JPS58222032A - 百日咳毒素のサブユニツト蛋白 - Google Patents

百日咳毒素のサブユニツト蛋白

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JPS58222032A
JPS58222032A JP57103777A JP10377782A JPS58222032A JP S58222032 A JPS58222032 A JP S58222032A JP 57103777 A JP57103777 A JP 57103777A JP 10377782 A JP10377782 A JP 10377782A JP S58222032 A JPS58222032 A JP S58222032A
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pertussal
polyacrylamide gel
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小野 章二
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洋二 鈴木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、百日咳毒素のサブユニット蛋白に関する。
更に詳しくは、本発明は、百日咳菌の培養液から分離・
精製される毒素、 LPF −HA  を、その構成要
素(サブユニット)に分離して得られるところの、6口
供感染防御抗原活性を有する蛋白、及びそれと組合せて
インスリン分泌促進−m+活性を発現しつる蛋白に関す
るものである。
6日1亥は、6口供蕗(Bordetella per
tussis)の感染によっておこる伝染性疾患であり
、その予防のためにi’7 B 114ワクチンが使用
されている(通虐はジフテリアと破傷風の予防も目的と
して三種混合ワクチンとして使用される)。しかし、百
日咳ワクチンは従来死菌全菌体ワクチンとしで使用され
ており、その有効性は十分に認められているものの、接
種局所の発赤、腫張、疼痛あるいは発熱、下痢、嘔吐、
−まれにはンヨンク症状尋の副作用も少なくないという
問題がある。
、そこで、かかる問題点を解決するために、精製ワクチ
ンすなわち百日咳防御抗原分画ワクチン(コンポーネン
トワクチン)の開発が試みられでいる(例えば、特公昭
57−5203号、特開昭57−50925号参照)。
ゴ口供菌の産生ずる毒素、 LPF −HA は分子−
it約107.000の蛋白であり、これは、生体pc
自白血球増多症ひきおこす白血球増多活性(LPA)。
生体にヒスタミンに対する感受性を増強させる作用を示
すヒスタミン増感活性(ISA) 、生体のインスリン
分泌を促進するインスリン分泌促進活性(IAA)ある
いは赤血球凝集活性(I(A活性)    1゜を有し
ている1、そして、百日咳函の培養液から、副作用に関
与する内毒素や易熱性毒素を除去してHA  活性を有
する両分を得、これにホルマリンを作用させてこれまた
副作用の原因と考えられているLPA +H8Aを失活
(トキソイド化)させることによって、前述のコンポー
ネントワクチンがv4Mされている。かくして得られた
コンポーネントワクチンの内青累やLPAは、全菌体ワ
クチンの1/10〜1/25以下に低下し、ており、ワ
クチン接種時の副作用も非常に改良されていることが臨
床的にも確められている。しかしながら、このコンポー
ネントワクチンにおいてもLPAの低下は必ずしも十分
ではなく、特にH8AO減弱は不十分であり、その改良
が望まれていた。
本発明者らは、び口供毒素の分子構造と種々の活性発現
との関係を鋭意研究した結果、特定のサブユニットのみ
が6口供感染防御抗原活性kmし−Cおり、このサブユ
ニット蛋白を用いれば、副作用の全くない百日咳ワクチ
ンが得られることを知見すると共に、このサブユニット
蛋白と他のサブユニット蛋白を組合せると、インスリン
分路促進活性が発現することを知見し、本発明に到達し
た。
即ち、本発明は、蔗糖密層勾配法による分子量が約32
,000で、アミノ酸組成及び組成比(重′jL%)が
Asp 7.0. Thr 5,6. Ser 11.
1゜Glu 13.6. Gly 8,4. Ala 
6.0. Oys 2.8. Va15.7. Met
 3.5.工1e 4.0. Leu 7.0. Ty
r 5.0゜Plie 5.1. Lys 4.0. 
Hls 3.4. Arg 4.6. Pr。
3.2であり、ポリアクリルアミドゲル電気泳動におい
て単一のバンドを与え、白血球増多活性。
ヒスタミン増感活性、インスリン分泌促進活性は共に有
せず、百日咳感染防御抗原活性を自するところの6口供
毒素のサブユニット蛋白T234及びポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動及びSDSポリアクリルアミドゲル邂気
泳動において共に1−ノバンドを与え、単独では、白血
球増多活性、ヒスタミン増感活性、インスリン分泌(1
M活性のいずれも有しないが、サブユニット蛋白T23
4と組合せることによってインスリン分泌促進活性を発
現しうるところの百日咳毒素のすブ江ニット蛋白’I’
 100とT500である。Tlo。
は、SDSポリアクリルアミドゲル′醒気泳動法による
分子量が約25,000で、アミノ酸組成及び組成比(
重量φ)がAsp 8,5. Thr 4.’a、 5
er14.0. Glu 15.6. Gly 10.
