JPS582228B2 - アミノ酸−塩酸塩もしくはジアミノ酸−2塩酸塩の製造法 - Google Patents

アミノ酸−塩酸塩もしくはジアミノ酸−2塩酸塩の製造法

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JPS582228B2
JPS582228B2 JP54163658A JP16365879A JPS582228B2 JP S582228 B2 JPS582228 B2 JP S582228B2 JP 54163658 A JP54163658 A JP 54163658A JP 16365879 A JP16365879 A JP 16365879A JP S582228 B2 JPS582228 B2 JP S582228B2
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Description

【発明の詳細な説明】 アミノ酸又はその誘導体の多数の製造法は既に公知であ
る。
これらの公知方法では、出発物質としてハロゲンカルボ
ン酸を用いる。
これらの場合、アミン基とハロゲンの交換は重要な反応
工程である。
アミノ化剤としてはアンモニア又はアンモニア誘導体、
例えばフタルイミド−カリウム、p −トルオールスル
ホンアミド又はウロトロピンを用いる。
これら公知方法は屡々特定のアミノ酸の製造には好適で
あるが、他のアミノ酸の製造にはあまり適さないか、も
しくは全く適さない。
2・6−ジハロゲンヘキサン酸からリシンを製造すべき
場合には、殆ど常にもつばら又は少なくとも主としてピ
ペコリン酸だけが形成されるので、特別な問題が生じる
本発明はアミノ酸−塩酸塩もしくはジアミノ酸−2塩酸
塩の製造法に関し、これは一般式:〔式中、Halは塩
素原子又は臭素原子を表わし、Rはメチル基又はエチル
基を表わし、R1は水素原子又は炭素原子数1〜6を有
する直一又は分枝鎖のアルキル基を表わし、nは3〜5
の整数を表わし、mは2〜4の整数を表わす〕で示され
るハロゲンカルボン酸エステルを非プロトン溶剤中、8
0〜120℃の温度で、式Me OCN (ここでMe
はリチウム原子、ナトリウム原子又はカリウム原子を表
わす)で示されるアルカリ金属シアン酸塩及びメタノー
ル又はエタノールと反応させ、引続き生じたアルコキシ
カルボニルアミノカルボン酸エステルもしくはビス−(
アルコキシカルボニルアミノ)一カルボン酸エステルを
同量部の濃塩酸、100重量%蟻酸及び水からなる混合
物を用いて還流温度でけん化することよりなる。
本発明方法は比較的多方面に使用でき、殊に2・6−ジ
ハロゲンヘキサン酸エステルからのリジンの製造をも許
容する。
一般式■〜■の化合物は、例外なく公知方法により製造
できる公知物質である。
“これら化合物とアルカリ金属シアン酸塩及びアルコー
ルとの反応は非プロトン溶剤中で行なう。
適当な溶剤は、例えばアセトニトリル及び殊にジメチル
スルホキシド、ジメチルホルムアミド及びN−メチルピ
ロリドンである。
特にジメチルホルムアミドが有利である。
アルカリ金属シアン酸塩としてはシアン酸リチウム、シ
アン酸ナトリウム又はシアン酸カリウムが使用できる。
シアン酸カリウムが特に有利である。
このものは有利に反応すべき・・ロゲン置換分1モル当
り少なくとも1モルの量で使用する。
上記の量より10〜100%、特に約50%の過剰で使
用するのが有利である。
アルコールとしてはメタノール又はエタノールを使用す
る。
メタノールが有利である。不所望な副反応を回避するた
めに、ハロゲンカルボン酸メチルエステルの反応の際に
はメタノールを使用し、ハロゲンカルボン酸エチルエス
テルの反応の場合にはエタノールを使用するのが有利で
ある。
アルコールは使用されるアルカリ金属シアン酸塩1モル
につき少なくとも1モルの量で使用するのが有利である
上記の量より10〜600%、特に125〜250%の
過剰で使用するのが有利である。
ハロゲンカルボン酸エステルとアルカリ金属シアン酸塩
及びアルコールとの反応は80〜120℃、特に約10
0℃の温度で行なう。
この反応で、直接ウレタンが形成される。
しかも一般式■及び■の化合物から相応するアルコキシ
カルボニルアミノカルボン酸エステル(モノウレタン)
が生じる。
一般式■の化合物の反応は、相応するビス−(アルコキ
シカルボニルアミノ)一カルボン酸エステル(ジウレタ
ン)を形成するように制御することができる。
この場合、ジクロル化合物又はジブロム化合物を使用す
