JPS5823383B2 - シンキアゾカゴウブツ ノ セイホウ - Google Patents

シンキアゾカゴウブツ ノ セイホウ

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Publication number
JPS5823383B2
JPS5823383B2 JP48043352A JP4335273A JPS5823383B2 JP S5823383 B2 JPS5823383 B2 JP S5823383B2 JP 48043352 A JP48043352 A JP 48043352A JP 4335273 A JP4335273 A JP 4335273A JP S5823383 B2 JPS5823383 B2 JP S5823383B2
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JP
Japan
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polymerization
substituted
asymmetric
compounds
ketone
Prior art date
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Expired
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JP48043352A
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Inventor
宮川力
山下和彦
菅野正彦
長岡譲二
南井宣明
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Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
Original Assignee
Wako Pure Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規非対称アブ化合物の製造法に関する。
アゾニトリル化合物は、例えば重合性不飽和化合物のラ
ジカル重合開始剤として工業上大量に使用されている有
用な化合物である。
従来、かかるアゾ化合物は、(1)対称ヒドラゾ化合物
を酸化する方法、(2)同種2分子のアミノニl−IJ
ル化合物を酸化カップリングする方法で得られていたが
、これら従来法では生成物はいずれも対称体であり、ア
ゾ化合物の種類が限られている。
そのため重合反応に於いて、単量体の種類、重合体の物
性目標等に応じて、最適の重合開始剤を選択するのに自
ら限界があった。
本発明者等は、かかる問題の解決のために、工業的にさ
らに効率良い重合開始剤を追求しつゾけ、種々の新規ア
ゾ化合物の製造方法を見出し、本発明を完成した。
ここに効率良いとは、単に分解速度定数が大きいとか、
半減期が短いとかのほか、所用の重合反応規模に於いて
、例えば温度制御の容易さ、触媒添加のやり易さ、重合
曲線の好ましさ等、種々の条件が加味されて判断される
ものである。
本発明は、新規非対称アゾ化合物の製造法に関する。
詳記すれば、一般式(式中R1、R2、R3、R4は同
−若しくは異った基で、アルキル、置換アルキル、シク
ロアルキル、置換シクロアルキル、フェニル、置換フェ
ニル、アラルキル、置換アラルキルを示す。
またR1 、 R2および/またはR3、R4が環をな
す基であってもよい。
但し、R1とR2から成る群と、R3とR4から成る群
とが同じである対称化合物を除く。
)なる非対称ヒドラゾ化合物を酸化することを特徴とす
る一般式 (式中R1+ R2r R” t R’は前記と同義。
)なる新規非対称アゾ化合物の製造法である。
非対称ヒドラゾ化合物〔■〕は、反応式(3)の如く、
2種のケトンをヒドラジンと加温反応させて、ケトンア
ジンを得、背比水素を付加するか、2種のケトンと背比
水素とヒドラジンとを一挙に反応させる方法、または反
応式(B)の如く、2種のケトンと背比水素から2種の
ケトンシアンヒドリンを得、はゾ当量のヒドラジンと加
温反応させる方法で取得できる。
(式中R1J R2,R31R’は前記と同義。
)2種のケトンとヒドラジンの比、及び2種のケトンシ
アンヒドリンとヒドラジンの比は、ケトン及びケトンシ
アンヒドリンの反応性の強さに従って最適比が選ばれる
反応系は無溶媒、水系又は有機溶媒系、均−系又は不均
一系が適宜選ばれる。
これら中間体と共に生成する対称形の化合物は、通常の
方法、即ち蓋部や再結晶でちり除かれ、所要のものが単
離され、本発明製法の出発原料とされる。
ケトンは、通常入手可能なものが支障な(使用でき、例
えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シイツブナルケトン、ネオペンチルケトン、4
−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン、4−エトキ
シ−4−メチル−2−ペンタノン、4−フェニル−4−
メチル−2−ペンタノン、4−メチル−2−ヘキサノン
、5−メチル−3−ヘプタノン、シクロヘキサノン、シ
