JPS58220811A - 堅牢度のすぐれたポリエステル繊維含有染色物 - Google Patents
堅牢度のすぐれたポリエステル繊維含有染色物Info
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- JPS58220811A JPS58220811A JP57099386A JP9938682A JPS58220811A JP S58220811 A JPS58220811 A JP S58220811A JP 57099386 A JP57099386 A JP 57099386A JP 9938682 A JP9938682 A JP 9938682A JP S58220811 A JPS58220811 A JP S58220811A
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- polyethylene terephthalate
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ポリエステル繊維を少なくとも5%含有する
堅牢度の優れた染色物に関する。
堅牢度の優れた染色物に関する。
従llポリエステル繊維、特にポリエチレンテレフタレ
ート繊維は、その力学的性質の優秀さにより、それ、C
#身単独で使用されるか、又は他の合成繊維、化学繊維
および天然繊維と混用され、それらボ17エステル以外
の繊維の力学的性質の不足を補うぺ〈種々の用途に使用
されてbる。
ート繊維は、その力学的性質の優秀さにより、それ、C
#身単独で使用されるか、又は他の合成繊維、化学繊維
および天然繊維と混用され、それらボ17エステル以外
の繊維の力学的性質の不足を補うぺ〈種々の用途に使用
されてbる。
しかるにポリエチレンテレフタレート繊維は分散染、料
のみにしか親和性を有せず、分散染料とボ1ノエチレン
テレフタレートとは、主原子価結合(共有結合ンまたは
イオン結合のような強力な結 −、合をとらず、結
合力の弱い水素結合またはファンデアワールス結合をす
る。したがって堅牢度、とくに濃色において、界面活性
を有“讐る柔軟剤、制−、剤、平滑剤などを附着せしめ
たものは、分散染料が界面活性剤と親和性があるため、
界面活性剤中に引き出され、洗濯、摩擦、昇華などの堅
牢度が悪くなる。
のみにしか親和性を有せず、分散染料とボ1ノエチレン
テレフタレートとは、主原子価結合(共有結合ンまたは
イオン結合のような強力な結 −、合をとらず、結
合力の弱い水素結合またはファンデアワールス結合をす
る。したがって堅牢度、とくに濃色において、界面活性
を有“讐る柔軟剤、制−、剤、平滑剤などを附着せしめ
たものは、分散染料が界面活性剤と親和性があるため、
界面活性剤中に引き出され、洗濯、摩擦、昇華などの堅
牢度が悪くなる。
本発明者らは、この界面活性剤と分散染料および/N工
千レしテレフタレート繊維との王者)相互作用を、詳細
に検討し、特定の微細構造上の特徴をNjるポリエチレ
ンテレフタレート繊維が、分散染料で染色され、界□面
”活性剤で仕上加工された稜も前記の染色堅牢度を低下
しないことを見出し本発明に達した。
千レしテレフタレート繊維との王者)相互作用を、詳細
に検討し、特定の微細構造上の特徴をNjるポリエチレ
ンテレフタレート繊維が、分散染料で染色され、界□面
”活性剤で仕上加工された稜も前記の染色堅牢度を低下
しないことを見出し本発明に達した。
なお、従来よりポリエチレンテレフタレート繊維を少く
とも5ts含有する染色物は、染色後そのまま最終用途
に振向けられることは稀で、界面活性剤を含有する柔軟
加工、制電加工、吸水加工、あるいは防汚加工、平滑性
附与加工などが行なわれるのが普通である。
とも5ts含有する染色物は、染色後そのまま最終用途
に振向けられることは稀で、界面活性剤を含有する柔軟
加工、制電加工、吸水加工、あるいは防汚加工、平滑性
附与加工などが行なわれるのが普通である。
本発明の特徴は、ポリエチレンテレフタレート繊維を少
くとも5%含有する染色物において、該ポリエチレンテ
レフタレート繊維が実質的にポリエチレンテレフタレー
トのホモポリマーよリナリ、30℃における初期モジュ
ラスが509A以上であって分散染料で染色され、かつ (1) 測定周波数11QHzKThける力学的損失