7. Ala 5.7. (!ys2.5. Val 
4.8. Met 3,0. Ile 4.0. Le
u 5.1゜Tyr 4.2. Phe 4.5. L
ys 3.3. Hls 3,7. Arg5.4のサ
ブユニット蛋白であり、T500は。
SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動法による分子量
が約10,000で、アミノ酸組成及び組成比(重t%
)が、Asp 9.0. Thr 4.7.’ 5er
13.0゜Glu 16.5. Gly 10.9. 
Ala 5.2. Oys 2.6゜Val 4.4.
 、Met 3.0. IIs 3.6. Leu 6
.8. Tyr3.6. Phe 4.8. Lye 
4.0. Hls 3.8. Arg 4.0のす゛ブ
ユニノト蛋白である。
本発明の白−口供毒素のザプユニノ)!白は、白−H収
繭の培養液から分離、・精製される毒素。
LPF −HA  から得られる。培養の谷易さという
点から、6口供閑の中でも、百日1亥工相菌を用いるの
が好ましい、培養手段としては公知のいがなる手段を採
用しても良いが、いわゆる、ステナー・ンヨルテー培地
(SS培地と称する)(ジャーナル オブ ジェネラル
 マイクロバイオロジー(J、 gen、 Micro
biol) 63巻、211−220頁、1971年参
照)が、近年、a口供菌の天童培養のために広く用いら
れている。
本発明者らが提案したシフ−デキストリン又はその誘導
体を含有する培地、例えば、メチルβ−シクロデキスト
リン(Met−CD )を含有するSS培地は特に好ま
しいものである(例えば、特願昭56−163478号
参照)。培養方法及び条件は特に限定されるものではな
く、従来公知の方法及び条件を採用できるが、静置培養
よりは振とり培養の方が好まし2く、培養温度は35℃
前後、培養時間は10〜100時間が適当である。
培養物(培養培地と菌体)から、生成されたLPF −
HA  を採取する方法1手段も特に限定さ   :れ
るものではなく、公知の方法9手段を利用できる。例え
ば、6日収■相菌(ボルデテラ・パタシス束浜株)をa
 o o At/rnl o Met−CD  をぎむ
SS培地にて35℃で18時間培養し、得られる培養液
の遠心上清(p)(8,6)を、pH8,0の0.01
 M IJン酸緩衝液で平衡化したハイドロキシアパタ
イトカラムに通過せしめる。そして、得られる通過液を
pH6,0に調整した後、今度は、pH6,0のo、o
 I M IJン酸緩衝液で平衡化したハイドロキシア
パタイトカラムに吸着させ、これを0.5M塩化ナトリ
ウムを含む0.1 Mリン酸緩衝液(pH7,0)  
で溶出して蛋白分画を得る。
この蛋白分画をハプトグロビン−セファロースを支持体
とするアフィニティークルマドクラフィーに吸着させ、
0.5 M Nact 及び3〜Mのチオシアン化カリ
ウムを含む0.11i1リン酸M衝液で脱着してLPF
 −1(A  を得ることができる。
上記のQ1]< t、て分離・精製されたLPF −H
Aがら、そのサプユニン)(J白T234.T100 
及びT500を分離し採取する方法も特に限定されるも
のではなく、公知の方法及び手段を適当に組合せて行な
うことができる。例えば、?#製LPF −HAを、8
Mの尿素を含むp、H7,5の0.015 Mのリン酸
緩衝液中で各サブユニントに分離させ、得られた溶液を
同じ緩衝液で平衡化したCMセファロースQL −6B
  のカラムeこかける。そして、未吸着画分を渠め、
これを透析膜を用いて濃縮し、その後七フアクリルS 
−200を用いてゲル濾過を行なう。かかるゲル濾過に
よってサブユニット蛋白T100.!: T500が分
離される。上記0Mセファロース0L−6B+7)カラ
ムにおいて、吸着された蛋白を4Mの尿素と0.5Mの
Nact を含むpH7,5の0.1Mのリン酸緩簀液
を用いて流出させ蛋白のkiれるフラクションを集め、
これを前記と同様に#縮とゲル濾過を行なう。かかる処
理によって、少量の未解離LPF −HAとサブユニッ
ト蛋白T234が分離される。
本発明のサブユニット蛋白T234は、扉軸密度勾配法
で測定した分子量が約32,000(32,000±3
,000 )である。゛まだ、アミノ酸組成と組成比(
重量%)は第1表に示した通りである。そして、ポリア
クリルアミドゲル(ポリアクリルアミド濃度7.5%、
 I N KOH−氷酢酸緩衝液(pH4,3))電気
