム
レータ5の内容が一致し、記憶エリア番号レジスタの内
容が+1されて4となる。
(プロセスP3.)。またこの動作を並行してプロセス
P36にてアキュムレータ2に記憶エリア番号3の負荷
値β1、が読み込まれ、次いで1β1、−β′1、I=
IAIの演算が実行される。
ここで1/2a<jAj<1/2bであるからプロセス
P38 ? P39を経てプロセスP40に入る。
ここでの演算が実行され、演算結果がBとされる。
次にプロセスP4□に入り、記憶エリア番号3の送り速
度オーバライド量γ200 がアキュムレータ4に読み
出される。
次いでプロセスP43にてγ200 XIB+の演算が
実行される。
即ち、適応制御加工時の負荷値がモデル加工時に記憶さ
れた拘束条件の対応する負荷値とは違っているが、両負
荷値の差Aが1 / 2 a < I A I < 1
/ 2 bの範囲内であれば、その差分を補正して加
工するために送り速度オーバライド量が自動的に変更さ
れ、上記演算結果γ200XIBI の算出される新
たな送り速度オーバライド量がNC装置2に供給されて
、補正のための加工が自動的に実行される。
また上記演算結果γ200XIBl はパルス発生器
80周期設定用端子にも送られて上記演算結果に比例し
てパルス発生器8から出力されるパルス信号の周波数も
変更され、出力パルス数(カウンタ7の内容)と切削位
置とがずれないようにされている。
次いでプロセスP44に入り、上記補正加工を1回実施
すると異常時間カウンタの内容を+1する。
この異常時間カウンタは補正加工ののちの負荷量が上記
拘束条件以内に補正されれば自動的にリセットされる。
いま1度目の補正加工で拘束条件以内に入らなかったと
すると、異常時間カウンタの内容は異常時間設定スイッ
チの設定値以下の値であるから再度の補正のためにプロ
セスp3oを経てプロセスP、に復帰する。
このようにして第2図に二点鎖線で示すような適応制御
動作による加工が続行され、サンプリング時刻α′25
にて例えば工具が折れて正常な加工が行えなくなったと
する。
このときには上記した補正のための加工と、1回の補正
加工ごとに演算が実行されそ拘束条件との比較が行われ
る。
そして補正加工が5回目になり、異常時間設定スイッチ
の設定値と一致すると、プロセスP46にて異常警報信
号が制御部6から出力され、例えばブザーなどが鳴って
異常の発生が知らされるとともに装置の動作が停止され
る。
正常に加工が終了した際にはプロセスP3oにて全工程
の終了が判定され、同様に装置の動作が停止する。
そして巻き戻された指令テープ3により加工指令が出力
されると次の加工が実行される。
本発明は以上詳細に説明したように、被加工物を加工す
る時に得られたオーバライド量の変化に応じて発生して
いるパルス信号の周期を変更して出力するパルス発生器
と、このパルス発生器により得られたパルス信号を計数
し、この計数結果を前記被加工物のサンプリング時刻と
して出力するカウンタと、被加工物のモデル加工時にサ
ンプリングされた前記被加工物の負荷値とこのサンプリ
ング時において前記カウンタにより得られたサンプリン
グ時刻と同サンプリング時において設定されているオー
バライド量とを記憶する記憶装置と、被加工物の適応制
御加工時に前記被加工物の負荷値を検出すると共に、こ
の負荷値検出時に前記カウンタにより得られたサンプリ
ング時刻に対応するモデル加工時の負荷値を前記記憶装
置から読み出し、この読み出した負荷値と検出された前
記負荷値とを比較し、両負荷値の差が設定されている第
1の許容値より小の時に読み出した前記負荷値と対応し
て記憶されているオーバライド量を前記記憶装置から読
み出して出力する演算装置とを設け、モデル加工時にお
いて設定されている前記オーバライド量を用いて前記被
加工物の加工を行い、適応制御加工時において、前記演
算装置から出力された前記オーバライド量を用いて被加
工物の加工を行うようにしたので、マシニングセンター
のように多種類の工具を多数使用し、しかもこれら各工
具の最適な許容負荷トルクが異なる工作機械に於ては、
モデル加工時に作業者が経験的に切削状態を加減しなが
