JPS58218248A - 誤り回復方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は複数の地球局が通信衛星を共用する予約方式
で、効率よく通信を行うための誤り回復方法に関するも
のである。

衛星通信システムの構成図を第１図に示す。第１図にお
いて、（１）は通信衛星、　　（２ａ）！（２ｂ）は地
球局Ａ、　　Ｂを示している。地球局Ａ（２ａ）、　Ｂ
（２ｂ）は同一の衛星回線を用い、データを一定長以下
のパケットと呼ばれる単位に区切り、これに宛先情報′
　を伺与し電波に乗せて送信する。電波は１パケット分
連続したバーストとなって通信衛星（１）に進み。

通信衛星（１）はこのバーストを受信して周波数変換お
よび増幅し、地上に送り返ｊ。地球局Ａ（２ａ）。

Ｂ　（２ｂ）はバーストを受信し、宛先情報により自局
宛のバーストは取込み、他局宛のバーストは棄却する。

このようにして地球局間で通信衛星（１）を経由した通
信が行われるが、送信側で送信したものがいつでもその
まま正しく受信側に受信されるということはな（、ラン
ダムに誤りか発生しパケットが紛失することがある。そ
こでこのような誤りを回復する方法の１つとして従来以
下に説明するＨＤＬＯ手順により誤り回復を行う方法が
用いられて℃・る。

第２図は従来の予約方式とＨＤＬＣ手順により誤り制御
を行う方法を組合わせた場合の動作を示しており、（３
）は地球局の送信時点、（４）は地球局の受信時点、（
５）はサイクル、（６）はデータ領域、（７）は予約領
域、（８）はデータスロツト、（９）は予約スロット、
（１０）は小スロット、（１１）はラウンドトリップ伝
搬遅延時間、（１２）はＳＲＥＪフィルム、Ｓ１〜Ｓ３
は小スロット番号、Ｐ１〜Ｐ４は地球局Ａ（２ａ）から
Ｂ（２ｂ）へ宛られたパケット、（１６）は送信サイク
ル、（１７）は受信サイクルである。

衛星回線は通信衛星（１）上でバーストが十分入る大き
さのスロットと呼ぶ単位に時間を分割して使用し、各地
球局はバーストをこのスロットの中に入るように送信す
る。予約方式では一定数の連続したスロットを集めてサ
イクル（５）を構成し、さらに１サイクル（５）はデー
タ領域（６）と予約領域（７）に分割して使用する。以
下の説明でデータ領域（６）のスロットをデータスロッ
ト（８）、予約領域（７）のスロットを予約スロット（
９）と呼ぶ。予約スロット（９）はさらに短かい小スロ
ット（１０）に分割して使用する。

第２図では６スロツトを集めて１サイクル（５）を構成
し、そのうち２スロツトを予約領域（７）、　　４スロ
ツトをデータ領域（６）とし、１予約スロツト（９）を
２小スロツト００）に分割して用いる場合を示している
。ここで予約値域（７）の先頭の小スロツト（１０）は
全体の同期をとるために特別に用いられ、残りの小スロ
ット（１０）がシステム内のすべての地球局に固定的に
割当てられている。第２図では地球局Ａ（２ａ）、Ｂ（
２ｂ）にそれぞれ小スロット番号Ｓ１．Ｓ２の小スロッ
ト（１０）を割当てている。通信はサイクル（５）内の
データスロット（８）を用いてパケットを含むバースト
を送信することにより行われるが、予約方式ではデータ
スロット（８）は予約しなければ使用できない。

第２図での動作を説明する。第ｎ送信サイクル０ｅのデ
ータ領域（６）を用いて、地球局Ａ（２ａ）よりＢ　（
２ｔ））に宛てバケツ）ＰＩ〜Ｐ４を送信している。

（この送（ｇでスロットはこれ以前の予約により割当て
られたとしている。） ラウンドトリップ伝搬遅延時間αυだけ遅れた第ｎ受信
サイクル（１７ｊに、地球局Ｂ　（２ｂ）はパケットＰ
１〜Ｐ４を受信するがパケットＰ３に誤りが発生してい
る。このため地球局Ｂ　（２ｂ）は地球局Ａ　（２ａ）
に宛てパケツ）　Ｐ３　のみの再送を要求するＳＲＫ、
Ｔフレームロ邊を送信する。この５ＲＫＪフレーム収邊
を送信す′るために地球局Ｂ　（２ｂ）は１スロツト分
の予約を送信する必要がある。パケットＰ３の紛失が検
出されるのは、第（ｎ−１−１）送信サイクルが開始し
ているあとのため、第（ｎ＋２）送信サイクルに予約を
送信する。地球局Ｂ　（２ｂ）は予約によって第（ｎ−
４−３）送信サイクルのデータスロット（８）を割当て
られこれを用いて、地球局Ａ　（２ａ）に宛てＢＲＫＪ
フレームＵを送信する。地球局Ａ　（２ａ）は第（ｎ＋
３）受信サイクルで５ＲＥＪフレームＩを受信し、パケ
ットＰ３を送信しようとする。このためまた１スロツト
分の予約を送信する必要がある。

