JPS58219054A - スクリ−ン印刷機における印刷テ−ブルの負圧吸引構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は印刷テーブル上で所定の印刷位置に位置決めし
た印刷配線基板用薄板材料をその位置決めした状態のま
ま負圧吸引作用によって印刷テーブル上に確保するよう
にしたスクリーン印刷機における印刷テーブルの負圧吸
引構造の改良に関する。

従来、印刷テーブル上へ連続、自動的に搬入される薄板
材料をその印刷テーブル上で所定の印刷位置に位置決め
し、その位置決めした状態を確保するには一般に負圧吸
引力を利用する場合が多い。

しかして、従来の印刷テーブル上での負圧吸引構造は印
刷テーブル面と同一面においてその吸着部が開口してい
るものがほとんどである。このように、吸着部が印刷テ
ーブル面と同一面で開口しているものでは、搬入される
材料が成る部分に歪みを有するようなものの場合、当該
歪み部分は印刷テーブル面の吸着部と成る距離、離間す
ることになり、この離間距離が大きいときは十分な負圧
吸引作用が期待できず、正常なスクリーン印刷が行なえ
ない場合が生じる（第６図参照）。

本発明は以上のような従来技術にみられる欠点を解消し
ようとするものであって、印刷テーブル面に設けた負圧
吸引部に印刷テーブル面から突出するとともにその印刷
テーブル面に対して上下動可能にした材料吸着部を取利
け、歪み部分を有する材料であってもこれを印刷テーブ
ル面に密接させることのできる印刷テーブルにおける負
圧吸引部の実現を意図している。

以下、本発明の実施例を図面を参考にして説明する。第
１図および第２図は印刷配線基板用の薄板材料Ｍが連続
、自動的に搬入されるスクリーン印刷機の印刷テーブル
１についての説明図である。

印刷テーブル１上へ搬入された材料Ｍは所定の印刷位置
に位置決めされた後、この位置決め状態を負圧吸引部２
の負圧吸引作用によって印刷テーブル１上に確保される
ことになる。４は材料Ｍの進行方向の位置を規制するス
トッパーでありまた、５と６は進行方向に対して直角方
向の位置を規制する固定位置規制部材と、移動位置規制
部材である。進行方向の位置が規制された後、固定位置
規制部材５に対し移動位置規制、部材６が移動して進行
方向に対する直角方向の位置が規制される。材　′料Ｍ
の位置規制が終ると、印刷テーブル１はそのテーブル面
が材料搬送具７より上に位置するまで上昇するようにし
である。印刷終了後、印刷テーブル１がその表面を材料
搬送具７より下方に位置するまで下降するように構成し
であることは勿論である。図中、Ｓは電気回路のパター
ンがほどこされたスクリーン版でありまた１、ｓｑはス
キージである。材料Ｍの位置決め状態の確保は印刷テー
ブル１に設けた負圧吸引部２によって行なわれるが、こ
の印刷テーブル１に設けた負圧吸引構造をより詳細に説
明したものが第５図〜第１０図である。印刷テーブル１
に設けられる負圧吸引部２は適宜な構造のものであって
よく例えば、印刷テーブル１面に直接、開口する通気孔
２ａであっても（第５図（１）（２）参照）あるいはま
た、印刷テーブル１上の適宜な位置で負圧吸引作用を期
待するという観点から改良が加えられた次のような負圧
吸引部２であってもよい。

一つは印刷テーブル１に成る深さの溝８を穿設し、この
溝８内に負圧吸引口９を設けるとともに負圧吸引口９を
溝８内を移動する通気用部材１０に閉塞用部材１１を適
宜、組合せて開閉し・印刷テーブル１上の所望の位置で
負圧吸引作用を期待するものであって、この場合の負圧
吸引部２は負圧吸引口９と連通する通気用部材１０の通
気孔２ｂということになる。

また、他の一つは印刷テーブル１に設けた溝８内を負圧
空気供給源（図示せず）と供給パイプＰを介して連通す
る負圧吸引部材１２が移動自在に装着されている構造の
ものであって、この場合における負圧吸引部２は負圧吸
引部側１２の通気孔２ｃとい゛うことになる。印刷テー
ブル１に設けた負甲吸引部２には材料吸着部３が取付け
られるが、この材料吸着部３は印刷テーブル１面から突
出するものであり、また負圧吸引部２の負圧吸引作用に
よって印刷テーブル１面に対して上下移動可能であって
、薄板材料Ｍを印刷テーブル１而に確保できるものでな
くてはならない。しかして、この材料吸着部３自体の構
造や、その負圧吸引部２への取付構造はこれを適宜に定
めてよく要すれば、印刷テーブル１の負圧吸引部２と確
実に連通し、その開口部３ａが印刷テーブル１面から突
出するとともに負圧吸引部２の負圧吸引作用を介して印
刷テーブル１面に対して上下移動可能なものでありかつ
、吸着した材料Ｍを印刷テーブル１面に確保できるもの
であればよいということである（第４図〜第１０図参照
）。

