JPS5823993A - 紙用の寸法安定化剤 - Google Patents
紙用の寸法安定化剤Info
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- JPS5823993A JPS5823993A JP12134181A JP12134181A JPS5823993A JP S5823993 A JPS5823993 A JP S5823993A JP 12134181 A JP12134181 A JP 12134181A JP 12134181 A JP12134181 A JP 12134181A JP S5823993 A JPS5823993 A JP S5823993A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は紙用の寸法安定化剤に関する。
セルロースを主成分とする紙は、その本質的な欠点とし
て湿気による伸び縮みが大きく、印刷や記録紙等の分野
ではその改善が重要な課題となっている。
て湿気による伸び縮みが大きく、印刷や記録紙等の分野
ではその改善が重要な課題となっている。
湿気による紙の伸縮性については多くの研究がなされて
いるが、パルプの種類、叩解の程度、乾燥方法、その他
の多くの要因が複雑に影響しており、伸縮安定性につい
て決めてとなるような理由は現在未だ明らかとはなって
いない。
いるが、パルプの種類、叩解の程度、乾燥方法、その他
の多くの要因が複雑に影響しており、伸縮安定性につい
て決めてとなるような理由は現在未だ明らかとはなって
いない。
因みに紙の湿気に対する寸法安定化方法として従来提案
されている方法としては、例えば、セルロースの水酸基
を化学的に処理して疏水性基に変換する;木材パルプに
ガラス繊維、ポリオレフィン、ポリアクリルニトリル等
の疏水性物質を添加して抄紙する;紙の表面を疏水性物
質にて被覆する;叩解を控え目にして繊維のからみ合い
を緩和する;鉱物質填料を充填する;樹脂を添加して繊
維を三次元的に結合せしめて乾燥を防ぐ或いは大径シリ
ンダー上にて密着乾燥する等の方法が知られているが、
これらの方法に於いては、例えば、寸法安定効果が充分
でない又は殆んど効果がない1紙の強度が著しく低下す
る、紙質の柔軟性を阻害する、印刷特性に悪影響を及ぼ
す或いは経済性が劣る等−長一短があり実用上種々の問
題点を有している。
されている方法としては、例えば、セルロースの水酸基
を化学的に処理して疏水性基に変換する;木材パルプに
ガラス繊維、ポリオレフィン、ポリアクリルニトリル等
の疏水性物質を添加して抄紙する;紙の表面を疏水性物
質にて被覆する;叩解を控え目にして繊維のからみ合い
を緩和する;鉱物質填料を充填する;樹脂を添加して繊
維を三次元的に結合せしめて乾燥を防ぐ或いは大径シリ
ンダー上にて密着乾燥する等の方法が知られているが、
これらの方法に於いては、例えば、寸法安定効果が充分
でない又は殆んど効果がない1紙の強度が著しく低下す
る、紙質の柔軟性を阻害する、印刷特性に悪影響を及ぼ
す或いは経済性が劣る等−長一短があり実用上種々の問
題点を有している。
また一方、これに力iえ或いは別個の問題として印刷用
紙、情報産業用紙(コンピューターカードその他)、ラ
ベル用紙等のハクリ紙においては、湿分や水分の影響ズ
おこるカールがしばしば問題となる。 、。
紙、情報産業用紙(コンピューターカードその他)、ラ
ベル用紙等のハクリ紙においては、湿分や水分の影響ズ
おこるカールがしばしば問題となる。 、。
紙のカールによるトラブルは工場操業において能率を低
下させるばかシでなく、歩留シにえいきようし、採算面
に悪影響を及ぼす。従って紙の中間製品はカー尤発生に
理由するクレームが多い。
下させるばかシでなく、歩留シにえいきようし、採算面
に悪影響を及ぼす。従って紙の中間製品はカー尤発生に
理由するクレームが多い。
カールの原因については、紙の機械すきによる方向性が
あり異方性になっている、紙の表裏に密度差がある等種
々の原因がある。又カールは、紙9表裏に繊維配列の差
が生じたとき、填料の分布が厚さ方向で違っている場合
、内部ひずみが表裏で異なっているとき、コーティング
剤が片面にのみぬっている場合、プラスティックフィル
ムやアルミはくがはっであるときなどの場合によく発生
する。
あり異方性になっている、紙の表裏に密度差がある等種
々の原因がある。又カールは、紙9表裏に繊維配列の差
が生じたとき、填料の分布が厚さ方向で違っている場合
、内部ひずみが表裏で異なっているとき、コーティング
剤が片面にのみぬっている場合、プラスティックフィル
ムやアルミはくがはっであるときなどの場合によく発生
する。
このカール防止方法について従来提案されている方法と
しては、製紙工程での抄紙方法で1紙の表裏に密度差を
なるべく少なくする、白土(クレー)、タルクなどの填