正接(tan a )のピーク温度(Tmax) (’
C)が110°C以下 Ql) tanδのピーク値((tanδ)max)
が0.08以上なる関係を同時に満足することを特徴と
するポリエステル繊維含有染色物である。
くとも5%含有する染色物において、該ポリエチレンテ
レフタレート繊維が実質的にポリエチレンテレフタレー
トのホモポリマーよリナリ、30℃における初期モジュ
ラスが509A以上であって分散染料で染色され、かつ (1) 測定周波数11QHzKThける力学的損失
正接(tan a )のピーク温度(Tmax) (’
C)が110°C以下 Ql) tanδのピーク値((tanδ)max)
が0.08以上なる関係を同時に満足することを特徴と
するポリエステル繊維含有染色物である。
ここで実質的にポリエチレンテレフタレートのホモポリ
マーよりなるポリエステル繊維とは、繰返し単位がエチ
レンテレフタレートのみよりなる直鎖状重合体よりなる
繊維であるが、通常合成繊維に含まれる添加剤、例えば
艶消剤、安定剤、制電剤などが含まれてもよい。また繊
維の形状はモノフィラメント、マルチフィラメントのよ
うな長繊維及びその嵩為加工糸、トウ、ステーブルファ
イ・パー等の紡績原料などは勿論、不織布、皮革様物な
どの原料となる繊維も含む。また染色物とは浸染及び捺
染などの工程で染料がポリエチレンテレフタレート繊維
に染着されているものであって、その形態は、綿状、糸
状、編物状、織物状のものは勿論、不織布、皮革様物な
ども含まれる。
マーよりなるポリエステル繊維とは、繰返し単位がエチ
レンテレフタレートのみよりなる直鎖状重合体よりなる
繊維であるが、通常合成繊維に含まれる添加剤、例えば
艶消剤、安定剤、制電剤などが含まれてもよい。また繊
維の形状はモノフィラメント、マルチフィラメントのよ
うな長繊維及びその嵩為加工糸、トウ、ステーブルファ
イ・パー等の紡績原料などは勿論、不織布、皮革様物な
どの原料となる繊維も含む。また染色物とは浸染及び捺
染などの工程で染料がポリエチレンテレフタレート繊維
に染着されているものであって、その形態は、綿状、糸
状、編物状、織物状のものは勿論、不織布、皮革様物な
ども含まれる。
また分散染料とは、カラーインデックスに分散染料とし
て分類されたすべての分散染料及び、分散染料として市
販□されているものすべてを指す。
て分類されたすべての分散染料及び、分散染料として市
販□されているものすべてを指す。
従来、実質的にポリエチレンテレフタレートのホモポリ
マーよりなる繊維は、1500771/分附近の紡糸速
度で紡糸された未延伸糸を3〜5倍に延伸して製造して
いた。このような延伸糸は、極めて強固な無定形領域を
有し、測定周波数110Hzにおける力学的損失正接(
tanδ)のピーク値(Tmax)は125〜165℃
附近に、オリ、分散染料で160℃附近の高温下で染色
され、染色後のTmazも125〜135℃附近にある
。
マーよりなる繊維は、1500771/分附近の紡糸速
度で紡糸された未延伸糸を3〜5倍に延伸して製造して
いた。このような延伸糸は、極めて強固な無定形領域を
有し、測定周波数110Hzにおける力学的損失正接(
tanδ)のピーク値(Tmax)は125〜165℃
附近に、オリ、分散染料で160℃附近の高温下で染色
され、染色後のTmazも125〜135℃附近にある
。
また(tan a)maxは染色前が0.10程度の値
で染色後もほとんど変らない。
で染色後もほとんど変らない。
最近生産性の面から紡糸工程のみで延伸せずに繊維を得
る、いわゆるPOY′あるいは高速紡糸繊維と云った省
力化を図った方法が嫌々に採用されつ2ある。
る、いわゆるPOY′あるいは高速紡糸繊維と云った省
力化を図った方法が嫌々に採用されつ2ある。
POY ト称するものは、#1ぼ3000 m1分程度
の紡速で紡糸された繊維であって、延伸仮撚工程でもっ
て延伸と仮撚な同時に行ない嵩高糸を得るための原糸で
ある。仁のようなpoyより得られた嵩高糸の(tan
a)maxは染色前後において0.10附近、Tma
xは染色前後において120〜130℃である。
の紡速で紡糸された繊維であって、延伸仮撚工程でもっ
て延伸と仮撚な同時に行ない嵩高糸を得るための原糸で
ある。仁のようなpoyより得られた嵩高糸の(tan