ここで挙げた例での材料吸着部３は簡便に伸縮性かえら
れかつ、耐久性の点でも優れているということからゴム
材により構成しである（第４図（１）参照）。ゴム材に
よるものの場合、負圧吸引部２への取付構造は圧入嵌着
又は接着によって簡単に取付けられるというメリットも
ある。つまり、ゴム材からなる材料吸着部３は第５１ｍ
（１）に示すものの場合には通気孔２ａの内周面に接着
手段によって取付けるのが簡便でよくまた、第５図（２
）、第７図および第９図の負圧吸引部２の場合にはその
通気孔２ｂ、２ｃの開口部にそれぞれ圧入又は接着によ
って取付けるのが簡便である。

第４図（２）は材料吸着部３の変形例について説明した
ものであるが、材料吸着部３はホルダー１３内でコイル
スプリング１４を介してその軸方向で上下に移動可能に
しである。図中、１５は先に挙げた負圧吸引部またる各
通気孔２ａ、２ｂ、２Ｇとの連通孔である。しかして、
この材料吸着部３の負圧吸引部２への取付けは、ホルダ
ー１３ごと通気孔２ａ、２ｂ、７ｃへ圧入又は接着によ
って嵌着してやればよい（第５図、第７図、第９図参照
）。この場合、ホルダー１３の連通孔１４が負圧吸引部
２と確実に通じることが必要であることは勿論である。

材料吸着部３は先記のとおり負圧吸引作用によって印刷
テーブル１面に対して上下移動するが、負圧吸引力が材
料Ｍ面との間に作用するとき印刷テーブル１面へ下降し
、その負圧吸引力が解除されたときはまた、印刷テーブ
ル１面から突出した状態に戻るものである。

印刷テーブル１面に下降したさい、材料吸着部３の開口
部３ａ端而は好ましくは、印刷テーブル１面と同一面に
なるようにし：ておくとよいが、必要に応じて印刷テー
ブル１面から成る距離をおいた位置で停止するようにし
ておいてもよい。要すれば、材料吸着部３は先記のとお
り負圧吸引部２の負圧吸引作用によって印刷テーブル１
面から成る距離、突出した位置で材料Ｍを吸着し、これ
を印刷テーブル１面上の所定の位置に確保できるもので
あればよい。

本発明は以上のとおり、スク、リーン印刷機の印刷テー
ブルに設けた負圧吸引部に印刷テーブル面から突出する
材料吸着部を取付けるとともに、この材料吸着部を印刷
テーブル面に対して上下移動可能にする構成からなるの
で、材料吸着部は常に印刷テーブル面より高い位置で材
料面と接触できることになり、搬入される材料に歪みが
あっ□てもこれを安全、確実に印刷テーブル面に確保で
きるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の印刷テーブルについての説明
図で、第１図がその上面図、第２図が側断面図である。 第・６図は従来例の説明図、第４図は材料吸着部の説明
図であって、第４図（１）はゴム材から構成した例で、
第４図（２）はその変形例である。第５図（１）　、　
（２）は負圧吸引部を印刷テーブルに直接、設けた場合
の例であって、第６図は第５図の上面説明図、第７図お
よび第８図は印刷テーブルに設けた負圧吸引口を通気用
部材と閉塞用部材を用いて印刷テーブルの適宜な位置で
負圧吸引作用を期待する場合の負圧吸引部についての説
明図で、第８図は第７図の上面図、第９図および第１０
図は負圧吸引部材を適当に移動させて印刷テーブルの適
宜な位置で負圧吸引作用を期待する場合の負圧吸引部に
ついての説明図であって、第１０図は第９図の上面図で
ある。 １・印刷テーブル、２・・負圧吸引部、２ａ。 ２ｂ　、　２ｃ・・・通気孔、３・・・材料吸着部、８
　溝、９・・・負圧吸引口、１０・・通気用部材、１１
・閉塞部材、１２・・・負圧吸引部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印刷テーブル上へ搬入される材料をその印刷テーブル上
   で負圧吸引作用を奏する負圧吸引部によって所定の位置
   に確保するスクリーン印刷機における印刷テーブルの負
   圧吸引構造において、前記負圧吸引部に前記印刷テーブ
   ル面から突出する材料吸着部を取付けるとともに当該材
   料吸着部を前記印刷テーブル面に対して前記負圧吸引部
   の負圧吸引作用によって上下移動可能にしたことを特徴
   とするスクリーン印刷機における印刷テーブルの負圧吸
   引構造。