地球局Ａ　（２ａ）がＳＲＥ、Ｔフレーム（Ｉ′ＩＪを
受信した時点では、第（ｎ−４−４）送信サイクルが開
始していないので第（ｎ−４−４）送信サイクルに予約
を送信する。地球局Ａ　（２ａ）は予約によって第（ｎ
−４−５）送信サイクルのデータスロット（８）を割当
てられこれを用いて、地球局Ｂ　（２ｂ）に宛てバケツ
）　Ｐ３　を送信する。地球局Ｂ（２１））は第（ｎ−
１−５）受信サイクルにバケツ）　Ｐ３を受信する。

以上、バケツ）Ｐ３が再送されるまでの動作を説明した
。

このよ゛うに従来の方法では紛失したノ（ケラトの再送
が行われるが、最初にバケツ）Ｐ１〜Ｐ４が第ｎ送信サ
イクルで送信されてから第（ｎ＋５　）受信サイクルに
再送されたバケツ）Ｐ３を受信するまで５サイクル要し
、誤りを回復するのに時間がかかるという欠点、また８
ＲＦ、Ｊフレーム（Ｉ邊を送信するために余計にスロッ
トが消費される欠点があった。

この発明はこのような欠点を解決するため、予約送信時
に一定時間過去のサイクル（５）の自局宛のパケットを
受取ったか否かの応答情報を予約情報に付与して送信す
ること、およびすべての局の応°　　答情報を受信し自
局が送信したパケットの宛先局の応答情報を見て、当該
パケットが受取られていないＸきそのパケットを再送す
ることを特徴とし。

その目的は伝送したパケットに誤りが生じたとき。

誤りを回復するまでの遅延時間が少なく再送要求に要す
る情報が少ない通信を実現することにある。

第３図は予約方式におけるアクセス制御に誤り回復を取
入れたこの発明の動作を示している。０は応答情報、　
（１４）は予約情報、０！９は応答情報ビット。

□ ＤＳＩ〜ＤＳ４はデータスロット番号、’ＲＢ１〜ＲＢ
４は応答情報ビット番号である。。

応答情報α騰は応答情報ピットα啼から構成される。

応答情報ビットαつの個数は１サイクル（５）のデータ
スロット（８）の個数と同じで、応答情報ビットＲＢ１
はデータスロットＤＳ１に、　　Ｒｂ２はＤＳ２にとい
うように応答情報ピッＨ！９とデータスロット（８）を
１対１に対応させる。第３図では１サイクル（５）のデ
ータスロット（８）の個数は４個であるので、応答情報
ａ１は４個の応答情報ビットα９から構成されている。

各局は第ｎ送信サイクルαηに受信した各パケットに対
し、応答情報α急を次のように作成する。自局宛に送ら
れたバケツ・トを正しく受取った時には１゜正しく受取
らなかった時には０をデータスロット（８）に対応する
応答情報ビットａＳに入れる。（また。

自局宛でないデータスロット（８）に対応する応答情報
ビット（Ｉ！１９には０を入れる。）すなわち、応答情
報ピッ）ＲＢＩにはデータスロツ）Ｄ８１のパケットに
対する応答が入り、　　Ｒｂ２にはＤＥＩ２のパケット
に対する応答が入るというように応答情報α濁が搾成さ
れる。この応答情報０は□ 第（ｎ＋２　）送信ザイ１クルに、予約情報ｏ４に付加
され送信される。各局はラウンドトリップ伝搬遅延時間
ａυだけ遅れた第（ｎ＋２　）受信サイクルに全局の応
答情報α傍を受取り、第ｎ送信サイクルに自局が宛た局
からの応答情報α沸の中で、パケットを送信したデータ
スロット（８）に対応する応答情報ビットα場が００時
、そのパケットを再送する。

第３図で動作を説明する。第２図と同様に第ｎ送信サイ
クルに、地球局Ａ　（２ａ）から地球局Ｂ　（２ｂ）に
宛てパケットＰ１〜Ｐ４を送信し、第ｎ受信サイクルに
地球局Ｂ　（２ｂ）はバケツ）Ｐｌ〜Ｐ４を受信するが
、パケットＰ３に誤りが発生している。地球局Ｂ　（２
１））は次のように応答情報ａ漕ヲ作成する。データス
ロットＤＢ１　、ＤＳ２　、ＤＳ４　Ｋ入っているバケ
ツ）　ＰＩ　、　Ｐ２　、　Ｐ４は自局宛でこれらを受
取またので応答情報ビットＲＢ１　、　Ｒｂ２　、　Ｒ
ｂ４を１とする。データスロツ）ＤＳ３に入っているバ
ケツ）Ｐ３は誤りがあるのでこれを棄て、応答情報ビッ
トＲＢ３を０とする。このように作成した応答情報α罎
を第（ｎ＋２　）送信サイクルに予約情報αやに付与し
送信する。第（ｎ＋２５受信サイクルに。

