JPS5823530Y2 - 形鋼におけるスカラツプ加工装置 - Google Patents

形鋼におけるスカラツプ加工装置

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JPS5823530Y2
JPS5823530Y2 JP1978016664U JP1666478U JPS5823530Y2 JP S5823530 Y2 JPS5823530 Y2 JP S5823530Y2 JP 1978016664 U JP1978016664 U JP 1978016664U JP 1666478 U JP1666478 U JP 1666478U JP S5823530 Y2 JPS5823530 Y2 JP S5823530Y2
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JP
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flange
section steel
cutter
scalloping
fixed
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JP1978016664U
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JPS54120792U (ja
Inventor
相沢恒男
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株式会社アマダ
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、H形鋼やT形鋼等の形鋼にかけるウェブ面
とフランジとの境界部に扇形の切欠部、いわゆるスカラ
ップを加工するための形鋼にかけるスカラップ加工装置
に係るものである。
一般に、H形鋼やT形鋼等のいわゆる形鋼の端面に板材
を溶接する場合、あるいは形鋼の端面を板材や柱材等に
溶接する場合には、フランジ部分の内外面を溶接してい
るが、ウェブ部分とフランジ部分の接続部のみは溶接が
できない。
このため、強度上、耐触性上にかいて信頼性がなくなる
ので、ウェブ面とフランジとの境界部に扇形状の切欠、
いわゆるスカラップを加工してかく必要がある。
このスカラップを加工することにより、フランジ部分の
内外面を全周にわたって連続的に溶接することができ、
信頼度の高い溶接構造物が得られる。
また、フランジ部の端部には、溶接を確実に行なわせる
ための開先加工をしてかく必要がある。
従来、この種のスカラップ加工にかいては、ウェブ面へ
のスカラップ加工とフランジ部への開先加工とは別々の
加工工程にて行なっていた。
そのため、スカラップ加工や開先加工に釦ける作業能率
が低かった。
また、形鋼をクランプする固定基準面がフランジの外側
面にあったので、つぎのような欠点があった。
すなわち、スカラップを加工する際には、フランジ側の
スカラップ加工面をフランジの内側面と同一平面に加工
しなければならないが、この場合、フランジの厚みが変
わるとフランジの内側面の位置がスカラップ加工用カッ
ターに対して変化し、例えばフランジの厚みが大きくな
るような場合には、スカラップ加工用カッターによって
フランジの内側面部を切削することになり、逆に、フラ
ンジの厚みが小さくなるような場合には、ウェブの一部
を突出した状態に残すことになる。
したがってその都度(フランジの厚みが変わる毎)スカ
ラップ加工用カッターの取付位置を調整しなければなら
ず、作業性がきわめて悪かった。
この考案は、上記のごとき従来の欠点を解決することを
目的として考案したものである。
以下、図面を用いてこの考案の1実施例について詳細に
説明する。
第1図にふ−いて示すのは、H形鋼(形鋼)1の端部に
適宜厚さの鋼板3を溶接にて接合したものであるが、こ
の溶接の際には図に示すごとく、H形鋼1に溶接用の開
先加工部5,5と、溶接時にかける角部の応力集中を防
止するとともに溶接を確実にするためのスカラップ7.
7を加工してかく必要がある。
開先加工部5,5は、H形鋼1のフランジ9,9のそれ
ぞれの長手方向の端部に適宜角度に形成して設けてあり
、スカラップ7.7は、H形鋼1のウェブ11の端部に
釦ける両角部に設けである。
このようにH形鋼の端部に予め開先力ロエ部5,5釦よ
びスカラップ7.7を設けることにより、良好かつ確実
な接合作業を行なうことができるのである。
第2図において示すのは、H形鋼1のフランジ9fD−
よびウェブ11のそれぞれの端部に、開先加工部5.ス
カラップ7を同時に加工せしめるための開先・スカラッ
プ加工装置13である。
この開先・スカラップ加工装置13は、H形鋼1のフラ
ンジ9端部に、開先加工部5を加工するための開先加工
用カッター15と、H形鋼1のウェブ11にスカラップ
7を加工するためのスカラップ加工用カッター17と、
釦よび前記両力ツタ−15゜17を回転駆動するための
駆動装置19等より構成しである。
前記駆動装置19に卦ける駆動軸21は、H形鋼1の移
送方向(第2図にかいて上下方向)に対して直交する方
向に配設して設けである。
駆動軸21には、前記開先加工用カッター15とスカラ
ップ加工用カッター17とがキー23を介して固装しで
あるとともに、ナツト部材25を介して軸方向への移動
を規制して設けである。
