JPS5823983A - 抄紙機ヘッドボックスの整流装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抄紙機ヘッドボックス等に応用できる整流装置
に関するものである。

第１図（イ）（ロ）は従来の抄紙機ヘッドボックス（特
公−昭５０−６５６４号公報）を示し、（１）は矩形ヘ
ッダ、（２）はチューブバンク、（３）はテーパチュー
ブ、（４）はチャンバー、（５）は多孔板、（６）はス
ライスボディ、（力はそライス開口部、（８）は頂板、
（９）は底板、（１０）は支点、０１）はスライスリッ
プ、（１つは抑流素子、（１３）はコンバーシングチャ
ンネルである。

図において紙原料液は、巾方向にテーパになっている矩
形ヘッダ（＋＞から、流れの向きを９０変えてチューブ
バンク（２）のテーパチューブ（３）を通り、巾方向通
しのチャンバー（４）に入る。次に多孔板（５）−の穴
を通って円形噴流となり、スライスボディ（６）の抑流
素子０２によって形成されるコンバーシングチャンネル
０３）を流れ、スライスリップ０１）によって巾方向の
開度が微調整されてスライス開口部（７）からワイヤ上
に噴出される。

抑流素子（１２＋の一端（１２α）は多孔板（５）に保
持され、紙原料液流の流体力学的効果のため、抑流素子
（１ｚは相隔たる位置に保たれる。またスライスリップ
開口部の開度の粗°調整のため、頂板（８）は支点００
）を中心に回転できるようになっている。

しかしながら前記従来のヘッドボックスには次のような
欠点があった。即ち、コンバーシングチャンネル０３）
の出口部分（１：３６）において、多孔板の巾方向に局
所的な速度むらが残っており、これがスライスジェット
の乱れの原因になっていた。

また噴流の影響を翼全に消すためには、コンバーフロー
シートの長さをもつと長くする必要がある。しかし従来
のものではスライスボディ部の固有振動数が低く、振動
のためスライスリップ部の開度が変ったり、スライスボ
ディ部の内容積が変化するため、ジェット速度が変動し
ていた。そこで本発明者はさ−きに実願昭５５−１４６
９４８号シー に示すヘッドボックスを提案し、固有振動数を上げて実
用上問題のないレベルまでもって行くことに成功はした
が、これ以上スライスボディを長くすることは不利であ
った。

このように［１］方向の流量を均一にするために、（チ
ューブバンク）＋（多孔板）にょる圧損が必要となり、
ヘッドボックス長が長くなっていた。

即ち、多孔板の穴径を小さくするこＬは、紙原料液が閉
塞するためできず、また穴数を減らすと噴流の影響が大
きく出るため、これも好ましくなく、結局多孔板で得ら
れる圧損は、中方向の流量を均一にするには不充分であ
った。従ってチューブバンクで圧損をとっていた。

本発明は前記従来の欠点を解消するために提案されたも
ので、スリットの下流側にスリットを交叉するように、
かつ事実上直結して構成することにより、多孔板の噴流
の影響をなくして、局所的な速度むらをなくシ、かつ噴
流の影響をすみゃかになくすと共に、スライスボディの
長さを短くしてコストダウン及び耐振性を向上させ、チ
ューブバンク、チャンバー、多孔板の機能を一段とコン
パクトに行なえるようにした整流装置を提供せんとする
ものである。

以下本発明の実施例を図面について説明すると、第２図
（イ）（ロ）は本発明の実施例を示すヘッドボックスの
断面図である。図において（１４）は矩形管（ヘッダ）
　、（１５）は上流側のスリットプレー）、（１６）は
下流側のスリットプレート、０ηは頂板、θＢは底板、
０１は抑流素子、ＣＩ’（１１はスライスリップであり
、矩形管（＋４）は巾方向にあって流れの方向に断面積
が小さくなっている。

