JPS5823369Y2 - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

Info

Publication number
JPS5823369Y2
JPS5823369Y2 JP12490475U JP12490475U JPS5823369Y2 JP S5823369 Y2 JPS5823369 Y2 JP S5823369Y2 JP 12490475 U JP12490475 U JP 12490475U JP 12490475 U JP12490475 U JP 12490475U JP S5823369 Y2 JPS5823369 Y2 JP S5823369Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating member
filter surface
tank
waste
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12490475U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5238659U (ja
Inventor
仁 水島
忠 工藤
Original Assignee
大同精機 (株)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大同精機 (株) filed Critical 大同精機 (株)
Priority to JP12490475U priority Critical patent/JPS5823369Y2/ja
Publication of JPS5238659U publication Critical patent/JPS5238659U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5823369Y2 publication Critical patent/JPS5823369Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本案は主として食品加工中に生じる有機系廃棄物を回収
するための濾過装置に関するものである。
従来例えば蒲鉾や竹輪等の練製品製造工程においては、
原料魚肉から有機系廃棄物が発生するため環境汚染が著
しい。
このため上記製造工程にあっては、廃水中がら廃棄物を
回収する事が要望されているが、此種廃棄物は魚肉の微
小片が主であるから、粘着性があり従って濾過装置のフ
ィルタに耐着して早期にフィルタの性能を劣下させる不
利益があった。
以上の理由からして、従来此種装置においては、フィル
タの目詰まりが生じた時にフィルタをブラシで摺擦する
手段が採られている。
しかしながら、この様な手段ではフィルタ面の魚肉片を
いたずらに細分化して、フィルタの取出側に押出す事に
なるから、処理後の水を懸濁せしめると共に、化学的酸
素要求量(COD)を高くする結果になり、CODに限
ってみると処理前より処理後の方が高くなると云う不利
益があり、且っ又装置の構造が複雑高価になると云う経
済的不利益もあった。
本案は上述不利益を一掃し得る濾過装置を簡単且つ安価
な構造で提供せんとするものである。
以下本案装置を添付図面につき説明すると、第1図、第
2図において、機枠1にはタンク2と台座3及びフィル
タ機構4とが設けられており、上記台座3には、駆動モ
ータ5と、該モータにより作動される減速機6、及びコ
ンプレッサ7が設けられている。
上記タンク2は上方に開口部21を形成し、該開口部に
はフィルタ機構40回転部材41が嵌入されている。
上記フィルタ機構4の回転部材41は、上記タンク2に
下部を部分的に浸漬して嵌入すると共に、水平方向に回
転中心線lを有して垂直回転する様構成されており、且
つ外周面には回転方向に連続するフィルタ面411が形
成されている。
上記回転部材41の内部には、水平方向に設けられると
共に回転中心に向けて延出する適数の受板412がフィ
ルタ面411の内面に沿って横架されており、又フィル
タ面411を保持するため、回転部材41の両側面は一
対の円板413,413’で構成されている。
即ち本実施例では、回転部材41はドラム型に作られて
おり、その中央胴面がフィルタ面411に作られている
上記回転部材41の両側には一対の受部材42゜42′
が取付けられており、此等受部材42.42’は円筒型
に作られると共に、上記回転部材41の回転中心線lを
中心として回転部材41に固設されており、且つ中央に
は切窓即ち実施例では中央透孔が形成されている。
上記受部材42.42’の胴面には受溝421,421
’が凹設されており、此等受溝421,421’は上記
機枠1に設けられた転球43,43’に嵌合せしめられ
ている。
上記受部材の一方42にはベルト受溝422が形成され
ており、このベルト受溝422にはベルト44が取掛け
られている。
ベルト44の他端は上記減速機6のプーリに取掛けられ
ており、従って上記回転部材41は上記駆動モータ5の
回転を伝達されて所定速度で回転せしめられる。
上記回転部材41内には、その−古畳部材42の中央透
孔から廃水が供給される。
廃水供給のために、先端81を回転部材41内に挿入し
た供給管系8が設けられており、この管系8には吸上ポ
ンプ82が附設されている。
管系8の他端83は廃水タンク84内に挿入されており
、従って廃水タンク84内の廃水はポンプ82によって
回転部材41内に供給される。
上記回転部材41の内部には、その回転中心線lより上
方位置に開口受部451を形成した回収部材45が設け
られており、この回収部材は開口受部で回収した廃棄物
を回転部材41外に取出すため、開口受部451に連ら
なるダクト452を有すると共に該ダクト452を受部