るのが有利である。
2・5−ジハロゲンバレリアン酸エステルの反応の場合
に特別な関係がある。
この場合、5員環を得る分子内反応は、エネルギー論的
理由から予期できる2・5−ビスー(アルコキシカルボ
ニルアミノ)−バレリアン酸コステルと並んで著量のN
−アルコキシカルボニルプロリンエステルも生成するほ
ど有利であることが明らかである。
しかしながら、他方では、一般式■の2−プロム−W−
クロルカルボン酸エステルの反応を、2位にだけアルコ
キシカルボニルアミノ基を導入し、従ってw−位になお
1個の反応性塩素原子を含有するモノウレタンを生成す
るように制御することもできる。
必要な反応時間を短縮するために、ハロゲンカルボン酸
エステルとアルカリ金属シアン酸塩及びアルコールとの
反応をいわゆる相転移触媒の存在で行なう場合には有利
でありうる。
適当な相転移触媒は環式エーテル、第四アンモニウム塩
、ホスホニウム塩及びアルソニウム塩又銅錯体である。
テトラエチルアンモニウムシアネート及びヘキサメチル
グアニジニウムシアネートが好適である。
これらは、例えば使用ハロゲンカルボン酸エステルに対
して5〜10モル%の量で使用できる。
一般に、クロルカルボン酸エステルの反応は、相応する
プロムカルボン酸エステルの反応より明らかに長い反応
時間を必要とする。
しかし反応時間はバッチに臭化カリウムを添加する際に
著しく短縮することができる。
適当な添加量は使用アルカリ金属シアン酸塩1モルに対
して0.5〜1.5モル、特に約1モルである。
ジメチルホルムアミド中のクロルカルボン酸エステルの
反応に必要な反応時間は、臭化カリウムの存在下に約3
0時間であり、臭化カリウムの存在下に約8〜9時間で
あり、ジメチルホルムアミト中のプロムカルボン酸エス
テルの反応に必要な反応時間は単に約0.5〜7時間で
ある。
ハロゲンカルボン酸エステルとアルカリ金属シアン酸塩
及びアルコールとの反応の際に生じるモノウレタンもし
くはジウレタンは直接、けん化することができる。
しかしながら、一般にはこれを純粋形で単離し、次いで
初めてけん化を行なうのが有利である。
モノウレタンは、分留又は液体クロマトグラフイーによ
って精製することができ、ジウレタンは、一般に液体ク
ロマトグラフイーによってのみ精製することができる。
液体クロマトグラフイーの場合の展開剤としては酢酸エ
チルエステルが特に好適である。
粗製の又は精製したモノウレタンもしくはジウレタンは
同容量部の濃塩酸、100重量%の蟻酸及び水からなる
混合物でけん化した。
しかしこの混合物の調製の場合、勿論無水蟻酸を使用す
べきではない。
むしろ有利に、例えば85重量%の含水アミノ酸が使用
でき、この水量は相応して減少できる。
モノウレタンもしくはジウレタンのけん化は一般に還流
温度に約24時間加熱することを必要とする。
このけん化の際に、同時にアルコキシカルボニル基及び
エステル基が分離され、塩酸塩もしくは2−塩酸塩が形
成される。
けん化の終了後に、酸混合物を、減圧下に留去し、残渣
を、アセトン(場合によりこれに少量のエタノール又は
ジエチルが添加されていてよい)で洗浄するのが有利で
ある。
精製したモノウレタンもしくはジウレタンをけん化に使
用した場合には、相応するアミノ酸−塩酸塩もしくはジ
アミノ酸−2塩酸塩は微小結晶形で存在し、一般に薄層
クロマトグラフイーで純粋であった。
このものから場合によっては公知方法で、例えば陰イオ
ン交換を用いて遊離アミノ酸もしくはジアミノ酸を得る
ことができる。
本発明方法により、例えば一般式■の化合物からアラニ
ン、α−アミノ酪酸、ノルロイシン又はロイシンの塩酸
塩、一般式■の化合物から4−アミノ酪酸又は6−アミ
ノヘキサン酸の塩酸塩、一般式■の化合物から2・4−
ジアミノ酪酸、オルニチン又はリジンの2塩酸塩並びに
プロリンの塩酸塩を製造することができる。
本発明方法は、リジン製造の新規かつ有利な道を開発す
るので特に有利である。
次に、実施例につき本発明方法を詳説する。
例1 2−プロムヘキサン酸メチルエステル14.632、シ
アン酸カリウム8.52g及びメタノール7.85gを
ジメチルホルムアミド(DEM)中、100℃で45分
間激しい攪拌下に加熱する。
反応混合物を冷却した後、塩を瀘別し、瀘液を真空中で
濃縮する。
粘着性残漬をアセトン50mlに取り、不溶分を瀘去す
る。
引続きアセトンを留去し、残分を高圧中で分別する。
沸点78℃/0.007ミリバールを有する2−メトキ
シカルボニルアミノ−ヘキサン酸メチルエステル10.