料を加える又片面にのみコーティング剤をぬる場合うら
面に水をコーティングして乾燥する、グリセリン、ポリ
エチレングリコール等の保湿剤、柔軟剤を加え1紙の水
分を適度に保持し、柔軟性を付与するなどの方法が知ら
れているが、これらの方法においては、例えば、力、−
ル防止効果が充分でない又は殆んど効果がない、耐摩耗
強度、表面強度75iおちる、印刷特性に悪影響を及ぼ
す、或いは経済性が劣る等−長一短があり、実用上種々
の問題点を有している。
しては、製紙工程での抄紙方法で1紙の表裏に密度差を
なるべく少なくする、白土(クレー)、タルクなどの填
料を加える又片面にのみコーティング剤をぬる場合うら
面に水をコーティングして乾燥する、グリセリン、ポリ
エチレングリコール等の保湿剤、柔軟剤を加え1紙の水
分を適度に保持し、柔軟性を付与するなどの方法が知ら
れているが、これらの方法においては、例えば、力、−
ル防止効果が充分でない又は殆んど効果がない、耐摩耗
強度、表面強度75iおちる、印刷特性に悪影響を及ぼ
す、或いは経済性が劣る等−長一短があり、実用上種々
の問題点を有している。
本発明者らはかかる現状に鑑み紙の寸法安定化方法、カ
ール防止方法について種々検討した結果、アクリルアミ
ド系モノマーとポリオキシアルキレングリコールモン(
メタ)アクリートとメチロール(メタ)アクリルアミド
系モノマーとその他の不飽和ビニールモノマーとからな
る特定の水溶性共重合体と水溶性多価アルデヒドが紙の
寸法安定化剤及びカール防止剤として優れた効果を有す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
ール防止方法について種々検討した結果、アクリルアミ
ド系モノマーとポリオキシアルキレングリコールモン(
メタ)アクリートとメチロール(メタ)アクリルアミド
系モノマーとその他の不飽和ビニールモノマーとからな
る特定の水溶性共重合体と水溶性多価アルデヒドが紙の
寸法安定化剤及びカール防止剤として優れた効果を有す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、
素原子又はメチル基; R2; R3はそれぞれ、水素
原子又は低級アルキル基を表わす。〕にて表わされるア
クリルアミド又はメタアクリルアミド系モノマーの少な
くとも1種と 〔式中玉1は水素原子又はメチル基;R1は水素原子又
は低級アルキル基を表わす。m:2〜4の整数、n:2
〜50の整数を表わす。〕にて表わされるポリオキシア
ルキレングリコールモノアクリレート又はポリオキシア
ルキレングリコールモノメタアクリレートの少fxくと
も1種と は水素原子又はメチル基: R11は水素原子又は低級
アルキル基を表わす。〕にて表わされるメチロールアク
リルアミド又はメチロールメタアクリルアミド系モノマ
ーの少なくとも1種と D)アルキル基中に1〜12個の炭素原子を有するアク
リル酸又はメタアクリル酸のアルキルエステル類; は水素原子又はメチル基;R6は水素原子又は低級アル
キル基を表わす。〕にて表わされるアクリル酸又はメタ
アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル類;又はアク
リロニトリル、メタアクリロそトリル等のニトリル類;
又は又はメチル基、Bは水素原子又はアルカリ金属塩、
アンモニウム塩、アミン塩、アルカノールアミン塩を表
わす。〕の少なくとも1種の水溶性共重合体であって、 囚が 10〜90wtチ、 (ト)が 5〜40 wt
チ(Qが 5〜30wtチ、 (ト)が 0−30wt
チよシなる組成を要する共重合物と水溶性の多価アルデ
ヒドよシ成る紙用寸法安定化剤及びカール防止剤を提供
しようとするものである。
原子又は低級アルキル基を表わす。〕にて表わされるア
クリルアミド又はメタアクリルアミド系モノマーの少な
くとも1種と 〔式中玉1は水素原子又はメチル基;R1は水素原子又
は低級アルキル基を表わす。m:2〜4の整数、n:2
〜50の整数を表わす。〕にて表わされるポリオキシア
ルキレングリコールモノアクリレート又はポリオキシア
ルキレングリコールモノメタアクリレートの少fxくと
も1種と は水素原子又はメチル基: R11は水素原子又は低級
アルキル基を表わす。〕にて表わされるメチロールアク
リルアミド又はメチロールメタアクリルアミド系モノマ
ーの少なくとも1種と D)アルキル基中に1〜12個の炭素原子を有するアク
リル酸又はメタアクリル酸のアルキルエステル類; は水素原子又はメチル基;R6は水素原子又は低級アル
キル基を表わす。〕にて表わされるアクリル酸又はメタ
アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル類;又はアク
リロニトリル、メタアクリロそトリル等のニトリル類;
