JPS5822011B2 - 安定なダントロレンナトリウムの製剤 - Google Patents
安定なダントロレンナトリウムの製剤Info
- Publication number
- JPS5822011B2 JPS5822011B2 JP9525876A JP9525876A JPS5822011B2 JP S5822011 B2 JPS5822011 B2 JP S5822011B2 JP 9525876 A JP9525876 A JP 9525876A JP 9525876 A JP9525876 A JP 9525876A JP S5822011 B2 JPS5822011 B2 JP S5822011B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sodium
- dantrolene sodium
- stable
- dantrolene
- sodium formulation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はダントロレンナトリウム(Dantro−1e
ne Sodium)にアルカリ金属の正塩及び水素塩
からなる群から選択された1または2以上を配合してな
る安定なダントロレンナトリウム製剤に関する。
ne Sodium)にアルカリ金属の正塩及び水素塩
からなる群から選択された1または2以上を配合してな
る安定なダントロレンナトリウム製剤に関する。
ダントロレンナトリウムはヒダントイン環を有する持続
性の骨格筋弛緩剤であり、中枢神経系及びを髄疾患によ
る骨格筋の痙彎等に対して極めて有用な医薬である。
性の骨格筋弛緩剤であり、中枢神経系及びを髄疾患によ
る骨格筋の痙彎等に対して極めて有用な医薬である。
しかしダントロレンナトリウムは水に懸濁した場合、非
常に不安定で下式の如く急速に加水分解を受はヒダント
イン環が開裂する為、その活性が低下するという欠点を
有している。
常に不安定で下式の如く急速に加水分解を受はヒダント
イン環が開裂する為、その活性が低下するという欠点を
有している。
そこで本発明者等はダントロレンナトリウムの分解防止
について種々検討した結果ダントロレンナトリウムにア
ルカリ金属の正塩または水素塩の1または2以上を添加
することにより溶液中におけるダントロレンナトリウム
の分解が防止されるという新知見を見出した。
について種々検討した結果ダントロレンナトリウムにア
ルカリ金属の正塩または水素塩の1または2以上を添加
することにより溶液中におけるダントロレンナトリウム
の分解が防止されるという新知見を見出した。
本発明で用いられるアルカリ金属の正塩とは薬学上許容
されるものであって、たとえば、クエン酸ナトリウム、
コハク酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウ
ム、リンゴ酸ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム等であり、さらにアルカリ金属の水素塩とは炭酸水素
ナトリウム、リン酸二ナトリウム、リン酸二カリウム等
である。
されるものであって、たとえば、クエン酸ナトリウム、
コハク酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウ
ム、リンゴ酸ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム等であり、さらにアルカリ金属の水素塩とは炭酸水素
ナトリウム、リン酸二ナトリウム、リン酸二カリウム等
である。
本発明の製剤におけるダントロレンナトリウムとアルカ
リ金属塩との配合割合は、ITfLl中、ダントロレン
ナトリウム1〜50■に対し、アルカリ金属塩1〜50
■好ましくは2〜30m9であり、この際のpHは9〜
11である。
リ金属塩との配合割合は、ITfLl中、ダントロレン
ナトリウム1〜50■に対し、アルカリ金属塩1〜50
■好ましくは2〜30m9であり、この際のpHは9〜
11である。
本発明の製剤は、懸濁液として調整できるが、投与時液
剤とする粉末状あるいは顆粒状のドライシロップ(用時
懸濁型のシロップ剤を意味する)とすることもできる。
剤とする粉末状あるいは顆粒状のドライシロップ(用時
懸濁型のシロップ剤を意味する)とすることもできる。
次に本発明の製剤の安定効果を示す実験例を記す。
実験例
下記の各懸濁液を褐色シロップ瓶に充填し、40°C7
日間保存した後残存するダントロレンナトリウムを薄層
クロマトグラフィーにより分解物を分離後、吸光度法に
より測定した。
日間保存した後残存するダントロレンナトリウムを薄層
クロマトグラフィーにより分解物を分離後、吸光度法に
より測定した。
この結果から明らかなように本発明はダントロレンナト
リウムの加水分解を十分阻止する事ができる。
リウムの加水分解を十分阻止する事ができる。
なお、本発明の製剤は通常経口投与されるものであるか
ら、必要に応じてショ糖、マンニット及びソルビトール
等の甘味料カルボキシメチルセルロースナトリウム、メ
チルセルロース等の懸濁化剤、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ポリビニルピロリドン等の結合剤、パラオキシ
安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル等の保存
剤、食用色素等の着色剤、芳香剤、ポリオキシエチレン
七ノステアリン酸エステル(局方ステアリン酸ポリオキ
シル40)、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレイ
ン酸エステル(局方ポリソルベート80)等の界面活性
剤を添加してもよい。
ら、必要に応じてショ糖、マンニット及びソルビトール
等の甘味料カルボキシメチルセルロースナトリウム、メ
チルセルロース等の懸濁化剤、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ポリビニルピロリドン等の結合剤、パラオキシ
安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル等の保存
剤、食用色素等の着色剤、芳香剤、ポリオキシエチレン
七ノステアリン酸エステル(局方ステアリン酸ポリオキ