75g(75.5%)が得られた。
例2 2−クロルヘキサン酸メチルエステル11.52gをシ
アン酸カリウム8.52g及びメタノール7.85gと
DMF70ml中で100℃に加熱する。
30分の反応時間後に、反応混合物を例1に記載したよ
うに後処理する。
純度99%(ガスクロマトグラフィーにより測定)を有
する2−メトキシカルボニルアミノ−ヘキサン酸メチル
エステル9.53g(67%)が得られた。
例3 2−メトキシカルボニルアミノ−ヘキサン酸メチルエス
テル4.07gを同量部の濃塩酸、100重量%のアミ
ノ酸及び水からなる混合物15ml中で24時間、還流
下に加熱する。
酸混合物を真空中で除去し、油性残分にアセトン20m
lを2回加え、真空中再びアセトンを除去する。
結晶した残分をアセトン10mlと激しく攪拌し、吸引
濾過し、五酸化二燐上で乾燥させる。
薄層クロマトグラフイーで純粋なD−L−ノルロイシン
−塩酸塩3.26g(97.3%)が得られた。
例4 6−プロムヘキサン酸メチルエステル10.45gとシ
アン酸カリウム6.08g及びメタノール2.7gとの
DMF50ml中での反応で、例1と同様に実施する場
合に、弗点104℃/0.0013ミリバールを有する
6−メトキシカルボニルアミノヘキサン酸メチルエステ
ル7.82g(76.9%)が得られた。
例5 例2に相応して、6−クロルヘキサン酸メチルエステル
11.52gを6−メトキシカルボニルアミノ−ヘキサ
ン酸メチルエステル9.89g(69.5%)に変じた
これはガスクロマトグラフイー測定によれば99%の純
度を有した。
例6 6−メトキシカルボニルアミノ−ヘキサン酸メチルエス
テル4.07gを例3の記載と同様にけん化する。
6−アミノヘキサン酸−塩酸塩3.14g(93.7%
)が得られた。
例7 N−メチルピロリドン20ml中の2・6−ジプロムヘ
キサン酸メチルエステル2.88gにシアン酸カリウム
2.44g及びメタノール2.18gを添加する。
この化合物を60分間120℃で攪拌する。
ガスクロマトグラフィーにより2・6−ビス(メトキシ
カルボニルアミノ)−ヘキサン酸メチルエステルへの変
換率66.7%を確認した。
反応混合物の冷却後、塩を分離除去し、クロルホルムで
洗浄した。
濾液及び洗浄液を一緒に高真空中で95℃で濃縮した。
油状残分にアセトン及びエーテル各25mlを添加し、
残りの塩を吸引濾去する。
溶剤を除去した後、高粘度の橙色油8mlが残留し、こ
れを酢酸メチルエステルを用いる液体クロマトグラフイ
ーにより精製する(珪酸ゲルカラム、珪酸ゲルメイク(
Kieselgel Merck)0.015〜0.0
25mmを有するC型40×4.0cm)。
2つのフラクションで合計して純粋2・6−ビス(メト
キシカルボニルアミノ)−ヘキサン酸メチルエステル1
.70g(61.4%)が得られた。
けん化を例3に従い濃塩酸/100重量%のギ酸/水か
らなる混合物42mlを用いて行ない、融点187〜1
89℃を有するD−L−リジン−2塩酸塩1.127f
(2・6−ジプロムヘキサン酸メチルエステルに対して
51.5%)が得られる。
これは薄層クロマトログラフイーで純粋である。
例8 2・6−ジクロルヘキサン酸メチルエステル1.99g
とシアン酸カリウム2.44g及びメタノール3.27
gとの反応の際に、臭化カリウム3.57gの存在下に
、N−メチルピロリドン20ml中での、120℃で8
時間の反応時間の後に、2・6−ビス(メトキシカルボ
ニルアミノ)−ヘキサン酸メチルエステル1.25g(
45.3%)が生じる。
単離及びD−L−リシン−2塩酸塩へのけん化は例7の
記載に従い実施する。
例9 2−プロムプロピオン酸メチルエステル11.69gと