又は又はメチル基、Bは水素原子又はアルカリ金属塩、
アンモニウム塩、アミン塩、アルカノールアミン塩を表
わす。〕の少なくとも1種の水溶性共重合体であって、 囚が 10〜90wtチ、 (ト)が 5〜40 wt
チ(Qが 5〜30wtチ、 (ト)が 0−30wt
チよシなる組成を要する共重合物と水溶性の多価アルデ
ヒドよシ成る紙用寸法安定化剤及びカール防止剤を提供
しようとするものである。
以下本発明について更に詳細に説明する。
本発明の紙用寸法安定剤及びカール防止剤の共重合体成
分の A)アクリルアミド又はメタアクリルアミド系モノマー
としては、例えばアクリルアミド、メタアクリルアミド
(以下、アクリル−又はメタアクリル−を総称して(メ
タ)アクリルという。) N、N−ジメチル−(メタ)アクリルアミド、N、N−
ジエチル−(メタ)アクリルアミド、N、N−ジーn又
は−プロビル−(メタ)アクリルアミド等であり、好ま
しくは、アクリルアミド、メタアクリルアミドが用いら
れる。
分の A)アクリルアミド又はメタアクリルアミド系モノマー
としては、例えばアクリルアミド、メタアクリルアミド
(以下、アクリル−又はメタアクリル−を総称して(メ
タ)アクリルという。) N、N−ジメチル−(メタ)アクリルアミド、N、N−
ジエチル−(メタ)アクリルアミド、N、N−ジーn又
は−プロビル−(メタ)アクリルアミド等であり、好ま
しくは、アクリルアミド、メタアクリルアミドが用いら
れる。
C式中R1は水素原子又はメチル基;R4は水素原子又
は低級アルキル基を表わす。ただしm:2〜4の整数、
n:2〜50の整数を表す〕にて表わされるポリオキシ
アルキレングリコールモノアクリレート又はポリオキシ
アルキレングリコールモノメタクリレートは、ヒドロキ
シアルキルモノアクリレート又はヒドロキシアルキルモ
ノメタクリレートに酸化エチレン、酸化プロピレン、酸
化ブチレン、テトラヒドロフランを単独又は共付加重合
することによってえられる化合物であり、又末端水酸基
中の水素君子がメチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基で置換されている化合物である。
は低級アルキル基を表わす。ただしm:2〜4の整数、
n:2〜50の整数を表す〕にて表わされるポリオキシ
アルキレングリコールモノアクリレート又はポリオキシ
アルキレングリコールモノメタクリレートは、ヒドロキ
シアルキルモノアクリレート又はヒドロキシアルキルモ
ノメタクリレートに酸化エチレン、酸化プロピレン、酸
化ブチレン、テトラヒドロフランを単独又は共付加重合
することによってえられる化合物であり、又末端水酸基
中の水素君子がメチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基で置換されている化合物である。
具体的には下記のものがあげられる。
ω−ヒドロキシ−ポリ(エチレンオキシ)−(メタ)ア
クリレート、ω−ヒドロキシ−ポリ(プロピレンオキシ
)−(メタ)アクリレート、ω−メトキシ−ポリ(エチ
レンオキシ)−(メタ)アクリレート、ω−メトキシ−
ポリ(プロピレンオキシ)−(メタ)アクリレート等が
示される。
クリレート、ω−ヒドロキシ−ポリ(プロピレンオキシ
)−(メタ)アクリレート、ω−メトキシ−ポリ(エチ
レンオキシ)−(メタ)アクリレート、ω−メトキシ−
ポリ(プロピレンオキシ)−(メタ)アクリレート等が
示される。
水素原子又はメチル基;R5は水素原子又は低級アルキ
ル基を表わす二〕にて表わされるメチロール(メタ)ア
クリルアミド系モノマーの好ましい例としては、例えば
、N−メチロール−(メタ)アクリルアミド、N−メト
キシメチy−−−(メタ)アクリルアミド、N−エトキ
シメチル−(メタ)アクリルアミド等が示される。
ル基を表わす二〕にて表わされるメチロール(メタ)ア
クリルアミド系モノマーの好ましい例としては、例えば
、N−メチロール−(メタ)アクリルアミド、N−メト
キシメチy−−−(メタ)アクリルアミド、N−エトキ
シメチル−(メタ)アクリルアミド等が示される。
D)の疏水性不飽和ビニール化合物としての好ましいも
′のをあげれば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル
、アクリル酸n−プロピル1アクリル酸イソプロピル、
アクリル酸n7”チル、アクリル酸第3級ブチル、アク
リル酸2エチルヘキシル等のアクリル酸エステル類、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
イソプロピル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル
酸n−ブチル、メタクリル酸第3級ブチル、メタクリル
酸2エチルヘキシル等のメタアクリル酸エステル類、ヒ
ドロキシアクリレートについて好ましいものをあげれば