a)maxは染色前後において0.10附近、Tma
xは染色前後において120〜130℃である。
また延伸仮撚工程を経ないPOYは(tan a )m
axが10、Tmaxは90°C附近にあるが染色中に
30チを越える収縮率を示し、染色前後において30’
Cにおける初期モジュラスは50 gA未満である。
axが10、Tmaxは90°C附近にあるが染色中に
30チを越える収縮率を示し、染色前後において30’
Cにおける初期モジュラスは50 gA未満である。
しかも引張強度は2辺以下、伸度は80チ以上あり衣料
用繊維としては実用に供されていない。
用繊維としては実用に供されていない。
また高速紡糸繊維すなわち紡速が4000 m1分〜8
000 m7分で紡糸され、延伸されていない繊維は、
(tanδ)rnaxは、おおむね0.10以上、Tm
ax!! 105〜115℃附近にあるが、100〜1
30°Cで染色された後の(tanδンmazは0.0
8〜0.11でTmaxは、115〜125℃になる。
000 m7分で紡糸され、延伸されていない繊維は、
(tanδ)rnaxは、おおむね0.10以上、Tm
ax!! 105〜115℃附近にあるが、100〜1
30°Cで染色された後の(tanδンmazは0.0
8〜0.11でTmaxは、115〜125℃になる。
すなわち染色中に熱水の作用により微細構造が変化する
。
。
したがって従来、染色されたポリエチレンテレフタレー
トのホモポリマーよりなる繊維で、本発明にいう如き、
初期モジュラスが50 f//eL以上、測定周波数1
1 Q Hzにおけるtanδのピーク温度Tmaxが
110℃以下で、(tanδ)maxが0.08以上の
ものは存在しなかった。
トのホモポリマーよりなる繊維で、本発明にいう如き、
初期モジュラスが50 f//eL以上、測定周波数1
1 Q Hzにおけるtanδのピーク温度Tmaxが
110℃以下で、(tanδ)maxが0.08以上の
ものは存在しなかった。
分散染料がポリエチレンテレフタレート繊維に染着する
のは、その非晶領域である。非晶領域の構造を表現する
特性値として、上記Tmaxと(tanδ)maxの値
が適切であるTmaxは通常ガラス転移温度の50℃高
温に位置し、(tanδ)maxは温度Tmax VC
おける熱運動の活溌化した無定形領域内の分子鎖のJi
K関係する。本発明において、Tmazおよび(tan
δ)maxは無定形領域内部の分子鎖のミクロブラウン
運動に原因して発現する力学吸収(αa吸収)に関する
値を意味する。したがって定性的には(tanδ)ma
xか大きいほど無定形領域量が多く、Tmaxが低いt
lど、無定形領域内の分子鎖のミクロブラウン運動が低
温で活溌化し、分散染料が低温で染まり易くなる。
のは、その非晶領域である。非晶領域の構造を表現する
特性値として、上記Tmaxと(tanδ)maxの値
が適切であるTmaxは通常ガラス転移温度の50℃高
温に位置し、(tanδ)maxは温度Tmax VC
おける熱運動の活溌化した無定形領域内の分子鎖のJi
K関係する。本発明において、Tmazおよび(tan
δ)maxは無定形領域内部の分子鎖のミクロブラウン
運動に原因して発現する力学吸収(αa吸収)に関する
値を意味する。したがって定性的には(tanδ)ma
xか大きいほど無定形領域量が多く、Tmaxが低いt
lど、無定形領域内の分子鎖のミクロブラウン運動が低
温で活溌化し、分散染料が低温で染まり易くなる。
また繊維の仕上剤としての界面活性剤も、ポリエチレン
テレフタレート繊維の(t、anδ)maxが大きいほ
ど、Tmaxが小さいほど低温で、該繊維内部に入りや
すくなる。 : 本発明者らは、分散染料及び、繊維仕上剤としての界面
活性剤が、ポリエチレンテレフタレート繊維内部へ浸透
、拡散する現象が(tanδ)maw及びTmaxと密
接に関係し、更に、染色堅牢度に与える影響を検討した
結果、本発明に達した。
テレフタレート繊維の(t、anδ)maxが大きいほ
ど、Tmaxが小さいほど低温で、該繊維内部に入りや
すくなる。 : 本発明者らは、分散染料及び、繊維仕上剤としての界面
活性剤が、ポリエチレンテレフタレート繊維内部へ浸透
、拡散する現象が(tanδ)maw及びTmaxと密
接に関係し、更に、染色堅牢度に与える影響を検討した
結果、本発明に達した。
