JPS5822575B2 - ポリアミドオリアミモノ - Google Patents

ポリアミドオリアミモノ

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JPS5822575B2
JPS5822575B2 JP50083106A JP8310675A JPS5822575B2 JP S5822575 B2 JPS5822575 B2 JP S5822575B2 JP 50083106 A JP50083106 A JP 50083106A JP 8310675 A JP8310675 A JP 8310675A JP S5822575 B2 JPS5822575 B2 JP S5822575B2
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JP
Japan
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woven
polyamide
modulus
hollow
young
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Expired
Application number
JP50083106A
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English (en)
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JPS528170A (en
Inventor
今井清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Publication of JPS528170A publication Critical patent/JPS528170A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は染色性が良好で且つ風合にすぐれた新規なポリ
アミド織編物に関するものであり、更に詳しくは、高速
紡糸によって製造されたポリアミド中空繊維から実質的
になるマルチフィラメントヤーンによって構成されてい
る染色性、風合が良好なポリアミド織編物に関するもの
である。
最近、ポリアミドを溶融紡糸し3000 m7分以上の
高速で巻取ることにより高速に配向された未延伸マルチ
フィラメントヤーン(POY)を製造することが工業的
に実施されつつある。
このような高速紡糸によるポリアミドマ)Iifフィラ
メントヤーンは通常の延伸糸に比べて染色性(特に均染
性)がすぐれているがヤング率が小さいために、該マル
チフィラメントヤーンを用いて製織製編した織編物は′
1コシ゛1がなく、風合の劣ったものとなる。
このため、高速紡糸によるポリアミドマルチフィラメン
トヤーンは専ら延伸仮撚加工用の供給系として使用され
ているにとどまり、該ヤーンからなる織編物は実用性が
ないと考えられている。
本発明者は、高速紡糸により製造されたポリアミドマル
チフィラメントヤーンより成る織編物の風合を改善すべ
く研究を重ねた結果、特殊な中空ポリアミド繊維を用い
ることによって染色性(特に均染性)がすぐれ且つ風合
の良好な織編物が得られることを見い出し、本発明に到
達したものである。
即ち、本発明は、紡糸巻取速度3000 m7分以上の
高速紡糸によって製造された複屈折率30XIO”〜4
5X10 ”、中空率(KX100%)5〜30%で
且つヤング率(Ekg/ma)が、なる式を満足する中
空ポリアミド繊維より実質的になるマルチフィラメント
ヤーンを使用して製編製織したことを特徴とするもので
ある。
本発明において言う「ポリアミド」とは、ポリカプラミ
ド(ナイロン6)又はこれを主成分とする共重合ポリア
ミドを意味し、該ポリアミドには艶消剤、染料、顔料、
吸湿剤、難熱剤、安定剤等の添加剤を含んでもよい。
本発明の織編物を構成する中空ポリアミド繊維は、紡糸
巻取速度3000 m7分以上、好ましくは3300〜
4500m/分の高速紡糸によって製造されたものであ
ることが必要である。
かかる条件で製造されたものは、巻取ったパッケージの
巻姿安定性が良好で且つパッケージ内外層間での繊維の
収縮率に差がないので、均一な織編物となる。
また該中空ポリアミド繊維は更に、30×10−3〜4
5x1o−3(即ち0.030〜0.045)の複屈折
率を有することが必要でありこの範囲の複屈折率のもの
に限り強伸度物性、染色性の良好な織編物を形成する。
前述の条件で紡糸したものでも複屈折率が30XIO”
未満では強伸度物性が劣り実用性のある織編物を形成せ
ず、一方45X10−3を超えると通常の延伸糸に近い
ものとなって染色性(特に均染性)の良好な織編物とな
り得ない。
しかしながら、このような高速紡糸による繊維は、一般
に、通常の延伸糸に比ベヤフグ率が小さいため、該繊維
の織編物は非常に柔軟な織編物となり11コシIIのな
いものとなる。
本発明では、このような欠点を解決し風合を改善するた
め、中空率(KX100%)が5〜30%の中空繊維を
用いる。
ここでいう中空繊維とは、繊維断面(長さ方向に垂直な
断面)のはg中央に繊維長方向に連続した中空部を有す
る繊維を云い、中空率は該繊維断面の外周によって囲ま
れる部分の断面積(A)及び中空部の断面積(B)とか
ら、K=B/Aによって求められる。
か又る中空率の繊維は、紡糸工程において中空繊維用紡
糸口金を用い、吐出温度、吐出糸条の冷却条件等をコン
トロールすることによって得られる。
本発明で使用される中空ポリアミド繊維は、さらに前記
中空率■に応じて、ヤング率(Ekg/7nn)が なる条件を満足することが必要である。
画論I)式の条件を満足する中空率及びヤング率を有す
る中空ポリアミド繊維は、通常の延伸糸を製織製編した
織編物とはg同様の゛°カタサ“を有し11コシ11の