またスリットプレート０５１の相互の間隔によってスリ
ットが形成され、更にスリットプレートａＯの相互の間
隔によって前者のスリットと交叉するスリットが形成さ
れている。スリット、スリット整流装置の下流のスライ
ス室は、特願昭５５−１’０７８７８号の構成、即ち抑
流素子で流路断面積を増減させるものきなっている。

第８図（イ）（ロ）は本発明の実施例を示すスリット、
スリット整流装置さ、壁面の形状により流路断面積を増
減させるようにした特願昭５５−１６３９８６号に示す
ヘッドボックスを組合せたものである。また第４図（イ
）（ロ）は本発明の実施例を示すスリット、スリット整
流装置の下流側スリットの隙間台せたものである。

次に以上の実施例について作用を説明すると、先ず第２
図（（イ）（ロ）において、紙原料液は矩形管（１４）
を中方向に流れるにしたがって、スリットプレー”ト（
１９の相互により形成されるスリットに分岐して、巾方
向の分配と方向の変換が行なわれる。

次に第５図〜第７図において、αの範囲を流れる流体は
ｂのスリット部分を通過するため、矢印ＸＳＹで示す向
きの流れが存在する。この流れは（２Ｆ５で形成される
スリット部分でぶつち・り合うが、２方向には流れが制
限されているためｙ方向に急激に膨張する。なお、図中
Ｑツはスリットプレート、Ｃ’６）はこれにスリットが
交叉するように下流側にボルト（２７）で組付けられた
スリットプレートである。

次にスリット、スリットを形成する手段を第８図〜第１
２図について説明すると、先ず第８図ではスリットプレ
ー）Ｃ＞ｌｉｔ紙面に直角方向に突起（２８→があり、
スリットプレー）　０１の紙面に直角方向の溝（２９α
）に差し込んで固定するようになっている。

次に第９図では紙面に直角方向に続く抑流素子（至）に
は、突起（３０α）があり、スリットプレートＧυの溝
（３１α）に差し込んで固定する。また抑流素子（至）
の取付は部（８０ｈ）によってスリット部が形成されて
いる。なお、この実施例は特願昭５５−１０７３７８号
のヘッドボックスにおける抑流素子と組合せた場合を示
す。また図中Ａは流れ方向を示す。

第１０図の１合は抑流素子Ｏａの方に溝があり、スリッ
トプレー）　Ｃ３３の方に突起がある。抑流素子０湯の
取付は部（８２α）によってスリット部が形成されてい
る。なお、この実施例も特願昭５５−１０７３７８号の
ヘッドボックスにおける抑流素子と組合せた場合を示す
。

第１１図（イ）（ロ）のようにスリット、スリットはス
リットプレート（２１）　（２１α）の一体物で作るこ
ともできる。このききスリット（財）（２２→の深さを
深くして直接交叉させることもできるが、第１２図（づ
←）に示す如くスリットプレート０階（２３ａ）のスリ
ット００（２４ａ）の深さは浅くして穴（２４ｈ）で連
絡させることもできる。また第１２図に於ける下流側の
スリット（２４α）は第９図又は第１０図の様な抑流素
子によって形成することもできる。なお、前記各実施例
においてスリットプレート、抑流素子は金属でなくても
よく、プラスチック等で作ることができる。

次に第１３図及び第１４図によりスリット角の形状、即
ち下流側のスリットブレー）Ｃ３４）Ｃ３つの形状を変
えることにより、スリットから出て行くジェットの向き
を変えることが可ｉである。なお、（ＩＱは上流側のス
リットプレートである。また第１５図の如くスリットプ
レー）（３６）Ｃ３ηを直交させてもよく、第１６図の
如くスリットプレート（至）ＯＩを斜交させてもよい。