材42′の中央透孔から外部に延出している。
上記回収部材45のダクト452には受取タンク46が
対設されており、この受取タンク46に廃棄物が集留さ
れる。
この受取タンク46は、下面又は全面を網面等のフィル
タ面にして集留される廃棄物の水切りをするのが望まし
く、又この水切りにより濾過された水はタンク2に注入
するのが望ましい。
上記回転部材41の内部に附着する廃棄物を上記回収部
材45に受取らすために、圧力気流発生手段例えば噴気
管系9が設けられる。
上記噴気管系9は、上記コンプレッサ7により送気され
るノズル91を有しており、このノズル91は、上記回
転部材41の頂部附近に設けられると共に、フィルタ面
411に向けて空気を噴出する様構成されている。
上気噴気管系9には、所望により曝気管92が設けられ
ている。
この曝気管92はタンク2内に設置して濾過後の廃水を
曝気し、以って生物化学的酸素要求量(BOD)を良好
にするものであるが配置位置を回転部材41の下部に設
定すれば噴出空気をフィルタ面に作用させてフィルタ面
411の内面に附着する廃棄物を吹上げ、以って下方に
おけるフィルタ面411の目づまりを防止すると共に廃
棄物を平均的にフィルタ面411に附着せしめる事が出
来る。
上記回転部材41の降下側、即ち実施例の如く回転部材
が時計方向に回転する場合には、ノズル91から曝気管
92に至る右側にはジャワ装置S1が配置されている。
上記ジャワ装置S1は、その洗滌水が上記回収部材45
の開口受部451に流入しない様且つ又上記フィルタ面
411を外側より内側に向けて洗滌する様構成されてお
り、これによってノズル91からの圧力気流で吹落され
なかった残留廃棄物を洗い流すと同時にフィルタ面41
1に湿気を与えて有機廃棄物の固着を防止する。
本案装置は上述の如きものであるから、廃水タンク84
に貯留された廃水は、廃棄物と共に管系8で回転部材4
1内に供給され、供給された廃水はフィルタ面411に
より濾過されてタンク2内に排出される一方固形廃棄物
はフィルタ面411に耐着して上方に搬送される。
この時廃棄物中比較的大型な物体例えば骨片や尾ひれ等
は受板412によって受止められつつ上昇運搬される。
従って受板412の先端は、第1図に示す如く、受止め
方向に湾曲せしめておく事が望ましい。
上方に搬送された廃棄物は、その大型のものは回転部材
の頂点を過ぎた附近で受板412より落下して回収部材
45内に収容され、又フィルタ面411に耐着したもの
はノズル91からの噴出空気でフィルタ面411から内
部に向けて吹飛ばされ次いで回収部材45の開口受部4
51から内部に送り込まれる。
回収部材45内に収容された廃棄物は水分を含んでいる
ため良好にダクト452内を滑走して受取タンク46内
に収容され、一方間転部材41のフィルタ面411はジ
ャワ装置S1によって洗滌された後タンク2に向は回転
降下する。
本案装置は上述実施例に限定されるものではなく、下記
の如く横取する事も出来る。
回転部材41は、回転方向に連結するフィルタ面があれ
ば良く、例えば第3図の如く、球状に形成しても良く、
又第4図の如く、中央両側を凹曲させても良い。
而して前者の如くすればフィルタ面411を広く出来る
し又後者の如くすれば側板413,413’を廃棄物受
取り用に利用出来るから、回収部材45の開口位置を下
方に移す事が出来る。
回転部材41の回転駆動は第3図の如くギヤ44′で直
接的に行なっても良く、又廃棄物の取出しは供給側と同
一側にしても良い。
上記回転部材41は一部浸漬の状態でタンク2内に収容
するのが望ましいが、場合によってはタンク2の液面よ
り浮上せしめた状態で支承しても良い。
この場合には廃棄物の耐着が平均化されないが、濾過速
度が早くなる。
上記回転部材41の外方には、上記ジャワ装置S1の他
に、洗滌水を回収部材45に注水する様な清掃用ジャワ
装置S2を設置して、装置を停止せしめる場合にフィル
タ面411を洗滌する事が望ましく、かくすれば洗滌液
によって回収部材45の内部も洗滌出来る利点がある。
上記タンク2の水位は上記回転部材41の切窓より下方
に設定する必要があるから、この様に水位を一定にする
ため液位規制手段例えば図示の如く排水管22によりオ
ーパフロウするのが通常であるが、浮遊物等を更に処理
する場合には下方排水管22′を設けて処理済廃水を一
部放出し、浮遊物を濃縮しても良い。
本案装置は主として食品加工の工程中に用いられるもの
であるが、使用目的はこれに限定されるものでなく、ク
リーニング工場やその他分野でも使用可能である事云う
迄もない。
本案装置は上述の如きものであるから、これを使用する
時は下記効果がある。
フィルタ面によって微小な廃棄物を残留せしめ得るから
、懸濁物質を極めて良好に回収出来このためCODを大
巾に低下せしめる事が出来る。
フィルタ面を下部においては濾過用に用い、又以後は運
搬用に用いるため、微小廃棄物の捕捉が良好に出来、従
って微小廃棄物が回転部材の下部に集留蓄積する事を有
効に防止出来る。
タンク2の水位が低いため、回転部材41の切窓を開放
状態のまま使用出来、従って供給管系8や回収部材のダ
クト452の挿入取付が容易である他、排液から廃棄物
を掬取る様にして取除くから、多量の有機系廃棄物を含
有する排液の濾過に使用して特に効果がある。
圧力気流によって廃棄物を回収部材45に吹落すため、
廃棄物の含有水分が過剰にならず、このため有機系廃棄
物が確実に分離回収出来る。
廃棄物回収後に、ジャワS□によりフィルタ面411を
洗滌するため、残留有機系廃棄物がフィルタ面411に
乾燥固着する事を防止出来る。
受板412によって排液内の廃棄物を抱土げるため、フ
ィルタ面411に耐着出来ない大きい廃棄物を回収分離
する事が出来る。
従って本案装置は今後益々需要増大する此種装置として