ら加工することで容易に適応制御を行うための最適な拘
束条件を得ることができる。
またモデル加工時に得られた負荷変動曲線を拘束条件と
して記憶し、同種の被加工物の適応制御加工時には各サ
ンプリング時刻ごとに得られる負荷値とモデル加工時の
負荷値とを比較して補正加工を行うようにしたから極め
て適正な加工が連続的に実行され、加工能率も向上する
利点がある。
また万一工具の折損事故等の異常事態が発生してもこれ
が直ちに検出されるから直ちに対応策をとれる利点があ
る。
また、上記装置の記憶装置は、モデル加工時に於ける現
在のサンプリング時刻の検出負荷値と直前のサンプリン
グ時刻の負荷値との差が所定値以上であるときのみ、上
記現在のサンプリング時刻、このサンプリング時刻に於
ける検出負荷値および送り速度オーバライド量とを記憶
するようにしであるから、必要最小限のデータのみが記
憶され、したがって記憶装置の容量が小さくて済み、極
めて好都合になる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による学習方式適応制御装置
の全体構成を示すブロック図、第2図は同例の加工時に
得られる負荷変動曲線および送り速度オーバライド量を
示す図、第3図は同例の記憶装置の記憶状態を示す表、
第4図ないし第6図は同例のモデル加工または適応制御
加工の動作状態を示すフローチャートである。 1・・・・・・適応制御装置、2・・・・・・数値制御
装置、3・・・・・・指令テープ、4・・・・・・マイ
クロコンピュータ、5・・・・・・演算部、6・・・・
・・制御部、7・・・・・・カウンタ、8・・・・・・
パルス発生器、9・・・・・・記憶部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被加工物を加工する時に得られたオーバライド量の
    変化に応じて発生しているパルス信号の周期を変更して
    出力するパルス発生器と、このパルス発生器により得ら
    れたパルス信号を計数し、この計数結果を前記被加工物
    のサンプリング時刻として出力するカウンタと、被力旺
    物のモデル加工時にサンプリングされた前記被加工物の
    負荷値とこのサンプリング時において前記カウンタによ
    り得られたサンプリング時刻と同サンプリング時におい
    て設定されているオーバライド量とを記憶する記憶装置
    と、被加工物の適応制御加工時に前記被加工物の負荷値
    を検出すると共に、この負荷値検出時に前記カウンタに
    より得られたサンプリング時刻に対応するモデル加工時
    の負荷値を前記記憶装置から読み出し、この読み出した
    負荷値と検出された前記負荷値とを比較し、両負荷値の
    差が設定されている第1の許容値より小の時に読み出し
    た前記負荷値と対応して記憶されているオーバライド量
    を前記記憶装置から読み出して出力する演算装置とを具
    備し、モデル加工時において設定されている前記オーバ
    ライド量を用いて前記被加工物の加工を行い、適応制御
    加工時において、前記演算装置から出力された前記オー
    バライド量を用いて被加工物の加工を行うようにしたこ
    とを特徴とする学習方式適応制御装置。 2 前記演算装置は比較動作により得られた前記両負荷
    値の差が前記第1の許容値より犬であり、かつ、設定さ
    れている第2の許容値より小の時に、前記記憶装置から
    読み出された前記オーバライド量の補正して出力する特
    許請求の範囲第1項記載の学習方式適応制御装置。 3 前記記憶装置はモデル加工時に於ける現在のサンプ
    リング時刻の検出負荷値と直前のサンプリング時刻の負
    荷値との差が所定以上であるときのサンプリング時刻と
    、このサンプリング時刻に於ける検出負荷値と、このサ
    ンプリング時刻において設定されているオーバライド量
    とを記憶する特許請求の範囲第1項ないし第2項記載の
    学習方式%式%
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