すなわち、ポリエチレンテレフタレー)繊11dノ測定
周波数11 Q H2’における(tanδ)maxの
値が0.08以上で、かつ、Tmaxが110°C以下
であれば、分散染料の染着性がよく、また界面活性剤の
繊維内部への浸透性もよい。
周波数11 Q H2’における(tanδ)maxの
値が0.08以上で、かつ、Tmaxが110°C以下
であれば、分散染料の染着性がよく、また界面活性剤の
繊維内部への浸透性もよい。
染色堅牢度、特に湿摩擦堅牢度、外事堅牢度測定の場合
、従来の/ +7エチレンテレフタレート繊維は、仕上
加工剤としての界面活性剤が繊維表面忙附着し、繊維内
部へ殆ど浸透していないので、分散染料が、繊維表面に
のみ存在する界面活性剤中に拡散して、堅牢度が低下す
ると云う欠点がある。
、従来の/ +7エチレンテレフタレート繊維は、仕上
加工剤としての界面活性剤が繊維表面忙附着し、繊維内
部へ殆ど浸透していないので、分散染料が、繊維表面に
のみ存在する界面活性剤中に拡散して、堅牢度が低下す
ると云う欠点がある。
しかし、本発明におけるポリエチレンテレフタレート繊
維染色物を、界面活性剤で加工する際に界面活性剤が繊
維内部へ浸透しているため、染着、・: した分散染料は、繊維内部で界面活性剤との相互作用を
受けるため繊□維表面へ浸み出しにくい。更に本発明の
染色物は無定形領域内の分子鎖の運動が、湿摩擦堅牢度
および昇華堅牢度測定中の温度領域に於いて、従来のボ
11エチレンテレフタレート繊維よりも活溌で、染着し
た分散染料が無定形領域内のポリエチレンテレフタ−レ
ート分子鎖間においてあたかもホストゲスト現象の如く
より安定なコンホーメーションを取り、水素結合の数も
増加するものと思われる。したがって湿摩擦堅牢度、昇
華堅牢度がよくなる。
維染色物を、界面活性剤で加工する際に界面活性剤が繊
維内部へ浸透しているため、染着、・: した分散染料は、繊維内部で界面活性剤との相互作用を
受けるため繊□維表面へ浸み出しにくい。更に本発明の
染色物は無定形領域内の分子鎖の運動が、湿摩擦堅牢度
および昇華堅牢度測定中の温度領域に於いて、従来のボ
11エチレンテレフタレート繊維よりも活溌で、染着し
た分散染料が無定形領域内のポリエチレンテレフタ−レ
ート分子鎖間においてあたかもホストゲスト現象の如く
より安定なコンホーメーションを取り、水素結合の数も
増加するものと思われる。したがって湿摩擦堅牢度、昇
華堅牢度がよくなる。
なお、本発明におけるポリエチレンテレフタレート繊維
が、本来のすぐれた力学的性質を示すためには!10℃
における初期モジュラスが509A。
が、本来のすぐれた力学的性質を示すためには!10℃
における初期モジュラスが509A。
以上であることが必要である。また該ボIlエチレンテ
レフタレート繊維の混用割合は5チ以上必要であり、好
ましくは10%以上、より好ましくは20%以上である
。混用率が5%未満の場合は、染色物の力学的性質が悪
くなると共に、染色されタポリエチレンテレフタレート
繊維の堅牢度が、全体の染色物の堅牢度に及はす影響は
殆どない。
レフタレート繊維の混用割合は5チ以上必要であり、好
ましくは10%以上、より好ましくは20%以上である
。混用率が5%未満の場合は、染色物の力学的性質が悪
くなると共に、染色されタポリエチレンテレフタレート
繊維の堅牢度が、全体の染色物の堅牢度に及はす影響は
殆どない。
次に本発明の?リエステル繊維染色物の製造法を述べる
。。
。。
本発明の染色物を構成するポリエステル繊維は実質的に
ポリエチレンテレフタレートのホモ式11マーよりなる
重合物を紡速4000 m1分以上で紡糸し、250°
C附近の高温で、繊維の熱処理中の張力を0.1gA以
下で熱処理して得られる。この得られた繊維を、そのま
ま、又は仮撚糸、ステーゾルなどに常法によって行ない
、他の合成繊維、化学繊維、天然繊維などと交撚、混繊
、交編、交織、混紡など公知の方法でポリエステル繊維
の混用率が5チ以上になるよう混用するか、おるいはポ
リエステル繊維1oosの糸、織物、編物などを作成す
る。次に分散染料を用いて公知の方法で浸染または捺染
を行なう。なおこの染色工程は、公知の方法丁なわち1
20〜130’Cで浸染するか、同じ温度で印捺物を蒸
熱する方法以外に、本発明の染色物を構成するポリエチ