、例えば、ヒドロキシエチル−(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシプロピル−(メタ)アクリレート、2ヒ
ドロキシブチル−(メタ)アクリレート、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル等のニトリル類、等が示され
る。
′のをあげれば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル
、アクリル酸n−プロピル1アクリル酸イソプロピル、
アクリル酸n7”チル、アクリル酸第3級ブチル、アク
リル酸2エチルヘキシル等のアクリル酸エステル類、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
イソプロピル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル
酸n−ブチル、メタクリル酸第3級ブチル、メタクリル
酸2エチルヘキシル等のメタアクリル酸エステル類、ヒ
ドロキシアクリレートについて好ましいものをあげれば
、例えば、ヒドロキシエチル−(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシプロピル−(メタ)アクリレート、2ヒ
ドロキシブチル−(メタ)アクリレート、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル等のニトリル類、等が示され
る。
カルボキシ基含有モノマーとしては、好ましくは、アク
リル酸、メタアクリル酸等及びアクリル酸、メタアクリ
ル酸等のソーダ塩、カリ塩、アンモニウム塩、メチルア
ミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミ
ン、ジエチルアミン、トリエチルアミンくエタノールア
ミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミンがあ
げられる。
リル酸、メタアクリル酸等及びアクリル酸、メタアクリ
ル酸等のソーダ塩、カリ塩、アンモニウム塩、メチルア
ミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミ
ン、ジエチルアミン、トリエチルアミンくエタノールア
ミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミンがあ
げられる。
N−メチロールアクリルアミド系モノマーの好ましい例
としては、例えば、N−メチロール−(メタ)アクリル
アミド、N−メトキシメチル−(メタ)アクリルアミド
、N−エトキシメチル−(メタ)アクリルアミド等が示
される。
としては、例えば、N−メチロール−(メタ)アクリル
アミド、N−メトキシメチル−(メタ)アクリルアミド
、N−エトキシメチル−(メタ)アクリルアミド等が示
される。
本発明の水溶性共重合体における各モノマーの組成とし
ては囚成分が10〜90重量%で (I3)が5〜40
重量% (Qが5〜30重量% (至)が0〜30重
量% の範囲が適当である。
ては囚成分が10〜90重量%で (I3)が5〜40
重量% (Qが5〜30重量% (至)が0〜30重
量% の範囲が適当である。
本発明のアクリルアミド系重合体と水溶性多価アルデヒ
ドは紙に対してサイズプレスないしはオフマシーンにお
ける塗布ないしは含浸用の寸法安定化剤として用いられ
る。
ドは紙に対してサイズプレスないしはオフマシーンにお
ける塗布ないしは含浸用の寸法安定化剤として用いられ
る。
添加量は、パルプの重量に対して本発明の特定水溶性共
重合体が0.1〜15重量%の範囲が好ましい。
重合体が0.1〜15重量%の範囲が好ましい。
又水溶性多価アルデヒドは本発明の特定水溶性共重合体
1重量部に対し重量比で0.1重量部から3重量部の範
囲が好ましい。0.1重量部以下では寸法安定性、カー
ル防止効果が少なく、3重量部以上では紙の紙質がおち
る。
1重量部に対し重量比で0.1重量部から3重量部の範
囲が好ましい。0.1重量部以下では寸法安定性、カー
ル防止効果が少なく、3重量部以上では紙の紙質がおち
る。
カール防止剤用としては、本発明の水溶性重合体をかな
シ用いる必要がある。
シ用いる必要がある。
又、塗布ないしは含浸の際に一般に製紙業界で用いられ
ているサイズ剤、紙力増強剤等を適宜併用することがで
きる。
ているサイズ剤、紙力増強剤等を適宜併用することがで
きる。
本発明の共重合体の製造については特に制限はないが、
通常は例えば下記の如き方法にょシ調整される。しかし
、勿論他の方法によって製造されたものでもよい。
通常は例えば下記の如き方法にょシ調整される。しかし
、勿論他の方法によって製造されたものでもよい。