駆動軸21はその先端部に釦いて、駆動装置19から一
体的に延設した支持部材27に支承されている。
駆動装置19は、H形鋼1に対して上下方向移動自在に
構成してあり、上昇した際には開先加工用カッター15
がフランジ9の上端よりも上方位置に上昇し、下降した
際には開先加工用カッター15がフランジ9の下端より
も適宜最下方位置に下降するように、その昇降作動範囲
を設定して設けである。
前記開先加工用カッター15はその外周のカッター刃部
15aを適宜角度に形成して設けてあり、捷たスカラッ
プ加工用カッター17は、その外周のカッター刃部17
aを適宜な扇形状に形成して設けである。
前記開発・スカラップ加工装置13の近接位置には、H
形鋼1を固定支持するための適数のクランプ装置29,
31が設けである。
この実施例にかいては、H形鋼1のウェブ11面を固定
支持するウェブクランプ装置29と、H形鋼1のフラン
ジ9を固定支持するためのフランジクランプ装置31と
の2種類のクランプ装置を設けである。
ウェブクランプ装置29は、ローラー(支持部材)33
上に載置されているH形鋼1のウェブ11面を上下から
挟持できるように構威しである。
すなワチ、ウェブクランプ装置29は上部クランプ部材
35と下部クランプ部材37とからなり、上部クランプ
部材35を昇降作動させることによりウェブ11面を固
定、解放することができるようになっている。
フランジクランプ装置31は、フランジ9の下端部と係
合自在の固定部39を備えた固定バイス41と、固定バ
イス41の固定部39と対応してフランジ9の上端部と
係合自在の固定部43を備えた可動バイス45とより構
成しである。
固定バイス41は、開先・スカラップ加工装置13のフ
レーム(図示省略)等に固装して設けてあり、可動バイ
ス45は固定バイス41に対して近接離反自在になって
いる。
すなわち、可動バイス45にかける固定部43は、上下
方向に移動することにより固定バイス41の固定部39
と協働してフランジ9を固定、解放することができるよ
うになっている。
固定部39.43のそれぞれは、保合面47,49を介
してフランジ9の内側面51と保合できるように構成し
である。
固定バイス41に釦ける固定部39と本体部との間には
、油圧シリンダーのごとき流体圧機構53が介装しであ
る。
流体圧機構53にかけるピストンロッドのごとき作動杆
55の先端部には、フランジ9の外側面57と当接自在
の押圧部材59が装着しである。
押圧部材59は作動杆55の伸縮作動に伴って、フラン
ジ9の外側面57に接近、離反し、フランジ9に当接し
たときは固定部39との協働作用によりフランジ9を挟
持固定するようになっている。
可動バイス45にかける固定部43と本体部との間にも
、前記流体圧機構53と作用を同一にする油圧シリンダ
ーのごとき流体圧機構61が介装しである。
この流体圧機構の各構成部材は前記流体圧機構53と同
一であるので、同一の符号を用いて付し、その詳細な説
明は省略する。
な釦、可動バイス45は、固定バイス41に設けたガイ
ド溝63にそのベース部65を嵌合せしめることにより
、上下方向に移動自在に構成しである。
この実施例にかいては、前記したごとく、固定バイス4
1.可動バイス45のそれぞれの保合面47.49と流
体圧機構53,61の押圧部材59とを介してフランジ
9を挟持固定しているが、その固定基準面はフランジ9
の内側面51である。
すなわち、保合面47,49とそれぞれの本体部との間
の距離は常に一定であり、フランジ9の厚さが変化した
際には作動杆55を伸縮作動させてフランジ9の厚さの
変化に対処するように構成しである。
一方、開先・スカラップ加工装置13に卦けるスカラッ
プ加工用カッター11の固定基準面aは、固定バイス4
1.可動バイス45のそれぞれの係合面47.49と一
致させである。
換言すると、スカラップ加工用カッター17の固定基準
’1lflaは、固定バイス41.可動バイス45にか
けるH形鋼1の固定基準面と同一面上になるように設定
しである。
以上の構成において、この考案の作用について説明する
H形鋼1をローラー33上を搬送して、開先・スカラッ
プ加工装置13に近接した位置にて一旦停止させる。
この際には、開先・スカラップ加工装置13はH形鋼1
のフランジ9上端よりも上方位置に上昇させてかく。
つき゛に、H形鋼1を所定加工量に相当する分だけ前進
させて位置決めを行なう。
この位置決めは適宜な手段にて設定してよい。
位置決めされたH形鋼1をクランプ装置29゜31を介
してクランプする。
すなわち、H形鋼1に釦けるウェブ11面はクランプ装
置29によりクランプされ、フランジ9はクランプ装置
31によりクランプされる。
このクランプされたH形鋼1に対して開先・スカラップ
加工装置13を下降作動せしめる。
スカラップ加工用カッター17の固定基準面aは、固定
バイス41.可動バイス45におけるH形鋼1の固定基
準面と一致させであるので、スカラップ加工用カッター
17が下降する際には固定基準面aはフランジ9の内側
面51に沿って下降することになる。
駆動装置19がさらに下降すると、開先加工用カッター
15とスカラップ加工用カッター17がそれぞれフラン
ジ9卦よびウェブ11面に開先加工部5.スカラップ7
を加工し始める。
駆動装置19が最下降位置に下降すると、フランジ9.
ウェブ11にそれぞれ所定の開先加工部5.スカラップ
7が加工形成される。