レンテレフタレート繊維が前記した如く染着性がよいこ
とから常圧下もしくは105℃附近の温度で染色または
蒸熱することが可能である。このように105℃以下で
染色すれば、アクリル、スパンデックス、羊毛など混用
する相手繊維の脱化を防ぎ、風合のよいもげが得られる
。−尚、他繊維と混用する場合、上記の如く混用した後
、染色する方式以外に、各各の繊維毎に別々に染色した
後に混用する方式もとられる。
ポリエチレンテレフタレートのホモ式11マーよりなる
重合物を紡速4000 m1分以上で紡糸し、250°
C附近の高温で、繊維の熱処理中の張力を0.1gA以
下で熱処理して得られる。この得られた繊維を、そのま
ま、又は仮撚糸、ステーゾルなどに常法によって行ない
、他の合成繊維、化学繊維、天然繊維などと交撚、混繊
、交編、交織、混紡など公知の方法でポリエステル繊維
の混用率が5チ以上になるよう混用するか、おるいはポ
リエステル繊維1oosの糸、織物、編物などを作成す
る。次に分散染料を用いて公知の方法で浸染または捺染
を行なう。なおこの染色工程は、公知の方法丁なわち1
20〜130’Cで浸染するか、同じ温度で印捺物を蒸
熱する方法以外に、本発明の染色物を構成するポリエチ
レンテレフタレート繊維が前記した如く染着性がよいこ
とから常圧下もしくは105℃附近の温度で染色または
蒸熱することが可能である。このように105℃以下で
染色すれば、アクリル、スパンデックス、羊毛など混用
する相手繊維の脱化を防ぎ、風合のよいもげが得られる
。−尚、他繊維と混用する場合、上記の如く混用した後
、染色する方式以外に、各各の繊維毎に別々に染色した
後に混用する方式もとられる。
次に本発明を構成するポリエチレンテレフタレート繊維
の力学的損失正接(tanδ)および60°Cにおける
初期モジュラスの測定法を示す。
の力学的損失正接(tanδ)および60°Cにおける
初期モジュラスの測定法を示す。
東洋ボールPウィン社製レオパイブロン(Rhe o
−vibron) DDV−1o型型動的外性測定装置
を用い、試料的0.1■、測定周波数110H2,昇温
速度10°C/分で乾燥空気中にて各温度におけるta
nδおよび動的弾性率を測定する。tanδ一温度曲線
からtanδのピーク温度(Tmax) (’C)と、
ピーク値((tan a)max)が得られる。また3
0°CKおける動的弾性率の値を読、みとり、それを3
0°C1 における初期モジュラスと定義する。
−vibron) DDV−1o型型動的外性測定装置
を用い、試料的0.1■、測定周波数110H2,昇温
速度10°C/分で乾燥空気中にて各温度におけるta
nδおよび動的弾性率を測定する。tanδ一温度曲線
からtanδのピーク温度(Tmax) (’C)と、
ピーク値((tan a)max)が得られる。また3
0°CKおける動的弾性率の値を読、みとり、それを3
0°C1 における初期モジュラスと定義する。
次に、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1
紡速400.Om/分で紡糸されたポリエチレンテレフ
タレート繊維75 t1/ 36 fを、250℃の空
気中で0.9秒間、糸に掛る張力を0−03 gAに規
制し熱処理した。この繊維を常法により天竺組織に編立
てた。次にこの編物をメタノール中に5分間浸漬して油
剤を除去し、風乾した。次いでこの編物を分散染料カヤ
ロンポリエステルルピンG L −S R(Kayal
on Po1yeeter Rubine G L −
8K日本化薬社製品名)6%owf 、 pH6、浴比
50倍、1.OO’C160分の染色条件で染色した後
、ナトリウムハイドロサルファイド19/l、苛性ソー
ダ11/lの混合水溶液中で80°Cで20分間洗浄し
た後水洗した。更に、ソルビタンモノラウレー) 19
/lの水溶液中に編物を浸漬し、直ちに二本のゴムロー
ラーよりなるマングルで絞り率10(Inで絞り、熱風
乾燥機中で100°Cで10分間乾燥した。
タレート繊維75 t1/ 36 fを、250℃の空
気中で0.9秒間、糸に掛る張力を0−03 gAに規
制し熱処理した。この繊維を常法により天竺組織に編立
てた。次にこの編物をメタノール中に5分間浸漬して油
剤を除去し、風乾した。次いでこの編物を分散染料カヤ
ロンポリエステルルピンG L −S R(Kayal