即ち、A)成分とB)成分とC)成分とD)成分を合計
したモノマーの濃度として5〜30重量%、好ましくは
10〜25重量%の水溶液に、触媒として過硫酸塩又は
これとアミン若しくは亜硫酸塩とのレドックス系を加え
、室温乃至100”C程度の温度で、0.5〜5時間位
反応させる。触媒として用いられる過硫酸塩としては、
水溶性の塩、例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニ
ウム等の塩が好適であシ、又、アミンとしては、例 ゛
えば、モノエタノールアミン、ヘキサメチレンジアミン
、アニリン等の1級アミン、ジェタノールアミン、モノ
メチルアニリン等の2級アミン、トリエタノールアミン
、ジメチルアニリン、ピリジン、ピコリン等の3級アミ
ンのいずれでも良い。
したモノマーの濃度として5〜30重量%、好ましくは
10〜25重量%の水溶液に、触媒として過硫酸塩又は
これとアミン若しくは亜硫酸塩とのレドックス系を加え
、室温乃至100”C程度の温度で、0.5〜5時間位
反応させる。触媒として用いられる過硫酸塩としては、
水溶性の塩、例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニ
ウム等の塩が好適であシ、又、アミンとしては、例 ゛
えば、モノエタノールアミン、ヘキサメチレンジアミン
、アニリン等の1級アミン、ジェタノールアミン、モノ
メチルアニリン等の2級アミン、トリエタノールアミン
、ジメチルアニリン、ピリジン、ピコリン等の3級アミ
ンのいずれでも良い。
触媒の使用量については必ずしも制限はないが、通常は
モノマーに対して過硫酸塩0.1〜5゜重量%、アミン
0.5〜30重量%ていど用いるのが望ましい。
モノマーに対して過硫酸塩0.1〜5゜重量%、アミン
0.5〜30重量%ていど用いるのが望ましい。
重合温度は室温にて始めた場合でも、重合開始により昇
温し、通常は最終酷に70°C位になる。
温し、通常は最終酷に70°C位になる。
70〜80℃程度の温度で反応を始めた場合には、冷却
を行なう必要がある。
を行なう必要がある。
本発明に於ける共重合体の分子量は5,000位の如き
低分子量でも、200万位の高分子量でもよい。
低分子量でも、200万位の高分子量でもよい。
しかし実用上好適な分子量としては1万から100万の
範囲の比較的低い範囲の共重合体の方が、好適である。
範囲の比較的低い範囲の共重合体の方が、好適である。
以下、本発明の紙用寸法安定剤、カール防止剤について
、共重合体の製造及び、寸法安定性、カール防止につい
ての試験の代表的な例を示し、更に具体的に説明する。
、共重合体の製造及び、寸法安定性、カール防止につい
ての試験の代表的な例を示し、更に具体的に説明する。
ただし、これらは本発明についての理解を容易にするた
めの単なる例示であり、本発明はこれらのみに限定され
ないことは勿論のこと、これらによって何ら制限されな
いことは言うまでもない。
めの単なる例示であり、本発明はこれらのみに限定され
ないことは勿論のこと、これらによって何ら制限されな
いことは言うまでもない。
尚以下の実施例に於いて1Vは重量部を意味する。
合成例1゜
温度計、窒素導入管をつけた三ロフラスコにアクリルア
ミド70部、メタアクリルアミド5部、数平均分子量3
70のポリオキシプロピレングリコールモノメタクリレ
ート(日本油脂■製品、ブレンマーPP100O) 1
0部メチロールアクリルアミド10部、アクリルニトリ
ル5部及びイオン交換水400部を仕込み、窒素ガスに
て30分バブリングをして系内の酸素を除去した後、液
温を’XJ”OK調節して、レドックス系開始剤ジェタ
ノールアミン50チ水溶液10部と過硫酸ア/モモウム
20%水溶液10部を投入して反応を開始した。
ミド70部、メタアクリルアミド5部、数平均分子量3
70のポリオキシプロピレングリコールモノメタクリレ
ート(日本油脂■製品、ブレンマーPP100O) 1
0部メチロールアクリルアミド10部、アクリルニトリ
ル5部及びイオン交換水400部を仕込み、窒素ガスに
て30分バブリングをして系内の酸素を除去した後、液
温を’XJ”OK調節して、レドックス系開始剤ジェタ
ノールアミン50チ水溶液10部と過硫酸ア/モモウム
20%水溶液10部を投入して反応を開始した。
重合は63°Cに達した後1時間続は共重合物の20%
水溶液を得た。
水溶液を得た。
この共重合物の20”Oに於ける粘度は1,000cp
sであった。
sであった。
合成例2−4
種々の組成のモノマーを合成例1と同様な方法にて反応
させて各種重合物をえた。
させて各種重合物をえた。
これらを表1に示す。
表−I
試験例1゜
合成例1〜5にて合成した水溶性共重合体の5チ水溶液
に、水溶性共重合体及びグリオキザールが固形分で3俤
になる様にイオン交換水及びグリオキザールを添加し、