したがって、この開先加工部5とスカラップ7とは、同
一工程にかいて同時に加工され、加工作業上における作
業時間をきわめて短縮することができる。
特にこの考案に耘いては、H形鋼1のフランジ9を固定
するクランプ装置31の固定基準面と、スカラップ加工
用カッター17の固定基準面aとを一致させて構成させ
てあり、しかも、クランプ装置31の固定基準面をフラ
ンジ9の内側面51に係合自在に構成しであるので、フ
ランジ9の厚みが変化しても開先加工用カッター15.
スカラップ加工用カッター17を調整する必要がない。
換言すれば、フランジ9の内側面51を固定基準面とし
であるので、フランジ9の厚みが変わってもその厚み増
加量は外側方向に増加し、固定基準面には伺ら影響を及
ぼさなく、したがって、フランジ9の厚みが変化しても
カッターIs、17を調整する必要が全くないのである
H形鋼1の1側のスカラップ1釦よび開先加工部5の加
工が終了すると、開先・スカラップ加工装置13を上昇
せしめ、クランプ装置29 、31によるクランプを解
除する。
そして、H形鋼1を反転せしめて前記と同一の要領で他
の1側にスカラップ7、開先加工部5を加工すれば、ウ
ェブ11の両側角にスカラップ7.7を加工できるとと
もに、両側のフランジ9,9に開先加工部5゜5を加工
することができる。
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るにこの考案の要旨は実用新案登録請求の範囲に記載の
とかりであるから、クランプ装置により形鋼をクランプ
して固定したときには、形鋼にふ・けるフランジの内側
面部は固定基準位置へ必ず押圧固定されるものである。
したがって、形鋼の位置がずれているような場合であっ
ても、クラスプ装置によって固定されるときには、形鋼
に訃けるフランジの内側面部は常に固定基準面に一致す
ることとなるものである。
特に本考案に釦いては、クランプ装置に釦ける固定基準
面とスカラップ加工用カッターの基準面とは同一平面に
設けであるので、形鋼をクランプ装置により固定したと
きには、形鋼に釦けるフランジの内側面部とスカラップ
加工用カッターの基準面とは同一平面に一致することと
なる。
したがって、クランプ装置によって形鋼を固定した後に
スカラップ加工用カッター等により加工を開始しても、
カッターによってフランジの内側面部を切削するような
ことがなく、何等の問題なしに加工を行なうことができ
るものである。
すなわち本考案にかいては、形鋼に卦けるフランジの内
側面部がクランプの装置の固定基準面へ押圧されること
、及び前記固定基準面とスカラップ加工用カッターの基
準面が同一平面に設けられていることにより、形鋼をク
ランプ装置に固定するだけでよく、形鋼あるいはカッタ
ーの取付位置の調節が全く不要なものであり、種々の寸
法の形鋼であっても能率よく加工を行なうことができる
ものである。
なか、本考案は前述の実施例のみに限ることなく、適宜
の設計的変更を行なうことにより、その他の態様で実施
し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案のl実施例を示すものであって、第1図
はH形鋼に鋼板を接合した状態を示す説明図、第2図は
この考案の要部の平断面説明図、第3図はその正面説明
図である。 (図面の主要な部分を表わす符号の説明)1・・・・・
・形鋼、9・・・・・・フランジ、15・・・・・・開
先加工用カッター 17・・・・・・スカラップ加工用
カッター31・・・・・・クランプ装置、51・・・・
・・内側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 形鋼にふ・けるフランジの端部に開先加工を行なう開発
    加工用カッターと、形鋼のフランジとウェブとの接合部
    にスカラップ加工を行なうスカラップ加工用カッターと
    を駆動装置の駆動軸に近接して装着してなるスカラップ
    加工装置にして、前記形鋼にかけるフランジの内外面側
    を挟持して形鋼を固定するフランジクランプ装置を設け
    、このクランプ装置に、形鋼におけるフランジの内側面
    部を固定基準面へ押圧する押圧部材を設け、前記スカラ
    ップ加工用カッターに釦ける基準面を形鋼に訃けるフラ
    ンジの内側面部に接触自在に設けると共に、スカラップ
    加工用カッターの基準面と前記クランプ装置に卦ける固
    定基準面とを同一平面上に設けてなることを特徴とする
    スカラップ加工装置。
JP1978016664U 1978-02-14 1978-02-14 形鋼におけるスカラツプ加工装置 Expired JPS5823530Y2 (ja)

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JPS54120792U JPS54120792U (ja) 1979-08-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5370490U (ja) * 1976-11-17 1978-06-13

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JPS54120792U (ja) 1979-08-23

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