シル40)、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレイ
ン酸エステル(局方ポリソルベート80)等の界面活性
剤を添加してもよい。
実施例 1
精製水にショ糖25g、クエン酸ナトリウム850rn
9、パラオキシ安息香酸メチル200■を溶解し、ダン
トロレンナトリウム500rvを懸濁させた後、精製水
を加えて全量を10011Llとする。
9、パラオキシ安息香酸メチル200■を溶解し、ダン
トロレンナトリウム500rvを懸濁させた後、精製水
を加えて全量を10011Llとする。
実施例 2
精製水にシヨ糖25y1酒石酸カリウム1.13g1パ
ラオキシ安息香酸メチル200Tn9を溶解しダントロ
レンナトリウム500〜を懸濁させた後、精製水を加え
て全量を100m1とする。
ラオキシ安息香酸メチル200Tn9を溶解しダントロ
レンナトリウム500〜を懸濁させた後、精製水を加え
て全量を100m1とする。
実施例、3
精製水にショ糖25g1 コハク酸ナトリウム810■
、パラオキシ安息香酸メチル200■、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム1gを溶解しダントロレンナト
リウム500■を懸濁させた後、精製水を加えて全量を
100m1とする。
、パラオキシ安息香酸メチル200■、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム1gを溶解しダントロレンナト
リウム500■を懸濁させた後、精製水を加えて全量を
100m1とする。
実施例 4
精製水にショ糖25g1塩化ナトリウム580〜、パラ
オキシ安息香酸メチル200■を溶解しダントロレンナ
トリウム500■を懸濁させた後、精製水を加えて全量
1007nlとする。
オキシ安息香酸メチル200■を溶解しダントロレンナ
トリウム500■を懸濁させた後、精製水を加えて全量
1007nlとする。
実施例 5
ダントロレンナトリウム500ノη、り土ン酸ナトリウ
ム850〜、パラオキシ安息香酸メチル200■及び粉
糖23.:lに結合剤としてヒドロキシプロピルセルロ
ース150■を加えて顆粒剤とする。
ム850〜、パラオキシ安息香酸メチル200■及び粉
糖23.:lに結合剤としてヒドロキシプロピルセルロ
ース150■を加えて顆粒剤とする。
この顆粒剤に用時水を加えて1001717とする。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1l−((5−(T)−ニトロフェニル)フルフリリデ
ン〕アミン)ヒダントインナトリウム水和物(以下、ダ
ントロレンナトリウムと略す)にアルカリ金属の正塩及
び水素塩からなる群から選択された1または2以上を配
合してなる懸濁した場合のpHが9〜11である安定な
ダントロレンナトリウム製剤。 2 ドライシロップまたは懸濁液である特許請求の範囲
第1項記載の安定なダントロレンナトリウム製剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9525876A JPS5822011B2 (ja) | 1976-08-10 | 1976-08-10 | 安定なダントロレンナトリウムの製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9525876A JPS5822011B2 (ja) | 1976-08-10 | 1976-08-10 | 安定なダントロレンナトリウムの製剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5320413A JPS5320413A (en) | 1978-02-24 |
JPS5822011B2 true JPS5822011B2 (ja) | 1983-05-06 |
Family
ID=14132727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9525876A Expired JPS5822011B2 (ja) | 1976-08-10 | 1976-08-10 | 安定なダントロレンナトリウムの製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822011B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62185408U (ja) * | 1986-05-13 | 1987-11-25 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5425425U (ja) * | 1977-07-22 | 1979-02-19 | ||
US7758890B2 (en) | 2001-06-23 | 2010-07-20 | Lyotropic Therapeutics, Inc. | Treatment using dantrolene |
WO2005013919A2 (en) * | 2003-03-04 | 2005-02-17 | Lyotropic Therapeutics, Inc. | Treatment using dantrolene |
MX2018004033A (es) | 2015-10-20 | 2018-07-06 | Braun Melsungen Ag | Composicion acuosa que contiene dantroleno. |
JPWO2020049670A1 (ja) | 2018-09-06 | 2021-08-12 | シミックホールディングス株式会社 | ダントロレン水性製剤及びその調製方法 |
-
1976
- 1976-08-10 JP JP9525876A patent/JPS5822011B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62185408U (ja) * | 1986-05-13 | 1987-11-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5320413A (en) | 1978-02-24 |
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