攪拌した後坪量60gの無サイズ紙を含浸し、吸取紙で
余分な液をふきとった後120℃で5分乾燥した。この
紙は紙に対しポリマー3.5%、グリオキザール35チ
の着料となった。
に、水溶性共重合体及びグリオキザールが固形分で3俤
になる様にイオン交換水及びグリオキザールを添加し、
攪拌した後坪量60gの無サイズ紙を含浸し、吸取紙で
余分な液をふきとった後120℃で5分乾燥した。この
紙は紙に対しポリマー3.5%、グリオキザール35チ
の着料となった。
この紙を50 X 400(miりの試料片として、恒
温恒湿室(20℃ 65チ)に−昼夜放置し、浸水伸度
、気中伸縮率を測定した。伺浸水伸度は試料片を20℃
の水中に10分間浸して、浸水前の状だい(20℃ 6
5チ)を基準にした伸び率を測定した。
温恒湿室(20℃ 65チ)に−昼夜放置し、浸水伸度
、気中伸縮率を測定した。伺浸水伸度は試料片を20℃
の水中に10分間浸して、浸水前の状だい(20℃ 6
5チ)を基準にした伸び率を測定した。
又、気中伸率は20 ’O、湿度33チに於ける試料片
を基準とし、湿度を33%から7鏝まで変化させ1.更
に72%にて調時間放置した後の伸び率を測定した。縮
率についても同様に20 ”(! 、湿度72%のとき
を基準とし、湿度を72%から33%′iで変化させ、
更に33チにて24時間放置した後の縮み率を測定した
。
を基準とし、湿度を33%から7鏝まで変化させ1.更
に72%にて調時間放置した後の伸び率を測定した。縮
率についても同様に20 ”(! 、湿度72%のとき
を基準とし、湿度を72%から33%′iで変化させ、
更に33チにて24時間放置した後の縮み率を測定した
。
結果を表■に示す。
表−■
試験隘 添 加 剤 浸水伸度
l ブランク (蕪サイズ原紙)
2.30%2 合成例1ポリマー+グリオキザール
1.50%3 合成例2ポリマー+グリオキザール
1.3544 合成例3ポリマー+グリオキザール
130%5 合成例4ポリマー+グリオキザール
128チロ 合成例5ポリマー+グリオキザール 1
.48%比較例1 合成例1ポリマー
210%*l カール特性とは、10α四方の資料
の紙に同じ(Jot相対湿度を30%から70チに変化
したときカールした:表わす。
l ブランク (蕪サイズ原紙)
2.30%2 合成例1ポリマー+グリオキザール
1.50%3 合成例2ポリマー+グリオキザール
1.3544 合成例3ポリマー+グリオキザール
130%5 合成例4ポリマー+グリオキザール
128チロ 合成例5ポリマー+グリオキザール 1
.48%比較例1 合成例1ポリマー
210%*l カール特性とは、10α四方の資料
の紙に同じ(Jot相対湿度を30%から70チに変化
したときカールした:表わす。
気中伸
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 A)一般式〔式中R1は水素原 子又はメチル基:R2,R3はそれぞれ、水素原子又は
低級アルキル基を表わす。〕にて表わされるアクリルア
ミド又はメタアクリルアミド系モノマーの少なくとも1
種と 〔式中R,は水素原子又はメチル基;R4は水素原子又
は低級アルキル基を表わす。m:2〜4の整数、n:2
〜50の整数を表わす。〕にて表わされるポリオキシア
ルキレングリコールモノアクリレート又はポリオキシア
ルキレ/グリコールモノメタアクリレートの少な素原子
又はメチル基;R11は水素原子又は低牧アルキル基を
表わす。〕にて表わされるメチロールアクリルアミド又
はメチロールメタアクリルアミド系モノマーの少なくと
も1種とD)アルキル基中に1〜12個の炭素原子を有
するアクリル酸又はメタアクリル酸のアルキルエステル
類; 〔式中R1は水素原子又はメチル基;也は水素原子又は
低級アルキル基〕 にて表わされるアクリル酸又はメタアクリル又はメタア
クリル酸のヒドロキシアルキルエステル類;アクリロニ
トリル、メタアクロニトリル等のニトリル類;又は 又はメチル基;Bは水素原子又は、アルカリ金属塩、ア
イモニウム塩、アミン塩、アルカノールアミン塩を表わ
す〕 の少なくとも1種の水溶性共重合体であって、(5)が
10〜90wt% (B)が 5〜40 wt%(Q
カ5〜30wt% CD)カO〜30wtq6よシ々
る組成を要する共重合物と水溶性の多価アルデヒドよシ
成る紙用の寸法安定化剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12134181A JPS5823993A (ja) | 1981-08-04 | 1981-08-04 | 紙用の寸法安定化剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12134181A JPS5823993A (ja) | 1981-08-04 | 1981-08-04 | 紙用の寸法安定化剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5823993A true JPS5823993A (ja) | 1983-02-12 |