クロオクタノン、シクロオクタノン、メチルシクロプロ
ピルケトン、アセトフェノン等が挙げられる0 非対称ヒドラゾ化合物〔■〕の酸化反応は、ハロゲン、
次亜ハロゲン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩
、過酸化水素等を酸化剤として、無溶媒系、水系又は有
機溶媒系で、場合により金属化合物を触媒にして酸素で
酸化させる。
酸化剤は理論量に対し過剰量使用するが、大過剰使用し
ても利も害もない。
本発明製法によって得られた非対称アブニトリル化合物
は、従来の対称形のものと同様に、融点の異なる立体異
性体の混合から成るものが多いので、小さくは反応条件
により、太き(は精製条件により、その数値(融は始め
から融は終りの温度)に若干の差を示すことがあるが、
重合開始剤としての働きと効果に関しては差は認められ
ない。
また、実際の重合反応に於いて重合開始剤として使用す
るに当り、副生の対称体化合物と併用する方が好ましい
場合には、特に中間体を単離することす<、混合中間体
から得られた生成物をそのままアゾ系重合開始剤として
用いればよい。
本発明を実施することにより、種々の分解速度定数を有
する新規重合開始剤を得ることができ、これら重合開始
剤を単独でまたは併用して使用することにより、従来の
対称型アゾ重合開始剤どうし、例えば低温活性と高温活
性の開始剤どうしを組み合せた場合に起る不連続的な2
段階の重合に対し、連続性の重合が可能になると共に、
モノマーに対し種々の重合温度が選択でき、従来得られ
なかった新しい有用な物性を有する重合物が得られるな
ど、工業上極めて価値の高い重合方法を可能にした。
例えば、塩化ビニルの懸濁重合では、従来所謂ゲル効界
を抑えるために、低温活性と高温活性どうしの併用開始
剤系が採用され、重合釜の冷却能力を考慮して両開始剤
の中間活性を有する重合速度とその直線性を得ていた。
しかしこの系の欠点は、低温活性開始剤から高温活性開
始剤へ開始効果が移行する重合中期に重合速度の中たる
み現象を生じ、このため重合時間の延長、製品の不均一
化、フィッシュアイ等好ましからざる諸問題が起こるこ
とがある。
これに対し、本発明に得られた非対称アゾ化合物である
、例えば(2−(1−シアノ−1,3−ジメチルブチル
アゾ)−4−メトキシ2,4−ジメナルバレロニl−I
Jル〕を同様に塩化ビニルの懸濁重合に使用すると、上
記の如き中たるみ現象のない、連続性に富んだ均一でゲ
ル効果のない重合が可能となり、狭い分子量分布を有す
る多孔質性の重合物が得られ、そのため着色やフィッシ
ュアイ等の問題の解決された製品が得られる。
次に実施例を述べ、本発明を更に説明する。
実施例中数量を表わす部は重量部である。
またτ晟は10時間で半量に達するまでの温度を示す。
実施例 1 メチルイソブチルケトン30部、4−メトキシ−4−メ
チル−2−ペンタノン13部の混合物と80%ヒドラチ
ンヒトラード13部を3時間還流。
油層を分取、水洗し、この混合ケタジンを減圧蒸留し、
119〜139°C/18r/IAの留分20部を得る
この留分のメタノール50部溶液に、20℃で前止水素
10部を導入し、20時間攪拌。
塩酸3部を加え、塩素10部を導入、さらに1時間攪拌
2−(1−シアノ−1,3−ジメチルブチルアゾ)−4
−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル20部を
得る。
τ1/2−38.7℃実施例 2 実施例1に従い、非対称ヒドラゾ化合物を酸化し非対称
アゾ化合物を得る。
以下(こ収率と物性を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中R1,R2,R3,R4は、同一または異った基
    で、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シ
    クロアルキル、フェニル、置換フェニル、アラルキル、
    置換アラルキルを示す。 またR1 、 R2および/またはR3、R4が環を成
    していてもよい。 但しR1とR2からなる群と R3とR4から成る群と
    が、同じである対称化合物を除く。 )なる非対称ヒドラゾ化合物を酸化することを特徴とす
    る一般式 (式中R1、R2、R3、R4は前記と同義)なる新規
    非対称アゾ化合物の製造法。
JP48043352A 1973-04-17 1973-04-17 シンキアゾカゴウブツ ノ セイホウ Expired JPS5823383B2 (ja)

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JPS5082017A JPS5082017A (ja) 1975-07-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US3268506A (en) * 1963-09-09 1966-08-23 Chevron Res Polyglycol azo ester polymerization initiators

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