地球局Ａ（２ａ）は第ｎ送信サイクルでデータスロッ）
ＤＢ１〜ＤＳ４を用いて地球局Ｂ　（２ｂ）宛にバケツ
）Ｐ１〜Ｐ４を送ったので、地球局Ｂ　（２ｂ）の応答
情報（Ｉ：１の応答情報ピッ）ＲＢＩ〜ＲＢ４　を検査
する。

Ｒｂ２が０となっているので、これに対応するデータス
ロットＤＳ３に入っていたバケツ）Ｐ３’ｉ再送する。

応答情報（１３を受取り、調査しても第（ｎ−４−６）
送信サイクルは開始していないので、地球局Ａ　（２ａ
）は第（ｎ＋３）送信サイクルにバケツ）Ｐ３のための
予約を送信する。予約によって第（ｎ−４−４）送信サ
イクルのデータスロット（８）を割当てられこれを用い
て、地球局Ｂ　（２ｂ）に宛てバケツ）Ｐ３を送信する
。地球局Ｂ　（２ｂ）は第（ｎ＋４）受信サイクルにパ
ケットＰ３を受信する。

以上がこの発明に係る誤り回復方法の動作例で。

最初にパケットＰ１〜Ｐ４を第ｎ送信サイクルで送信し
てから第（ｎ＋４　）受信サイクルに再送されたパケッ
トＰ３を受信するのに４サイクル（５）要し。

ＨＤＬＣ手順により誤り制御な貢う方法より１サイクル
（５）遅延時間が少ないことがわかる。また再送要求の
際、要求するパケットと宛先局を指定する必要がなく、
応答情報α場が短いこともわかる。

なお９以上は通信衛星を利用した通信の場合について説
明したが、この発明はこれに限らず無線パケット通信や
端末をマルチポイントに接続してパケット通信を行う場
合に使用してもよい８以上のように、この発明に係る誤
り回復方法では回復するまでの遅延時間が少なく、再送
要求に要する情報が少ない通信を実現できる利点がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は衛星通信システムの構成図、第２図は従来の予
約方式におけるＨＤＬＯ手順により誤り制御を行う方法
の動作を示す図　第３図は予約方式におけるアクセス制
御に誤り回復を取入れたこの発明の動作を示す図である
。 図中、（１）は通信衛星、・（２ａ）　、　（２ｂ）は
それぞれ地球局Ａ、　　Ｂ、　（３）は送信時点、（４
）は受信時点、（５）はサイクル、（６）はデータ領域
、（７）は予約領域、（８）はデータスロツ）、＋９１
は予、約スロット、　（ＩＩは小スロ１１ ット、αυはラウンドトリニップ伝搬遅延時間、ａａは
ｅＲＥＪフレーム、α罎は応答情報、　（１４）は予約
情報。 ０啼は応答情報ピット、ａｓは送信サイクル、　（１？
）は受信サイクル、　　８１〜Ｓ４は小スロツト番号、
　　Ｐ１〜Ｐ４は地球局Ａから地球局Ｂへ宛られたパケ
ットＤＩ９１〜ＤＳ４はデータスロット番号、　　ＲＢ
Ｉ〜ＲＢ４は応答情報ビットである。 なお１図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人　　葛　野　信　− 、・↓ □ 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 単一の通信回線を一定時間長のスロットに時分割し、連
   続した一定数のスロットでサイクルを構成し、１サイク
   ル内のスロットを予約スロットとデータスロットに分け
   １通信局が予約スロットでデータスロットの割当てを要
   求する予約を送信し。 受信された全体の予約からデータスロットが通信局に割
   当てられ、このデータスロットでパケットと称する単位
   に区切られた情報を送信し、送信したパケットに誤りが
   生じた時、受信局が送信局に再送を要求する誤り回復に
   おいて、１サイクルの各データスロットに対応した応答
   情報を予約に付与する手段と、予約送信時に一定時間過
   去のサイクルのデータスロットについて、そのデータス
   ロットで自局宛のパケットを受取ったときは、そのスロ
   ットに対応する応答情報を１とし、受取らなかったとき
   は０として予約を送信する手段と、すべての局の応答情
   報を受信して自局が送信したパケットの宛先局の応答情
   報を見て、当該パケットを送信したデータスロットに対
   応する応答情報が０であればそのパケットを再送する手
   段とを設けてなることを％徴とする誤り回復方法。