泳動(ディスク電気泳動)において単一のバンドを与え
る。
各種生物学的活性の測定法の詳細は後述するが、その概
略は次の通りである。即ち、マウスにサブユニット蛋白
を靜注し、3日後に白血球数を測定することによりLP
Aを、4日後にグルコースを負荷し、血中のインスリン
レベル全1ll11定することによりIAAを、6日後
にヒスタミンを腹腔に注射し、30分後の体温rチ千存
書喰ゆ金稀によってH8Aを調べる。本発明のサブユニ
ット蛋白T234は、前記3槌類の活性はいずれも大質
的に有しない。66咳感染防御抗原活性は次の様にして
測定される。即ち、まず抗原(トキソイド1ヒしたLP
F −HA又はサブユニット蛋白)を不完全70イント
アジユノ(ントにて家兎に免疫し、免疫血清から硫安分
画等により抗体(IfG画分)を得る。次に、抗体とL
PF −HAとを37℃、1時間インキユベートシ、マ
ウスに靜注し、各種抗体の中和1目を調べると共に、上
記の抗体をマウスの腹腔内に投与し、百日咳工相鉋を脳
内接種することによる感染実験から汀口供感染防御抗原
活性を検Hする。本発明のサブユニット蛋白T234は
、 LPH−HAと同様の66咳感染防御抗原活性を有
している。
以上の如く、本発明のサブユニット蛋白T234は、百
日咳ワクチンの副作用の原因であるLPAやH8Aを有
せず、感染防御抗原活性は十分に有しているので、副作
用のほとんどない白°口供ワクチンを製造するために用
いることができる。
本発明のサブユニット蛋白T100とT500は、SD
Sポリアクリルアミドゲル電気泳動法で測定[7た分子
量が、それぞれ約25,000(25,000±2.0
00 )と約i o、o o o (10,000±1
,000 )である。アミノ酸組成と組成比(重11%
)は、それぞれ第1表に示した通りである(6N塩酸で
、11 110℃、24時間加水分解を行ない、日立−835高
速アミノ酸分析機にて分析したン。そして、いずれも、
ポリアクリルアミドゲル醒気咳  1  表 4 : λ 泳動とSD日ポリアクリルアミドゲル畦気泳動(ポリア
クリルアミド濃度10%、 SDS O,196゜0.
1Mリン酸緩衝液(pH7,2))において共に争−の
バンドを得える。そして、いずれも、牟独では、LPA
、 H8A、 IAA及び百日咳感染防御抗原活性を実
質的に有しない。しかしながら、いずれも、サブユニッ
ト蛋白T234と組合せる(併存させる)ことによって
、はぼ同程度のIAAを発現するという特徴を射する。
本発明のサブユニット蛋白T100又はT500ij、
副作用の原因であるLPAやH8Aを実質的に有せず、
T234と組合せると工AAを有する様になるので、T
234と組合せて糖尿病の治療薬として利用できる可能
性がある。
なお、本発明において採用した各種の測定法は以下の通
りである。
(1)  蔗糖密度勾配法 10チから20チ迄の密度勾配をもった蔗糖溶液に、試
料溶液をのせ、4℃、毎分65.000回転で超遠心を
20時間行ない試料の沈降位置から対照物質(ウシ血清
アルブミン。
キモトリプ7ノーゲン)を基にして分子蓋を測定1.た
(2)  ポリγクリルアミドゲル畦気泳動ポリアクリ
ルアミド濃度7.5 % 、 I NKOH−氷酢酸緩
衝液(1)H4,3>を用い、Davisの方法に従っ
て行なった(B、 J、 Davis、 Amr。
N、 Y、 Acad、Sci、、 No1.121 
、P2O3。
1964参照)。
(3)   SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動ポ
リアクリルアミド濃度lO%、 SDS O,1チ、 
0.1 Mリン酸緩衝液(pH7,2)を用い、Fai
rbanksらの方法に従って行なった(G、 T。
fl’airbanke etal、 Biochem
、、 Vol、 10 。
p2606.1971参照)。
(4)  生物活性 (1)  白血球増多活性 マウス(ddY、 SPF、 4W、♀)に試料を尾靜
脈よりイナ庄[7,3日後に、尾静脈より5μを採血1
〜、市販希釈液にて2000倍に希釈し、セルカウンタ
ー(束亜直波に、に、!11j)にて白血球数を測定し
た。白血球増多活性は、試料群の白血球数と対照群の白
血球数との差(蜀を、基準LPF、 −HAを用いた場
合の白血球数と対照群の白血球数との差(B)に対する
相対的な力価として衣わしだ。
(11)  インシュリン分泌促進活性白血球増多活性