JPH0314959B2 JPH0314959B2 (ja) | 1991-02-27 |
Family
ID=14808861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12134181A Granted JPS5823993A (ja) | 1981-08-04 | 1981-08-04 | 紙用の寸法安定化剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5823993A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4914527A (en) * | 1986-04-09 | 1990-04-03 | Sony Corporation | Recording and reproducing digital video and audio signals together with a time code signal which is within user control words of the audio data |
US5098266A (en) * | 1989-09-08 | 1992-03-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Lubrication of a horizontal rotary compressor |
US5116904A (en) * | 1990-10-22 | 1992-05-26 | Meister John J | Soluble, solid, or crosslinked graft copolymers of lignin (2-propenamide)-(2-methyl-3-oxo-4-oxybut-1-ene- (p-ethoxy-(3*p+3)-0l), methods of making the same and uses therefore |
WO2004059083A1 (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-15 | Canon Kabushiki Kaisha | カール低減剤、インクジェット用インク、インクジェット記録方法及びカール低減方法 |
JP2008106412A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-05-08 | Kyodo Printing Co Ltd | 印刷用紙および複製画 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4839361A (ja) * | 1971-06-02 | 1973-06-09 | ||
JPS5125481A (ja) * | 1974-08-28 | 1976-03-02 | Hitachi Ltd |
-
1981
- 1981-08-04 JP JP12134181A patent/JPS5823993A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4839361A (ja) * | 1971-06-02 | 1973-06-09 | ||
JPS5125481A (ja) * | 1974-08-28 | 1976-03-02 | Hitachi Ltd |
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US6966944B2 (en) | 2002-12-26 | 2005-11-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Anticurling agent, ink jet ink, method for ink jet recording and method for reducing curling |
JP2008106412A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-05-08 | Kyodo Printing Co Ltd | 印刷用紙および複製画 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0314959B2 (ja) | 1991-02-27 |
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