JPS5823799B2 - カラ−テレビジヨンジユゾウキ

Info

【発明の詳細な説明】この発明はカラーテレビジョン受像機に関するもので、
その目的とするところは色の調整範囲を広くすることが
でき、レバーにより簡単に操作することのできる構成を
提供しようとするものである。

現在のカラー放送は各放送局によりそれぞれの特色があ
って色の調整の面では格−的ではない。

しかしテレビジョン受像機では現在はとんど自動調整と
なっており、その調整は各放送局に応じて最適であると
はいえない場合がある。

また色の具合を変えるために色相調整があるがこれも充
分満足のゆくものではない。

本発明は上記の難点に対処して色の調整範囲を広めよう
とするものであり、以下図面に示した実施例を参考にし
てその構成を説明する。

第１図は一般の原色ドライブ回路において、色差信号と
Ｙ信号のマトリクス部と、本発明の回路とを組合せた状
態を示すものである。

Ｒ−Ｙ信号は抵抗Ｒ１と、可変抵抗ＶＲ，と抵抗Ｒ１１
との直列回路とによって分割されトランジスタＴＲ１の
ベースに入る。

尚直流レベルはコンデンサＣ１によってカットされ変化
しない。

トランジスタＴＲ１のエミッタには可変抵抗ＶＲ，を介
して輝度信号Ｙが入力され、コレクターにはＲ信号が現
われる。

このようにして可変抵抗ｖＲ３Ｒ−Ｙ信号の振幅を変化
させた。

同様にＢ−Ｙ信号は抵抗Ｒ４と、可変抵抗ＶＲ４及び抵
抗Ｒ１□の直列回路とによって分割され、トランジスタ
ＴＲ２のベースに入る。

直流レベルはコンデンサＣ２でカットされ変化しない。

又トランジスタＴＲ２のエミッタには可変抵抗ＶＲ２を
介して輝度信号Ｙが加われており、コレクターにはＢ信
号が現われる。

このようにして可変抵抗ＶＲ４によってＢ−Ｙ信号の
振幅が変化する。

次いで、Ｇ−Ｙ信号は抵抗Ｒ７を介してトランジスタＴ
Ｒ８のベースに加えられ、エミッタには抵抗Ｒ１ｏを介
して輝度信号Ｙが加えられており、コレクターにはＧ信
号が現われる。

第２図に示したのは、前記可変抵抗■Ｒ３とＶＲ４の構
成例であり、可変抵抗をそれぞれ直角をはさむ二辺間に
取付ける。

調整レバーＬを左右に動かすと可変抵抗■Ｒ３が上下に
動き、可変抵抗ＶＲ４が調整できるようになっている。

尚第２図は任意に調整した状態である。

調整レバーＬを操作することにより３つの色差信号の振
幅比が連続的にある範囲自由に変化できるようになった
。

変化できる範囲は可変抵抗器の抵抗値により任意に選択
できる。

又レバーＬは円周内を動くように構成されているもので
ある。

本発明は上記のような構成を採ったので、各種の放送内
容に従って色具合を広い範囲で選択することができ、視
聴者の好みに応じて調節が可能となった。

しかも直流カット用のコンデンサＣ１゜Ｃ２を介して可
変抵抗■Ｒ３，ＶＲ４を接続したため振幅調整をしても
直流レベルが変化せず、スクリーンの再調整等を行なう
必要がない。

尚現在使用されている色相調成を併用することもでき、
この場合にはさらに広範囲の調整か可能となり、回路も
簡単で構成が容易であり安価にできる等の効果を有して
いる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の主要部を示す回路図、第２図は可変抵
抗器を含む調整器の実施例図。Ｒ１，Ｒ４・・・・・・抵抗、ＴＲ１，ＴＲ２，ＴＲ３
，・・・・・・トランジスタ、Ｃ１，Ｃ２・・・・・・
コンデンサ、ＶＲａ。ＶＲ４・・・・・・可変抵抗、Ｒ１１，Ｒ１２・・・・
・・抵抗、Ｌ・・・・・・レノく−。

【特許請求の範囲】