を測定した後、即ち、3日目に絶食し、4日目にsod
グルコースを腹腔内投与し、15分後に尾静脈より20
μを採血し10倍希釈[また血清を得、ダイナテンク社
製うジオイムノアンセイキントにより、IRI (Lm
muno Reactlve Ineti’lir+)
を測定した。そして(1)の場合と同イボな方法により
相対的な力価を求めた。
011)  ヒスタミン増感活性 インツユリン分泌促進活性を測定した後、即ち、6日目
にマウス腹腔内にヒスタミン塩酸塩をo 、8 mg 
/ u+ouse  投与し7.30分後の直腸内体温
の低下を測定した。そして(1)の場合と同謙な方法に
より相対的な力価を求めた。
(5)  抗サブユニット抗体のLPF−HAに対する
結合能LPF−HA 、T100.T234.T500
  をそれぞれコートしたマイクロプレートに、抗サブ
ユニット抗体を入れ、室温で30分間反Lしさせ、抗体
の結合能をMICROKLISA法により測定17た。
各抗体の結合I!シは、LPF −HAに対する抗LP
F −HA抗体の結合能を100としλときの相対値で
示した。
なお、抗体としては、抗原(LPF−HAはトギソイド
化し、サブユニント蛋白はぞのま\)を不完全70イン
ドアジユバントにて×兎に免疫し、その血清から硫安分
画法により得られた工9G画分を用いた。
(6)  抗すブユニント抗体のLPF−HAに対する
中和m1LPlP−HAと譲駄を一定にした各抗体とを
混ぜ、37℃、1時間インキュベートした後マウスに靜
注し、LPA、 H8A、 IAAの中和能をみた。中
和6ヒの値は、各活性を50≠中和するのに必要な抗体
の希釈倍率を、圧意にきめた基準LPF −HAを用い
た場合の抗体の50%中和希釈倍率に対する相対的値と
して求めた。
以下、実施例により本発明を詳述する。
実施例1 (1)  LPF −HAの分離・積装ボルデテラ バ
タシス(Bordetella pertuseisl
(百日咳菌)東浜株工相薗の凍結乾燥画体を1%カザミ
ノ酸溶液に懸濁させ、脱繊維馬血液を20%含むボルデ
・ジャングー(Bordet −Gengou)培地(
以下BG培地という)で35℃、3日間培養し7た。こ
の菌を1白金4か蔭取り、更にBG培地で24時間リフ
レッシュした薗をSS培地に懸濁し、接tIiI―懸濁
液を得た。
この接種菌懸濁液を、Meβ−CD  を500μf 
/ tnl含むss培地に107コo ニー / at
となる様に懸濁させ、振とり条件下、35℃で18時間
培養を行った。
培養後、以下の如きJJ法で厘生されたLPF−HAを
採暖した。培養液の遠心上清(pHjl、6)を、pH
8,0の0.01 Mリン酸緩衝液で平衡化(7たハイ
ドロキシアパタイトカラムに通mさせ(赤血球HA症を
持つ他の蛋白F −1(Aをカラムに吸、;*させて除
< )、LpF−HAヲ含む通過液をpH6,0に調整
した後、今度はpH6,0の0.01 M IJン酸緩
衝液で平衡化したハイドロキシアパタイトカラムに通し
LpHF −HAをカラムに吸着させ、これを0.5M
塩化ナトリウムを含む0.1Mリン酸緩衛液(pH7,
0)で溶出してLPF −HAを含む蛋白分画を得た。
この蛋白分画をハプトグロビン−セファロース4Bを支
持体とするアフィニティークロマトのカラムに通し、ハ
プトグロビンにLPF −HA  を選択的に吸着させ
、これを0,5MNact及び3Mのチオシアン化カリ
ウムを含む0.1Mリン酸緩衝液(’pH7,0)で脱
層してLPF −HA  をぎむ分画を得た。得られた
分画を(1,IMのリン酸緩価液に対し透析し、チオ/
アン化カリウムを除き純粋なLPF −HAを得た。
(2)  LPF−HAのサブユニント蛋白の分離・精
製前記(1)で得られた精製LPF −HAの0.5M
食塩を含む0.1 M IJン敏緩衝液(pH7)溶液
を、4M尿素を含むpH7,5の0.015 Mリン酸
緩拘液に対し透析し7、得られた溶液(14,8d、蛋
白濃度0.2 trg / ml )に尿素5.72を
加え8M尿素溶液にし、30.分間室温に放置した。当
量のpH7,5の0.015 Mリン酸緩衝液を加え、
4M尿素溶液にした後、4M尿素を含むpH7,5の0
.015 Mリン酸緩衝液で平衡化した0Mセファロー
ス0L−6Bのカラムにかけた。流出パターンは第1図
に示した如くであった。蛋白のオまれるフラクション4
から30までを集め、透析膜を用いて濃縮し、七フアク
リルS−200を用いてグル濾過を行った。流出パター