ある織編物となる。
の曲げ硬さを示すもので、この値が850以上となるよ
うに中空率とヤング率を選択することによって、はじめ
て前記”カタサ″、・−7、、/1・を有スる織編物が
得られるのである。
ところで、通常の延伸糸よりなる織編物は、熱セットに
よってヤング率が大幅に低下する傾向があり、例えば延
伸後熱処理をしていない糸条の織物の場合、該糸条のヤ
ング率は熱セツト前は約250kg/−であるのに18
0℃程度で熱セットすると約170kg/mmまで低下
するので、原糸としては相当に高ヤング率のものを使用
する必要があり、このため製織製編工程において高ヤン
グ率に起因する種々のトラブルが生じ易い。
しかるに、本発明で使用する中空繊維は、織編物の熱セ
ットによって該繊維のヤング率が実質的に変化せず、例
えばヤング率約130kg/rIL1?tのものを製織
後180℃程度で熱セットしても約130kg/miの
ヤング率を維持するという極めて特殊な性質を有する。
しかも前記(I)式を満足する中空繊維はヤング率13
0kg/mm程度でも織編物にしたときの風合はヤング
率約200kg/mmの延伸糸を用いて製織製編し熱セ
ットした織編物に勝るとも劣らない11カタサ11及び
11コシ11を有する。
従って、本発明ではヤング率の低い原糸を用いることが
できるので、通常の延伸糸使いの場合に比較して製織製
編工程のトラブルが少ないという利点がある。
本発明の織編物においては、前記の中空ポリアミド繊維
はマルチフィラメントヤーン(好ましくは単糸デニール
2〜10de、全デニール30〜300deのマルチフ
ィラメントヤーン)として使用されるが、該マルチフィ
ラメントヤーンの構成単糸が全て同一である必要はなく
、例えば単糸デニール、複屈折率、中空率、断面形状、
光沢等の異なるフィラメントを混繊したものでもよい。
又、製織製編に際して他のマルチフィラメントヤーンと
交織交編することも可能であり、例えば前記の中空ポリ
アミド繊維からなるマルチフィラメントヤーンを緯糸と
し、通常の延伸糸(非中空)を経糸として織物としても
よい。
前述の如き本発明の織編物は、従来のポリアミド織編物
に比し染色性特に均染性がすぐれており、且つ“コシ″
があり良好な風合を有するのみならず、製織製編性も良
好であるので衣料用分野に広(利用することができる。
実施例 固有粘度1.05のポリカプロアミドを中空繊維製造用
紡糸口金を用いて溶融紡糸し、紡出糸条に約25°Cの
冷却風を吹付けて冷却固化せしめた後、引取り、70デ
ニール/16フイラメントのマルチフィラメントヤーン
として巻取った。
イ・ この際、紡糸速度、紡糸温度及び冷却条
件を変更して複屈折率、中空率の異なる繊維を製造して
、それぞれの繊維の物性を測定した。
その結果を第1表に示す。
前記の各ヤーンを緯糸とし、常法により紡糸引取速度1
000m10で紡糸巻取後延伸倍率3.2倍で延伸して
熱処理を施していない糸条(70デニ一ル/16フイラ
メント強度5.1 ? / de、伸度38%、ヤング
率250 kg/ma )を経糸として下記条件で製織
しプリセラ)(180℃)後下記条件で染色した。
織組織 経密度 102本/インチ緯密度
86本/インチ 経糸総本数 4056本 織巾 105crrL 3染色条件 染料 スプラノールG(酸性染料)温度
100℃ 時間 30分 浴比 1:30 濃度 1 owf 製織性及び得られた織物のフィラメントヤング率、染斑
、風合、コシについて評価した結果を第2表に示す。
この表からも、本発明のポリアミド織物が良好な製織性
、風合、コシを有し、染斑が少ないことがわかる。
ここで、染斑は、染色織物を肉眼で判定し、染斑皆無を
5級、染斑顕著を1級として、5段階にランク付けして
評価したものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 紡糸巻取速度3000 m7分以上の高速紡糸によ
    って製造された複屈折率30X10 ”〜45×10
    −3、中空率(KX100%)5〜30%で、且つヤン
    グ率(Ekg/mm )が、なる式を満足する中空ポリ
    アミド繊維より実質的になるマルチフィラメントヤーン
    を使用して製織製編したことを特徴とするポリアミド織
    編物。
JP50083106A 1975-07-08 1975-07-08 ポリアミドオリアミモノ Expired JPS5822575B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP50083106A JPS5822575B2 (ja) 1975-07-08 1975-07-08 ポリアミドオリアミモノ

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JP50083106A JPS5822575B2 (ja) 1975-07-08 1975-07-08 ポリアミドオリアミモノ

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Publication Number Publication Date
JPS528170A JPS528170A (en) 1977-01-21
JPS5822575B2 true JPS5822575B2 (ja) 1983-05-10

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JP50083106A Expired JPS5822575B2 (ja) 1975-07-08 1975-07-08 ポリアミドオリアミモノ

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JPS528170A (en) 1977-01-21

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