なお、以上の各実施例は原料液の通路をスリツート状に
し、これを次のスリ゛居状通路き交叉させる例を示した
が、この交叉段数を３段、４段の如く多段にしてもよい
。

第１７図及び第１８図は本発明の実施例を示すスリット
、スリット整流装置を応用したシャワー装置である。図
に於いてパイプ（４１の円周方向に細長いスリット（４
υが、パイプの長手方向に並んで形成されている。また
スリット板（４々及び（４３によって、パイプ（４０の
長手方向にスリブ）　（４４１が形成されている。また
スリット板（４２ｆ４３はボルト（４ｅ　（４［ｉによ
ってパイプ（４Ｇに固定されている。

ここでパイプ（４０の中を長手方向に流れて来た水は、
スリット（４υの部分でパイプの円周方向に矢印Ｚで示
す流れが生じる。この流れはスリブ）　（，１４１の部
分でぶつかりあうが、スリット板（４Ｚ　（４３の端面
（４２の（４３α）の方向には流れが制限されているた
め、パイプｆ４１の長手方向に拡がり、矢印ｗ１ｖで示
す流れが生じる０このためスリブ）　（４４１からは巾
方向に連続した膜状の噴流が得られる。この場合は）く
イブ（４１の長手方向に連続したスリットを切らなくて
よいため、液圧によってパイプが変形することが少ない
。またスリット板（４つ及び（４３の固定位置により、
スリ７）　（１４）の隙間を変え、流量の調整も可能で
ある。

以上詳細に説明した如く本発明によると、スリット状の
噴流が得られるので、従来の多孔板で見られた巾方向の
局所的な速度むら、及びそれによるスライスジェットの
乱れがなくなる。またスライスボディの長さが短くなり
、耐振性が向上する為、スライス室の容積変化や、スラ
イスリップの開度の変化による紙の流れ方向の坪量むら
が少なくなる。更に本発明によるスリット、スリットに
よる整流装置は、下流側に噴流の影響による速度むらが
出に＜＜、また開口率を小さくして、従来の（チューブ
バンク）＋（多孔板）の抵抗係数と同等以上の圧損が得
られるので、従来の（チューブバンク）＋（チャンバー
）＋（多孔板）のスペースが短縮される。なお、本発明
をヘッドボックスに適用した場合には、前記ｙ方向の膨
張流れにより、繊維の塊も膨張して分割されるため、繊
維分散も良くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）は従来のヘッドボックスの１例を示す側断
面図、第１図（ロ）は同平面図、Ｍ２図（イ月ま本発明
の実施例を示す整流装置を設けたヘッドボックスの側断
面図、第２図（ロ）は同平面断面図、第８図（イ）、第
４図（イ）は夫々第２図（イ）と異なる実施例を示すヘ
ッドボックスの側断面図、第８図（ロ）、第４図（ロ）
は夫々第８図（イ）、第４図（イ）の平面断面図、第、
５図は本発明の実施例を示すスリット、スリット整流装
置を説明する正面図、第６図は同平面図、第７図は同側
面図、第８図、第９図、第１θ図、第１１図（イ）、第
１２図（イ）は夫々異なる実施例のスリット、スリット
構造を示す側断面図、第１１図（ロ）、第１２図（ロ）
は夫々第１１図（イ）、第１２図（イ）の平面断面図、
第１３図、第１４図は夫々前記と異なる形状のスリット
プレートを示す側断面図、第１５図、第１６図は夫々前
記と異なる上流側、下流側スリットプレートの組合せ状
態を示す正面図、第１７図は本発明の実施例を示す整流
装置を適用したシャワー装置の正面図、第１８図は同側
断面図である。 図の主要部分の説明 １５・・・上流側スリットプレート １６・・・下流側スリットプレート 特許゛出願人　三菱重工業株式会社 第１図 （ロ） 第７図 ２ 帛９図 示１０図 １５　　　馬１３図 １５　　　第１４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 出口側にスリットを配設し、これと交叉するよう直結し
   て入口側にもスリットを配設したことを特徴きする整流
   装置。