ンは第2図に示した如くであった。か\るグル濾過VC
よってサブユニ     □ット蛋白T100(フラク
ション65〜72)      ’・とT500(フラ
クション75〜78)が分離された。
上d己CM七7アロースQI、−6Bのカラムにおいて
、フラクション4o以降は4M尿素とo、rBt*jM
を含むpH7,5の0.IMMリン酸緩衝液用い、蛋白
が含°まれるフラクション51から55゛までを集め、
前記と同様に濃縮とゲル濾過を行なった(第3図)。か
がる処理によって少鎚の未Jgl1MILPF−HAと
サブユニント蛋白T234(フラクション62〜72)
が分離された。
(3)  サブユニットの分子量および電気泳動(2)
によって得られたサブユニント蛋白T100 。
T500 、T234およびLPF−HA ′4r1 
tIDドデシル硫酸ナトリウム、1%2−メルカプトエ
タノールで100℃2分間処理し5o−xqi’ドデシ
ル硫酸ナトリウムを含むloチポリアクリルアミドゲル
で電気泳動し、第4図の如き結果を得た。ウシ崩清アル
ブミン、卵白アルシ。
ミン、ギモトリグシノーゲン等の基準物質を用いて、第
4図からサプユニノ) i白T100とTa2Oの分子
量をそれぞれ25,000±2,000と10,000
±1,000と前出した。一方、T234は、SDSポ
リアクリルアミド′電気泳動では3本のバンドに分離す
るが、pH4,3の7.5慢ポリアクリルアミド電気泳
動(第5図)では単一のバンドを示した。このものの分
子量は、109gから2O4迄の蔗糖密度勾配法により
32.000十a、ooo  と算出した。
(4)  生物活性等の性質 ■ サブユニント蛋白T100.T234及びT500
のLPA、 H8A  及びIAAは、第2表に示した
遡りである。
第2表から、T100.T234 、T500はいずれ
も、LPA、 )(SA、 IAAを有しないことがわ
かる。一方、T100とT234を組合せると、または
、T500とT234を組合せると、rAAが発現する
ことがわかる。
■ 抗すブユニント抗体等のLPF −HAに対する結
合能は、第3表に示した通りである。
第3表 第3表から、抗T234抗体は、抗LPF″−HA  
抗体の約6割に相当するLPF −HAに対する結合#
Q k有していることがわかる。この結果は、in v
itro  において、T234がLpドーHAと同体
の抗原としての活性を有していることを示しているっ ■ 抗サブユニット抗体等のLPF −1(A K対す
る中和能は第4表に示l〜だ通りである。
第4表 抗T234は、LPA、 H8A、 IAAのいずれの
活性においても、LPF−HAに対する相当な中和能を
有していることがわかる1、 ■ 感染防御実験 マウス(4W、 SP?、♀)1群10〜15匹を用い
、抗LP? −1(A抗体又は抗T234抗体を腹腔内
に0.5 mlずつ受動免疫し、30分後に汀口供工相
菌を5 X 10’個脳内に接種し、14日後の生残率
を求めた。抗Ll)F −HA 抗体を用いた場合の生
残率は50%で、抗T234抗体を用いた場合の生残率
は60≠であり、抗T234抗体は抗LP’F’ −H
A 抗体とほぼ同じ感染防御比を有していることが確認
された。
なお、対照群(抗体を用いない解)の生残率は0襲であ
った、
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は実施例1の(2)に関するグ
ラフであり、第1図はCMセファローズQL−613カ
ラムクロマトグラフィーであり、第2図IJ3図は、セ
ファクリル8−200 ’l /しPiクロマトグラフ
ィーである。蛋白#[はLOW r Y法によった。第
4図は、LPF’ −HAおよび各サブユニット激白の
E3DSポリγクリルアミド′這気泳動図であり、第5
図は、LPF −HAおよびT−234(7) pH4
,3のポリアクリルアミド電気泳動図である。 茅31(2) 7テ7シヨン8号                 
   7う7シ5〉番号率tf−凶 茅 5 閃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 !、 蔗#I&密度勾配法による分子量が約32,00
    0で、アミノ酸組成及び組成比(重量%)がAl3p7
    .Q、 Thr 5.6. Bar−11,1,Glu
     l 3.6゜Gly 8.4. A/la 6.Q、
     C!ys 2.8. Val 5.7. Met3.