実用上有効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置の側面図、第2図は第1図X−X線に
沿った縦断正面図、第3図、第4図は夫々本案装置に使
用する回転部材の他の実施例を示す縦断正面図である。 図中 1は機枠、2はタンク、4はフィルタ機構、41
は回転部材、411はフィルタ面、412は受板、45
は回収部材、8は供給管系、84は廃水タンク、9は清
掃流発生手段としての噴気管系、91はノズル、9′は
清掃流発生手段としての吸気手段、lは回転部材の回転
中心線である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 定置されたタンクと、上記タンクの上方に位置して垂直
    方向に回転すると共に回転中心に切窓を形成したドラム
    状の回転部材と、上記回転部材の回転中心部から回転部
    材内に廃水を供給する廃水供給管系と、上記回転部材の
    回転中心部から外部に回収廃棄物を取出す回収部材と、
    上記回転部材の回転中心線より上方に設けられた圧力気
    流発生手段とを有し、上記回転部材はその回転方向に連
    続するフィルタ面を外面に形成し、上記圧力気流発生手
    段は、上記フィルタ面を外方から内方に向けて通過する
    清掃用の圧力気流を発生さす構成とし、上記回収部材は
    、上記フィルタ面の内面に対向する開口受部を有すると
    共に、該開口受部が上記圧力気流発生手段によって発生
    した流体を受入れる様に構成した濾過装置において、上
    記タンクにその液面を上記回転部材の切窓により下方に
    規制する液位規制手段を設け、上記回転部材の降下側に
    は、洗滌水を上記回収部材の開口受部に注水しない位置
    で上記フィルタ面を外方から洗滌するジャワ装置を設け
    、上記回転部材のフィルタ面内側には水平方向に設けら
    れると共に、回転中心方向に延出する複数の受板を所定
    間隔を隔てて配設した濾過装置。
JP12490475U 1975-09-12 1975-09-12 濾過装置 Expired JPS5823369Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12490475U JPS5823369Y2 (ja) 1975-09-12 1975-09-12 濾過装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12490475U JPS5823369Y2 (ja) 1975-09-12 1975-09-12 濾過装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5238659U JPS5238659U (ja) 1977-03-18
JPS5823369Y2 true JPS5823369Y2 (ja) 1983-05-19

Family

ID=28605402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12490475U Expired JPS5823369Y2 (ja) 1975-09-12 1975-09-12 濾過装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5823369Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5837565A (ja) * 1981-08-24 1983-03-04 Honda Motor Co Ltd ガスレ−トセンサのケ−シングへの固定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5238659U (ja) 1977-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN219002241U (zh) 一种废水处理可防堵塞的固液分离器
CN111704343A (zh) 一种污泥处理浓缩脱水自动化处理系统及处理工艺
JPS5823369Y2 (ja) 濾過装置
CN214767507U (zh) 一种中药药材清洗装置
CN212189958U (zh) 一种油茶籽清洗筛选机
CN208684749U (zh) 一种新能源污泥干化机
CN208814864U (zh) 污水处理装置
CN220804610U (zh) 一种便于杂质分离的清洗装置
JPH11266839A (ja) 洗浄装置
CN221046251U (zh) 一种猪排泄物处理装置
CN212731346U (zh) 一体化污水处理垃圾收集装置
JPS6022987Y2 (ja) 排水中の繊維状夾雑物を除去する装置
JPH07213951A (ja) 生ごみ処理装置
CN213192779U (zh) 一种循环水悬浮物分离装置
JP3396684B2 (ja) 洗浄処理方法およびその装置
CN220461456U (zh) 一种具有烘干功能的中药清洗设备
CN219860969U (zh) 一种淤泥无害化处理装置
CN213652237U (zh) 一种污泥脱水机
CN220426113U (zh) 一种解絮磁种回收装置
SU1688829A1 (ru) Устройство дл отделени т желых примесей от растительного сырь
CN209224321U (zh) 一种高效的脱水系统
CN211983553U (zh) 肉食品加工生产线
JPH10276730A (ja) 生海苔洗浄装置
JP2004174313A (ja) 海苔製造工程における水の浄化装置
JP2004066051A (ja) 生ゴミ処理システム