on Po1yeeter Rubine G L −
8K日本化薬社製品名)6%owf 、 pH6、浴比
50倍、1.OO’C160分の染色条件で染色した後
、ナトリウムハイドロサルファイド19/l、苛性ソー
ダ11/lの混合水溶液中で80°Cで20分間洗浄し
た後水洗した。更に、ソルビタンモノラウレー) 19
/lの水溶液中に編物を浸漬し、直ちに二本のゴムロー
ラーよりなるマングルで絞り率10(Inで絞り、熱風
乾燥機中で100°Cで10分間乾燥した。
また比較とし七紡速1500m/分で紡糸され、延伸温
度120℃でろ、5倍に延伸された通常のポリエチレン
テレフタレート繊維75 d/ 36 f ヲ、上記と
同様に天竺組織に編立て、メタノール中にて同様に油剤
を除去し、染色温度を125℃にした以外は同じ染色条
件で染色し、次いで同様な洗浄、ソルビタンモノラウレ
ート処理、乾燥を施した。同者の染着率は両方共85%
であった。
度120℃でろ、5倍に延伸された通常のポリエチレン
テレフタレート繊維75 d/ 36 f ヲ、上記と
同様に天竺組織に編立て、メタノール中にて同様に油剤
を除去し、染色温度を125℃にした以外は同じ染色条
件で染色し、次いで同様な洗浄、ソルビタンモノラウレ
ート処理、乾燥を施した。同者の染着率は両方共85%
であった。
これら両方の染色された編物の摩擦堅牢度及び昇華に対
する堅牢度試験をそれぞれJISL−0849、−08
54に準じて行なった結果を第1表に示す。
する堅牢度試験をそれぞれJISL−0849、−08
54に準じて行なった結果を第1表に示す。
またこの染色された編物より繊維を抜き出し、30℃に
おける初期モジュラス(R’30) 、Tmaz、およ
び(tanδ)maxの測定した値を同じく第1表に示
す。
おける初期モジュラス(R’30) 、Tmaz、およ
び(tanδ)maxの測定した値を同じく第1表に示
す。
第1表
第1表にみる如く本発明のポリエステル繊維染色物は、
従来のポリエステル繊維染色物に比べて摩擦堅牢度、昇
華堅牢度とも1級向上している。
従来のポリエステル繊維染色物に比べて摩擦堅牢度、昇
華堅牢度とも1級向上している。
実施例2
紡速5500 m1分で紡糸されたポリエチレンテレフ
タレート繊維75α/66fを、252°Cの空気中で
1,2秒間、糸に掛る張力を0.049Aに規制し熱処
理した。次にこの繊維を常法により仮撚加工し、仮撚糸
を得た、この仮撚糸と建染染料インダンスレンイx o
−30′FN (工ndanthreneYello
w 3GFW 、 O工Vat Yellow 12
、ドイツ連邦共和国バイエル社製品名) 1 % ow
fで染色された70番英式綿番手の綿糸を交互に給糸し
て22r−ジの丸編機でスムース組織の編地を得た。こ
の編地の混用率はエステル52%、木綿48%であった
。次いでとの編地を分散染料レゾリンブルー FBL
(Re5olin Blue FBL 、 Cより1
sperse Blue56、ドイツ連邦共和国バイエ
ル社製品名)6チowffi 、浴比40倍、pH6で
100°Cで60分間染色した。次いで、ナトリウムノ
\イドロサルファイ) 19/l 、苛性ソーダI V
lの混合水溶液中で80°Cで20分間洗浄した後水洗
した。更にポリオキシエチレンソルビタンオレエート(
HLB 15)0.1Vlの水溶液中に編物を浸漬し、
直ちに二本のゴムローラーよりなるマルグルで絞り率1
00チで絞り、熱風乾燥機中で100℃で10分間乾燥
した。
タレート繊維75α/66fを、252°Cの空気中で
1,2秒間、糸に掛る張力を0.049Aに規制し熱処
理した。次にこの繊維を常法により仮撚加工し、仮撚糸
を得た、この仮撚糸と建染染料インダンスレンイx o
−30′FN (工ndanthreneYello
w 3GFW 、 O工Vat Yellow 12
、ドイツ連邦共和国バイエル社製品名) 1 % ow
fで染色された70番英式綿番手の綿糸を交互に給糸し
て22r−ジの丸編機でスムース組織の編地を得た。こ
の編地の混用率はエステル52%、木綿48%であった
。次いでとの編地を分散染料レゾリンブルー FBL
(Re5olin Blue FBL 、 Cより1
sperse Blue56、ドイツ連邦共和国バイエ
ル社製品名)6チowffi 、浴比40倍、pH6で