シアン酸カリウム8.52g及びメタノール7.85g
との反応から、例1に記載の条件下で、沸点65〜67
℃/0.0013ミリバールを有する2−メトキシカル
ボニルアミノプロピオン酸メチルエステル6.66g(
59%)が単離される。
C6H11NO4(161、16) 計算値:C44.72%H6.28% N8.69%実
測値: C 4.4.5 8%、H6.84% N8.
79%この文献未載の化合物3.22gを例3記載の方
法でけん化する。
薄層クロマトグラフイーで純粋なD−L−アラニン−塩
酸塩2.31g(92%)が得られた。
例10 2−プロム酪酸エチルエステル1 3.6 5gを例1
記載に従いシアン酸カリウム8.52g及びエタノール
11.29gと反応させて、2−エトキシカルボニルア
ミノ−酪酸エチルエステルとする。
収量は7.84g(55%)であり、沸点は78〜80
℃/0.04ミリバールである。
モノウレタン2.03gを例3に記載の酸混合物7.5
ml中でけん化する。
α−アミノ酪酸−塩酸塩1.29g(92.4%)が得
られた。
例11 2−プロモ−4−メチルバレリアン酸メチルエステル1
4.64gをシアン化カリウム及びメタノールと例1に
記載したように反応させ(反応時間1時間)、後処理し
た。
沸点100℃/0.0013ミリバールを有する2−メ
トキシカルボニルアミノ−4−メチルバレリアン酸メチ
ルエステル9.39g(66%)が得られた。
C9H17NO4(203.24) 計算値:C53.19% H8.43% N6.89%
実測値:C 53.0 4% H8.54% N6.8
4%この従来未知の化合物2.09gを例3の記載によ
る酸混合物7.7mlを用いてけん化させる。
D・L−ロイシン−塩酸塩1.57g(91.1%)が
得られた。
例12 2・4−ジプロム酪酸メチルエステル5.2g、シアン
酸カリウム4.87g及びメタノール4.49からの混
合物をDMF40ml中、100℃で60分間攪拌する
後処理の際には例7と同様に実施する。
2・4−ビス−(メトキシカルボニルアミノ)−酪酸メ
チルエステル2.32g(46.7%)が単離された。
C9H16N2O6(248.24) 計算値:C43.55% H6.50% N11.29% 実測値:C43.42% H6.24% N11.72% 化合物0.9gのけん化を酸混合物15mlを用いて例
3により実施し、薄層クロマトグラフイーで純粋な2・
4−ジアミノ酪酸−2塩酸塩0.68g(98%)が得
られた。
例13 2・5−ジプロムバレリアン酸メチルエステル5.48
gをシアン酸カリウム4.87g及びメタノール4.4
9gと共にDMF40ml中100℃で7時間、加熱す
る。
例7の記載と同様に後処理した後、展開剤混合物、即ち
酢酸メチルエステル/石油エーテル(1:1)を用いる
最初の液体クロマトグラフイーを行なう。
2・5−ビス(メトキシカルボニルアミノ)−バレリア
ン酸メチルエステル(■)及びN−メトキシカルボニル
−プロリンメチルエステル(■)(約1:1.2の割合
)からなる混合物4.Og(約90%)が得られた。
酢酸エチルエステルを用いる第2のクロマトグラフイ分
離で次のものを得た: ■は純粋に、かつ■は>95%の純度で:■:C10H
16N2O6(262.27)計算値:C45.80%
H6.92% N10.68% 実測値:C45.79% H6.86% N10.62% ■:C3H13NO4(187.195)計算値:C5
1.33% H7.00% N7.48% 実測値:C50.49% H6.88% N7.60% ジウレタン■0.1473gと酸混合物15mlとの例
3によるけん化により薄層クロマトグラフイーで純粋な
D−L−オルニチン−2塩酸塩0.0905g(78.