    5.工1e 4.o、 Leu 7.0. Tyr 5
    .0. Phe 5.1゜Lys 4.0. Hls 
    3−4. Arg 4.6. Pro3.2  であり
    、ポリアクリルアミドゲル電気泳動において嚇−のバン
    ドを与え、白血球増多活性、ヒスタミン増感活性、イン
    スリン分泌促進活性は共に有せず、百日咳感染防御抗原
    活性を有するところの百日咳毒素のサブユニット蛋白T
    234  。 2、  SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動法によ
    る分子量が約25,000で、アミノ酸組成及び組成比
    (1目)がAsp 8.5. Thr 4.9゜Ser
      1 4.0.Glu  1 5.6.Gly  1
     0.7.A1a5.7゜Oys  2.5.Val 
     4,8.Met  3.0.Ice  4.0.Le
    u5.1.Tyr  4.2.Phe  4.5.Ly
    s  3.3.Hls、3.7゜Arg5.4であり、
    ポリアクリルアミドゲル電気泳動及びSD&ポリアクリ
    ルアミ)” ケル1[気泳動において共に単一のバンド
    を与え、単独では、白血球増多活性、ヒスタミン増感活
    性。 インスリン分泌促進活性のいずれも有しないが、サブユ
    ニット蛋白T234と組合せることによってインスリン
    分泌促進活性を発現しつるところの百日咳毒素のサブユ
    ニット蛋白T100゜ 3、 8DSポリアクリルアミドゲル電気泳動法による
    分子量が約10,000で、アミノ酸組成及び組成比(
    重鼠悌)が、Asp 9.0. Thr 4.7゜Ba
    r 13.0. Glu 16.5. (Jly 10
    J、 A1a5.2゜0782.6. Val 4.4
    . Met 3.0.工1e 3.6. Leu6.8
    . Tyr 3.6. Phe 4..8. Lys 
    4.0. Hls 3.8゜Arg 4,0であり、ポ
    リアクリルアミドゲル電気泳動及び13DSポリアクリ
    ルアミドゲル電気泳動において共に単一のバンドを与え
    、単独では、白血球増多活性、ヒスタミン増感活性。 インスリン分泌促進活性のいずれも有しないが、サブユ
    ニット蛋白T234と組合せることによってインスリン
    分泌促進活性を発現しつるところの百日咳毒素のサブユ
    ニット蛋白T500゜
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988002754A1 (en) * 1986-10-20 1988-04-21 Trion Forskning- Och Utvecklings Aktiebolag New peptides and applications thereof
WO1988004665A1 (en) * 1986-12-22 1988-06-30 Trion Forskning- Och Utvecklings Aktiebolag A new pertussis toxin derived polypeptide and applications thereof
EP0296765A2 (en) * 1987-06-24 1988-12-28 Teijin Limited Bordetella pertussis variants
JPS6485926A (en) * 1987-06-24 1989-03-30 Teijin Ltd Mutant of bordetella pertussis
US4849358A (en) * 1987-04-24 1989-07-18 The Research Foundation For Microbial Diseases Of Osaka University Method for culturing bordetella pertussis, a pertussis toxoid and a pertussis vaccine
EP0747058A1 (en) 1989-05-08 1996-12-11 Evans Medical Limited Acellular vaccine

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