100°Cで60分間染色した。次いで、ナトリウムノ
\イドロサルファイ) 19/l 、苛性ソーダI V
lの混合水溶液中で80°Cで20分間洗浄した後水洗
した。更にポリオキシエチレンソルビタンオレエート(
HLB 15)0.1Vlの水溶液中に編物を浸漬し、
直ちに二本のゴムローラーよりなるマルグルで絞り率1
00チで絞り、熱風乾燥機中で100℃で10分間乾燥
した。
また比較として、紡速15QQm/分で紡糸され、延伸
温度120°Cで6.5倍に延伸された後、仮撚加工さ
れた通常のポリエチレンテレフタレート仮撚糸を、上記
と同様に綿糸と交編し、染色温度を130°Cにした以
外は同じ染色条件で染色し、9いて同様な洗浄、ポリオ
キシエチレンソルビタンオレエートによる処理をした後
、乾燥した。両者の分散染料の染着率はそれぞれ88%
、87%であった。
温度120°Cで6.5倍に延伸された後、仮撚加工さ
れた通常のポリエチレンテレフタレート仮撚糸を、上記
と同様に綿糸と交編し、染色温度を130°Cにした以
外は同じ染色条件で染色し、9いて同様な洗浄、ポリオ
キシエチレンソルビタンオレエートによる処理をした後
、乾燥した。両者の分散染料の染着率はそれぞれ88%
、87%であった。
これら両方の染色された編物の摩擦堅牢度及び昇華堅牢
度を実施例1と同様に試験した。また染色された編物よ
りボII工千しンテレフタレート仮撚糸を抜き出、し、
r30 %Tmax 、 (tanδ)maxを測定
した。
度を実施例1と同様に試験した。また染色された編物よ
りボII工千しンテレフタレート仮撚糸を抜き出、し、
r30 %Tmax 、 (tanδ)maxを測定
した。
そ観らの値を第2表に示す。
第2表
第2表にみるごとく、本発明の染色物は比較として用い
た従来の染色物にくらべて、各堅牢度とも1〜1.5級
向上している・ 特許出願人 旭化成工業株式会社
た従来の染色物にくらべて、各堅牢度とも1〜1.5級
向上している・ 特許出願人 旭化成工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 少すくとも5チの1J!リエステル絨維を含有]る染色
物において、/I+エステル繊維か冥質的にポリエチレ
ンテレフタレートのホモポリマーよりなり、60℃にお
ける初期モジュラスが50μ以上であって、分散染料で
染色されており、かつ(1) 6I!I定周波数11
0Hzにおける力学的損失正接(tanδ)のピーク温
度(Tmax) (℃)か1100C以下、 01) tanδのピーク値((tan a )me
、x〕か0.08以上なる関係を同時に満足することを
特徴とする堅牢度のすぐれたポリエステル繊維含有染色
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57099386A JPS58220811A (ja) | 1982-06-11 | 1982-06-11 | 堅牢度のすぐれたポリエステル繊維含有染色物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57099386A JPS58220811A (ja) | 1982-06-11 | 1982-06-11 | 堅牢度のすぐれたポリエステル繊維含有染色物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58220811A true JPS58220811A (ja) | 1983-12-22 |
Family
ID=14246065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57099386A Pending JPS58220811A (ja) | 1982-06-11 | 1982-06-11 | 堅牢度のすぐれたポリエステル繊維含有染色物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58220811A (ja) |
-
1982
- 1982-06-11 JP JP57099386A patent/JPS58220811A/ja active Pending
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