5%)が得られた。
モノウレタン■0.233gを相応してけん化すると、
同様に薄層クロマトグラフイーで純粋なD・L−ピロリ
ン−塩酸塩0.17751(94.4%)が得られた。
例14 2−プロム−6−クロルヘキサン酸メチルエステル12
.78g、シアン酸カリウム6.08g及びメタノール
2.72gをDMF70ml中、85℃で1時間激しい
攪拌下に加熱する。
反応混合物を例1に記載したように後処理する。
沸点113℃/0.0026ミリバールを有する6−ク
ロル−2−メトキシカルボニルアミノヘキサン酸メチル
エステル6.29g(50.3%)が得られた。
C9H16ClNO4(237.69) 計算値:C45.48% H6.79% N5.89%
Cl14.92% 実測値:C44.88% H6.40% N5.54%
Cl:14.87% この従来文献に未載の化合物3.Ogを例3記載の方法
によりけん化すると、融点159〜163℃を有する2
−アミノ−6−クロルヘキサン酸−塩酸塩2.29g(
89.9%)が得られた。
例15 2−プロム−6−クロルヘキサン酸メチルエステル12
.78g、シアン酸カリウム6.08g、メタノール3
.50g及びヘキサメチルグラニジニウムシアネート0
.25%をアセトニトリル70ml中、80℃で25時
間激しい攪拌下に加熱する。
反応混合物は例1の記載と同様に後処理する。
6−クロル−2−メトキシカルボニルアミノヘキサン酸
エステル7.59g(60.7%)が得られ、これを例
14の記載と同様にけん化して2−アミノ−6−クロル
ヘキサン酸−塩酸塩にした。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アミノ酸一塩酸塩もしくはジアミノ酸−2塩酸塩の
    製造法において、一般式: 〔式中、Hal は塩素原子又は臭素原子を表わし、R
    はメチル基又はエチル基を表わし、R′快水素原子又は
    炭素原子数1〜6を有する直鎖又は分枝鎖のアルキル基
    を表わし、nは3〜5の整数を表わし、mは2〜4の整
    数を表わす〕で示されるハロゲンカルボン酸エステルを
    非プロトン溶剤中、80〜120℃の温度で式MeOC
    N(ここでMeはリチウム原子、ナトリウム原子又はカ
    リウム原子を表わす)で示されるアルカリ金属シアン酸
    塩及びメタノール又はエタノールと反応させ、引続き生
    じたアルコキシカルボニアミノカルボン酸エステルもし
    くはビス−(アルコキシカルボニルアミノ)−カルボン
    酸エステルを同量部の濃塩酸、100重量%蟻酸及び水
    からなる混合物を用いて還流温度でけん化することを特
    徴とする、アミノ酸−塩酸塩もしくはジアミノ−2塩酸
    塩の製造法。 2 非プロント溶剤としてジメチルスルホキシド、ジメ
    チルホルムアミド又はN−メチルピロリドンを使用する
    、特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 ハロゲンカルボン酸エステルとアルカリ金属シアン
    酸塩及びアルコールとの反応を、触媒としてのテトラエ
    チルアンモニウムシアネート又はヘキサメチルグアニジ
    ニウムンアネートの存在下に行なう、特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の方法。 4 差当り生じたアルコキシカルボニルアミノカルボン
    酸エステルもしくはビス−(アルコキシカルボニルアミ
    ノ)一カルボン酸エステルを、げん化の前に純粋形で単
    離する、特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記
    載の方法。
JP54163658A 1978-12-18 1979-12-18 アミノ酸−塩酸塩もしくはジアミノ酸−2塩酸塩の製造法 Expired JPS582228B2 (ja)

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